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indigo la End
ゲスの極み乙女。
美しいメロディを軸とした完成度の高い「歌」を作るロックバンドindigo la End。そしてプログレ、ヒップホップを基調としつつ刺激的なサウンドを生み出す、ゲスの極み乙女。。その両バンドで作詞作曲を手がける司令塔というべき存在が、ボーカル・ギターの川谷絵音だ。4月2日にindigo la End『あの街レコード』と、ゲスの極み乙女。『みんなノーマル』を同時リリースしてメジャーデビューを果たす彼が、自身の創作スタンスと、現在のバンドシーンについて語った。
「indigo la Endは、一度バンドシーンに入る必要があると感じた」
――indigo la Endの『あの街レコード』とゲスの極み乙女。の『みんなノーマル』は、同時に録っていたのでしょうか。
川谷:時期はズレていましたね。indigoは3月にインディーズで出すつもりで、先に作っていて、完パケしてからゲスの方を作っていきました。indigoとしては、1年間リリースをしていなかったので今回が勝負作のつもりで。それでindigoとゲスのレコーディングの狭間の12月あたりに「一緒に出したら、面白いんじゃない?」という話になったんですよね。
――同時にかなり方向性の違う作品を出すところが面白いのですが、まずはindigo la Endの勝負作『あの街レコード』について。この作品は普遍性のあるポップソングを志向していて、粒ぞろいの楽曲が揃った印象です。
川谷:indigoでは前作のフルアルバムの『夜に魔法をかけられて』で、自分たちの中でやりたいことが出せたと感じていたんですけど、複雑なこともやっていたからか、あまり理解されなかったように思っていて。で、そのフラストレーションを感じつつ、この1年間ゲス(の極み乙女。)でたくさんCDを出しました。その中でいろいろと考えて、歌を伝える作品を作って、バンドシーンに一度しっかり入りたいと思ったんですよね。indigoは今のシーンから少し距離を置いた作品が多かったので、一度バンドシーンを通過する意味で、開けた作品を作るために歌を中心にしました。だからポピュラリティがあるんだと思います。
――「バンドシーンに入っていく」というのは、具体的にはどういうイメージですか?
川谷:僕が思うindigoの最終目標はくるりやクラムボンのように、ポップだけれど自分たちのやりたいことをやって唯一の位置づけになることです。彼らは一度、ライブ中心のバンドシーンを通過した上でそこにいると思うので、自分たちにもそれが必要だと思ったんです。それで押し出したindigoの強みは歌とギターでした。特に長田くんのここまで歌っているギターは、他であまりないと思うんです。その違いはわかってほしいですね。歌に関しては、1年間ゲスをやって、少し主観的な視点で自分を出したいと思って。明確に歌いたいものがあったわけではないですけど、そういう意味でストレートに伝わるものを作りました。indigoはゲスよりも歌を大事にしていて、言葉の伝わり方が疎かになるのは嫌だったんです。
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