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日銀資金供給量 大規模緩和前より73兆円増
4月2日 10時33分

日銀が市場に供給しているお金の量を示す「マネタリーベース」は、デフレ脱却に向けた大規模な金融緩和によって、先月末時点でおよそ220兆円と、1年前に導入した大規模緩和の前に比べて73兆円余り増え、日銀の目標に沿った増加幅になっています。

マネタリーベースは、世の中に出回っている紙幣と硬貨に、民間の金融機関が日銀に預けている資金である「当座預金」の残高を合わせたものです。
日銀の発表によりますと、先月末時点のマネタリーベースは219兆8855億円で、前の月よりも15兆1000億円余り増えて過去最高を更新しました。
日銀は去年4月にデフレ脱却に向けて大規模な金融緩和を導入するにあたり、マネタリーベースが、年間およそ60兆円から70兆円増えることを目標に掲げて国債などの買い取りを行っています。
マネタリーベースは、大規模緩和の導入前の去年3月末時点と比べると73兆8000億円余りの増加と、日銀の目標に沿った増加幅になっています。
日銀は今後も大規模緩和を継続し、ことしの年末にはマネタリーベースを270兆円まで増やす計画です。

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