もうすぐ自分を取り返せるかもしれないので。
わかってきた事をつらつら書いてみる。
私は今まで何て恐ろしい人を頼りにしていたんだと思ってぞっとした。
それと同時に、すごく泣きたくなった。
母親から愛されていると思っていたのに、裏切られた気分だった。
ぼろぼろ涙がこぼれてきて、めがねの内側がびちゃびちゃになった。
母は、私を愛していたんじゃない。
自らがアル中の祖父から愛されず厳しく育てられたように、同じことを私にしているんだ。
やたらと世間体を気にする人だった。
私が何かミスをする度、「それは世間では恥ずかしいこと」「許されないこと」と言われた。
母の中で、"世間"は絶対なんだろう。
「これはあんたのためなんだからちゃんと言うことを聞きなさい」
「そんなデカいケツしやがって本当に気持ち悪い」
「顔が暗いしブサイク」
愛している、あなたのためと言いながら、私を否定する二重構造にずっと惑わされていたけど。
小さい頃から「親は尊敬しなければならない」「産んでもらっただけで感謝しなければならない」
「親には恩返しをしなければならない」「親に逆らうことは絶対に許されない」
という親絶対主義を刷り込まれながら成長し、大学に入って彼氏ができて、
彼の家に転がりこんで一人暮らしを始めて、親と物理的距離を置いて初めてわかってきた。
これって呪いなんじゃないかと。
肉体的な虐待も育児放棄もされなかったけど、精神的な虐待も存在するんだね。
本人が痛いって言わなければ気づかないし。
まあでもいつまでもこんなこと言ってられないと。
ついてしまった傷は謝ってもらっても癒えないし、
自分でバンソーコー貼るなりカサブタつくるなりしないとどうにもならんなと思って、
親がどうのこうのより、自分をまずしっかり持ちなさいとバーのマスターにも言われたし。
何かを選択する度に母ならどう思うだろうか…
と思考の軸に母がいることに気づいて、呪いの深さにまた恐ろしくなってるけど、
自分は本当は何が好きなんだろう?ってところを問い詰めたりするとよいかもしれない。
選択する時に何かに惑わされないように気をつけるだけで随分マシになったように思う。
むしろそんなことすらできてないのかよと思われるかもしれないが、
常に何かを頼りにしなければ生きていけない感がある。