>  > 【ウクライナ情勢】誰がデモ隊に武器を渡したのか?

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■2つのなぜ?

・まず、なぜヤヌコビッチ前大統領は不安定な政治的態度をとったのか? クチマ大統領の後継者であるならば、EU側と適宜距離を置きながら、ロシアと親しくして国家の経済を支えればよい。にもかかわらず、デモ隊と衝突をするまでに国内を緊張させたのはなぜなのであろうか?

・一方、そのデモ隊も、なぜあのように「武器」を持っているのであろうか。内戦にもなろうかというほど銃火器を持っているというのは、アメリカのように銃の所持が解禁されている国ならばまだ理解はできるが、しかし、銃の所持を許していない国で、なぜ銃を所持し、政府と衝突できたのであろうか?

 この疑問をヨーロッパ某国の軍関係者に聞いてみた。なお、旧西側か、東側かということも、またその軍の所属も、本人の希望によって伏せさせていただく。


■武器はトルコ経由で運ばれた!?

「ヤヌコビッチ大統領がどっちつかずの態度を取ってしまったのは、EUやアメリカのロビー活動による影響が大きいでしょう。ロビー活動というよりは、買収工作といったほうが適切かもしれません。日本の報道でも、ヤヌコビッチ大統領の豪華な邸宅を映した映像がありましたが、あの暮らしをするお金は『ロシアの天然ガス利権などで儲けた金が半分』『アメリカやEUからもらった金が半分』でしょう」(ヨーロッパ某国・軍関係者)

 なぜ、デモ隊は大量の武器を持っているのか?

「もちろん全員ではないが、ウクライナのデモ隊は、なぜか銃を持っていた。EU側が武器を“動かした”可能性は十分あるだろう。実際、デモ隊が武器を持っていることが、ロシアの軍隊の侵攻を決断させた」

 では、どうやって武器を動かしたのか?

「アメリカやEUが大量の情報部員をウクライナ国内に送ったと思われます。さらに、貿易商品の中に、武器を分解して入れ、情報部員が組み立てるという作戦をとった可能性が高いです」(同上)

 そんなことをしてバレないのか?

「アメリカやEUから直接武器が送られてきたら、さすがにウクライナもロシアも気づきます。しかし、それらの武器が旧ユーゴスラビアや旧チェコスロバキア等から送られると、思っているよりも検閲が少ない。さらに、今回最も大きな武器の中継地点となったのは、ロシアと歴史的にも対立しているトルコです。またトルコは、イスラム教徒が多い国家のため『宗教的な用具』と言えば、検閲も手ぬるくなる。同時に、トルコの隣、シリアでは現在内戦中であり、トルコに武器が集中している。その一部をウクライナに回して、新たな武器をトルコに輸出するのは、各国ともそんなに難しいものではないはずです。また、トルコからならば船で短時間でウクライナの港につけられます」(同上)

 ロシアはそれを計算していなかったのか?

「貨物船に武器を積んでくることくらいは認知していたでしょう。ロシアの情報部も強力です。しかし、トルコが相手だと手を出しにくい。また、オリンピックが近かったこともあって軍を動かしにくかったのでしょう」(同上)

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