1億円と100億円、富裕層と富豪の貧富の格差が拡大中
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そもそも、富豪クラスと富裕層クラスなので、相当な格差が存在する。例えば、1億円の人と貯金0円の一般市民とでは、その差は1億円だが、1億円の人と10億円の人では、9億円の差がある、という当たり前の話。しかし、1980年代以降にはさらに、その格差が進行しているのだ。
まず、上位1%の中のシェアを表した下の図では、上位0.01%(赤線)のシェアの伸びが最も大きくなっていることが分かる。次いで、0.01~0.1%(青線)のシェアが上昇。一方で、0.5~1%、0.1~0.5%のシェアはほとんど横ばいのままだということだわかる。
それは、次の四つの図でも明らかになっている。まず上位10%と下位90%の格差は徐々に拡大しているが、その原因は上位1%、特に、0.1%以上の層が貢献しているからだ。
特に最上位層0.01%のシェアの伸びが大きく、上位1~10%の「下層富裕層」たちのシェアが落ちていることがわかる。
なぜ、このような格差が拡大したのか。その理由は株式による富の差だと研究では見ている。つまり、次のような図式だ。
上位0.01%=株式市場の勝利者
上位1%=賃金労働の勝利者
ちなみに、フォーブスの長者番付に掲載される1000億円以上の大富豪(トップ0.00025%)の富のシェアとトップ0.01%のシェアの上昇曲線の形状が実はよく似ている。株式市場の勝利者同士で同じような曲線をたどっていくのは、当然とも言うことができる。あとは、税率の恩恵を受けてきたということもある。
例えば、著名投資家で大富豪のウォーレン・バフェット氏の2010年の税率は17.4%と、労働者よりも低い。また、2009年の最高所得者400人の平均税率は19.9%という、これも低い税率となっている。
こうした点、さらにはオフショアに移転した資産なども要因の一つではないか、と研究では見ている。