■元総理大臣2人を輩出した
そして、明治維新後、多くの志士が、明治政府の重要なポストに就くことになる。その中には、"田布施"出身者が多く含まれていたのだ。実際に、山口県の"田布施"からは、岸信介と佐藤栄作という2人の総理大臣を生み出している。
さらに、現在の政治の中核を担っている多くの政治家には、この岸、佐藤の流れを汲むもの(例えば、現在の安倍晋三総理のように)も多く、事実上の日本の政治を動かしていると言っても過言ではないだろう。
2014年3月20日、東京地裁民事執行センターは、朝鮮総連本部ビルの競売で不動産投資業「マルナカホールディングス」(高松市)が22億円余りで落札したと発表した。この「マルナカホールディングス」は、四国のスーパーマーケット「マルナカ」の関係会社であり、「マルナカ」はイオングループの傘下にある。民主党最高顧問である岡田克也氏は、イオンの岡田元也社長の実弟である。今度の朝鮮総連本部ビルの入札にも、何か一枚噛んでいるのではなかろうか。現在、調べを進めている。
(文=鷲尾香一)