30歳の時である。
それから行政書士試験の勉強を始め、断続して受けた5回目、勉強を開始してから7年目の平成13年度の試験でようやく合格した。
37歳になっていた。
7年間も勉強したわりにはほとんど学力が伸びず、合格基準点+1問(4点)でギリギリ合格した。
また平成13年度は6,700人弱の人が合格し、合格率も11%に跳ね上がった。
もっとも翌年の平成14年度は13,000人弱の人が合格して、合格率が19%以上になったのには驚いたが。
行政書士に何とか合格したのはいいが、行政書士で開業しようとは思わなかった。
当時はまだ行政書士では食えないという雰囲気があり、私もそれを信じていたからだ。
平成14年には丸山学氏の「行政書士になって年収1000万円を稼ぐ法」という本が出版され、私も買ったが、私はかたくなに行政書士だけでは駄目だと思い込んでいた。
私には学歴コンプレックスもあり、行政書士試験合格程度では満足できなかったのだ。
そして平成14年から社会保険労務士の勉強を始めた。
実に12年近く勉強したが(毎年勉強していたわけではないが)、結局合格できなかった。
本試験を受けたのもたったの1回だった。
そして去年ようやく行政書士として遅すぎる開業を果たした。
専業行政書士として開業したことに不満はない。
寧ろもっと早く開業すればよかったと思っている。
士業の中で一番難易度の低い行政書士で目一杯稼いでやろうと考えている。
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