いや、ちょっと釣りタイトル気味というか、大袈裟なんですが。
もしかしたら、「ユダヤ人はナチスドイツにガス室で殺された」というのは嘘かもしれないかなぁというお話です。


ご存知の通り、ホロコーストとは第二次世界大戦中に起きた悲劇であります。

一般的には次のように認識されています。
1933年にナチ党が権力を持って以降、ドイツでは反ユダヤ主義が国是となり、様々なユダヤ人、共産主義者に対する迫害が行われていた。

第二次世界大戦の勃発後、ナチス内部には「ヨーロッパにおけるユダヤ人問題の最終的解決」を行おうとする動きが強まり、ドイツ国内や占領地のユダヤ人を拘束し、強制収容所に送った。

収容所では強制労働を課すことで労働を通じた絶滅を行い、また占領地であるポーランドには絶滅収容所なるものを設置し、銃殺、人体実験、ガス室などの直接的な殺害も行われた。

親衛隊は強制収容所の管理および各地でユダヤ人狩りを行い、ドイツ国防軍は親衛隊や中央官庁の要請に従ってユダヤ人狩りへの協力を行った。
軍需省や四カ年計画庁、一部の企業は工場において強制労働を行わせ、虐殺した。
また、ヴィシー政権下のフランスをはじめとする占領地における「ユダヤ人狩り」は現地の治安機関によっても実施された。

ドイツによるホロコーストによって殺害されたユダヤ人は600万人以上、最多で1100万人を超えるとされている。

Wikipedia - ホロコーストより抜粋



ホロコーストについては、学校でも習いますし、映画や小説等様々なメディアで描かれてもいますので、世間一般に広く知られています。

そしてその一方で、ホロコーストの規模やそもそもの実在について、疑惑があるのも事実なのであります。
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アウシュビッツ収容所の看板。「労働が自由をもたらす」

ホロコースト否認論に関しては、常に言論を弾圧しようとする動きがあります。

ヨーロッパでは、ホロコーストの否定を法律で禁止する動きも出てきています。
既にドイツ、フランス、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルクなどでは「ナチスの犯罪を否定もしくは矮小化」した者に対して刑事罰が適用される法律が制定されています。また、2004年にはイスラエルで、外国に対してホロコースト否定論者の身柄引渡しを要求できる「ホロコースト否定禁止法」なるものも制定されています。


日本でも、「マルコポーロ事件」という事件かありました。
文芸春秋社刊行の「マルコポーロ」という雑誌が、
「戦後世界史最大 のタブー。ナチ『ガス室』はなかった。」
という記事を掲載したところ、アメリカのユダヤ人団体とイスラエル大使館から激しい抗議を受けた事件。

特に、ユダヤ人団体は、アメリカ内外の企業に、文芸春秋社刊行の雑誌全てに広告出稿の差し止めを要請するなど、かなり強い圧力をかけた。
最終的には、社長・編集長の解任、マルコポーロの廃刊という形で決着した。

ホロコーストの有無または被害の度合についての真偽は別として、このように議論自体を封殺する姿勢は、サヨクたちがよく使う手ですよね。

なんとな~く、従軍慰安婦や南京大虐殺と同じ臭いがしますが…。



ナチスドイツが絶対悪とされている所以は、

ナチスドイツが、組織的・計画的に不当な人種差別に基づき、ユダヤ人を物理的に絶滅させようとした

という点です。


・ナチスドイツは組織的・計画的にユダヤ人を虐殺したのか?

この点に関しては、有名な話ですが、否定派が最初に上げる根拠として、ヒトラーが「ユダヤ人を虐殺すること」を命じた命令書、指示書の類は今日まで一通も見つかっていないことが挙げられます。

この点は皆が認める事実で、かなり違和感が残ります。
敗戦へ向かう混乱の中で、全ての書類を燃やし切れるものなのでしょうか?

また、ヒトラーがユダヤ人を「殺害」するという表現をしたのは、後にも先にも一度きりです。
その発言は、1939年にドイツ帝国議会でなされたもので、
本日、私はいま一度預言者となろう。もしヨーロッパ内外の国際的ユダヤ人資本家が諸国を再度の世界戦争に陥れることが成功したら、その結果は地球のボリシェヴィキ化やそれによるユダヤ人の勝利ではなく、ヨーロッパのユダヤ人の全滅である。

と発言しています。
しかし、その後はユダヤ人を殺す、絶滅させるといった類の発言は一切していません。

また、絶滅や根絶という言葉はナチスの演説等で良く出てきますが、前後の文脈からは、「物理的な絶滅」ではなく、「影響力の排除」という意味合いの使い方をされています。

また、一説には、「ヨーロッパにおけるユダヤ人問題の最終的解決」というのは、ユダヤ人のロシアへの強制移住計画の事であると言われています。



・ガス室は存在したのか?

ガス室の存在については疑惑があると言われています。

いくつかの論点をまとめてみます。


疑惑その1

アウシュビッツで公開されているガス室の位置、構造がおかしい

・ドイツ人用の病院の前にガス室があり、ガスを排気する際に、向かいの病院のドイツ人達に被害が出る危険性があります。施設計画上、考えにくい配置になっています。

・ガス室では、ツィクロンBという殺虫剤が使われていたとされています。
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この製品は、通常は加熱することにより青酸ガスを発生させるものですが、加熱するための装置の痕跡はアウシュビッツのガス室にはありません。

・本来密閉されるべきガス室ですが、アウシュビッツのものは、機密性に乏しく、仮に内部にガスが充満した場合、建物周囲に漏れ出る危険性があります。


疑惑その2

使用された毒ガス「ツィクロンB」の特性
ツィクロンBは、加熱しなくても青酸ガスは発生しますが、加熱して6時間、摂氏5°で放置して36時間、青酸ガスが発生し続けます。アウシュビッツ(ポーランド)周辺の平均気温は、夏は20~25°ですが、冬は最高気温すら氷点下となります。
また、換気には10~20時間かけるよう、ツィクロンBの取扱説明書に記載があります。

青酸ガスが発生している間ガス室内の換気は出来ませんので、一回のガス殺に最低でも16時間、最高で54時間かかる事になります。
アウシュビッツのガス室では「32分で800名の処刑が可能であった」とされていますが、これは完全に嘘となります。

また、ツィクロンBはかなり高価な薬剤でしたし、取扱いも手間のかかるものでしたが、なぜわざわざナチスがこれを採用したのか不明です。
自分で開発したサリンでいいじゃん。


疑惑3

被害者数が多杉
アウシュビッツで殺害されたユダヤ人の数は諸説ありますが、公式には150万人、全体では600万人と言われています。

しかし、1938年版「世界年鑑」では約1,658万人、1948年2月22日号ニューヨーク・タイムズの推定では、1,500~1,800万人となっています。

相当の誤差のある統計だとは思いますが、なんで人口が増えてるの??

それともう一つ。旧約聖書の原典の史書に、「イスラエル建国の際には、ユダヤ人口の3分の1が犠牲になる」と解釈できる記述があるらしいです。
実際、1/3位のユダヤ人がホロコーストの犠牲になり、戦後すぐにイスラエルが建国されていますが…。予言が当たったのか、予言に合わせたのか??


疑惑その4

被害者側の主張や証言があやC
最初期の強制収容所の一つ、「ダッハウ収容所」では、当初ガス室が発見されたとして、連合国から写真が公開された。
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しかしこの写真、実は人を殺す為のガス室ではなく、衣服についたシラミを殺す為のガス室でした。

この事が分かり、今ではダッハウ収容所ではガス室はなかったとされていますが、同様に、西側に存在する強制収容所でも、次々とガス室は無かった事になっていきました。

比較的自由にジャーナリスト、学者が調査を出来る西側の収容所にはガス室がなく、情報が閉ざされがちで、調査が難しい共産圏諸国にある収容所にのみアウシュビッツ等の「絶滅収容所」があったというのは偶然なのでしょうか。


疑惑その5

ガス室に青酸ガスが使われた痕跡がない

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アウシュビッツ収容所ガス室内部
ロイヒター・レポート」という報告書があります。
これは、アメリカ人のロイヒター氏がアウシュビッツに不法侵入し、ガス室他の建材サンプルを不法に入手し、化学分析した結果、ガス室からガスの痕跡が検出されなかった事を報告したレポートです。

このレポートは、衣類の消毒室とガス室に分けて分析をしていますが、結果、ガス室に青酸ガスの痕跡は殆どなく、消毒室のみ数値が高いという結果でした。

この結果をもって、ロイヒター氏はガス室がガス室として使われた事は無いと結論付けました。

もちろん、このレポートに対しては多くの反論があります。ロイヒター氏が専門家ではない事、サンプルの分析方法が適切でない事がよく指摘されます。

しかしながら、この結果を覆す化学分析は今日までなされていません。


疑惑その6

そもそも、ガスで殺された死体が無い
ガス殺された死体は焼却炉で灰にしたから、死体が無いのは当然とも言われています。
しかし、150万人もの死体を灰になるまで焼くには、アウシュビッツには52基の焼却炉がありますが、この数では不可能とも言われています。
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仮に1000日の間に、52基を毎日フル回転したとして、単純計算で1基あたり一日約30体焼却することになります。
アウシュビッツに存在する型の焼却炉は、1体焼却するのに1時間かかると言われてます。日に30時間という矛盾!
この矛盾を解決する為に、野外でガソリンをかけて焼却したという説もありますが、戦争末期に燃料不足で苦しんでいたドイツが十分なガソリンを調達出来たかは、疑問が残ります。





否定派の結論は何かというと、これが意外に種類があるようです。

・ホロコーストは大袈裟だよ派
    ・600万人も死んでないよ派
    ・ガス室は無かったよ派
        ・処刑や銃殺はあったよ派
        ・餓死はあったよ派
        ・全部病死だよ派
・ホロコースト自体無かったよ派
    ・ユダヤ人を避難させたんだよ派
    ・ヒトラーはユダヤ人だよ派

共通するのは、ユダヤ人は悲劇を創ることにより、イスラエル建国の正当化を図ったという、陰謀論です。

ヒトラーがユダヤ人をかなり警戒した発言をしている為、ユダヤ陰謀論とホロコースト否定論はとても相性がよいです。


それぞれの立場がそれぞれの論拠を述べてはいるのですが、この議論は、論点が多すぎて、一つの記事にまとまりませんでしたw
この記事は超抜粋版&不正確な記述があるかもしれません。

ただ、これらの疑惑自体、「ナチスの犯罪を矮小化する」とみなされる為、実質的に公式の検証が不可能となっています。


この問題、ネット上では、今でも様々な議論が交わされています。
管理人は無知なので、本当の所はよく分からないのですが、ネットで色々調べてみて、肯定派はこういった否定派の疑問点に対して、馬鹿にしたような言い回しで反論しているのが目立つと感じました。

詐欺師とか右翼とか無知とか勉強不足とか時代遅れとかバカという枕詞がセットになっていて、一段上から見下すような言い方をしています。

少なくとも、疑いの余地の無い事実なら、ホロコースト否認論を法律で規制する必要なんてないのでは?

広島長崎の原爆投下が無かったなんてアホな事、誰も言いません。それは、明確な証拠(記録写真や政府文書など)があり、歴史的な事実と分かるからです。議論の余地は、政治的、思想的、倫理的な意味での正当性だけです。

ホロコーストはその被害の度合いに対して物証が余りにも少ないからこそ、未だにこういった否認論が燻っているのだと感じます。

証言だけでは証拠にならないのは、我々日本人なら「南京大虐殺」や「従軍慰安婦問題」で嫌になるほど感じてきましたよね。
ホロコーストとこれらの問題は、共通点が結構あって、
・被害者数が曖昧で、よく変動する
・物的な証拠に乏しい
・被害者側にある種の利権が発生している
・反論を人道的な観点から封殺しようとする
このあたりが挙げられるのではないでしょうか。


管理人は日本人なので、このような記事もアップできますが、もしヨーロッパに住んでたら、記事をアップした時点で管理人は逮捕され、ユダヤ人団体からも抗議を受けますね。

いやー自由な日本に生まれてよかっt















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