2014年4月2日05時03分
STAP細胞は論文に不正が認定され、存在を裏付ける科学的根拠が崩れた。ただし、論文にかかわった理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の研究者たちは、酸に漬けるなどの刺激で万能細胞ができるという「STAP現象」が、捏造(ねつぞう)だったと考えているわけではない。
小保方氏は「発見自体が捏造だと誤解されかねない」と反論。共著者であるCDBの笹井芳樹副センター長は、改ざんや捏造とされたデータを除いても、STAP現象が存在すると考えないと、実験過程で観察された様々な現象を説明するのが難しい、とするコメントを発表した。
一方、外部の研究者からは「STAP細胞の存在は科学的には不明。理研は責任を持って検証して欲しい」(吉村昭彦・慶応大教授)という声が強まっている。
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