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携帯から削除したテキストメッセージ、専門家はこうして復元する(中)

2014/04/02

Tom Kaneshige CIO

 企業のCIOにとって、社員が個人所有の携帯端末で交わすテキストメッセージは盲点となる。会社のネットワークを経由しないため監視できないし、いったん削除されたら復元は難しそうに思える。おそらく携帯電話会社も、メッセージの内容までは保存していない。

前回から続く)

 私の経験上は、Android端末の方が物理レベルへの到達は簡単だが、iPhoneの方が、より広範囲のバックアップが一般的に行われていることが多い。iTunesの性質上、パソコンにバックアップする人が多いという理由かもしれない。したがって、どちらか一方が優れているということはないと思う。我々のフォレンジックでは、どちらの端末でも、削除済みのテキストメッセージを復元できる可能性はある。

テキストメッセージを復元するために、IT部門は何をすればよいか。

 1つめは、端末本体を確保することだ。ただし、電源を入れたり、あれこれ操作したりしてはいけない。削除済みのテキストメッセージも、上書きされるまではそのまま残っている。最近の携帯電話は搭載メモリーが増えているので、多数のテキストメッセージが残っていることも珍しくない。多くの携帯電話は何らかのデータベースを利用して動いているため、削除済みというフラグ付きでデータが残っていることが考えられる。だが、一般のユーザーやIT部門の担当者には、削除済みのメッセージを見ることはできない。そういう時に威力を発揮するのが、フォレンジック専門家が利用するツールだ。端末を下手にいじると、重要な情報を上書きしてしまう可能性がある。

 2つめは、携帯電話のバックアップに利用されていたパソコンを確保することだ。

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