ACL:「明らかにPK」 FCソウル監督が広島の抗議を一蹴

ACL:「明らかにPK」 FCソウル監督が広島の抗議を一蹴

 FCソウルの崔龍洙(チェ・ヨンス)監督が1日の試合で相手チームが取りざたしたPKへの疑念を一蹴(いっしゅう)した。

 FCソウルは同日午後7時30分からソウル市麻浦区のソウル・ワールドカップ・スタジアムで行われたサンフレッチェ広島との2014年アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグF組第4戦で、劇的なPKにより2-2の引き分けに持ち込んだ。

 1-2とリードされて敗色濃かった後半43分とアディショナルタイムに相次いでPKを得たが、後半43分のPKはオスマール・バルバは失敗。だが、アディショナルタイムのPKをラファエルが決めて2-2とし、敗戦をかろうじて逃れた。

 ほぼ手中に収めていた勝ち星を逃した広島側は不満を見せた。広島の選手数人は試合終了後、審判団に近寄り激しく抗議、警備スタッフがピッチに入って激高した選手たちから審判団を守るという見苦しい状況もあった。

 広島の森保一監督も試合後の記者会見で「勝てる試合だった。選手たちは十分よく戦った」と言いながらも「しかし、我々がどうしようもない力が働いた。2回のPK判定はどちらも適切ではなかったが、特に2回目の判定は正しくなかった。だが、受け入れろと言われるなら受け入れて次に向かう」と語り、審判団のPK判定に疑問を呈した。

 崔監督は森保監督のこうした発言を聞いた後、記者会見で「映像を確認したが、明らかにPKだった」と一蹴した。

 そして「サッカーというのは競技なのでこうした状況になることもある。だが、我々は明確な(PKの)状況を作り、審判の判定はフェアだった。試合後に判定についてまた取り上げるのは正しくない行為だと思う」と指摘した。

ソウル=キム・ジョンファン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • ACL:「明らかにPK」 FCソウル監督が広島の抗議を一蹴

right

関連ニュース