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えー、原作をばきばきにしてます。
原作以外認めないという方は、読まないほうが宜しいかと思いますw
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04 太正桜と三途の川
霊波の流れと霊力の発現は別物かと思っていましたが、どちらも同じ魂の力だと指導されました。
剣術に関しては皆伝されているんだから、自分で昇華しろと冷たい横島先生でしたが、霊力に関してはきめ細やかな指導のおかげで恐ろしいまでの成長をしていると実感しています。
剣と一体化することで霊波の波を増幅したり、一気に放ったり出来るようになったのは、指導を受けて二週間ほどのことでした。
今までどうやっても出来ないと思っていたこと自体が嘘のようです。
とはいえ、奥義をこんな霊力が低い状態で体得していいのでしょうか、と聞くと逆に聞かれた。
今の五倍ほど霊力を込めても威力は2倍程度。
そんなの使いものになる? と。
横島先生の計画はもう少し先にあるものでした。
霊力が低い状態で覚えて、連発できるぐらいに自分の霊力容量を上げた方がいいというもので、確かに一撃必殺の攻撃の後動けなくなるなんて無謀もいいところでしょう。
でも、もっと威力を高めて、もっと精度を上げるとどうなるんですか?
「ん?ああ、それそれ。最終目的は、奥義の先の奥義の開発」
え?
「ほら、口伝でもさ、それなりに研究している奴らっているわけだろ? だったらその奥の切り札を用意しておかないと、負けちゃうでしょ?」
確かに言っている意味は分かりますが・・・・
「そんなに簡単に奥義など開発できるはずもありません」
「諦めたらそれでオシマイ。あきらめる?」
彼の苦笑いの中に何かを感じた私はほえていました。
「・・・やります、やってみせます!!」
「よっしゃ、じゃぁ、ちょっときつい訓練するからねー。一族会議を開催して、頭首が死んでも文句無いようにしておいてねー」
「・・・・え?」
「あ、大丈夫大丈夫、死なないように努力するし、死んでも魂が抜けてなければ蘇生できるから」
「え?」
「昔、300年幽霊していた子のしりあいがいてさ、その子が言ってたよ『死んでも生きてられる』って。」
「ええええええええええええええ!」
「じゃ、いってみよーかー」
「き、きつねさーーーーんたすけてーーーーー!!」
「きゅ?」
わずか一週間で奥義のさらに奥に到達しました。
三途の川がどう言うところかについて詳しくなったので、大お婆さまといろいろ話しました。
「うんうん、横島先生のおかげで、死ぬのが怖くなくなったよぉ。」
「あはははは、寿命以外なら絶対に死なない自信が出来ました」
「サクラもつよくなったねぇ、主に根性が。」
「人生生きていてこそです。いきぎたなくなりました。あはははは」
けたけた明るく笑うサクラであったが、何かを感じて簪を投げる。
そこには縫い止められた黒い陰。
「ふふふ、修行中でもないのに死神が来るたぁどういうことかしら?」
縫い止められた陰は、ゆっくりと姿を現す。
その姿はまさに死神だった。
「これこれ、サクラ。わしのお迎えじゃろ?」
「いいえ、このバカには見覚えがあります。」
そう言いながら、懐から何か出すサクラ。
「これ、よね?」
コクコクとうなずく死神。
「だめじゃないですか。これは勝負に勝った私が奪った戦利品。耶麻王だって認めたことですよ。」
だー、っと涙を流す死神。
「じゃぁこうしましょう。私が寿命で死ぬときになったらこれをお返しします。それまで我が家の守護をなさい」
期待に瞳を輝かせる死神。
「もちろん、台帳を書き換えた後が見つかったら、速攻で殺しますよ?」
激しくうなずく死に神から簪を抜くサクラ。
「では契約成立です。これに署名なさい」
胸元からだした契約書に喜んでサインした死神だったが、サクラが真っ黒な笑みを浮かべていることに気づきはしなかった。
それをみた老婆は、サクラが真宮寺の女らしく育ったものだと関心したのであった。
一月ほどの修行で見事奥義に達した真宮寺サクラは、一族のことを母親に任せ、一路帝都を目指すことになった。
「先生、よろしくお願いします♪」
「お・・・おう・・・。」
「ところで先生。」
「ん?」
「何で先生はヨレヨレなんですか?」
「ん、ああ、ちょっと鈍ってたんで訓練をな。」
「もう一つ質問です、なんでお母様がツヤツヤなんですか?」
「ん・・・・・・・、しらんなぁ?」
「さらにもう一つ質問なんですが・・・・・・」
「さー、帝都が待ってるぞサクラ!」
「せんせーーーーー!!!!」
走る横島、追うサクラ。
太正桜はロマンで嵐に・・・・・
「ふふふ、男の子かしら、女の子かしら?」
とりあえず、ロマンで嵐が危機だった!!
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・・・なんか、エロ同人誌のノリだったかも。
2012/04/07 OTR移転版+小修正
文字数は1,987文字