4月3日夜8時45分に欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表します。
今回は政策金利(0.25%)に変更は無いと思います。
ただ夜9時半からはじまるドラギ総裁の記者会見は注目に値します。
一部の市場参加者は先日発表されたユーロ圏の消費者物価指数が0.5%と、きわめて低かったので「利下げの余地がある」と感じています。

また4月1日に発表されたドイツ製造業購買担当者指数は53.7と速報値より低かったです。

これで2か月続けてドイツの製造業購買担当者指数が下がっているので「そろそろ実業界からユーロ安演出を望む声が出るのではないか?」と考える向きもあります。
一方、ユーロ圏製造業購買担当者指数の方は53.0であり、先月から僅かに下がりました。

それでは一体、ECBとしてはどんな選択肢があるのか? ということですが、まず考えられるのは政策金利(0.25%)をゼロにするという方法です。
また預金ファシリティ金利をマイナスとし、銀行がオーバーナイトなどの資金を手元にとどめておくことに対し、実質的にペナルティを課すというシナリオも話題に上っています。
しかしもっと実現可能性の高いシナリオとしてはドラギ総裁がユーロのトークダウンにとどめておくというシナリオです。なぜなら最近の過去を振り返ると、別に政策変更をしなくても、トークダウンで一定のマーケット・インパクトを演出して来れたからです。
ヨーロッパ経済全体としてはギリシャ危機以降の暗く長いトンネルを抜け出し、再びGDP成長率がプラス圏に入ろうとしています。
したがって今、ドラスチックな措置を講じる必要性は低いというのが僕の考えです。
(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack)
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相場のこまごまとした材料のアップデートはMarket HackのFacebookページの方で行って行きたいと考えています。
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これで2か月続けてドイツの製造業購買担当者指数が下がっているので「そろそろ実業界からユーロ安演出を望む声が出るのではないか?」と考える向きもあります。
一方、ユーロ圏製造業購買担当者指数の方は53.0であり、先月から僅かに下がりました。
それでは一体、ECBとしてはどんな選択肢があるのか? ということですが、まず考えられるのは政策金利(0.25%)をゼロにするという方法です。
また預金ファシリティ金利をマイナスとし、銀行がオーバーナイトなどの資金を手元にとどめておくことに対し、実質的にペナルティを課すというシナリオも話題に上っています。
しかしもっと実現可能性の高いシナリオとしてはドラギ総裁がユーロのトークダウンにとどめておくというシナリオです。なぜなら最近の過去を振り返ると、別に政策変更をしなくても、トークダウンで一定のマーケット・インパクトを演出して来れたからです。
ヨーロッパ経済全体としてはギリシャ危機以降の暗く長いトンネルを抜け出し、再びGDP成長率がプラス圏に入ろうとしています。
したがって今、ドラスチックな措置を講じる必要性は低いというのが僕の考えです。
(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack)
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