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しろぐらまー

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1+1を0+1と計算するSEに115万ぼったくられた話

先週半ばから今週末まで忙しい。

忙しくて忙しくて、記事が書けないし、好きな人のブログも見にいけない。

仕方ないから、せめて5分で日記を書く。

 

私は、職場環境だけで今の会社を選んだので、普段はだらだら働けて、いい人ばかりの会社なのだけど、2ヶ月に1回くらいは忙しい時がある。

10人もいないちっちゃい会社で、社長が突然「来週までにこれやりたい!」と言い出す。

普通、新サービスのリリース日やイベントの開催日などは、サービスがいつまでに製作できそうかとか、場所が取れるかとか、最低限考えてから日程を決めると思うが、うちの社長はフィーリングだけで「じゃ何月何日!」と決めてしまう。

で、社長に超高速でぶんぶん振り回されるハメになるのだ。

 

今回もそうで、3月中旬に、「4月初旬に会員1000人を目指して新サービスを始める!」と突然決まった。

担当は2人。

そのサービスは、前回も社長が突然同じことを言いだして、前任者が投げやりにやって完成せずに退社した企画なので、ほとんど進んでいない残骸がある。

その時、そのシステムA製作に50万かかっていた。

 

調べると、そのシステムだと、お客に課金するのに不都合があることが分かった。

元々うちには、課金用の顧客データベース(システムB)があるのに、前任者が、独自のデータベースでシステムAを作っていたのだ。

その二つは連携していないので、課金や入退会処理ができない。

それで社長が、前にAを作ったSE1に、急ぐからと言って、向こうの言い値でシステムの修正を頼んだ。

ここでまた40万。

 

修正なのに、新規と同じ値段なら、別のSEに頼んだ方がマシである。

しかも、SE1が、Bを作ったSE2に質問があると言うので連絡してもらったら、勝手に作業を依頼していて、SE2からも25万請求される。

 

うちの社長は、よくぼったくられる。

アホだから、「急いでるから」と言って(急ぐ事情など何一つないのに)、向こうの言い値で払ってしまうのだ。

 

そのシステムAが完成した。

内容は教材で、1ヶ月目の会員は1ヶ月目の教材、2ヶ月目の会員は1・2ヶ月目の教材、3ヶ月目の会員は1~3ヶ月目の教材…が見られるように依頼した。

 

で、チェックしてみると…。

1ヶ月目の会員は何も見られず、2ヶ月目の会員は1ヶ月目、3ヶ月目の会員は1・2ヶ月目の教材が見られる、という謎仕様になっているのだ。

 

驚いた。

これで115万円である。

 

私は、システムBのデータベース中のある項目から計算するよう依頼したのに、まるきり無視で、独自の計算式で組まれていた。

いや、まあ、いいさ。それでもいいさ。

でも、納品する時に気づけよ!

入会月に教材が見られないシステムなんて、どう考えてもおかしいだろ!

 

繰り返すが、これで115万円である。

さらに、私が期日に間に合わせるため必死で作ったコンテンツが、システムの関係で、断りもなく一部消されてて、聞いたら「こんなコンテンツ入れとくなよ!」と逆ギレされて、血管が切れそうになったのは、また別の話。