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理研の“高額報酬”法人への指定 今月中は困難
4月1日 22時51分

STAP細胞を巡る問題で、科学技術政策を担当する山本沖縄・北方担当大臣は、データのねつ造などの不正があったする調査結果の報告を受けたあと記者団に対し、今月中に理化学研究所の「特定国立研究開発法人」への指定を決めるのは難しいという認識を示しました。

STAP細胞を巡る問題で、理化学研究所の野依理事長は1日、内閣府を訪れ、科学技術政策を担当する山本沖縄・北方担当大臣に、データのねつ造などの不正があったする調査結果を報告しました。山本大臣は、「報告書で『改ざん』や『ねつ造』ということばが出てきたのは大変ショックであり、厳しく受け止めざるを得ない」と述べました。
そのうえで山本大臣は、研究者に高額な報酬を支払うことができる「特定国立研究開発法人」への理化学研究所の指定について、「理化学研究所がこれからどう改革していくのか見極めたうえで決定する流れにならざるをえない」と述べ、理化学研究所の今後の対応を見て、慎重に判断する考えを示しました。
これに対し、野依理事長は「なぜ不正が行われたのか、再発防止を徹底したい」と述べました。
報告を受けたあと山本大臣は記者団に対し、理化学研究所の「特定国立研究開発法人」への指定について、「こういう状況のなかで4月中は難しい」と述べ、今月中に指定を決めるのは難しいという認識を示しました。

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