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フリーランスの不健全ライフタイムとその補正メソッド

フリーランス始めました(始めていました)

去年2013年の4月からフリーランスとして活動しています。

ただ、実のところ正確には4月は寝て過ごしていて、なんとなく活動を始めたのは5月からです。
休息期間は本当に大事です。車検みたいなものですね。


ライフタイムは崩れる

しかし実際休息期間関係なく、仕事を請けている期間でも起床時間はほぼ自由でありまして、昼12時付近から活動を開始することも割と多いです。
ときどきクライアントさんからの電話が午前中にかかってきたり、あとは宅配便のチャイムで起こされたりすることもありますが、基本的にそういうのは突発の不定期イベントです。一般社会とは若干ずれたライフタイムが流れています。

朝起きなくて良い、という気持ちから、深夜もくもくとプログラム組んじゃったりするんですよね。
深夜組むプログラムはだいたい仕事ではなく趣味です。

ずれたライフタイムのメリット

電車がすいてる。これだけですね。
僕は基本的にあまり家で作業することは無くて、コワーキングスペースやファミレスで作業します。移動は楽なほうが良い。

電車がすいていて移動が楽、というのは単にストレスが減るだけの話ではなく、
移動時間の間ゆっくり本を読める、という意味で学習時間がシームレスに確保できます。

僕、けっこう勉強好きなんですよね。
勉強が好きとか、意味わかんない方もいると思いますが、そこそこ分かりやすい言い方をすると、MMORPGでひたすらレベル上げを続ける人達の思考に近いものがあると思います。ひたすら自己パラメータを上げていく行為。カンストはおそらく無い。ときどきレアポップ(新技術の発見、新規人脈の開拓)も出るし楽しい。

ずれたライフタイムのデメリット

なんか不健康なのではないかという罪悪感。

あと、コミュニケーションの問題。
深夜に起きてることがよくありますが、その時間だとリアルタイムに取引先と連絡ができない。

深夜は基本的にアクティブな人間が自分1人なので、そもそも仕事関係なく人とコミュニケーションが取れない。それはつまりある種の観点から考えると、生の情報収集の機会損失になります。

ちゃんと朝起きて出かけよう

そもそも稼働時間がフリーな時点で生活がグダグダになるし、気分によっては一日中家に引きこもることもあります。家にいるとすぐそこにベッドがあるから寝ちゃうんですよね。眠いからベッドに入るのではなくベッドがあるから眠くなる。

時間無駄にしちゃってる感が半端ないですね。家から出ると何かしら活動するしかなくなるので、時間無駄にすることがほぼほぼ無くなります。ちゃんと朝起きて出かけよう。

朝起きて活動するためのメソッド

というわけで、いくつか朝起きざるを得ない習慣を取り入れています。

固定の仕事

まず、フリーで請ける開発の仕事とは別で、毎週1日ですが、朝から出社しなければいけない固定の仕事を入れてあります。
これ大事ですね。どれだけ1週間の間で生活が崩れても、毎週固定の曜日で強制的にライフサイクルが健全な範囲にリセットされます。

あくまでも週1日というのがミソですね。負担にならない。

朝活

茅場町Co-Edoというコワーキングスペースでちょこちょこ朝活というものをしています。

  • 毎週火曜の朝8:30にはブログ朝活という会合(?)があり、とりあえず数人で集まってブログ記事を書く、という活動をしています。
  • 毎週月曜の朝7:30には有言Laboという会合(?)があり、とりあえず数人で集まって起業関係の話したりする(予定)です。

とにかく「朝ここに行かないといけない」っていうタスクを作っておくのが良いです。
これは仕事ではなく割と趣味みたいな集まり、というところがミソで、仕事のようなプレッシャーがかかりません。たとえ遅れても、ごめんなさい、で済みますからね。(たるんでますね、すみません!!)

健全な人に仕事を振る

受託案件で手が回らないときには、他の人に仕事を手伝ってもらうことがあります。
これ、健全な人に依頼すると、その人は健全な時間帯に稼働するので、それに付き合って話し合いや質疑に応えるために、自分も同じ時間に起きていなければならない。これはなかなか強制的にライフタイムが矯正されますね。

プレッシャーは自分だけで仕事を回すよりも少ないです。このケースについては僕がお金を受け取るほうではなく僕がお金を払うほうだから。(もちろん人と人との関係なので、礼儀上ちゃんと時間合わせて稼働します。でも仮に時間を合わせられなくても金銭的な損をするのは自分のほうだから、やはりプレッシャーが薄い。自分のせいで無駄になった作業者の時間分は稼働濃度に関わらずお支払する方針です。)

野良な開発チームに所属する

お金をもらう系の仕事的チームだとプレッシャーになるので、特にお金も出ない趣味的なチームに所属します。なんだかんだで定期的に集まるので、ライフタイムの矯正になります。

お金をもらってない分プレッシャーが少ないです。というか普通に楽しいですね。趣味なので。
趣味でなんかやる、仮に当たったら儲かる可能性あり、くらいのスタンスが気楽で良い。

プレッシャー怖いよ

さきほどからプレッシャープレッシャーと繰り返していますが、プレッシャーは本当に怖いものです。人を壊します。

責任を抱え込みすぎると自律神経が壊れるらしく、けっこうな割合で不眠に陥り、眠剤に頼ることが多々ありました。同居人の話によると、僕は寝言でプログラムの話をしているらしい。(自分はまったく自覚がない)

精神科の先生には、仕事減らしたら?って言われたりしますが、一旦始まってしまった仕事を反故にするっていうのは、個人事業主としては出来る限り避けたいところでありまして。
これは金銭の問題じゃないんですよね。信用とブランド作りの要であります。

追い立てられないポジションを確立することがけっこう大事です。
プレッシャーの削減メソッドについては今後も引き続き工夫を凝らしていきたいところです。

プレッシャーとライフタイムの関係

ライフタイムがやや健全に補正されると、「なんかちゃんとしてる」自覚が持てるので、その分だけある種のプレッシャーが少し減ります。人と違う時間帯を過ごしていると、「この人ほんとに仕事してるんか?」と思われてしまうような強迫観念がときどき生じちゃうものです。それがちょっと解消される。

いろんな意味で、やはりライフタイムは一般的な平均的な方向に寄せるほうがいろいろと都合は良いよなぁ、というのは1年間ほどフリーランスをやってきて、感じているところであります。

しかし通勤ラッシュだけは勘弁><
座れなくても良いけど最低限、本くらいは読めるレベルであって欲しいなぁ。。


※あ、ちなみにそもそも過剰なプレッシャーの根本的な解決策は新規に請ける仕事減らすことです。当たり前ですね。こなせる仕事量は常に頭に置いておきましょう。