シャーレの中に、細胞が見つかった。
これはね、すべてOさん1人の責任だ。
もちろん、チェック体制が機能していなかったという部分では、私らにも責任はあるので、
その点については反省しなければならないと思っている。
だけど捏造そのものについてはOさん個人の独断でやったもので、
悪意のある捏造だと断言できるね。
真夜中、ピカピカって緑色に光って、あぁ私夢でも見てるのかしらって、
ピカピカって、ピカピカって、ね。
いや、Oさんみたいな、ああいう女いるんだよね。
俺もね、昔そういう女に振り回されたんだよ。
本当に酷い女だったね。だから女は嫌いなんだよ、まったく。
社交性は人並み以上にあるので、普通に接しているぶんにはまず気づかない。
なんというのか自然すぎて、「ナチュラルサイコパス」と私は呼んでますがね。
特に、そういう人は不利になると必ず悪魔の証明に持ち込んでくるんですよ。
たとえばね、
「S細胞が見つかった」って言われて、証拠を見せてと聞くと、
「でも証拠はないよ」って言われると、普通は嘘だと思うでしょ?
そこで「うそでしょ!」って攻めると、泣きながらこう反論してくるわけ。
「あなたはS細胞が100%無いって、言い切れるの?!」ってね。
それは悪魔の証明だ。UFOが絶対に無いことを証明できないのと一緒だ。
「もしかしてS細胞はあったのかもしれないし、責めている自分は悪者なんじゃないか」
信じない自分が悪く、疑って人を傷つけた自分が悪人であるという考えになった時点で、
あなたはナチュラルサイコパスのコントロール下におかれてしまう。
え、本当にそんな人いるのかって?
やだなぁ、疑ってくるなんてなんてヒドイ人だ!
面白いから、今劇場公開している「しらゆき姫殺人事件」のプロットに当てはめて書きなおしてみてくれ。