(cache) 樹状細胞ワクチン療法を支える培養技術│瀬田クリニックグループ

4.新規技術 WT1ペプチベータ

白血球の型(HLA型)を問わずお受けいただける樹状細胞ワクチン療法 -WT1ペプチベータ(PepTivator® WT1)

そこで、今回、白血球の型を問わず、どなたでもお使いいただける新たながん抗原としてWT1ペプチベータを用いた樹状細胞ワクチン療法を開始致しました。これまでの人工抗原ペプチドと比較して、このWT1ペプチベータを用いるメリットは以下のようなものがあります。

  • どのような白血球の型(HLA型)の患者さんであっても利用可能

    WT1ペプチベータを構成するWT1という分子は、様々ながんに発現していることが報告されているタンパク質であり、有望ながん抗原の一つと考えられています。しかし、前頁でご説明したとおり、WT1ペプチドであっても、事前の血液検査の結果、患者さんの白血球の型と合わなければ、がん細胞を直接攻撃するCTL(キラーT細胞)を誘導することができません。よって、治療を行っても効果は見込めません。

    今回導入するWT1ペプチベータは、配列が異なった複数のペプチドの混合物であり、WT1タンパク質の全配列をカバーしています。よって、どのような白血球の型(HLA型)の患者さんでもWT1を使った樹状細胞ワクチン療法が可能となります。

    ペプチドとペプチベータの違い

  • CTL(キラーT細胞)とヘルパーT細胞の双方を増やす

    WT1ペプチベータは、樹状細胞ワクチン療法において直接的にがんを殺傷するCTL(キラーT細胞)に加え、CTLを増強するヘルパーT細胞も同時に誘導できることが見込まれることから、従来のものよりも高い治療効果が期待できます。

お気軽にお問い合わせください。

  • ○○がんと診断されたのですが、樹状細胞ワクチン療法は受けられますか?
  • 他の治療との併用はできますか?

どのようなご質問でもお受けいたします。

瀬田クリニック東京、新横浜、大阪、福岡および全国の連携医療機関で受けることができます

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樹状細胞ワクチン療法の特徴

  1. がん細胞を狙い打ち) 樹状細胞の力を利用して、がん細胞のみを攻撃する免疫細胞CTLを効率的に増やします。
  2. 体にやさしい治療) 患者さん自身の細胞を用いるので、重い副作用はほとんどありません。
  3. ほとんどのがん種で適応) がんの種類、ステージを問わず治療を行えます。※一部の白血病、T細胞型悪性リンパ腫の方/HTLV-1抗体陽性の方は治療をお受けいただけません。
  4. 他の治療との併用効果) 抗がん剤、放射線療法などとの併用や手術後の再発予防にも効果が期待されます。

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