2014年4月1日10時36分
STAP(スタップ)細胞の論文不正疑惑について、理化学研究所は1日、研究に不正行為があったと発表した。3月14日に公表された中間報告では判断を保留していた4項目のうち2項目について、論文の筆頭著者の小保方晴子ユニットリーダーの不正行為があったと認めた。
調査委員会(委員長=石井俊輔・理研上席研究員)が、最終報告をまとめた。4項目のうち、研究の根幹となる万能性を示す画像が3年前に書かれた別テーマの博士論文の画像と同一だったことは「捏造(ねつぞう)」と認定。実験画像の結果を切り貼りして加工したことについては「改ざん」とした。
この2点について「到底、容認できない行為を重ねている」と指摘。「科学の本質をゆがめ、研究という行為そのものだけでなく研究者コミュニティーに対する一般社会からの信頼を大きく損ねるものである」と厳しく批判した。
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