北京=林望
2014年3月31日20時05分
中国の習近平(シーチンピン)国家主席がドイツでの講演で南京大虐殺に言及した問題で、菅義偉官房長官が「極めて非生産的だ」と批判したことに対し、中国外務省の洪磊副報道局長は3月31日の定例会見で「強烈な抗議」を表明した。歴史問題で日本の批判は受けつけないとの強い姿勢を改めて示した。
習主席が3月28日、訪問先のドイツで行った講演で、南京大虐殺の犠牲者を「30万人以上」などと述べたことについて、洪副局長は「主席が引用したのは歴史的事実だ」とした上で、「南京大虐殺を含む日本軍国主義による中国侵略は否定できない歴史的事実だ」と強調した。(北京=林望)
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朝日新聞国際報道部
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