今週の軍事関連ニュース (2014/03/11)
 

| 一般ニュース | 産業・装備・調達 | 人事・組織 | 戦争・紛争 | こぼれ話 |


一般ニュース

今日のニュースいろいろ
  • 先に D.K. Joshi 海軍参謀総長が辞任したばかりの印海軍だが、今度は MDL (Mazagon Docks Ltd.) で印海軍の駆逐艦・INS Kolkata (Project 15A) が二酸化炭素ガスの漏出事故を起こして、海軍士官 1 名とその他 2 名が死亡した。(DefenseNews 2014/3/7)
  • 2014/2/12 に座礁事故を起こした USS Taylor (FFG-50) が、2014/3/7 にトルコの Samsun を出航、最寄りの造修施設があるギリシアの NSA (Naval Support Activity) Souda Bay に向かった。スクリューのブレードとハブを交換して、その後は第 6 艦隊の AOR (Ares of Responsibility) でデプロイメントを継続する予定。(US Navy 2014/3/7)
  • 太平洋上を航行中に機関室で火災事故を起こしたカナダ海軍 (RCAF : Royal Canadian Navy) の補給艦・HMCS Protecteur が、USNS Sioux (T-ATF-175) に曳航されて 2014/3/6 に JB (Joint Base) Pearl Harbor Hickam に到着した。USS Chosin (CG-65) も随伴している。(US Navy 2014/3/7)
  • スウェーデンの Jan Bjorklund 副首相が、昨今のウクライナ情勢を受けて国防ドクトリンの見直しを求めたが、スウェーデン軍の Sverker Goransson 司令官は「すでに、スウェーデン軍は適正な方向に向けた再編を進めている」として見直し要請を拒否した由。(The Local 2014/3/6)

今日のニュースいろいろ
  • 中国の 2014 年度国防予算が対前年度比 12.2% の伸びを記録している一方で、同国の報道機関は「中国は脅威要因にならない」との報道を展開。環球時報では「中国は現行の世界の安全保障のパターンを覆すつもりはないし、ヘゲモニーを握るつもりもない」、人民日報は「世界平和のためには強大な中国が必要」「中国の国防費はロシアを上回っているが、中国の軍事力がロシアを上回っているかといえば、もちろんそんなことはない」との論説を掲載。もっとも、環球時報は「中国は国防支出の増額を止めない」「アメリカの国防支出と比べて半分ないしは三分の二程度が長期的な上限規模」「日本のそれを上回り、日本に対して戦略的優位性を持つ必要がある」ともいっている。(SpaceWar 2014/3/6)
  • 中国政府は、先に北朝鮮がミサイルの試射を実施した際に自国の民航機が近隣を飛行していたことから、2014/3/6 になって「懸念を表明」した。200 名が乗った旅客機が、試射したミサイルが飛翔した空域を飛行していたとのこと。(SpaceWar 2014/3/6)
  • フィリピン海軍報道官の Gregory Fabic 中佐は、Palawan Island 西岸の Ulugan Bay にある海軍基地について、5 億ペソ (1,120 万ドル) を投じて施設の改善を実施すると発表した。現在より大きな艦艇を受け入れられるようにするとのこと。(SpaceWar 2014/3/6)
  • 先に米国防総省がリリースした北朝鮮の軍事力に関する議会向け報告書に、「北朝鮮が、Raytheon Co. 製 MQM-107 標的機を改造した UCAV (Unmanned Combat Air Vehicle) をこしらえた」との記述が。自ら目標に突入することで攻撃を行う機体だとしている。(Forecast International 2014/3/6)
  • 日本を公式訪問して安倍首相や岸田外相と会談したイランの Mohammad Javad Zarif 外相は、欧米諸国が核兵器用プルトニウムの製造に使用するのではないかと疑っている Arak の重水炉 (建設中) について「平和的核開発のために必要な施設であり、建設を中断する考えはない」と表明。また、核問題協議については「解決策はあると考えている」とした。日本側との会談では制裁のために凍結しているイランの資産の件が議題となり、「建設的で、成果があった」としている。(SpaceWar 2014/3/5-6)
  • コソボで、自国の主権を守る目的で (Hashim Thaci 首相談) 5,000 名規模の陸軍を創設するという提案が出ている。現在は治安維持部門として 2009 年創設の KPS (Kosovo Security Force) があるが、今回の提案が実現すると、現行 KPS と比べて 2 倍の規模になる。2019 年に実働可能にするとの話だが、実現に際しては憲法改正が必要。一方、セルビアでは Aleksandar Vulin コソボ担当相が「コソボ国内に軍を置かないと規定した国連安保理決議 1244 号に違反しており、受け入れがたい」とコメント。(SpaceWar 2014/3/6)
  • 2014/3/5 に、サウジアラビア、アラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates)、バーレーンの三ヶ国が、カタールから自国の大使を召還した。これは、カタールがムスリム同胞団を支持していて、それに対して件の三ヶ国が「地域の安定を損なう」として反発したため。また、2013 年 11 月には湾岸協力会議 (GCC : Gulf Cooperation Council ) 加盟国間で実現するはずだった安全保障合意が実現せずに終わっているが、これもカタールが原因だとしている。こうした GCC 諸国間の対立が、アメリカのペルシア湾岸諸国向け政策や武器輸出に影響するのではないか、との見方もある。(DefenseNews 2014/3/6)
  • イギリスが、防衛装備品の対露輸出許可を取り消すとの報道が。フランスは Mistral 級揚陸艦の対露輸出を予定通りに進めるとしている。(DID 2014/3/6)
  • ロシアは 2014/3/4 に続いて、さらにICBM (Intercontinental Ballistic Missile)×2 発を追加で試射した。(DID 2014/3/6)
  • "Russian Cyber Command" と名乗るハッカー集団が、「Rosoboronexport から 1,000 点ほどの文書を盗み出した」という趣旨の声明をリリースした。(Softpedia.com 2014/3/6)
  • Rolls-Royce plc は、同社がイギリスの SFO (Serious Fraud Office) に加えて米司法省 (DoJ : Department of Justice) からも、汚職疑惑に関連する捜査の対象になっていることを明らかにした。同社では「当局の捜査に協力する」としている。(SpaceWar 2014/3/6)
  • 印国防省は、2014/2/28 に火災事故を起こした INS Sindhuratna の最新情報を明らかにした。火災が発生したのは蓄電池室より 1 層上のメス デッキで、居住区画がある第三区画が火元とみられる、との説明。蓄電池は 240 セルあり、これを前後の蓄電池室に均等配分している。これまでに 113 サイクルを消化しており、寿命となる 200 サイクルまでにはまだ余裕があった。期間の面でも、想定寿命の 4 年までにはまだ余裕があったとしている。火災による蓄電池へのダメージはなく、蓄電池室が火元だったことを示す証拠もないとの説明。(Indian MoD 2014/3/4)

部隊の動向などあれこれ
  • 米空軍 18th AGRS (18th Aggressor Squadron) 所属の F-16 が、"Cope North" 演習を終えたその足で Guam から RAAFB Amberley に展開した。"Lightning Viper" 演習に参加するためで、2014/3/24 まで滞在する予定。(The Queensland Times 2014/3/6)
  • 露空軍はアルメニア・Erebuni Airport の第 3624 航空基地 (ロシア・Gyumri に所在する第 102 基地の一部を構成) に、MiG-29 のアップグレード改修機×16 機を派遣した。CIS (Commonwealth of Independent States) 加盟国間で締結している、軍事協力合意の枠組みに基づいたものだとされる。(RIA Novosti 2014/3/5)
  • 米海軍の Arleigh Burke 級イージス駆逐艦・USS Truxtun (DDG-103) が 2014/3/6 にギリシアの Souda Bay を出航、ルーマニア海軍・ブルガリア海軍との合同任務を担当するために黒海方面に向かった。同艦は、USS George H.W. Bush (CVN-77) を基幹とする空母打撃群 (CSG : Carrier Strike Group) の一員として地中海方面に展開しており、2014/3/8 にルーマニアの Constanta に入港した。(US Navy 2014/3/5, US Navy 2014/3/8)
  • 米海兵隊の SPMAGTF-CR (Special-Purpose Marine Air-Ground Task Force Crisis Response) がスペイン軍と相互資格認定を実施、2014/2/25 に USS Gunston Hall (LSD-44) 艦上で、カウンターパートにあたるスペイン軍・第 4 機動ヘリコプター大隊 (BHELMA IV) が艦上発着資格認定を実施した。(USMC 2014/3/5)

| 先頭に戻る |


産業・装備・調達

最近のニュースいろいろ
  • ITAR-TASS が「ロシアは、MiG-31 から発展した MiG-41 なる戦闘機を開発する意向」と報じている。(DID 2014/3/6)
  • DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) では、小型・高効率・低コストの紫外線レーザーとラマン分光法を使って生物化学兵器をスタンドオフ検出する、LUSTER (Laser UV Sources for Tactical Efficient Raman) 計画を推進中。(SpaceWar 2014/3/6)
  • トルコ軍関係者によると、トルコ軍ではフランスに続いて、MQ-9 Reaper を非武装の状態で調達したい考えで、アメリカに輸出申請を出す方向。以前に武装型の輸出申請を出したが、これはアメリカ側が却下した。(Hurriyet Daily News 2014/3/4)

今日の米軍調達 (Contracts 2014/3/7)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • 以下の各社は、特殊作戦装備を対象とする兵站支援業務を総額 $10,000,000,000 で。
    • Tactical & Survival Specialties Inc. (Harrisonburg, VA) : SPM8EJ-14-D-0003
    • W.S. Darley & Co. (Itasca, IL) : SPM8EJ-14-D-0004
    • ADS Inc. (Virginia Beach, VA) : SPM8EJ-14-D-0005
    • Federal Resources Supply Co. (Stevensville, MD) : SPM8EJ-14-D-0006
    • Source One Distributors Inc. (Wellington, FL) : SPM8EJ-14-D-0007
    • H Squared Inc. (dba Quantico Tactical, Aberdeen, NC) : SPM8EJ-14-D-0008
    基本契約 2 年、2016/3/6 まで。さらに 1 年単位のオプション契約 3 年分。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA
  • 以下の各社は、各種戦術・サバイバル・救難関連装備を総額 $84,000,000 で。
    • Tactical & Survival Specialties Inc. (Harrisonburg, VA) : SPM8EJ-09-D-0001
    • W.S. Darley & Co. (Itasca, IL) : SPM8EJ-09-D-0002
    • Atlantic Diving Supply Inc. (Virginia Beach, VA) : SPM8EJ-09-D-0002
    • Source One Distributors Inc. (Wellington, FL) : SPM8EJ-09-D-0004
    陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け、2014/5/8 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA
  • Sysco Central Florida (Ocoee, FL) : フロリダ州内で実施する給養業務を $39,375,000 (価格修正条項付き) で。陸海空軍と Job Corps が対象、2019/4/16 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM300-14-D-3000)
  • Shore Terminals LLC (dba NuStar, San Antonio, TX) : 燃料油保管業務のオプション 3 契約分を $32,333,197 で。陸海空軍・海兵隊向け、2019/3/6 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Energy, Fort Belvoir, VA (SP0600-99-C-5926/P00075)
  • Pentaq Manufacturing Corp. (Sabana Grande, Puerto Rico) : 各種コート類のオプション 1 契約分を $27,244,510 で。陸軍向け、2015/3/17 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM1C1-13-D-1036/P00102)
  • Raytheon Co., Space and Airborne Systems (El Segundo, CA) : 航空機用の回路基板アセンブリを $8,970,000 で。海軍向けならびにカナダ・オーストラリア向けの FMS (Foreign Military Sales) 案件、2016/11/30 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Aviation, Philadelphia, PA (SPRPA1-11-G-003X-5006)
  • Imperial Sales Co. (Watsonville, CA) : UGR (Unitized Group Ration) 用の各種民生品について、オプション 3 契約分を $8,152,137 (価格修正条項付き) で。陸軍・海兵隊向け、2015/3/10 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM3S1-11-D-Z188/P00202)
NAVY
  • Bell-Boeing Joint Project Office (Amarillo, TX) : V-22 のロット 17-21 を対象とする修正契約を $76,100,722 で。CV-22 のオプション契約分×1 機を米空軍向けに。2016/12 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-12-C-2001)
  • Vigor Shipyards Inc. (Seattle, WA) : 艦船を対象とする補修・交換作業を $30,703,417 で。UCA (Undefinitized Contract Action)。既存の 5 年契約の下で実施する案件で、USS Momsen (DDG-92) が対象になる見込み。2014/10 まで。Puget Sound Naval Shipyard and Intermediate Maintenance Facility, Bremerton, WA (N00024-11-C-4401)
  • Lockheed Martin Aeronautics Co. (Fort Worth, TX) : F-35 の低率初期生産 (LRIP : Low Rate Initial Production) ロット 6 に関する、先行調達の修正契約を $7,696,166 (not-to-exceed) で。イギリス向けに RAF Marham で施設立ち上げのための作業を実施するもの。2014/6 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-11-C-0083)
ARMY
  • D&S Consultants Inc. (dba DSCI, Eatontown, NJ) : 米南方軍 (USSOUTHCOM : US Southern Command) 麾下・Joint Task Force - Guantanamo Bay を対象とする IT 分野の O&M (Operations and Maintenance) 業務を $8,734,140 で。2014/9/6 まで。Army Contracting Command, Fort Sam Houston, Texas (W912CL-14-C-0008)
  • Ronal Industries Inc. (Troy, MI) : M109 自走砲向けのファン ベーン アキシャル×2,075 セットを $7,422,150 で。2019/7/31 まで。Army Contracting Command, Warren, MI (W56HZV-14-D-0042)

今日の報道発表 (北米編)
  • Lockheed Martin Corp. の Skunk Works が主導する形で、Nellis AFB で Project Missouri に関する飛行試験とデモンストレーションを実施した。関与した組織は以下の通り。
    • 米空軍航空戦闘軍団 (ACC : Air Combat Command)
    • F-35 JPO (Joint Program Office)
    • F-22 Program Office
    • AFOSI (Air Force Office of Special Investigations)
    • 422nd TES (422nd Test and Evaluation Squadron
    • L-3 Communications
    • Harris Corp.
    • Rockwell Collins Inc.
    • GDAIS (General Dynamics Advanced Information Systems)
    • Lockheed Martin Mission Systems and Training
    • Curtiss-Wright Corp.
    • Comtech PST
    • K&L Microwave
    • Wind River
    次世代機と従来機の間で、いかにしてオープン システム アーキテクチャを活用して情報共有を図るかというのが課題で、使用したのは F-22 と CAT-B (Cooperative Avionics Test Bed)。開発とインテグレーションの期間短縮もテーマとなっている。(Lockheed Martin 2014/2/25)
  • CNS (Consolidated Nuclear Security LLC) は、NNSA (Nuclear Security Administration) の核兵器関連施設・Pantex Plant (Amarillo, TX) と Y-12 National Security Complex (Oak Ridge, TN) について、管理・運用業務を受託する作業を再開した。同社は BNI (Bechtel National Inc.)、Lockheed Martin Services Inc.、ATK Launch Systems Inc.、SOC LLC が編成したもので、さらに副契約社として Booz Allen Hamilton Inc. が参画。2013 年 1 月にこの件の採用を勝ち取ったものの、選に漏れたチームが GAO (Government Accountability Office) に異議申立を実施したために作業が止まっていた。しかし、その異議申立が却下になったので作業再開となったもの。(Lockheed Martin 2014/3/7)
  • Dassault Aviation と仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale pour l'Armement) が Aviation Week 誌から、nEUROn UCAV (Unmanned Combat Air Vehicle) の開発計画を対象として Laureate Awards なる賞を受賞した。この賞は、技術的な課題へのチャレンジや革新的ソリューションを実現した者に与えられる。(Dassault Aviation 2014/3/7)
  • 一方、Northrop Grumman Corp. は同じ Laureate Award で、X-47B UCAS-D (Unmanned Combat Air System Demonstration) によって航空工学・推進部門賞を受賞した。(Northrop Grumman 2014/3/7)

今日の報道発表 (その他編)
  • Rolls-Royce plc と Daimler AG は対等出資のジョイント ベンチャー・RRPS (Rolls-Royce Power Systems, ex-Tognum AG) を設立していたが、同社への出資分について Daimler がプット オプションの行使を決定、Rolls-Royce が歓迎の声明を出した。この決定を受けて、Rolls-Royce が Daimler の出資分を買い取ることになる。(Rolls-Royce 2014/3/7)
  • 命中精度や過熱の問題について 2012 年に内部調査を実施して以来、批判的な報道が相次いだ H&K (Heckler & Koch) 製の G36 自動小銃だが、独国防省では「信頼性にも精度にも問題はない」とする声明をリリース。(German MoD 2014/3/6)
  • 各種報道や Ng Eng Hen 国防相のツイートなどによると、シンガポール国防省が KC-135 の後継機として A330-200 MRTT (Multi-Role Tanker Transport) を調達する意向を表明したとのこと。その後、Airbus Defence and Space から「A330-200 MRTT×6 機の採用が決まり、すでに契約に調印した」との発表があった。デリバリー開始は 2018 年とのこと。A330-200 MRTT はオーストラリア・アラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates)・サウジアラビア・イギリスで合計 28 機を受注しており、そのうち 17 機が稼働中。さらにインドでも契約に向けた折衝が最終段階にある。このほか、「第 3 世代防空システムでは SPYDER と Aster 30 によって広範な経空脅威に対処するための能力強化を図る」「Challenger 級の後継として 218SG 型潜水艦×2 隻を調達する」「海軍向けに S-70B×2 機を増強する」との発言も。(Defense-Aerospace.com 2014/3/6, Airbus Defence and Space 2014/3/7, DefenseNews 2014/3/7)
  • Ukroboronprom 傘下の SE KMDB (State Enterprise Kharkiv Machine Building Design Bureau named O. O. Morozova) が、8x8 装輪装甲車・BTR-4E1 の新型を完成させた。装甲防禦の強化を図っているが、戦地で任務様態や脅威の度合に合わせて、現場の兵士が増加装甲を脱着できるようにしているとのこと。また、汎用のシャシーをベースとするモジュラー化設計を取り入れているとの説明も。(Ukroboronprom 2014/3/7)

今日の米軍調達 (Contracts 2014/3/6)
NAVY
  • General Electric (Lynn MA) : CH-53D/E と MH-53E が搭載する T64 エンジン×20 基の補修作業を $79,737,730 で。2015/9/30 まで。NAVSUP Weapon Systems Support, Philadelphia, PA (N00383-14-D-004M)
  • 以下の各社は、SSC Pacific 麾下の Training Development and Support Center を対象とする訓練業務を受注。
    • SAIC (Science Applications International Corp., Mclean, VA) : $35,265,817 (N66001-14-D-0108)
    • Kratos Technology & Training Solutions Inc. (San Diego, CA) : $35,211,430 (N66001-14-D-0106)
    • Salient Federal Solutions (Fairfax, VA) : $34,647,083 (N66001-14-D-0107)
    • Mantech Systems Engineering Corp. (Fairfax, VA) : $33,607,344 (N66001-14-D-0105)
    個別のタスク オーダーごとにコンペティションを実施。2017/3/4 まで。SSC (Space and Naval Warfare Systems Center) Pacific, San Diego, CA
  • SAIC (Science Applications International Corp., McLean, VA) : 米海軍施設に設置するテロ対策/フォース プロテクション関連のハード/ソフトを対象とする、整備・補修・交換・サービス コール・アップグレード作業について、オプション契約分を $33,003,618 で。2015/3 まで。Naval Facilities Engineering and Expeditionary Warfare Center, Port Hueneme, CA (N39430-13-C-1201)
  • 以下の各社は、米海軍施設に設置するテロ対策/フォース プロテクション関連のアクセス管理機材を対象とする、設計・製作・導入・インテグレーション・訓練業務について、オプション契約分を総額 $33,000,000 で。
    • Alutiiq Pacific LLC (Anchorage, AK) : N39430-13-D-1264
    • Securityhunter Inc. (Baltimore, MD) : N39430-13-D-1265
    • Split Pine Technologies LLC (Tallahassee, FL) : N39430-13-D-1266
    現時点でタスク オーダーの発出はなし。2014/3-2015/3 まで。Naval Facilities Engineering and Expeditionary Warfare Center, Port Hueneme, CA
  • Concurrent Technologies Corp. (Johnstown, PA) : MH-60S が搭載する航空対機雷戦 (AMCM : Airborne Mine Countermeasures) 用センサー機材×5 種類の搭載・曳航・回収用装備を対象とする、エンジニアリング サービス業務を $15,338,026 で。 2015/3 まで。NSWC (Naval Surface Warfare Center) Panama City Division, Panama City, FL (N61331-14-D-0010)
  • Raytheon Co. (McKinney, TX) : 海軍向け MH-60 に搭載する MTS (Multi-Spectral Targeting System) のターレット ユニット×16 セット・電子機器ユニット×8 セットを $12,814,344 で。2015/7 まで。NSWC (Naval Surface Warfare Center), Crane, IN (N00164-12-G-JQ66)
  • Arete Associates (Tucson, AZ) : AN/DVS-1 COBRA (Coastal Battlefield Reconnaissance and Analysis) ブロック 1 を対象とするプログラム システム サポート業務について、修正契約を $10,228,983 で。システムと支援機材が対象。2015/2 まで。NSWC (Naval Surface Warfare Center) Panama City Division, Panama City, FL (N6133-11-C-0007)
  • Raytheon Co. (McKinney, TX) : 空軍の HC/MC-130J に搭載する MTS (Multi-Spectral Targeting System)×10 セットを $10,072,556 で。2015/4 まで。NSWC (Naval Surface Warfare Center) Crane Division, Crane, IN (N00164-12-G-JQ66-0045)
  • L-3 Communications MariPro Inc. (Goleta, CA) : Undersea Warfare Training Range (Jacksonville, FL) で実施するサポート サービス業務について、オプション契約分を $6,764,229 で。Sea Shore Interface Installation, Highly Accelerated Life Test、兵站支援業務 (ILS : Integrated Logistics Service) を実施。2019/5 まで。NAWC-TSD (Naval Air Warfare Center, Training Systems Division), Orlando, FL (N66604-12-C-2838)
ARMY
  • 以下の各社は、M4 Product Improvement Program で使用する M4 カービン用のボルトを総額 $16,321,305 で。
    • Colt Defense LLC (West Hartford, CT) : W15QKN-14-D-0027
    • FN Manufacturing LLC (Columbia, SC) : W15QKN-14-D-0026
    2018/2/28 まで。Army Contracting Command, Picatinny Arsenal, NJ
  • Raytheon Southeast Asia Systems Co. (Andover, MA) : アラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates) の HAWK (Homing All-the-Way Killer) 地対空ミサイルを対象とする技術支援業務について、修正契約を $7,287,470 で。FMS (Foreign Military Sales) 案件、2015/2/28 まで。Army Contracting Command, Redstone Arsenal, AL (W31P4Q-12-C-0142/P00004)
AIR FORCE
  • Textron Defense System (Wilmington, MA) : ICBM Flight Mk.12A mod.5F ミッドセクションを $17,175,606 で。2020/3/5 まで。Air Force Nuclear Weapons Center/PZBE, Hill AFB, Utah (FA8204-14-D-0001)
  • Leidos Inc. (El Segundo, CA) : GPS (Global Positioning System) 担当部門・Global Positioning Systems Directorate を対象とする SE&I (Systems Engineering and Integration) ブリッジ 4.0 契約を $7,850,000 で。2014/9/2 まで。SMC (Space and Missile System Center), Global Positioning Systems Directorate, Los Angeles AFB, El Segundo, CA (FA88078-14-C-0005)

今日の報道発表
  • 米空軍航空機動軍団 (AMC : Air Mobility Command)・19th AW (19th Airlift Wing, Little Rock AFB, AR) 麾下の 61st AS (61st Airlift Squadron) が、C-130J (#5740) を追加受領した。(Lockheed Martin 3014/3/6)
  • CAE today Inc. 傘下の CAE USA は、メキシコ連邦警察 (Mexican Federal Police) 向けの UH-60L/M 対応 FMS (Full-Mission Simulator) を受注した。主契約社はセキュリティ サービス企業の ACADEMI で、CAE は副契約社として参画、CAE 3000 Series を導入する。その ACADEMI は米国防総省麾下の CNTPO (Counter Narcoterrorism Program Office) から、UH-60 関連の訓練業務契約を受注しているという構図。(CAE 2014/3/5)
  • ノルウェーとイギリスの F-35 計画担当者が 3024/3/3 に Oslo のノルウェー国防省で会合を開き、F-35 に関連する訓練・運用の面で協力するという内容の合意をまとめた。2013 年 9 月に両国がリリースしていた共同声明に則った動き。(Norwegian MoD 2014/3/4)
  • Philip Hammond 英国防相は、ミサイル原潜 HMS Vanguard について、2015 年に重整備に入る際に炉心交換を実施すると発表した。同艦が 1993 年に就役して以来、二度目の炉心交換となる。同級で使用している原子炉のプロトタイプが NRTE (Naval Reactor Test Establishment, Dounreay, Scotland) にあり、そこで 2002 年から、炉心の長期使用に関わる課題について試験を実施してきていたとのこと。(MoD UK 2014/3/6)
  • Airbus Helicopters は、独陸軍の EC665 Tiger UHT (Unterstutzungshubschrauber Tiger)×12 機を対象として実施していた改修を完了、最終号機を 2014/3/6 にデリバリーした。担当は Donauworth の工場。12 機のうち最終バッチの 4 機は、2011 年末に計画がスタートした ASGARD (Afghanistan Stabilization German Army Rapid Deployment) 仕様。これは 2011 年末にスタートしたプログラムで、エンジンに防塵フィルタを追加したほか、防弾装備の追加、ミッション データ レコーダの追加、多国籍作戦に備えた通信機材の強化を実施した。アフガニスタンへの派遣は 2012 年 12 月から実施、翌月に Mazar-e-Scharif を拠点として任務飛行を始めている。これまでに累計 1,000 回ほどの飛行任務を実施した由。(Airbus Helicopters 2014/3/6)

今日の米軍調達 (Contracts 2014/3/5)
MDA (Missile Defense Agency)
  • Raytheon Co., Missile Systems (Tucson, AZ) : SM-3 ブロック IB の追加調達に伴う修正契約を $350,178,300 (not-to-exceed) で。UCA (Undefinitized Contract Action)、2016/9 まで。MDA (Missile Defense Agency), Dahlgren, VA (HQ0276-13-C-0001)
ARMY
  • 以下の各社は、Northern Regional Medical Command で実施する看護士派遣業務を総額 $381,000,000 で。
    • Loyal Source Government Services (Orlando, FL) : W91YTZ-14-D-0003
    • Aliron International Inc. (Bethesda, MD) : W91YTZ-14-D-0004
    • Magnificus Corp. (Washington DC) : W91YTZ-14-D-0005
    • Arora Group Inc. (Gaithersburg, MD) : W91YTZ-14-D-0006
    • The Royster Group Inc. (Atlanta, GA) : W91YTZ-14-D-0007
    • Protege Health Services (Newington, VA) : W91YTZ-14-D-0008
    • Franklin Government Services (Austin, TX) : W91YTZ-14-D-0009
    2019/3/4 まで。Army Medical Command, Washington DC
  • 以下の各社は、M4 カービン用の予備銃身とフロント サイト アセンブリ (ヘビー版) を総額 $54,491,305 で。
    • Colt Defense LLC (West Hartford, CT) : W15QKN-14-D-0024
    • Manroy USA (Spindale, NC) : W15QKN-14-D-0025
    M4 Carbine Product Improvement Program による発注で、M4 を M4A1 に改修するためのもの。2018/2/27 まで。Army Contracting Command, Picatinny Arsenal, NJ
  • BAE Systems Land and Armaments LP (York, PA) : 自走砲用のスペアパーツと弾薬補給車×18 両に関する修正契約を $6,935,513 で。2015/9/30 まで。Army Contracting Command, Warren, MI (W56HZV-14-C-0002/P00006)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • Tullahoma Industries LLC (Tullahoma, TN) : 陸軍向けの戦闘服用トラウザーズについて、オプション 1 契約分を $25,482,000 で。2015/3/12 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM1C1-13-D-1033/P00103)

今日の報道発表 (北米編)
  • Lockheed Martin Corp. は、University of Maryland と組んで次世代量子コンピュータを開発する、と発表した。両者は過去 60 年間に渡る協力の歴史があり、2010 年に公式な戦略的枠組みに署名したとのこと。(Lockheed Martin 2014/3/5)
  • Cobham plc 傘下の Cobham Defense Electronics (Lansdale, PA) は米海軍航空システム軍団 (NAVAIR : Naval Air Systems Command) から、AN/ALQ-99 TJS (Tactical Jamming System) 用の LBT (Low Band Transmitter)、各種アンテナ、アダプタ インターフェイス モジュールを 2,180 万ドルで追加受注した。米海軍ならびにオーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) 向け。2014 年後半に製作を開始、2015 年末に完納の予定。これで送信機は累計 333 セットを受注、うち 281 セットがデリバリー済み。同社は 2005 年から AN/ALQ-99 用 LBT-AG (Low Band Transmitter-Antenna Group) を手掛けている。(Cobham 2014/3/5)
  • Boeing Co. は、Field Aviation と組んで作業を進めている MSA (Maritime Surveillance Aircraft) について、デモンストレーターが耐空性検証目的の初飛行を実施した、と発表した。機体は既報のように Bombardier Challenger 604 の改造機で、2014/2/28 に Pearson International Airport (Toronto, Ontario) でフライトを実施。さらに 2 ヶ月かけて追加の飛行試験を実施、その後で Seattle に移動してミッション機材を搭載する予定。(Boeing 2014/3/5)
  • 米空軍は、HH-60G の後継機・CRH (Combat Rescue Helicopter) に関する契約を Sikorsky Aircraft Corp. に発注する意向を表明した。そのため、2014-2020 にかけて、他の装備調達計画から 4 億 3,000 万ドルを転用するとしている。(USAF 2014/3/4)
  • L-3 Communications は 2014/3/5 付で、国防総省向けにビッグデータの分析やクラウド コンピューティング ソリューションを提供している Data Tactics Corp. を買収、L-3 Data Tactics と改称した。(L-3 Communications 2014/3/5)
  • VSE Corp. の International Group は米海軍海洋システム軍団 (NAVSEA : Naval Sea Systems Command) の International Fleet Support Program に関連する、以下の FMS (Foreign Military Sales) 案件に関する契約を総額 1,340 万ドルで受注した。N*STAR (Naval Ship Transfer and Repair) の継続分で、内訳は以下の通り。
    • エジプト海軍向けミサイル艇 (FMC : Fast Missile Craft)×4 隻を対象とする、納入後のシステム立ち上げ・整備・訓練・兵站・管理業務 (13 ヶ月・760 万ドル)
    • フィリピン海軍/海兵隊向けのエンジニアリング・テクニカル・兵站支援業務。沿岸哨戒艦 BRP General Mariano Alvarez の関連 (12 ヶ月・270 万ドル)
    • バーレーン海軍向けのエンジニアリング・テクニカル・兵站支援業務。フリゲート・RBNS Sabha の関連で、整備・補修も担当。(10 ヶ月・175 万ドル)
    • その他の FMS カスタマーを対象とする、兵站・テクニカル・計画立案・エンジニアリングといったサービス業務。(12-15 ヶ月、総額 150 万ドル)
    (VSE 2014/3/4)

今日の報道発表 (その他編)
  • Sagem Defense Securite は Nexter Systems から、CAESAR (Camion Equipe de Systeme d'Artillerie) 自走榴弾砲で使用する測位機材として、デジタル リング レーザー ジャイロを使用する SIGMA 30 航法システム×37 セットを受注した。CAESAR はアジア某国向けに輸出するもの。SIGMA 30 は、CAESAR 以外にも PzH2000 (Krauss Maffei Wegmann)、MLRS M270 (Airbus Defense)、Nora (SDPR)、Archer (BAE Systems)、2R2M 自走迫撃砲 (Thales) といった火砲と組み合わせた実績があるとのこと。(Sagem Defense Securite 2014/3/5)
  • 英国防省は、Thales UK が主契約社を務めている Watchkeeper UAS (Unmanned Aircraft System) について、英陸軍向けの RTS (Release To Service) を承認した。フル RTS を実現した、かつイギリス国内で運用可能な唯一の UAS だとしている。RTS の実現により、West Wales の Parc Aberporth にある試験施設で英陸軍向けの訓練を始められる。また、陸軍のオペレーターによる Boscombe Down からの運用も可能になる (従来はメーカー側による試験飛行のみ)。なお、安全面の審査については有人機と同じ基準を適用している、との説明。(Thales 2014/3/5, MoD UK 2014/3/5)
  • Cobham plc は BAE Systems から、サウジアラビア空軍 (RSAF : Royal Saudi Air Force) 向けの訓練業務契約を受注した。即応体制維持のための訓練サポートを行う案件で、期間は 2014-2016 年にかけての 30 ヶ月。Saudi British Defence Cooperation Programme の一環。(Cobham 2014/3/5)
  • Cobham plc は AgustaWestland から、トリニダードトバゴの航空隊を対象とする訓練サポート業務契約を受注した。期間は 24 ヶ月、金額は非公開。AgustaWestland との間ではイギリスとトリニダードトバゴの救難ヘリ要員を対象とする既存の訓練契約があり、それに追加する格好。機体はいずれも AW139。(Cobham 2014/3/4)
  • スペイン空軍の C.16 こと Eurofighter EF-2000 が 2014 年 2 月に、累計飛行時間 25,000 時間を達成した。現在の配備先は以下の通り。
    • 11th Wing (Air Base Moron de la Frontera, Seville)
    • 14th Wing (Los Llanos Air Base, Albacete)
    • CLAEX (Centro Logistico de Armamento y Experimentacion / Armaments Logistics and Experimentation Center, Torrejon de Ardoz Air Base, Madrid)
    なお、現時点での運用機数は 41 機。(Spanish MoD 2014/3/4)
  • ウクライナの Ukroboronprom が、Scientific and Production Complex "Iskra" で開発した車載式レーダー・AR-1 について説明。対ステルス機能を持ち、設営に 30 分かかる現行の NEBO-SVU Radar System より迅速な設営が可能になるとの説明。また、55Zh5 レーダーでは 3 両の車両を必要としたところ、AR-1 は 1 両で済むとしている。(Ukroboronprom 2014/3/4)
  • Selex ES は、ポルトガルの ANSP (Air Navigation Service Provider)・NAV Portugal から、航空管制用レーダーを対象とする整備・兵站支援業務契約を 500 万ユーロで受注した。同社が 1997 年に導入したレーダーが対象。(Selex ES 2014/3/4)

| 先頭に戻る |


人事・組織

| 先頭に戻る |


戦争・紛争

最近のニュースいろいろ
  • Jean-Yves Drian 仏国防相は、2014/3/4 にマリ北部でテロ組織の掃討作戦を実施したと説明。その際の交戦で、AQIM (Al-Qaeda in the Islamic Maghreb) 関連組織のメンバー 12 名が死亡したとしている。テロリストの追跡には MQ-9 を使用したとのことだが、これは先に Le Figaro 紙が報じた話を裏付けたもの。このほか、Mirage 2000 やヘリコプターを投入したとの話も。国連関係者からも、フランス軍が掃討作戦を実施したとの話が出ている。(SpaceWar 2014/3/6)
  • イスラエル国防軍 (IDF : Israel Defense Force) が 2014/3/5 に、「Hizbullah の戦闘員と交戦、戦闘員 2 名が死亡した」と発表した。件の戦闘員は、イスラエルとシリアの境界・Golan Heights 北部の停戦ライン付近で爆弾を設置しようとしていたとの説明。イスラエル側は、交戦で使用した武器を明らかにしていないが、シリア側は「ロケット 4 発を撃ち込んできた。停戦合意違反だ」と申し立てている由。(SpaceWar 2014/3/5)

| 先頭に戻る |


こぼれ話

| 先頭に戻る |


AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

Contents
HOME
Works
Diary
PC Diary
Defence News
Opinion
Ski
About


| 記事一覧に戻る |