事前予告の通り、auが4月1日早々に嘘をついてきました。KDDIとディアゴスティーニ・ジャパンは、10年かけて自作スマートフォン「auDeA2024」を作る週刊『スマホを作る』を創刊します。創刊号ではホームボタンがついて790円。まだ、時刻3月31日23時55分、まだ4月1日になっていませんが、
auのWebサイトでフライング公開しています。
ネット界隈で恒例のエイプリルフール企画ですが、楽しめる人そうでない人、温度感は少しずつ異なると思います。しかし、メディアとしては日本を代表する大企業に正面から「(4月の)バカ」と言えるチャンスです。それではauのバカっぷり、まずは動画からどうぞ。
「創刊号は特別価格」でお馴染みディアゴスティーニといえば、定期発行する冊子を集め、特定のテーマの百科事典を作っていくパートワーク式の刊行物で知られる出版社です。
「スマホを作る」は、読者が自作スマホを作るというもので、毎号少しずつ部品が集まり、10年後、1台のスマートフォンが完成します。この先時代がどうなっていくのかは定かではありませんが、2020年に東京オリンピック開催、2024年はその次のオリンピックイヤーとなります。
価格は、創刊号は特別価格790円、次号以降は1980円。もちろん全て冗談ネタですが、あえてネタにマジレスすれば全て購入すると100万円超え。このモデルに
わりと気持ちいい適切なキャッシュバックが適用されるのかは不明です。
なお、現実の世界では、モジュール式携帯電話
Project Ara を発表しており、こちらは10年待たずとも買える2015年前半発売。
auDeA2024のスペックは非公表で、「完成品はKDDIの技術を結集した時代を先取るもの」になるとしています。大きさは約90 x 135 x 30mm、重さは約1.2kg。スマートフォンの重量としてはヘビー級で、もしかすると10年後、人は今の何倍もの筋力を手に入れているのかもしれません。
なお、KDDIでは事前予告していた
PC版と
スマートフォン版のWebサイトに加え、
英語版も用意していました。