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事件
福島以外のがれき処理終了 12道県、再生利用で減量
2014.3.31 19:43
環境省は31日、東日本大震災で発生したがれきと、津波で運ばれた土砂(津波堆積物)の処理が福島を除く12道県で終了したと発表した。岩手、宮城、茨城の3県の処理が同日付で終わり、年度内完了の政府目標を達成した。
震災では全国で約2千万トンのがれきと約1千万トンの津波堆積物が発生。がれきの推計量は宮城が1120万トン、岩手が414万トンに達した。
福島は県内処理を原則としているが、放射性物質への懸念から、仮置き場への搬入が難航。2月末時点の避難区域以外の処理割合はがれきが71%、津波堆積物は46%と遅れており、完了のめどが立っていない。
震災がれきの処理では、建材などとしてのリサイクルを積極的に進めた結果、再生利用率はがれきが85%、津波堆積物で99%に達し、環境省は「埋め立て処分量を大幅に減らすことができた」としている。また岩手、宮城両県のがれきの一部は全国18都府県に搬出、広域処理した。
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