【インドネシア】JTB、4月からバリでシャトルバス運行
NNA 3月28日(金)8時30分配信
JTBは27日、4月1日からバリ島で観光客向けのシャトルバスを運行すると発表した。アジア有数のリゾート地として、今後も拡大する旅行者の需要を取り込む考え。2017年3月期までに13万人の利用を目指す。
運行するのは、観光の中心地であるクタやレギャン、ウブドのほか、主要ホテルがあるヌサドゥア、ジンバラン、サヌールなどの各地区と免税店を結ぶ7路線。29人乗り7台、12人乗り15台の計22台を用意した。
運行間隔は30分〜2時間ほど。社内には公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」や情報を提供するモニターを備え付ける。
運賃は、1回乗車券で1万〜7万ルピア(約90〜630円)、1〜7日間の乗り放題券で12万〜38万ルピア。プリペイド(前払い)カードを9万5,000ルピアから販売する。世界各国の旅行会社やバリ島のホテルなどのほか、ウェブサイトで販売する。
昨年7月に設立した現地法人クラクラ・インドネシアがマーケティング活動や路線の設定を担当。運行は現地のタウォンマス社に委託する。現法の資本金は250万米ドル(約2億5,500万円)で、JTBグループが92%を出資。従業員約60人の体制で事業を開始する。
JTBはシャトルバス事業を米国のハワイとグアムで展開しており、バリは3カ所目となる。バリ島でシャトルバスが運行されるのも初めて。
インドネシアの中央統計局によると、バリ島への外国人旅行者は13年に324万人。JTBは20年に450万人に増えると見込んでおり、現行はタクシーやレンタカーでの移動が主流の現地で新たな需要を開拓する考えだ。
JTBはこのほか現地で1991年に設立したJTBインドネシアがある。今年4月時点の従業員数は約120人。バリ本店とジャカルタ支店の2拠点体制で、2013年3月期の売上高は3,147万米ドル(約32億円)だった。
最終更新:3月28日(金)8時30分
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