おはようございます。
早いもので今日から3月です。
卒業入学など新生活に向けて急に慌ただしくなるという方も多いのではないでしょうか。
では今月の「MBSマンスリーリポート」まずは番組審議会の報告です。
今回の番組審議会は1月3日に放送した「ちちんぷいぷい新春スペシャル縁起もん探しに行こッ!」を取り上げました。
この番組は毎週月曜から金曜に放送している「ちちんぷいぷい」の中で触れ合いを大切にしている3つのコーナーをベースに制作したものです。
「くっすん」こと楠雄二朗さんと河田直也アナウンサーは滋賀県で。
絵本作家の長谷川義史さんは秋田県で人々と出会う旅。
吉本新喜劇の酒井藍さんは馬と触れ合うテーマパークで丸1日仕事を体験しました。
しっかりやるから。
そのトンっていうのやめて怖いから。
それからやっぱり委員からは次のような意見が出ました。
といった意見が出ました。
それでは上田委員の意見をお聞きください。
そのへんが何かこう…特に私なんか特集です。
私たち放送局は日々さまざまな情報をことばを使って皆さんにお伝えしています。
正しい情報をお伝えする基礎となるのは正しいことば遣いです。
放送で間違ったことば遣いをしないためにMBSには用語委員会があり私たちアナウンサーや番組制作の担当者らがメンバーになっています。
今日は用語委員会委員長の柏木宏之アナウンサーと共に気をつけたい放送のことば正しい日本語とは?ということについて考えます。
おはようございます。
おはようございます。
用語委員会では主にどういったことが話し合われているのでしょうか?MBSのラジオ・テレビのすべての番組の中でことばを間違って使ってしまったという事例の報告を受けましてこれを検討して放送現場にフィードバックして正しい日本語で放送をすることに努めるとそういう活動をしております。
最近の放送で気が付いた間違ったことば遣いはどんなものがあるんでしょうか?じゃあまず1分ぐらいのVTRを用意しましたのでその中でアナウンサーがあえて間違えた使い方を何か所かしております。
これをテレビをご覧の皆様もチェックしていただいてどこが間違っているか発見してもらいたいと思います。
ではどうぞ。
いいよ。
ありがとうございます。
あっ鈴木さん私来週阪急の茨木駅の近くのレストランでロケがあるんですけどよかったらはい!さあ皆さんはいくつ発見できたでしょうか。
もう一度それではVTRを見ながらチェックしましょう。
はいどうぞ。
(豊崎)先輩隣に座ってもいいですか?いいよ。
ありがとうございます。
(柏木)はいここです。
ここに間違いがあります。
「食べれない」と言ってますね。
これが今とても多い「ら抜きことば」ということばなんです。
「ら抜きことば」というのはですね…例えば日本語文法上これは正しいといわれております…。
(柏木)ところが…「×」になってます。
(柏木)これは実は日本語文法上「ら抜きことば」という間違えた表現なんですね。
「見れる」「食べれる」はよく聞きますよね。
(柏木)よく見ますね。
ですから私ども放送は正しい日本語でしなくてはなりませんので「ら抜きことば」には非常に神経をとがらしております。
見抜き方なんですが「行ける」「走れる」の「る」を取ってみましょう。
「行け」「走れ」「しゃべれ」「眠れ」「練れ」というふうにきれいな命令形になりますね。
この場合は「ら抜きことば」ではないと。
ところが「来れ」「見れ」「起きれ」「食べれ」「寝れ」というのはこれはおかしな命令形ですね。
ですからこれは「ら抜きことば」ですよというふうなことを放送現場に指導しております。
では続いての間違いにまいりましょう。
鈴木さん私来週阪急の茨木駅の近くのレストランでロケがあるんですけど…。
(柏木)はいここですね。
ここは実は1か所に2つの間違いが重なっております。
駅名の間違いですよね。
はいはい。
ここですね。
「阪急の茨木駅」と言っておりましたがこれは正しくは大阪府は「茨木市」でありまして阪急の駅は「茨木市駅」なんですね。
2つ間違いがあるということ。
でちなみになんですけども「茨城県」と皆さんおっしゃいますがあの県のほうも「茨城県」が正しいんですね。
「茨木市」「茨城県」これが正しいんですよ。
はい。
まあ地名の間違いというのはねそこにお住まいの方あるいはそこに関わりのある方は間違えられるとやっぱり気分の悪いもんですからねそこは正確に調べて正しく放送しましょうというのが趣旨であります。
はい。
では続いての間違いはなんでしょうか。
(豊崎)一緒に行ってリポートのご指導をいただけないでしょうか?
(鈴木)いやぁ僕じゃ役不足じゃないかなもっと上の先輩に頼んだほうがいいんじゃないの?
(柏木)はいここでありますね。
はい。
「役不足」ということばの意味の誤用と言っていいでしょうか。
「役不足」っていうのはもともとその人の力量に対して役割のほうが下のケースということなんですね。
つまり力量のほうが重いのに役目のほうが軽い。
こういう場合に「役不足」っていうことばを使います。
今は間違っておりましたね。
自分の力量のほうが軽くて役目のほうが重たいと。
つまり鈴木アナウンサーは謙遜したつもりで言っているんですが「役不足」の意味を取り違えて使ってしまったということですね。
この場合「僕には荷が重すぎるよ」というふうに言うべきかと思います。
まあそういうふうにいろんな意味の取り間違えっていうのはあるんですがもう一つ「一姫二太郎」ということばを最近間違えてご理解なさってる方もいらっしゃるようですね。
これは最初の子が女の子で2番目に男の子ができたという意味なんですね。
育てやすいとかいろんな意味があるんでしょうが。
「太郎」というのは「長男」という意味ですからね。
そして今はですね女の子が1人で男の子が2人いてなんとなく家族がにぎやかでいいねなんていう使い方に…使ってる方が国の調査でなんと3割を超えているという結果が出ているんですね。
これちょっと驚きですがね。
そうやって間違いを使う人が増えていってことばの意味自体が変わって国語辞典でも変わってしまうようなこともありますしまた「ら抜きことば」のようにほとんどの方が使っていて別に意味は間違って伝わらないというケースもありますよね。
(柏木)そうですね。
あまり正しいとか正しくないとか目くじらを立てずにまあ放送でもいいんじゃないかなっていう考え方もあるのではないかと思うんですがいかがですか?私は実はそうは思わないんです。
私どもが大変お世話になりました国語学者の風間力三先生という方がかつてこういう趣旨のことをおっしゃっております。
もともとことばというものは時代と共に変化をしていくものなんですね。
ところがですねこれはその条件は1人と1人あるいは数人のグループ小さなグループで徐々に徐々に徐々に変わっていくものが積み重なって変わっていくこれが自然の流れだということです。
ところが我々のやっております放送というものあるいはテレビ・ラジオ・新聞と言ってもいいでしょうか。
一度に何百万人という方をお相手に放送します。
つまり一瞬にして届いてしまうわけですね。
ということはこの放送の持つことばを変えてしまう力というのはある意味非常に大きいんですね。
それは自然の流れというものをはるかに超えたことになってしまいます。
ということは私ども放送がことばを乱してしまうということも考えられるわけですね。
そういうことがあってはいけません。
ですから放送は今一般の皆さんがどういうことばを使っていらっしゃるかということを見極めつつ今やはり正しいことばを使って放送しなければならないとこのように思うんです。
私は風間力三先生のことばには大賛成です。
ありがとうございました。
さて私どもJNNでは先月から人の名前に使われる漢字についてのルールを改めました。
放送では常用漢字を使うということを原則にしていますのでこれまでは人の名前も常用漢字にないものは常用漢字に替えて放送してきましたが今後はできるだけ本人の方が使っている表記そのままを使うということに変わりました。
例えばこちらのように「高」の字がはしご高と言われる字だったり偏やつくりが替わっていたり画数が多かったりまたこの画数の多い「澤田」さんの「澤」の字など旧字体や異体字と呼ばれる字を使っているお名前もそのまま表示することになりました。
お名前の漢字というのはその方の人格の一部として欠かせないものだという考え方が基本にあるわけですがかつては放送機器の限界で出せなかった字の多くが今日技術的に出せるようになったという背景があります。
ただどうしても規格にない字もありますし字の大きさによって画面で潰れてしまって読めなくなるといった場合もありますのでこうしたルールの変更が100%完全には実現できないということをご了承いただきたいと思います。
おしまいにMBS視聴者センターの報告です。
1月の視聴者センターへの問い合わせ件数は5216件でした。
問い合わせが多かった番組はご覧のとおりです。
問い合わせの大半は紹介した店などの連絡先や料理レシピです。
番組ホームページでもそうした情報を紹介していますがホームページが見られない場合は電話でもお答えしています。
こちらで受け付けています。
電話番号のお間違えのないようにご注意ください。
さて「MBSマンスリーリポート」の放送時間が変わります。
来月から第1日曜日の朝5時15分から5時30分の放送となります。
従って次回は4月6日日曜日朝5時15分からお送りします。
今回はこのへんで失礼します。
2014/03/01(土) 05:30〜05:45
MBS毎日放送
MBSマンスリーリポート[字]
▽前月のMBS番組審議会の報告やMBSテレビ・ラジオの番組情報、番組製作の模様、放送技術の取り組み、MBS主催・後援のイベント情報などをお伝えします。
詳細情報
番組内容
・第585回番組審議会「ちちんぷいぷい新春スペシャル」
・特集:MBSラジオ「気をつけたい放送のことば」
・人名はできるだけ本人表記に(JNN・2月から)
・視聴者センター報告
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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