おかげさまで「サキどり」はこの4月で4年目突入!そこで今日はスペシャル版。
過去138回の中からえりすぐりの現場を追加取材。
先駆者のありがたいお言葉と共にご紹介します。
(2人)おはようございます。
再生する日本経済を応援し新しいライフスタイルを提案する番組「サキどり」。
…を合言葉にこの3年さまざまな人やもの現象をお伝えしてきました。
例えばですね東北岩手の水産加工業を復活させたいという事で新たな流通の仕組みを考えた若きリーダーをご紹介しました。
更にもはや社会現象にもなっている減塩食地域ぐるみの取り組みこれもいち早く「サキどり」でお届け!そこで今日は番組4年目突入を前に改めて時代をサキどる人を追加取材。
見えてきたのは「つながるチカラ」でした。
知恵と思いがつながればその先の扉が開く!一体先駆者たちのつながるチカラの源は何なのか?つながった今どうなっているのか見ていきます。
まずは視聴者の皆様からの問い合わせが最も多かったこれです!おととし2月に放送した足こぎ車いす。
歩行が難しい人のための車いすなのにペダルをこぐという奇想天外の車いす。
脳卒中などで片足にマヒが残った人がリハビリに使うと失われていた体の機能が劇的に改善するという驚きの車いすです。
放送後購入先などの問い合わせが1,000件以上も寄せられました。
コバチエさんが訪ねたのは…?こんにちは。
番組を見て足こぎ車いすでのリハビリを続けています。
6年前に脳梗塞で左半身にマヒが残った井田さん。
かつては生活の全てに介護を必要としていました。
ところが散歩や買い物に足こぎ車いすを使うとどんどん元気になったのです。
日々の外出はもちろん駄目だと諦めていた海外旅行や登山も達成。
充実した毎日だといいます。
足こぎ車いすの衝撃は全国に広がっています。
やって来たのは北海道岩見沢。
市内のショッピングセンターで出会ったのは?地元の信用金庫に勤める山本亮二さんです。
お店の協力を得て休日や仕事帰りに足こぎ車いすの普及活動を続けています。
というのも脳梗塞で倒れ歩けなくなった母親が足こぎ車いすで見事回復。
多くの人に使ってもらいたいと個人的に無償で普及活動をしています。
これだけじゃありません。
長崎では自宅を開放して健康教室を始めた人も。
ここが…地域の高齢者を元気にしたいと…実は介護福祉士の山下さん。
20年以上前からこんな車いすがあったらいいと思っていました。
番組で足こぎ車いすを知ると早速2台購入。
今近所の人たちと一緒に健康づくりに励んでいます。
この4年で5,000台が売れた足こぎ車いす。
その開発にはさまざまな人のつながりがありました。
長年研究を続け…実用化に向けて協力した…使い勝手を考えて改良を加えた…そして医師と技術者をつなぐ求心力となったのが鈴木堅之さん。
製品化をリードした立て役者です。
あれから2年。
つながるチカラで足こぎ車いすは更に進化していました。
8段変速ギヤ付きのスポーツタイプが完成。
時速15kmコーナリングもスムーズです。
子供と一緒にサイクリングがしたいというユーザーの願いに技術者が応えました。
一方こちらは子供用。
就学前の小さな子供向けのSSサイズと少し大きめのSサイズ。
脳性マヒなどのリハビリにも効果が期待され…なるほど人のつながりから生まれた足こぎ車いすですがこれ利用・普及するにつれ利用されてる皆さんが社会とまたつながるという広がりが生まれるわけですよね。
その足こぎ車いすを世に出す原動力となった鈴木堅之さん。
彼が違うジャンルの皆さんを集めるという原動力になった思いは何なんですか?鈴木さんに直筆で書いて頂いています。
こちら。
鈴木さん大学そして産業界産学連携のものづくりの現場を間近で見てきたんですね。
その中で大学のアイデアそして中小企業の技術がそれぞれ優れたものを持っているのに一つにならない事にジレンマを感じていました。
せっかくの技術とアイデアを無駄にしてはいけない。
その熱意がまさに「技とアイデアの和」を生みだしその和が世界に広がるという状況なんですね。
でもつながるチカラというのは個人の意思からだけ生まれるものではありません。
環境や場所に工夫を凝らすだけで簡単につながるチカラが生まれちゃうんです。
先月渋谷のライブハウスに初来日を果たしたイギリスのインディーズバンド。
カビラさんどんなバンドなんですか?はい。
ジェレミーとエリザベスのユニットですね。
SummerCamp。
ちょっとレトロポップな感じうまく現代風にアレンジしているという事で評価はされているんですけれどもでもコバチエさんマイナーなユニットです。
ごめんなさいねはっきり言っちゃいますけど。
何でここ東京に?それもこんなお客様がいる?このライブを実現させたのはこちらの3人。
1年前とある場所で出会った事で音楽シーンを変えるかもしれないビッグビジネスを立ち上げたのです。
その場所というのが「サキどり」が2年半前に取材したコワーキングスペース。
コワーキングスペースとはジャンルの違う起業家が1か所に集まって知識や情報を共有。
お互いの得意分野を出し合い新しい仕事を生み出す場なんです。
そこで当時取材したのが藤木さん。
藤木さんはこのコワーキングスペースでの異業種との出会いから新しいネットサービスを目指していました。
あれから2年。
この場所で藤木さんが出会ったのが音楽業界に詳しいサムさんとシステムエンジニアの辻川さんでした。
そんな3人が去年10月から始めたビジネス。
それは日本に来てほしいミュージシャンをファンが投票で選ぶという新しいインターネットサイト。
このサイトではミュージシャンを呼ぶ場合の採算ラインはどこなのかを探り目標数を設定。
その数を上回ったら来日が決定します。
ファンは投票と同時にチケット代を仮決済。
ミュージシャンを日本に呼んでも結果赤字だった。
そんなリスクをなくした画期的な仕組みです。
スタートから僅か5か月で5組のミュージシャンを呼び寄せた3人。
順調な滑り出しです。
その成功の秘密を藤木さんに書いてもらいました。
「多様な人達とのつながり」その心は?なるほどね〜やっぱりつながる。
それもフェーストゥフェースがやっぱり重要なんですね。
バーチャルじゃなくて。
はい。
そこにいろんなヒントと化学反応がありうると。
突然ですがカビラさん。
こちら番組宛てにアメリカからお手紙が届きました。
去年10月に取り上げた寄付ビジネスの放送を見た70歳の女性から頂きました。
海外でご覧になったんですね。
ちょっと中を読んでみたいと思います。
お願いします。
「私は教育に特に被災地の子供にお金が直接渡るようにといつも思っていました。
年金生活者ですので多くはできませんがこれからも続けたく思います」というお手紙と共に500ドルのお金を送って下さいました。
ありがとうございます。
さて思わず寄付したくなる寄付ビジネスのその後一体どうなったのか取材しました。
「寄付」という文化はなかなか根づかない日本。
そこで去年10月寄付にビジネス感覚を導入して使いみちの透明性を高めた新しい寄付の形を紹介しました。
取材したのは…今井さんが考え出した画期的な仕組みそれはこのクーポン。
裏にはID番号が振られていていつどこで誰が使ったか追跡できるという仕組みです。
しかも使いみちは塾やピアノ教室の習い事など教育目的に限定。
当時389人の被災地の子供たちに1人25万円分のクーポンを贈っていました。
あれから5か月。
こんにちは。
(スタッフ)こんにちは今井さん。
その節は大変お世話になりました。
再び今井さんの事務所を訪ねた「サキどり」スタッフ。
今どうなっているか聞いてみると?今井さんの課題は個人からの寄付の伸び悩み。
現在収入全体に占める割合は僅か4%しかありません。
個人からの寄付集めに奔走する今井さん。
この日は生命保険のトップセールスマンたちが集う会で寄付を呼びかけます。
寄付によってどれほど被災地の子供たちが救われているか今井さんはある高校生の声を伝えました。
ビデオレターをくれたのは被災地宮城県亘理町の高校2年生太田千草さんです。
震災当時千草さんは中学2年生。
高校は進学校を目指していました。
ところが津波で自宅を失い太田さんの家庭は厳しい生活を強いられました。
もはや塾通いはできないと諦めていた千草さん。
今井さんのクーポンが手を差し伸べてくれました。
寄付のおかげで進路が開けた千草さん。
来年の大学受験を目指して猛勉強の日々です。
寄付によって人間的にも成長していく子供たち。
(拍手)東日本大震災から3年今井さんの挑戦は続きます。
う〜んいいですね。
今井さんのこの「つながるチカラ」なんですけれどももちろん善意でつながっていくこれもすばらしい事なんですが善意の先にその結果が見えるというね見える化する事でビジネス化する。
これはやっぱり持続可能になりますよね。
その新しい形の寄付で昨年度クーポンを受け取った子供たちは小学生から高校生まで合わせて180人。
そのうち28人の高校3年生が大学などに進学する事ができたという事です。
こうやって結果が見えてくる…すばらしいですよね。
さあ続いては私ジョン・カビラがお届けしてまいります。
つながるチカラで世界に羽ばたく日本の伝統の技です。
彼が作りだすその刃物の切れ味
どんな料理もワンストロークで鮮やかに切り分ける。
世界的なフレンチ料理のコンテストで披露された増谷のテーブルナイフ
名だたる料理人たちを魅了した
増谷の新たな挑戦それは1,500年の歴史を誇る越前漆器とのコラボ
木肌を一切荒らさない滑らかな手磨きの技術
脈々と受け継がれる伝統の技で更なる世界進出を目指す
所変わってアメリカ・ニューヨーク。
ニューヨーカーたちを虜にするインテリア用品がある。
独特の輝きを放つ銅板。
大切なお客を迎える玄関ホールの壁に。
高級フランス料理を引き立てるプレート。
用途を選ばないデザイン性に富んだ銅板の輝き。
人呼んで…
400年の伝統を誇る銅の着色技術を芸術の域に高めたのは…
大根ぬか床何千とおりもの薬品や天然素材を組み合わせて生みだされる折井マーブル
まさに先人の知恵と先端科学の融合
匠の技と革新的な技術で世界を狙う
さあまだまだあります。
つながるチカラでまさに世界に大きく羽ばたいているのがこちら。
カビラさんお願いします。
はいメガネ。
軽い!心地よい!3年前に「サキどり」が取り上げた福井のメガネ。
驚くべき進化を遂げていました。
流行の発信地イタリア・ミラノ。
世界最大級のメガネ見本市で日本製のメガネがバイヤーをうならせていました
それがこちらのメガネ
メガネの概念を覆す究極のかけ心地がたまらないそうです
実は「サキどり」3年前からこのメガネに注目していました。
作者の兵井伊佐男さんを取材
私小林が兵井さんの工房を訪ねかけ心地の秘密に迫りました
驚きの軽さの秘密はそのフレームの細さ。
しかもフレームのレンズ部分とツルの部分を分離させたのがミソ。
というのも一般的なメガネはレンズ部分とツルが一体化しています。
そのためフレームを細くすると僅かな力でレンズが傾いたりゆがんだりしてしまいます。
そこで兵井さんは2つのパーツに分離する事でフレームを細くしても形が崩れないようにしたのです
更に驚いたのは注文書に書かれたこの数字。
「F」はフレーム。
「PD」は瞳と瞳の間隔。
なんと兵井さんは一人一人に合わせてレンズの位置を調整していました
オーダーメードでの製作のため月に100個が限界。
究極の軽さと使いやすさを兼ね備えたメガネは兵井さんの手作りでしか作れないものでした。
そして今…
福井にやって来ました。
3年前この場所で出会ったあの方が今新たな展開を迎えているそうです。
再び訪ねてみます。
ありました!あの木造の建物。
こんにちは。
こんにちは。
お久しぶりです兵井さん。
小林です。
早速見せてくれたのは…
なんと無理だと言われていた工場での量産化にこぎ着けたというのです
なぜ量産化を始めたのかと尋ねると…
…というのも放送後兵井さんのもとにはメガネに対する切実な悩みが数多く寄せられていました
(兵井)「メガネが重くてノイローゼ気味です」とか。
「メガネに困っている人たちをできるだけ多く救いたい」
オーダーメードから量産化へ動き出した兵井さん。
これまでの作業工程を見直しました
その結果一人一人の瞳の位置に合わせて作る事は断念。
レンズを大きくする事で個人差がある瞳と瞳の間隔をカバー。
作業を単純化しました。
ところがレンズが大きくなった分メガネ全体が重くなり究極の軽さを失ってしまう事になったのです
そこに救いの手を差し伸べたのがこの人。
日本一のメガネ産地鯖江市からやって来たメガネメーカーの手賀昭則さん。
かけ心地を追求する兵井さんの事を知り自分も力になりたいと協力を申し出たのです
量産化しつつ究極の軽さを追求する2人。
望みを託したのはステンレスの半分ほどの重さの金属「ベータチタン」。
求められたのは高度な溶接技術
頼りはメガネ作り一筋17年の手賀さんの技でした
そして試行錯誤する事半年ついに量産化を実現したのです。
生産能力はこれまでの10倍に跳ね上がり世界デビューを果たした兵井さんと手賀さんのメガネ
2人の思いはきっとメガネに悩む世界中の人たちを救うに違いありません
兵井さんこれまでは徹底的に手作りにこだわられたという事なんですけれども量産化ちょっと妥協かもしれないけれどもかけ心地そのすばらしさを世界に広めるという事ではこの柔軟な対応すばらしいじゃないですか。
機能もアップしました。
より強くなりましたからね。
ここまでこだわっている兵井さん。
このつながるチカラの源は何なんでしょうか?兵井さんのこの言葉に表れていると思います。
人のために何が必要なのか人としっかり向き合う事でしかいいものは作れない。
そういう真摯な姿勢が共感を呼んで手賀さんのような人たちとのつながりが生まれていったんじゃないかなと思います。
すばらしい試みの数々ずっと紹介できている「サキどり」うれしいですね。
いっぱい世の中変わるんじゃないかという希望を頂きましたね。
小さな思いからそれがつながっていって大きな現象を生みだすというね。
僕らもほんとに勇気をいろいろ頂いてきました。
さあ番組もエンディング間近ですけれども番組ご覧の皆さんにお知らせがあります。
番組スタートからずっと司会を共にコバチエさんありがとうございます。
ところがこれが最後になってしまうんですね。
番組を離れる事になりました。
この3年間いろいろな方々に自分の信じた道を前に進む力というのを教えて頂きました。
その力を私も忘れずに前進していきたいと思います。
是非お願いします。
という事でエンディングナンバーは春いろんな所へ旅立たれる皆さんへの応援歌です。
コバチエさんは大阪?はい勤務地変わります。
その翼に豊かな風が吹きますようBetteMidler「WindBeneathMyWings」。
番組を通して日本を元気にする人やものは案外私たちの身近にあって私たちがちょっと視点を変えるとまた違った世界が見えてくるという事を学びました。
これからも「サキどり」ではあっこんな所に注目したら何か変わるかもという情報をお届けしていきます。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
2014/03/30(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「4年目だヨ!スペシャル版で全員集合!!」[字]
祝!4年目突入!スペシャル版!★先駆者たちのありがたいお言葉★「つながるチカラ」の源とは?★世界に羽ばたくビジネスの最前線★衝撃のラスト!グッバイ・こばちえ!
詳細情報
番組内容
おかげさまでサキどり↑は、4月で4年目に突入! そこで今回は、スペシャル版! 過去138回の放送の中から、えりすぐりの現場を追加取材。問い合わせ件数最多の「足こぎ車いす」に、音楽シーンを変えるかもしれない新ビジネスが生まれた「コワーキング」など、「つながるチカラ」で大躍進。そのエネルギーの源は何か? 先駆者たちのありがたい言葉とともに紹介! こばちえ総力取材でお送りする、サキどり↑のその後!
出演者
【キャスター】ジョン・カビラ,小林千恵
ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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