障害者のための情報バラエティー…言葉に詰まってうまく話せないと悩んでいる人たちに集まってもらったよ。
という事で皆さん今いわゆるきつ音で困る事って具体的にどういう事があるんでしょうか?なるほどね。
散髪行って「どうします?今日は」「前髪をこうしてここ切って」というのがなかなか言いづらいと?はい。
そんな時はどうしてるんですか?ちょっと待って下さい。
何を我慢するんですか?ホントはこうしてほしいのに気が付いたら何か丸坊主になってたみたいな?哲夫さんどうですか?今から何か言わなあかんっていうそのプレッシャーを背負った時にしゃべりだしにくくなってしまうという状況やなって思いまして。
これ僕らの仕事でもあるんですよね。
ここは絶対かんだらあかんみたいな…。
もう今からすごい大事なセリフで絶対かんだらあかんという時こそかんでしまうんですよ。
たまにホンマ「ぬんでやねん!」言うてる時ありますから。
菊池さんかむっていう事がよくありますよね。
菊池さんもきつ音の当事者であり大学病院できつ音を専門に研究されているという。
かむ人って…毎日かんでいるという訳ではないんですね。
きつ音の人って毎日どもってる事が多いんですけど文章を読んでいても同じ所でつっかえるというのがある。
これは治せないんですか?きつ音を治す方法を知りたくて医者になったんですけどいろんな治療法があるんですけどそれによって治るような確立された方法はないですね。
荒木さん今は大学生ですよね。
一番何が困ってますか?一番悩んでる事は?今だったら…それがだいぶきつい感じがありますね。
プレッシャーを感じて自分でも何言ってるか分からないみたいな状態に陥ったりしますね。
愛知県の大学に通う荒木隼人さんは今年4年生。
就職活動を続けているが全然うまくいっていない。
これまで…原因は面接でまともに話せなかった事だと感じている。
荒木さんはとにかくきつ音を治したいとさまざまな専門書を読み自己流の訓練方法を考えた。
初対面の人と緊張しないで会話ができるようにと1日10人と話す事を目標に掲げた。
話す時は余裕を持って丁寧に。
まずはコンビニの店員さんを相手に話をする事にした。
「筆箱落ちていませんでしたか?」と聞き落とし物がない事を確認したら「ありがとうございました」と礼を伝えた。
この会話を次々とコンビニを訪れては繰り返し練習した。
しかし1か月たってもきつ音の症状はよくならなかった。
どうしていいか分からない!自己流に限界を感じた荒木さんは今年6月きつ音のある人たちの自助サークルを訪ねた。
ここではきつ音を改善したい当事者たちが月に1〜2回集まりボイストレーニングなどに取り組んでいる。
これはリズムをとって話す練習。
小山です。
タイミングを計る事で話しやすくなる事もあるという。
その一方できつ音は必ず改善する訳ではない事も理解している。
だからありのままの自分を受け入れるために互いに悩みや意見を述べ合う事もある。
この日荒木さんは就職面接の練習をしたいと申し出た。
同じきつ音の仲間から自分の受け答えがどう見えるのか意見を聞いてみたかったからだ。
本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ではお座り下さい。
はい。
当社を希望された理由について言って頂けませんか?憧れがあったというかそういった事に…仕事を就いてみたいと思っていたのでそれで…希望しました。
長所とか短所は何だと思いますか?荒木さんはこの面接で伝えたい事の半分も言えなかった。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ひどかったな。
仲間から早速アドバイスをもらう。
やっぱり自己P.R.とかあと自分の長所を言う時に…ちょっとあまりに…いきなりすらすら話すといってもそれは無理なんでね…長所といえば長所かもしれないからね。
厳しい意見に真摯に耳を傾ける荒木さん。
就職面接を乗り切るためのヒントはつかめたのかな〜。
哲夫さんどうですか?今の見てて。
面接のシーンね。
ちょっと目を見たら…プレッシャーを感じてはる時にまばたきを忘れてしまっているんやと思います。
こっちの方に意識がいってこっち意識なくなってると思うんですけど。
まばたきしてなかったんですって。
僕は笑い飯大好きなんですけどネタ中ず〜っとまばたきしてはりますよ。
そうなんですよ。
これめっちゃ癖なんです。
だから逆にね俺もそれくらい減らしたいのにと思って。
ちょっと減らしたいのにぐらいはあったんですけど。
荒木さん面接受ける時にですねちょっとあんまり意識し過ぎなんちゃうかみたいな話がありました。
気にし過ぎ違うかという事ですけど。
やっぱり自分でも話してて…自分の目標としては全くどもらずに流ちょうにしゃべるのが目標ですもんね。
そうですね。
そういう目標にしてるから少しでもどもったら周りの人が大して気にする事じゃないよと言っても本人が常に高い目標を設定しているからちょっとでもどもったらもう嫌だっていうふうな感じで自分で自分の首を絞めているっていう。
その時に私が結構お勧めしてるのが自己紹介。
自分の名前を言ったあと…というふうに伝えると多分本人の目標設定が下がるから自分の言いたい事の方に集中できるのかなって。
なるほど。
障害者のあるある話「バリバナ」
私は言いにくい言葉があると頭に「お」を付けると言いやすくなる
丁寧な表現にもなるので一石二鳥。
ある日夜勤中に上司に電話を掛けなければならなくなった。
社内には電話を掛ける時のマニュアルがあり「夜分恐れ入ります」という言い回しを使う事になっている。
しかし「や」で詰まってしまいとっさに口にしたのが「お夜分恐れ入ります」。
すると上司に「親分とは何だ!ふざけるな!」とどなられた。
その後は「お」を付けても大丈夫か考えてから言うようにしている
ここで番組に寄せられたメールを1通紹介します。
このメールを送って下さったのは実は高橋さんなんです。
(菊地)高橋さんは小中高校生時代やっぱりどもってたと思うんですけどそれに対して周りはどういうふうな反応でした?高橋さんの場合は親御さんとかお友達とかには僕はきつ音だっていう事はおっしゃってきたんですか?ないんですか?例えば子どもの時にお父さんとかお母さんがしゃべり方について何か言ってきたりとかそういう記憶はないんですか?自分の親にも自分のきつ音があるっていうか。
自分の親と自分のきつ音の事を話した事ない人が多いんですね。
昔親が原因といわれてた時代があったんですよね。
その時は子どもにきつ音の事を触れちゃいけないし話題にもしちゃいけないっていう話があったんで。
私も親と話した事はなくて。
いやちょっと待って。
こんな孤独な…知らんかったわ。
高橋さんホントはこういう所でしゃべるの嫌なんですか?とんでもない事ですよね。
そんなつらい過去を持つ高橋さんですが…ご覧下さ〜い!高橋さんは2年前から北名古屋市にある鉄鋼会社で働いている。
主な作業は金属の加工。
基本的には一人での作業が多いが段取りなど仕事上の打ち合わせは欠かせない。
同僚とのコミュニケーションもばっちり。
しかし高橋さんがここに就職するまではほとんど誰とも話す事はなかった。
高橋さんは高校1年生の時言葉に詰まる度にクラスメートからいじめられた。
ある時出欠の点呼で名前を呼ばれ声が出なくなった。
みんなに笑われ更にある男子生徒が「いませ〜ん」と答えた。
言葉が出ない高橋さんは反抗さえできなかった。
屈辱に耐えきれず高校を中退。
その後10年間引きこもる生活が続いた。
転機が訪れたのは26歳の時。
知人の紹介である女性と交際。
女性はきつ音を気にする事なく高橋さんを一人の人として受け入れてくれた。
その後2人は結婚。
子どもにも恵まれた。
家族を支えるために高橋さんは社会に出て働こうと決意。
そして就職したのが今の会社だ。
入社してすぐに始めた事がある。
それは…。
朝一人一人にあいさつする事。
自分からコミュニケーションをとっていく事も大切だと考えたのだ。
続いて…この日は高橋さんが当番。
1234。
数字は比較的言いやすい高橋さん。
人前にも立つようになった。
そんな高橋さんの事を同僚はどのように見ているのだろうか?僕らは全然…彼なりに頑張って話をしてくれているのが分かりますから僕らとしては全然問題はないというか。
休憩時間高橋さんが同僚のもとにやって来た。
実は最近社内のフットサルサークルに勧誘され入ったのだ。
だからそこをなんとか「こうして下さい」と言ってあげる。
そういうのもっと言っとこう。
ズバッと言ったって。
笑い合える仲間に出会った高橋さん。
これで心配ないよね。
…と思いきやそれでもなお人前で話す事にはためらいがあるという。
哲夫さんいかがだったですか?職場の方とねずっと今仲良くお話しされててね職場の方もすごいいい関係性をね向こうからも作ろうとしてはるというのが何かいいなと思って。
ただ高橋さんラジオ体操の数字は普通に言わはるじゃないですか。
あれだけ普通に数字すらすらと言わはんのやったら体の動きももうちょいちゃんとキビキビしたらどうですか?そこ!?ほかのねもうちょい年上のおとうさんが一生懸命やってるのに高橋さんがだるそうに…。
でもどうですか?ホントに人前でしゃべるの苦手や言ってたけどもすごく仕事仲間とでは自然にコミュニケーションとれてるように思いましたけど。
今日はそれでも出てこられたというのは何でなんですか?応援してくれるいう仲間もおって何よりも高橋さん自身も届けたいメッセージがあるっていう思いが前からあったんですよね。
という事はそのTシャツって単にふざけて着てるんじゃなくひょっとしてメッセージを届けるのはいつやるの?
(笑い声)それとは違うねん。
なるほど。
こういう事なんですかね?緊張しなくてもどもるっていうのがあって。
つまり人前で発表する時はどもるんですけどじゃあ家に帰ってお父さんお母さんの前でもどもる事があるというふうな事で。
単に緊張してるからどもる訳ではないっていう事ですね。
哲夫さんいかがだったですか?今日は。
そうですね。
最初前半の時に漫才とかでもかむ時があってという話はまさにしてたんで嫌な事言ってたんだなというのがありましたけども。
でもホントにやっぱり我々のね理解していくっていう事がすごい大事やなって思いますしお互いのその努力を見た…。
すいません。
かみましたね。
今日は相方おらへんから突っ込んでもらわへんよ!2014/02/14(金) 21:00〜21:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「きつ音」[解][字]
今回のテーマは「きつ音」。話す時に言葉につまったり、同じ音を繰り返したり…「きつ音」のある人たちがスタジオに集合!コミュニケーションの悩みを語り合う。
詳細情報
番組内容
今回のテーマは「きつ音」。話す時に言葉につまったり、同じ音を繰り返したり…「きつ音」のある人たちがスタジオに集合! 就職活動で面接でうまく話せないために不採用が続いてしまうという大学生。高校生の時にクラスメートにいじめられてから10年間、誰とも話さなかったという男性。当事者たちが悩みを語り合う。【ゲスト】笑い飯哲夫
出演者
【ゲスト】哲夫,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,伊藤愛子
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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