世界を驚かせたSTAP細胞。
小保方さんらが、論文の取り下げに同意したことが明らかになりました。
この問題の行方は。
こんばんは。
ニュース7です。
STAP細胞の論文は体をなしていない。
小保方さんが所属する理化学研究所の幹部は、こう述べました。
STAP細胞の論文に不自然な点が相次いで指摘されている問題で、理化学研究所はきょう、記者会見を開いて、調査の中間報告を公表し、論文を速やかに撤回すべきだと指摘しました。
また小保方研究ユニットリーダーなど、理化学研究所の3人の共同著者が、論文の取り下げに同意したことも明らかにしました。
記者会見には、理化学研究所のトップ、ノーベル賞受賞者の、野依良治理事長らが出席し、冒頭で謝罪しました。
さらに、別の幹部は、STAP細胞が存在するのかどうかについて、こう述べました。
ことし1月、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループが発表したSTAP細胞。
あらゆる組織になるとされ、再生医療への応用が期待される新たな万能細胞の作製に成功したという論文は、世界的に大きな注目を集めました。
それまでのES細胞や、iPS細胞と違い、受精卵を壊したり、遺伝子に手を加えたりせず、体の細胞を酸性の溶液に浸すだけで、簡単に万能細胞が作り出せるとされたからです。
論文が科学雑誌、ネイチャーに掲載されたあと、各国の研究者がSTAP細胞を作ろうと試みました。
しかし、再現実験に成功したという報告は出されていません。
さらに、論文そのものにも、多くの疑問点があることが、次々と指摘されるようになったのです。
特に重大視されたのが、研究の核心部分に関わる画像が、不適切に操作されたのではと、指摘された問題です。
この画像。
STAP細胞がマウスの体の細胞から出来た裏付けとされています。
ところが、よく見ると、真ん中の部分だけ少し色が違って見えます。
この部分だけ別の画像を貼りつけたのではないかという疑いが出ていました。
きょうの中間報告で、理化学研究所は、画像の一部が切り貼りされ、縦の長さを変えるなどの操作が行われたと認めました。
なぜ、こうした操作が行われたのか、引き続き調査するとしています。
疑念が指摘された画像はほかにも。
STAP細胞の万能性を示す証拠とされた、この3枚の画像です。
画像は、小保方さんが3年前に書いた博士論文に使われた、別の実験の画像と極めてよく似ていました。
このため画像が流用された疑いが出ていたのです。
画像は同じものなのか。
理化学研究所はきょう初めて、公式の見解を示し、博士論文と同じ写真だと判断せざるをえないとしました。
さらに、小保方さんや、共同で論文を作成した理化学研究所の笹井芳樹副センター長からは、画像を取り違えたと説明されただけで、博士論文の画像だという申告はなかったとしています。
一連の問題について、小保方さんはどう話しているんでしょうか。
では、論文はどうなるんでしょうか。
小保方さんなど、理化学研究所に所属する3人の共同著者はコメントを出しました。
論文を取り下げる可能性について、著者の間で連絡を取り、検討しています。
適切な時期に改めて説明する機会を設け、誠意を持って対応してまいります。
理化学研究所の幹部は、論文の撤回を求めたことを明らかにしました。
ネイチャーに掲載された論文は2つあり、小保方さんなど14人の研究者が、著者として名前を連ねています。
このうち理化学研究所の3人は、論文の撤回に同意しているということです。
同じく著者の、山梨大学の若山照彦教授も、論文を取り下げるべきだとしています。
しかし、STAP細胞のアイデアを出した、ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授は、取り下げに同意していないということです。
このため、全員が同意して、ネイチャーへ論文の取り下げの申し出が行われるかどうかは分からない状況です。
今回の問題。
不正行為が行われたのかどうか、それを判断するには、理化学研究所はさらに調査が必要だとしています。
その上で、理研の研究担当の理事は、組織風土を見直していく考えを示しました。
会見はおよそ4時間にわたり、午後6時過ぎに終わりました。
しかし、最終報告をいつ出すのかなどは、明確にされませんでした。
では、科学文化部の藤原記者とお伝えします。
藤原さん、最大の焦点は、STAP細胞は存在するのかどうかということだと思うんですが、きょうの会見の説明で、その点については、どこまで分かったんでしょうか?
現時点では、STAP細胞はあるのかないのか、全く分からないという状態に逆戻りしたといっていいと思います。
今回の会見で理化学研究所の幹部は、論文のデータを扱いは極めて不適切で、常道を逸しているという厳しい表現で批判しました。
研究の世界では、まずデータを集めて、その結果を論文として発表し、それを第三者的な研究機関で検証して、初めてその研究が本当かどうか認められることになります。
しかし、仮に今回、論文の取り下げということになりますと、科学的にはその成果が白紙に近い状態になってしまいます。
特に今回の会見では、理化学研究所の内部でも、論文に書かれたようなSTAP細胞は、まだ再現できていないことが明らかにされました。
今後の論文の検証作業ですけれども、どのように進めていくべきなんでしょうか。
今回の中間報告では、調査委員会はまだまだ調査中の問題が多く残されているとしました。
小保方さんは、調査委員会のヒアリングで画像の切り貼りなどについて、やってはいけないことだという認識がなかった、申し訳ありませんと話したということで、理化学研究所で研究の倫理観がどのように守られていたかについても、課題が浮き彫りになりました。
これについて専門家に話しを聞いています。
まずは現在進められている、今回の論文に不正があったのかなかったのかという調査の最終的な結果を早く出すことが先決です。
迅速に調査を進め、その結果を公開していくことが求められています。
これと同時に、STAP細胞が本当に存在するのか、現在、残されている細胞などのサンプルを、第三者に提供するなどして、客観的に検証してもらうなどの対応も行う必要があると思います。
科学文化部の藤原記者でした。
憲法改正の手続きを定めた国民投票法を巡って、自民、公明両党と民主党の実務者が会談し、公務員が組織的に賛否を働きかける運動を禁止する規定は明記せず、付則に盛り込むことなどで、大筋で合意したことから、審議が順調に進めば、今の国会で、改正案が成立する公算が大きくなりました。
自民、公明両党は、憲法改正の手続きを定めた国民投票法について、投票年齢を、改正法の施行から4年後に、18歳以上に引き下げるなどとした改正案をまとめ、野党各党に共同提出を呼びかけていて、すでに日本維新の会が応じる方針を決めています。
こうした中、自民、公明両党と民主党の実務者がきょう、国会内で会談し、与党の改正案に明記されている、公務員が組織的に賛否を働きかける運動を禁止する規定を巡って意見を交わしました。
この中で自民党は、民主党の反対を踏まえ、最大限の譲歩をしたとして、こうした規定を改正案に明記せず、今後の検討課題として、付則に盛り込む考えを示したのに対し、民主党も高く評価できるとして受け入れました。
また民主党が、投票年齢について、改正法の施行と同時に18歳以上に引き下げるよう求めてきたことを踏まえ、早期の引き下げに向けて、各党による作業チームを設けることなどでも大筋で合意したことから、審議が順調に進めば、国民投票法の改正案が今の国会で成立する公算が大きくなりました。
与党側は来週、ほかの野党とも協議を行い、改正案の共同提出を呼びかける方針です。
次です。
損害は1000億円をくだらないとしています。
大手電機メーカー、東芝の、半導体に関する研究データを、提携していたメーカーの元社員が、転職した韓国の企業に不正に提供したとして逮捕された事件。
元社員が持ち出したのは、半導体の性能向上につながる材料などに関するものだったことが分かりました。
警視庁は、重要な技術を提供した見返りに、有利な待遇を受けていた疑いがあると見て調べています。
きのう逮捕された杉田吉隆容疑者。
東芝の営業秘密に当たる半導体の研究データを、転職先の韓国企業に提供したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
研究データが不正に提供されたとされる記憶用の半導体、NAND型フラッシュメモリーです。
昭和62年に東芝が開発。
スマートフォンなどに欠かせない半導体で、東芝にとっては稼ぎ頭ともいえる重要な製品です。
その開発拠点、四日市工場。
杉田容疑者は、かつてここで働いていました。
杉田容疑者が勤めていたのは、東芝と業務提携していたアメリカの半導体メーカー、サンディスクの日本法人。
四日市工場では、技術者として、半導体の共同研究に携わっていました。
警視庁の調べによりますと、6年前の平成20年5月にサンディスクを退社し、その2か月後、韓国のSKハイニックスに転職。
この直後に、コピーしていたデータを渡していたということです。
警視庁は、杉田容疑者が、当初から転職先の企業に売り込む計画だった疑いがあると見ています。
フラッシュメモリーは、日韓の企業を中心に、激しい開発競争が繰り広げられています。
IT技術の調査会社によりますと、2012年のシェアトップは、韓国のサムスン電子、2位が日本の東芝、SKハイニックスは5位になっています。
調べに対し、容疑を認めているという杉田容疑者。
コピーしたデータは、フラッシュメモリーの性能向上につながる、絶縁膜と呼ばれる材料などに関するものだったことが、警視庁の調べで分かりました。
杉田容疑者は、転職後、仕事の合間に海外旅行を繰り返す生活を送っていたということで、警視庁は重要な技術を提供する見返りに、高い報酬など、有利な待遇を受けていた疑いがあると見て調べています。
東芝は今回の事件で受けた損害は、1000億円は下らないとしていて、杉田容疑者とSKハイニックスに対して、損害賠償を求める訴えを裁判所に起こしました。
日本企業が持つ企業秘密が外国企業に流出するケースは後を絶ちません。
経済産業省によりますと、ここ数年は、警察による摘発や、被害を受けたとする企業が、損害賠償を求めて提訴するケースが増えています。
おととしには、愛知県の大手工作機械メーカー、ヤマザキマザックから、製品の機密情報を持ち出したとして、元社員の中国人の男が逮捕。
大手鉄鋼メーカーの新日鉄住金は、退職した技術者を通じて、特殊な鉄鋼製品の製造技術を不正に取得したとして、韓国の大手鉄鋼メーカーなどに、損害賠償を求める訴えを起こしています。
政府は、平成15年に企業秘密の流出に関して、初めて刑事罰を導入したあとも、罰則を強化しています。
現在は企業秘密を不正に取得したものは、最高で懲役10年以下、または1000万円以下の罰金となっています。
これまでに刑事裁判が行われた事例は13件にとどまっているということです。
経済産業省の調査では、回答したおよそ3000社のうち、企業秘密の流出が明らかにあったと答えた企業が6.6%、恐らくあったが6.9%と、合わせて1割を上回りました。
また、流出が明らかになったと回答した企業のうち、およそ半数は、正社員の中途退職者によるものだったとしています。
電機メーカーなどで作る日本電機工業会の会長は。
政府の対応について、茂木経済産業大臣は。
茂木大臣はこう述べ、企業秘密の流出に対する対応の強化を検討する考えを示しました。
次は国会です。
安倍総理大臣は、参議院予算委員会の集中審議で、自民党が公約に掲げ、集団的自衛権の行使は認められるとした、国家安全保障基本法案について、国会に提出するかどうかは決めていないとしたうえで、憲法解釈を変えずに提出はできず、野党時代とは状況が変わっていると述べました。
また、春闘で大手企業を中心にベースアップの回答が相次いでいることについて、次のように述べました。
沖縄県竹富町が、地区の協議会が選んだものとは別の教科書を使っている問題で、文部科学省は、新年度から地区の協議会が選んだ教科書を使うよう、きょう、竹富町教育委員会に直接、法的に改善を義務づける是正要求を出しました。
これに対し、竹富町教育委員会の慶田盛安三教育長は、是正要求に対する今後の対応を、教育委員会で検討していく考えを示す一方、文部科学省を批判しました。
大手企業が従業員の基本給を引き上げるベースアップを相次いで回答するなど、賃上げの動きが広がっていることしの春闘。
連合がきょうまでに交渉が終わった491の組合の結果をまとめたところ、正社員の賃上げ額は、ベースアップと、年齢や勤続年数に応じて基本給が上がる定期昇給を合わせて、平均で月額6491円となりました。
去年の同じ時期より1218円、率にして23%の大幅な増加となっています。
従業員300人未満の中小企業は、278の組み合いで交渉が終わり、賃上げ額の平均は5560円で、去年の同じ時期より467円、率にして9%増加しています。
一方、非正規労働者については、時給の平均で12円、月給の平均で2968円の引き上げになっているということです。
青森と上野の間を40年以上にわたって結んできた寝台特急あけぼの。
きょう午後6時半ごろ、多くの人たちが別れを惜しむ中、最後の上りの列車が青森駅を出発しました。
青森駅のホームには、上野に向かう最後の上りのあけぼのを見送ろうと、鉄道ファンや地元の人たちなど、数百人が詰めかけました。
そして、伝統のねぶた囃子が響く中、あけぼのは、午後6時27分に出発し、集まった人たちは大きく手を振って見送っていました。
あけぼの、さようなら。
ありがとう!
日本のスキージャンプを長くリードしてきた、43歳の岡部孝信選手。
きょう、現役に別れを告げました。
岡部選手は、オリンピックの代表に4回選ばれ、長野オリンピックでは、団体の1人目を務めました。
伸ばしていけ、伸ばしてきた!大ジャンプだ、岡部!
日本の金メダルに貢献し、その後、16年間世界と戦い続けました。
来月から所属先で指導者の道を歩み始めます。
大相撲春場所です。
綱取りの大関・鶴竜は、序盤の5日間を1敗で終え、きょう、6日目の土俵です。
綱取りを目指す鶴竜。
両横綱が全勝で来ていますので、これについていかなければなりません。
踏み込みました。
得意の右四つの体勢。
左の上手まわしも取っています。
きょうも強い相撲でした、寄り切り。
鶴竜の勝ち。
重みが出ています。
中入り後の勝敗です。
エジプト出身の大砂嵐が、平幕でただ一人の6連勝です。
平幕でただ一人勝ちっ放し。
力をつけてきています大砂嵐。
きょうは体がよく反応しました。
豊響が今場所初白星。
遠藤はきのうの大関・稀勢の里戦に続き、2連勝です。
もろて突きです。
…まわし。
遠藤、中に入った。
左のまわし。
右も前まわし、出し投げで崩しました。
攻めきりました、押し出し。
遠藤、勝ってまたまた大歓声。
稀勢の里が2連敗。
白鵬、日馬富士の両横綱は6連勝です。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
この時間、広い範囲で雨や雪になっています。
このあとはといいますと、今夜遅くにかけては、関東甲信地方では、一部雪のちらつく所がありそうです。
土曜日、日曜日の天気はどうなりそうですか?
比較的、晴れ間の出る所も多くなりそうなんです。
あすの天気図を見ていきますと、大陸側から高気圧が張り出してきまして、西日本、東日本を中心に穏やかに晴れそうです。
一方で低気圧に近い北日本などでは、雲が多めで、雪の降る所もありそうです。
そしてあさって日曜日にかけて、高気圧圏内の東日本や西日本では晴れるでしょう。
一方で、北陸から北の日本海側を中心に、低気圧が通過する影響で、雨や雪という所が多くなりそうです。
最高気温の予想。
土曜、日曜日と見ていきます。
土曜日はまだ低めなんですね。
10度前後です。
一方、日曜日にぐっと上がりまして、平年を上回ってきます。
東京や大阪は17度と、春を感じられるようになりそうです。
それではあすの予報を見ていきましょう。
東北や北陸付近の雪の表示、こちらは午前中いっぱいとなります。
関東から西の各地域、晴れますが、花粉が飛びやすいですので、ご注意ください。
気象情報をお伝えしました。
お城に描かれた春の物語です。
福島県会津若松市の鶴ヶ城です。
城の壁にCG映像が映し出されました。
2014/03/14(金) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽STAP細胞問題で 理研が注目の中間報告 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子
詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子
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ニュース/報道 – 定時・総合
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スポーツ – スポーツニュース
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