NHKニュース7 2014.02.28

数々の童謡や詩を世に送り出したまど・みちおさん。
104歳で亡くなりました。
南海トラフの巨大地震で見込まれる大量のがれき。
東日本大震災のおよそ11倍に上ると見られています。
こんばんは。
ニュース7です。
まず先ほど入ってきたニュースからお伝えします。
インターネット上の仮想通貨、ビットコインの東京にある取り引き仲介会社、マウントゴックスが経営破綻し、きょう、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したと発表しました。
システムの不具合を悪用した不正なアクセスによって、利用者が預けていたビットコインなどがなくなったとしています。
申し訳ございませんでした。
民事再生法の適用を申請したのは、インターネット上の仮想通貨、ビットコインの大手取り引き仲介会社で、東京・渋谷区にあるマウントゴックスです。
発表によりますと、マウントゴックスは今月初めごろ、システムの不具合を悪用した不正なアクセスがあり、ビットコインが不正に引き出されている可能性があることが分かったとしています。
会社側は正確な状況はまだ把握できていないとしたうえで、その後の会社の調査で、利用者が会社に預けているおよそ75万のビットコインや、会社自身が保有するおよそ10万のビットコインのほぼすべてがなくなっていることが判明したということです。
また利用者が会社に預けている現金についても、多額の現金が不足しているということで、その額は最大でおよそ28億円に上るとしています。
マウントゴックスは、利用者の口座が国の内外で110万を超えるとしていた大手ですが、今月、システムの不具合を理由に一部の取り引きを停止し、今月26日からは利用者とサイトを守るためなどとして、すべての取り引きを停止していました。
運営会社からは、詳しい状況の説明がないままの状態が続き、利用者からは強い不満の声が上がっていました。
次です。
きょうは太平洋側を中心に気温が高くなり、4月下旬並みの陽気になった所もありました。
しかし、あすからは東日本などで再び寒さが戻る見込みで、あさって日曜日には、関東甲信の山沿いを中心に雪が降り、大雪になるおそれがあります。
気象庁は、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
日ざしが照りつけた東京の都心です。
半袖で歩く人も。
静岡市では、花見を楽しむ人たちもいました。
きょうは太平洋側を中心に気温が上がり、日中の最高気温は千葉市で20度3分と、4月下旬並みの陽気になったほか、静岡市で19度ちょうど、東京の都心と名古屋市で18度6分、仙台市で12度3分などと、各地で3月下旬から4月中旬並みの暖かさになりました。
気温の上昇で事故も起きています。
長野県上田市では昨夜、62歳の男性がアパートの屋根から落ちてきた氷の塊が頭に当たり、けがをしました。
警察は、先日の大雪のあと、残っていた氷がとけて落ちたと見ています。
積雪の多い地域では、雪崩や雪どけによる低い土地の浸水などにも注意が必要です。
一方、あすからは東日本などで寒さが戻りそうです。
雪になる目安の寒気があす以降、関東甲信付近まで流れ込むため、東日本と北日本を中心に、あすは所によって、気温がきょうより10度前後も低くなる見込みです。
さらに、あさって日曜日から週明けの月曜日にかけて、低気圧や前線が、本州の南岸を通過すると予想されています。
このため、関東甲信の山沿いを中心に雪が降り、大雪になるおそれがあります。
また平地でも、気温の下がり方によっては雪が積もる可能性があり、気象庁は今後の情報に注意するよう呼びかけています。
一般会計の総額が過去最大となる新年度・平成26年度予算案が、衆議院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決されました。
予算案は憲法に定められた衆議院の優越により、仮に参議院で議決されない場合でも、年度内の来月末に成立することになります。
新年度予算案が2月中に衆議院を通過したのは5年ぶりです。
過去最大規模となる新年度予算案。
けさから衆議院予算委員会で締めくくりの質疑が行われました。
予算案の年度内の成立に協力を求めました。
一方、民主党。
審議は尽くされておらず、採決は認められないなどとして、質問を行ったあと、委員会を退席しました。
そして午後行われた採決。
賛成の諸君の起立を求めます。
戻ってきた民主党の議員が抗議する中、自民、公明両党の賛成多数で可決されました。
日本維新の会と結いの党は、予算案はばらまき型で問題だとして、修正案を提出したほか、みんなの党、共産党、生活の党が、それぞれ組み替え動議を提出しましたが、いずれも否決されました。
夕方に開かれた衆議院本会議。
平成26年度予算案が緊急上程され、討論が行われました。
このあと採決が行われ、平成26年度予算案は、自民、公明両党などの賛成多数で可決されて参議院に送られました。
平成26年度予算案は、一般会計の総額が、95兆8823億円と過去最大。
新年度の予算案が2月中に衆議院を通過したのは5年ぶりです。
平成26年度予算案は、憲法に定められた衆議院の優越により、仮に参議院で議決されない場合でも、年度内の来月末には、自然成立することになります。
国会記者会館には政治部の梶原記者がいます。
梶原さん、新年度予算案が2月中に衆議院を通過しました。
審議は与党側のペースで進んでいますね?
ここまでの審議を見ますと、そういう印象です。
衆議院予算委員会での予算案の質疑は、これまで80時間を超えることもありましたけれども、今回は70時間で、ここ10年で3番目に短いものとなりました。
与党側は、国会のねじれが解消されたことに加え、内閣支持率が比較的高い水準で推移していることも背景に、国会運営の主導権を握りました。
また閣僚の答弁で、審議が長時間中断するような場面もありませんでした。
一方、野党側ですけれども、予算はばらまきだと指摘して、民主党などは安倍総理大臣の外交姿勢なども批判しましたが、決め手を欠いた感は否めないという声は民主党内からも出ています。
また民主党は、野党共闘を一貫して呼びかけましたけれども、安倍政権に対する各党の距離感に差があることもあって、足並みはそろわなかったといえます。
これで新年度予算案、年度内に成立することになりましたが、国会の焦点は何に移っていくんでしょうか?
政府は経済の成長戦略に関連するおよそ30本の法案を成立させたいとしているほか、教育委員会制度の見直しに必要な法律の改正も目指しています。
与党側はこの中に与野党が激しく対立するような法案はないとしています。
このため、最大の焦点は集団的自衛権の行使容認を巡る議論だという見方が大勢です。
安倍総理大臣は、行使容認に向けた憲法解釈の変更に意欲を示していて、政府の有識者懇談会の報告書が、早ければ4月にも提出されたあと、与党との協議も踏まえて、今の国会中に閣議決定を行いたい考えです。
これに対し公明党は、慎重な姿勢を崩しておらず、与党内での丁寧な議論が必要だとしています。
また拙速に結論を出すのは避けるべきだという声は自民党内にもあります。
一方、野党側では、日本維新の会とみんなの党が、解釈の変更に前向きな姿勢を示しています。
安倍総理大臣は、きょうの予算委員会で、閣議決定する前の段階でも、国会で議論する考えを示しました。
今後、与党内の調整と並行して、国会での論戦も注目を集めそうです。
次は大手製薬会社、武田薬品工業が販売する、高血圧治療薬の臨床研究のデータが、宣伝広告に使われた際、一部、書き換わっていた問題です。
新たに薬を長期間使うと、狭心症などになる割合が減るなどと、臨床研究の結果と異なる内容の宣伝が行われていたことが分かりました。
武田薬品工業の高血圧の治療薬、ブロプレス。
狭心症や脳卒中をどのくらい抑えられるか調べた臨床研究の結果が薬の宣伝広告に使われた際、一部、病気の発症を抑える効果が高くなるよう、データが書き換わり、研究の結果と異なるグラフが作られていました。
そのグラフについて、広告で複数の専門家が、グラフの意味を解説する形で、ブロプレスをより長期に使うと、狭心症などになる割合が減っていくなどと、臨床研究の結果と異なる宣伝をしていたことが新たに分かりました。
解説していた一人で、臨床研究を行ったチームの代表者だった、猿田享男慶応大学名誉教授は、NHKの取材に対し、広告の記事内容は誤りで、事前にチェックすべきだったと話しています。
武田薬品工業は、広告の記事で専門家に出てもらう場合には、必ず内容の確認をお願いし、社内でも審査を経たうえで掲載している。
治験で確認された血圧を下げるという薬の効果には問題ないが、なぜこうした広告内容となったのか、当時の状況を詳しく調べたいと話しています。
薬の臨床研究を巡る問題に詳しい専門家は。
この問題を巡っては、田村厚生労働大臣が、会社から事情を聞くなどして、調査する考えを明らかにしています。
次はこちら、東日本大震災で大量に発生したがれきです。
こうしたがれきなどが、南海トラフの巨大地震が起きた際に、どれだけ発生するのか、環境省が初めての推計をまとめました。
最大のケースで、震災で発生した量のおよそ11倍に上り、処理を終えるには、最長で20年近くかかるとしています。
環境省による推計は、きょう開かれた専門家や自治体の担当者などで作る委員会で示されました。
その内容です。
南海トラフの巨大地震では、最大のケースで、がれきがおよそ3億2200万トン、津波による堆積物がおよそ2700万トン、合わせておよそ3億4900万トンが、全国で発生するとしています。
これは東日本大震災で発生した量のおよそ11倍に上るということです。
今回、環境省はがれきや津波堆積物の、地域ごとの発生量も示しました。
近畿地方がこちら、最も多く、1億1784万トンで、中部や四国でも9000万トン前後になっています。
津波による被害が大きいとされるこの3つの地域だけで、全体の9割近くに上ります。
また今回、東日本大震災などの実績を参考に、それぞれの地域にある既存の処理施設だけを使って、処理した場合の期間も試算されました。
この場合、四国は最長で142年もかかるとされています。
これは最終処分場など、既存の施設に受け入れる余裕がないためだということです。
環境省は地域ごとではなく、広域で処理した場合も推計していますが、それでも最長で20年近くかかるとされています。
今回の推計では、首都直下地震が起きた際のがれきの発生量も示されました。
最大のケースで、およそ1億1000万トン。
処理を終えるまでに、4年9か月から6年6か月程度かかるということです。
今回の推計について、自治体の担当者は。
東日本大震災では、福島県の避難区域を除いて、全国でおよそ3089万トンのがれきが発生しましたが、岩手県と宮城県では、震災から3年を迎える中、ようやく来月には処理が終わる見通しです。
ただ、処理の過程では、既存の施設では追いつかず、31基の仮設の焼却炉が建設されたほか、最終処分する量を減らすため、再生利用も進められてきました。
今回の推計をどう生かすのか、専門家は。
小さい頃、歌いましたね。
ぞうさんや、一年生になったらなどの作詞で知られた詩人のまど・みちおさんが、老衰のため亡くなりました。
104歳でした。
時代を超えて親しまれてきた、まど・みちおさんの童謡や詩。
まどさんは明治42年、山口県生まれ。
25歳のときに児童雑誌に投稿した作品が、詩人の北原白秋に認められ、本格的に詩や童謡の創作を始めました。
まどさんの出身地、山口県周南市です。
地下道を通ると。
市内の動物園には、まどさんの代表作、ぞうさんの歌碑があります。
その前に献花台が置かれました。
まどさんの童謡などを歌い続けてきた、歌手の由紀さおりさんと安田祥子さんは、長い間、子どもたちのためにたくさんの歌を残してくださったことに感謝いたします。
まど・みちおさんの作品は、大切な宝物ですとコメントしています。
まどさんは、各地の幼稚園や小中学校の校歌なども作りました。
児童文学のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞を、作家部門で日本人として初めて受賞したまどさん。
最近では、100歳を記念した新作の詩集も発表しました。
しかし、去年の末に体調を崩し、きょう午前9時過ぎ、老衰のため亡くなりました。
最後まで現役の詩人として活動を続けたまどさん。
創作の源についてのことばです。
人形浄瑠璃、文楽の語り手の第一人者で、人間国宝の竹本住大夫さん。
体調などを理由に引退を表明しました。
ほんまに感謝してます。
竹本住大夫さんは、語り手である太夫の第一人者として長年活躍し、平成元年、人間国宝に。
平成17年には文化功労者に選ばれました。
先ほど行われた記者会見で、おととし7月に患った脳梗塞の後遺症が今もあることを明らかにし、5月に東京で行われる公演を最後に引退することを正式に表明しました。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、政府の謝罪と反省を示した、平成5年の河野官房長官談話について、菅官房長官は、午後の記者会見で、有識者も参加した少人数のチームを設け、機密を保持しながら、作成過程を検証する考えを示しました。
政権が崩壊したウクライナ。
ロシア系住民が多い、南部のクリミア自治共和国では、欧米寄りの暫定政権に反対する武装グループが、2つの空港を事実上管理下に置くなど、さらに緊張が高まっています。
これに対し、暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は、ロシア軍の軍人が関与していると述べ、28日、緊急の安全保障会議を開いて、対応を協議することにしています。
一方、大統領職を追われたヤヌコービッチ氏は、ロシア政府に保護を求め、日本時間の今夜、記者会見を開き、みずからの正当性を主張するものと見られます。
天皇皇后両陛下はきょう、台風による豪雨で大きな被害を受けた伊豆大島を訪れ、被災した人たちを見舞われました。
被災者の救助や捜索に当たった、消防団の団長や、ボランティアで住宅の後片づけなどを手伝った高校生ら5人と面会し、ずいぶん危険な中で活動されたんでしょうね、本当にご苦労さまでしたなどと、ねぎらいのことばをかけられました。
このあと両陛下は、24人が亡くなった元町神達地区に足を運び、壊れた住宅や、押し寄せた土砂が残る被災現場に向かって、静かに頭を下げ、亡くなった人たちをいたまれました。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
このあと、日曜日ですけれども、再び関東甲信地方で雪の可能性があるということですよね。
そうなんですね。
内陸部で雪のおそれがあります。
まずあす土曜日ですが、西から前線が進んできまして、東日本、西日本を中心に太平洋側、雲がかかります。
また雪の目安となる寒気、あすは東北付近まで覆っています。
このためにあす降るのは雨が中心となりそうです。
一方であさって日曜日ですが、低気圧が発生し、前線も延びてきます。
太平洋側、広く雲がかかりまして、上空の寒気も関東付近まで下りてくるんです。
このために東日本、内陸部を中心に雪が降り、山沿いなどでは大雪のおそれもあります。
日曜日にかけての雨や雪の予想を見ていきましょう。
あす朝6時から見ていきます。
日中、あすは東日本や西日本は水色の表示、雨という所がほとんどです。
ただ日付が変わって日曜日の午前0時、甲信地方などで白い表示、雪に変わってきています。
これが日中、夜にかけて続くおそれがありそうなんですね。
低気圧の進路しだいで雪の降る範囲、そして量ともに変化がありそうですから、最新の情報を確認してください。
ではあすの予報を見ていきます。
あす、北日本や南西諸島では晴れ間がありますが、東日本と西日本で雨となりそうです。
3時間ごとの予報、札幌から東京です。
マウントゴックスによりますと、システムの不具合を悪用した不正なアクセスでビットコインが引き出され、利用者が預けていたおよそ75万のビットコインなど、ほぼすべてがなくなったとしています。
ビットコインの情報を提供しているサイトによりますと、75万ビットコインは、今の時点で、およそ420億円に相当します。
2014/02/28(金) 19:00〜19:30
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▽予算案が衆院を通過へ 今後の与野党攻防は? 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子

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