生物学の常識を覆すと言われたSTAP細胞発見の発表から1カ月半。
理化学研究所が会見を行い論文に不適切な画像が使われていたとして小保方晴子研究ユニットリーダーらに論文の取り下げを求めたことを明らかにした。
午後2時から行われた会見の冒頭、頭を下げ、謝罪したのはノーベル化学賞を受賞した理研の野依理事長。
調査の結果、小保方さんらが発表した論文はデータの取り扱いに不適切な点があり、ずさんなものだったと説明した。
理研は今日公表した調査の中間報告で指摘されていた画像の流用疑惑などについて認めた。
疑惑の1つとして指摘されていたのが研究の核心部分となるSTAP細胞が体の細胞からできたことを示すための実験結果の画像。
理研は画像の一部が切り貼りされ縦の長さを変えるなどの操作が行われたと発表した。
また、科学誌「ネイチャー」の論文でSTAP細胞からつくった組織として使われていた画像が小保方さんの博士論文で使われた画像と極めてよく似ていると指摘されていたが、調査委員会は、博士論文から流用されたと判断せざるを得ないとした。
さらに実験のやり方を示した文章についても赤い部分がドイツの論文と全く同じだったとして小保方さんが何らかの方法でコピーしたことが認められるとした。
しかし、今日の中間報告ではこれらの点が不正に当たるのかの判断を避け、さらなる調査が必要としている。
画像の流用などを見抜くことはできなかったのか。
さらに、STAP細胞の存在そのものについては理研は、第三者の検証を待ちたいと繰り返したが…今日の会見に姿を見せなかった小保方さん。
論文の取り下げには、著者14人全員の同意が必要だが、小保方さんら3人は心よりお詫び申し上げます、論文を取り下げる可能性についてもほかの著者に連絡をとり検討しているとのコメントを発表した。
小保方さんは、適切な時期に改めて説明する機会を設けたいとコメントしている。
STAP細胞の論文撤回を求められた小保方さんですが、理研側によりますと、心身ともに憔悴しきった様子で撤回については「はい」とうなずいて同意したということです。
続いては、また中国で連続殺傷事件です。
背景に何があったのでしょうか。
国営新華社通信などによると今日午前、中国南部・湖南省の中心都市、長沙の市場で刃物を持った男が近くにいた人たちを次々と切りつけた。
現地メディアによると、通行人を含む合わせて5人が死亡したとのこと。
現地の警察当局によると、現場となった市場の露店でウイグル人同士がケンカになり、男が相手を刃物で切りつけた後、周囲にいた人たちに次々と襲いかかったとのこと。
警察当局は、現場でこの男を射殺しケンカに加わっていた別の男1人の身柄を拘束したが、さらに1人が逃走しているとの情報もある。
警察は、商売をめぐるトラブルが原因で、政府に対する不満やテロ事件ではないとの見方を示している。
中国では今月1日に南部の雲南省昆明で8人のグループが通行人を無差別に襲いおよそ170人が死傷する事件があり中国当局は、新疆ウイグル自治区の独立勢力によるテロ事件と断定している。
集団的自衛権のキーマン、小松内閣法制局長官の国会での答弁をめぐって、野党が相次いで更迭を要求するなど動きが慌ただしくなっています。
総理官邸側は、小松長官に答弁を撤回させて事態を収めようと必死です。
今朝、閣議に笑顔を浮かべながら出席する小松内閣法制局長官。
小松長官の国会答弁をめぐって政府は火消しに追われている。
自民党の部会では、小松長官が安倍総理は国家安全保障基本法案を提出する考えはないと答弁したことについて礒崎総理補佐官が小松長官に注意したことを明らかにした。
小松長官が昨日、集団的自衛権の行使容認について法制局内部で頭の体操をしている、さらに、国会に資料を出す用意があると答弁したことについては…一方、野党側では、小松長官の更迭を求めて連携する動きが出てきた。
民主党が小松長官を罷免するよう要求したのに続いて今日、日本維新の会は…維新の会は衆議院の議院運営委員会理事会で小松長官の更迭を要求した。
総理官邸側は小松長官に、安倍総理の考えに言及した答弁を委員会の場で撤回させる方向で調整を始めるなど危機感を強めている。
今日午前2時過ぎ、愛媛県で震度5強の強い揺れを観測するなど近畿から九州までの広い範囲で地震があった。
地震の影響でしょうか、こちらでは墓に面した石垣が道路を覆うように崩れています。
久万高原町や西予市では石垣が崩落し一部で水道管が破裂する被害も出た。
一方、震度5弱を観測した伊方町にある伊方原発でこの地震による異常は確認されていない。
広島県では呉市などで震度5弱を観測し空きビルや空き店舗の壁がはがれ落ちた。
島の住宅では屋根の瓦、数十枚が落ちた。
この地震で広島県で9人、岡山県で5人など、5県で合わせて20人がケガをした。
「アンネの日記」などの本300冊以上が破られた事件で警視庁は、建造物侵入の疑いで逮捕していた男が一連の事件に関与した疑いが強まったとして再逮捕しました。
逮捕されたのは、小平市に住む36歳の無職の男で先月5日、杉並区の図書館に侵入して「アンネの日記」やその関連図書合わせて23冊を破った疑いが持たれている。
男の供述に基づき、警視庁が捜索したところ、本の一部と見られる「アンネ」の文字が入った紙が見つかったとのこと。
「アンネの日記」やその関連図書をめぐっては、図書館で合わせて300冊以上が破かれているのが見つかっていた。
男は豊島区内の大型書店の本棚に貼り紙をしたとして既に逮捕されていたが、今回の逮捕容疑について、容疑を認めた上でアンネ自身が書いたものではないと批判したかったと供述する一方、意味不明な内容の供述もしているとのこと。
警視庁は、刑事責任能力の有無について慎重に調べている。
国が市町村に対して初の是正要求。
沖縄県竹富町の教育委員会が周辺の2つの市と町で共同で選んだ教科書を使っていない問題で文部科学省は竹富町の教育委員会に対し、直接是正要求することを決め今日付で通知した。
下村文部科学大臣は、法治国家として違法状態を解消するのは当然のことと説明しているが、是正要求に罰則などはなく、竹富町側が応じるかどうかは不透明。
次は、緊迫するウクライナ情勢ですシルビアさん。
西ヨーロッパとロシアに挟まれるような場所にあるウクライナ。
今、緊迫の舞台となっているのはこちら、南部のクリミアです。
クリミアはロシア系の住民が6割とウクライナの中でもロシアの影響力が強い地域ですが、あさって日曜日、ウクライナからの独立を問う住民投票が予定されているんです。
クリミアを独立させて最終的には編入したいロシアとそれを阻止したい欧米各国。
緊張が高まるクリミアに、JNNの記者が入りました。
街の中には至るところに住民投票の看板があります。
クリミア、そしてロシア、ここには春というふうに書いてあります。
クリミアの中心都市シンフェロポリでは住民投票を週末に控え、投票を呼びかける看板が目立つ。
こうした中、街中の銀行では人々が現金を引き出そうと長い列をつくっていた。
現地では住民投票の結果、クリミア自治政府がウクライナの銀行の国有化に踏み切るといった情報が出回っており、経済的混乱への不安が広がっている。
さらに、砂糖や穀物、ガソリンなどの価格も上昇。
市民生活に様々な影響が出始めている。
一方…シンフェロポリの郊外にありますタタール人が多く住む村にやってきました。
一見してイスラム式の建物が建ち並んでいまして、クリミアのほかの地域とは違う姿を見せています。
イスラム様式の映画館にアラビア語のような文字で書かれた看板。
先住民族、クリミア・タタール人が暮らす地域。
人口300万人のうち、1割強ほどしかいない少数派で、そのほとんどがイスラム教徒。
旧ソビエトの時代に敵性民族として強制移住させられた過去を持つタタール人。
クリミアのロシアへの編入に神経を尖らせていて住民投票のボイコットを呼びかけている。
緊張が高まるウクライナ情勢。
クリミアのロシア編入を強く警戒するアメリカのケリー国務長官は間もなく、ロシアのラブロフ外相と会談し、空港に設置されたメッセージボードには、様々な国籍の人たちが絶えることなく訪れ、無事を祈るメッセージを書き込んでいます。
マレーシア航空370便の無事を祈る様々な言語のメッセージ。
消息を絶って6日がたつが、消えた旅客機の行方は、依然としてわからず謎は深まるばかり。
AP通信によると、アメリカ政府当局者は、マレーシア機のエンジンは自動的に信号を出し続けておりレーダーから機影が消えた後も数百キロの距離を飛行し続けた可能性があるとしているが、マレーシア政府は、13日の会見でこれを否定。
さらに中国当局が12日に公表した現場海域で漂流物を撮影したとすると衛星写真について、マレーシアの航空当局は中国側から公表は誤りだったとの連絡が入ったと明らかにしている。
こうした中、今日、自衛隊のP3C哨戒機がマレーシアの空軍基地に到着。
視界が悪い中でも、赤外線カメラによる高度な捜索が可能となる。
既に派遣されている航空自衛隊のC130輸送機2機も今日、南シナ海の上空で捜索活動に当たったが今のところ有力な手がかりは見つかっていない。
こちらは60年近く前の寝台特急の映像なんです。
赤ちゃんを抱えた着物姿の女性が手を振っていますね。
寝台特急の代名詞、ブルートレインは私も子どもの頃、大好きだったんですけれども、地方から東京に上京する若者からは、出世列車とも呼ばれていたそうなんです。
しかし時代が移るにつれ徐々に姿を消してきたブルートレイン。
残る2路線のうち、上野と青森を結ぶあけぼのが今夜、ラストランを迎えます。
今朝6時半。
カメラを構える1人の男性。
大見川幹生さん65歳。
カメラのレンズが狙っているのは…ブルートレイン、あけぼの。
1970年、青森と上野を結ぶ寝台特急としてデビュー。
しかし、明日からのダイヤ改正に伴い今夜、44年の歴史に幕が下ろされる。
あけぼのを追い続けて20年になるという大見川さん。
思い出が詰まったアルバムから大見川さんが選んだ1枚は…これが一番思い入れが強いというか。
ブルートレインの歴史は、高度経済成長期の1958年、東京−博多を走る列車に青い客車が導入されたのが始まりとされている。
1962年には、当時皇太子だった天皇陛下と美智子さまもご乗車され、個室寝台や空調などを備えた青い寝台特急は、走るホテルとして人気を博した。
また、ブルートレインは地方から職を求めて都会へ向かう若者の間で出世列車と呼ばれるなど多くのファンに愛され続けてきた。
しかし、1978年には35本走っていたブルートレインも今日、あけぼのが定期運行を終えることで上野と札幌を結ぶ北斗星だけとなる。
今日の最終運行を前に、昨夜、上野駅のホームは多くの鉄道ファンで埋めつくされていた。
さらに…鉄道ファンが集まる都内の飲食店ではあけぼのへの感謝を込めたイベントが開催され、客はあけぼのへの思いをさかなに車体をイメージしたカクテルや料理を楽しんでいた。
あけぼのは上りが間もなく午後6時23分に青森駅を下りは、午後9時16分に上野駅を出発。
最後の列車となる。
時代を映してきた名列車の廃止。
1997年、秋田新幹線開業時から秋田と仙台、そして東京を結んでいたE3系こまちも今日、ラストランを迎えた。
午前8時56分、秋田を出発したこまち。
明日から秋田新幹線は全車両、去年春にデビューしたE6系の新型車両、スーパーこまちへと切りかえられる。
2014/03/14(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ[字]
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