チョイス@病気になったとき「謎のじんましん こうして対処」 2014.02.14

「チョイス」。
それは選択肢。
人生にはさまざまな分かれ道があります。
就職結婚住まい。
私たちは節目節目で選択をしています。
これは人生の一大事病気になったときも同じです。
実は病気を予防したり悪化を止める更には改善もできるお勧めのすてきな選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば体じゅうに発疹ができてしまう…
5人に1人が一生に一度は発症するといわれています。
このじんましん実は原因の分からない事が多い謎に満ちた病気なんです
一日の睡眠時間は4時間ぐらいでず〜っときてましたね。
更にこんな人もいます
あなたもじんましんに悩まされた事ありませんか?
でも大丈夫!この病気にもお勧めのチョイスがあります
どんなに大変でも…それは僕はかなり強い確信はあるんです。
今日はじんましんの謎に徹底的に迫りま〜す!
せ〜の…。
(2人)チョイス!今日のテーマ「じんましん」。
これ分かるわ。
俺もじんましん持ちというかね。
もういろんな。
だからじんましん出て寝れなくなったりするのよ。
誰に聞いても「それストレスのせいや」ってずっとそれ言われ続けたストレスでじんましん出たわ。
悪循環。
もう解決方法ないんです。
だから今VTR50年間悩まされたっていうのはすごい分かる。
結構診てもらっても「原因分からない」とか「入浴剤変えて下さい」とかお医者さんに言われたり「そんなとこなん?」って思いながら。
ない?あるある。
私中学校2年の時に突然リンゴとモモとサクランボ食べるとわ〜っと何か出るようになっちゃったんです。
何か意外に身近なのに知らない事だらけですよねじんましんって。
そうやねん。
何かお二人既に相当じんましんでお苦しみのようですね。
私も小さい時に青い魚を食べてバ〜ッと出てしまって数日苦しんだ覚えがあるんですが今日はじんましんでございます。
ちょっとオープニングのVTRで見て頂きましたがじんましんの症例を見て頂くとこんな感じに。
赤いポツポツが出たり縞のようになったりいろんな事がありますよね。
かゆいんですよね。
あのニシキゴイみたいに僕もなりますからね模様が。
今かゆいとおっしゃったけどかゆみがあったりなかったりもするそうです。
痛くなる事もあるんですって。
痛くなる事も?チクチクするパターンありますよね。
チリチリのパターンもあるという事です。
でも長くても一日できれいに消えてしまうというのがまた特徴であると。
症状は体じゅうに出る場合もあるしひどい時には呼吸困難を伴うと。
命に関わる事もある病気なので決して甘く見てはいけないという事なんです。
大変や。
私は自分でアレルギーかなと思い込んでいたんですけどアレルギーではないんですか?じんましんて。
原因のものの一部はアレルギーもあるんだそうです。
だからじんましんが出るという事もあるんだけどその原因というのは実はさまざまであると。
なかなか突き止めるのが今大変だそうです。
そうなんだ。
そこで最初とても強い症状に悩まされた女性のケースをご覧頂くんですがこの方ねある意外なものが原因になってたんです。
ご覧下さい。
歴史的なたたずまいが残る町です。
この町で暮らしているのが…
チョイス!
地元のデイサービス施設で働いています。
山本さんは極めて強い症状のじんましんに悩まされていました。
14歳の時突然発症。
中学の授業を受けられないほどつらい状況が続きました
確かバスケット部に所属してたのでそのバスケットをしたあとに全身にじんましんが出てきたと思います。
もう何か…ボコボコと…。
でもう「どうしよう?」って不安と震えが止まらなかったのを覚えてますね。
その後も授業や面接など何か緊張する事があるとじんましんが出るようになってしまいます。
医師は「緊張からくるストレスが原因である」と診断しました。
できるだけ無理は控えストレスをためないようにと努力しましたが…
症状が出た時には薬を飲み休養をとって我慢していました。
そして二十歳の時決定的な事が起きました
正月明けに電車に乗ってたら急に全身じんましんと吐き気に襲われてもう自分の顔じゃないぐらい変形したぐらいにじんましんが出たのでびっくりしたのを覚えてますね。
絶望の淵に立たされた山本さんがとった行動とは?
直接医師に電話して訴えたのです
泣きながら訴えて。
そしたら翌日入院の道具を持って入院をさせられました。
大学病院の皮膚科に緊急入院。
徹底的に検査を受けました。
その結果思いがけない事が分かりました。
診断は…
入院中コリン性じんましんって言われたんです。
最初に聞いた時は…
あるものがアレルギーとなって引き起こされるじんましんだったのです。
その原因は汗。
つまりストレスが原因ではなくストレスや運動によって出た汗がじんましんを引き起こしていたのです
汗であるというので何か…今までストレスとか疲れって言われてたので安心した覚えがありますね。
じんましんの原因が汗と判明し病状に合った薬を処方された山本さん。
徐々に快方に向かっていきました。
その後結婚出産を経て症状は更に落ち着きました。
山本さんの様子について夫の敦久さんは…
ひどく出る回数的にももうホント少なくなってると思います。
出方はだいぶ…
今では薬を飲まなくても日常生活を過ごす事ができるようになりました
せ〜の…。
(4人)チョイス!ガ〜!
山本さんよかったですね!
自分の汗。
汗。
だから緊張した時。
医者はストレスと言ったけど緊張した時汗ばむから大事な時にこそじんましん出てはって苦しい思いしはったんやろね。
一番最初だって部活のバスケットやってた時って言ってたから。
汗かくから。
もう全身大変だったんでしょうね。
写真かわいそうだった。
多感な時やし気になる時やしね人目が。
その山本さんの治療の流れを見て頂きましょう。
この横軸が治療の流れですね。
発症した山本さんは泣きながら先生に電話をしてじゃあとにかく入院しましょうという事で綿密な検査を受けて今までストレスでしょうと言われていたのがよく調べたらコリン性じんましんだという事が分かって原因は汗だという事が分かった。
それじゃあこの汗がどうしてじんましんのもとになるのか?自分の体から出るものですからね。
その辺をスペシャルチョイスアドバイザーにお伺い致しましょう。
広島大学大学院皮膚科学教授の秀道広さんです。
(一同)よろしくお願い致します。
先生またこれ聞き慣れないじんましんの名称が…。
コリン性。
自分の出した汗によってじんましんが起こるっていう。
こういうのは多いんですか?じんましん全体の中では6.5%ぐらいなので全国には1万人はおられると思うんですね。
軽い人も含めるともっと実際は多いんじゃないかと思います。
コリン性のコリンって何なんでしょうか?アセチルコリンから来てます。
聞いた事ある。
神経から分泌される物質の名前なんですね。
アセチルコリンが神経から出ると皮膚に働いて汗が出ます。
それでアセチルコリンで起きるじんましんという事でコリン性じんましんという名前になっています。
でも自分がかいた汗でどうしてじんましんになってしまうんですか?恐らく皮膚の中で汗が漏れ出てアレルギー反応が起きているんだろうと思われています。
汗を出しそうな状態になるとじんましん出てきます。
皮膚の中で?もう体の中にある時から起こってるという事ですか?そうですね。
そのメカニズムをちょっとご紹介を…。
皮膚の表面近くにはマスト細胞という細胞があります。
この細胞が何らかの刺激を受けるとヒスタミンという物質を放出。
ヒスタミンが血管に働くと血管が腫れて水分がしみ出します
それが皮膚の下にたまるため赤く腫れてしまうのです。
更にヒスタミンが神経に働くとかゆみも
マスト細胞ってそもそも何なんですか?皮膚の中にある地雷みたいなものです。
ふだんはおとなしいんですけどこれが何かの拍子に踏んづけられるというか刺激されると中からボロボロっといろんな物が出てくる訳ですね。
マスト細胞は全員誰でも持っている細胞なんですか?誰でも持っているんです。
どこにでもありますか?体じゅう。
皮膚にはどこにもありますね。
だからやっぱりどこにでもじんましん出るという事ですね。
腸とか鼻とか目にもいろんな所にありますね。
この汗。
マスト細胞が刺激を受ける。
そうすると…。
アセチルコリンと汗の関係というのは?そのアセチルコリンというのは神経から出る訳ですね。
そこから汗が出ますね。
その汗がマスト細胞を刺激してヒスタミンが出る。
人によっては汗かけなくてアセチルコリンが直接マスト細胞を刺激する人もおられます。
マスト細胞の何らかの刺激によってそうやってかゆみが出るって事ですね?そうです。
汗であったりアセチルコリンが直接行ったりとか。
そうですね。
でも問題は汗もアセチルコリンもみんな持ってますからね。
問題は汗やアセチルコリンは直接の引き金なんだけど患者さんはこういう汗やアセチルコリンに対して過敏性を持ってしまっているところが問題だと思います。
そこは気付かないですしね分からないですもんねもともとあるていうの。
実際汗かきますしね。
これ14歳で急にっていうのはここ何なんですか?皆さん言われるんですよ。
「それまで何もなかったのに突然なった」って。
これこの病気の特徴でどうしていきなりなるのかよく分かってないんだけどこの病気の特徴です。
ホントに地雷ですね。
あるのがいきなりそっちになるっていう。
このヒスタミンというのがそもそも悪い作用を引き起こしているんですか?そうですね。
じんましんという点に関しては悪いんですけど本当はじんましんにしてもかゆみにしても人間が生きていくためには必要な体を守る働きなんですけどちょっとこれが過剰に働き過ぎているという事ですね。
いずれにしてもじんましんができるメカニズムは分かって頂いた。
ヒスタミンが放出される事でかゆみが起こるという事でこのヒスタミンを抑えればいいという事になるんだけど。
まあ簡単に考えるとそうですね。
それさえ抑えれば。
ここの薬というのは抗ヒスタミン薬であるという事になる訳ですね。
山本さんの場合もこの抗ヒスタミン薬を使ってかゆみを抑えた訳ですけど。
抗ヒスタミン薬というのはこれだけ種類が。
いろいろ。
たくさんありますね。
これお医者さんと相談してそれぞれの錠剤で違うって事ですか?そうですね。
少しずつ特徴がありますね。
こんだけ出てるって事はそんだけ悩まされてる人が多いという事やんね。
そうですよね。
そうですね。
ここに出したお薬は抗ヒスタミン薬の中でも第二世代といわれるもので比較的新しいものなんです。
だけど世の中には第一世代というものもまだ結構あってこれはほとんど薬局ではまだ買えないんですけど薬局で売っている抗ヒスタミン薬の多くは第一世代なんですね。
それでじんましんの治療は最初に使うのは第二世代がいいっていうふうに治療ガイドラインでも勧められていて今はもうだんだん多くの場合はこちらを最初に使ってこの中でどれかその人に合った薬を使うようになってきています。
私花粉の時期に病院に行って処方される薬もここに今あるなと思ったんですけどアレルギーの薬とじんましんの薬って同じでいいんですか?ほとんど重なってますね。
そうなんですか。
ヒスタミンが出るという事はアレルギーもじんましんも同じですね。
ただじんましんはその仕組みがアレルギーとは限らないという事です。
僕みたいにじんましんあって花粉症は一切ないんですよ。
という事は原因はそうじゃないと…?そうですね。
あ〜なるほど。
それで20種類もあってこれどういうふうに処方していくかというのは難しいとこじゃないですか?難しいとこですよね。
ここはじんましんの種類もあるし出方やその人の生活の様子もありますのでそういう事をいろいろ考えて薬を選んでいきます。
そこは我々はお医者さん信用してそこで。
そうですね。
臨床医の腕の見せどころと言ってもいいと思います。
試して変えていくとかもあったり?そうですね。
飲む薬っていう事は皮膚の上で大体塗り薬ってかゆいから思うけれども体の中で起こってる事なんですねじんましんは。
そうなんです。
抗ヒスタミン薬のかゆみ止めというのはあるにはあって使っていけない事はないんですけど効果は飲み薬の方が断然強いですから基本は抗ヒスタミン薬の飲み薬ですね。
さあ患者さんの中にはなかなかその原因が分からないという方も多い。
次はその原因を突き止めようと悪戦苦闘した方をご紹介します。
江戸時代松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅を終えた地です。
ここで生まれ育った…
杉岡さんも長い間じんましんの原因を探る旅を続けてきました。
杉岡さんはこの町で工場のシステムを設計・製作する会社を経営しています。
なんと50年もの間じんましんに苦しんできました。
初めて症状が出たのは昭和36年11歳の時
卓球をやってておでこにポコンと当たったんですよ。
そしたら何かたんこぶみたいにポコンと膨れてきたんですね。
それから意識しだすようになってあちらこちらがかゆくなると。
特にお風呂入ったり。
その風呂上がりで真っ赤になったりそのあと赤いのが引いてもボコボコボコボコっていうようなものが出るようになりましたね。
杉岡さんが特に苦しんだのは夜。
風呂から上がったあと。
寝床についた頃からじんましんが出始めかゆみと痛みで4時間程度しか眠れない日々を送ってきました。
自分のじんましんは何で引き起こされているのか。
原因を突き止めようと杉岡さんは多くの病院に行きさまざまな検査や治療を試しました
まあいろんな小さな病院から大きな病院をいろんなところを回りましたけどどこの検査行っても私自身は何がアレルギーだというような「これがアレルギー物質があるからもう食べてはいけませんよ」というのが特定できないんですよね。
結局何がじんましんを引き起こしているのか原因は分からずじまい。
そこで杉岡さんが選んだのは…
チョイス!
じんましんによくないといわれる物を徹底的に避けて生活する事にしたのです。
卵やそば油小麦粉エビ・カニなどを食べないようにしました
油を使わないで炒め物であれば本当は油でしんなりさせるところをお湯を入れてしんなりさせて味をつけるとか。
そういうふうにして刺激物をなるべく避けるようにしたりとか。
それが効果があるのかどうかなかなか現れてこないんですね。
今までやってはみたんですけれど。
食べ物だけでなく規則正しい生活も続けましたが効果はありませんでした
ある日インターネットでじんましんを専門としている医師の事を知りました。
長年病院探しを続けてきた杉岡さん。
最後の望みを懸け遠く広島まで足を運びます。
詳しい検査を受けたところじんましんの原因が浮かび上がってきました。
そして自分に合うと言われた薬を飲んだところ信じられない事が!50年もの間苦しんできたじんましんが僅か数日で出なくなったのです
薬をとりあえず飲んだらたちまちすごく症状としてはよくなりましたので。
もうそれから薬を頂いてからもうすぐに毎日倍の…あと人生どんだけあるか分からないんですけどホントに生きてるうちにひょっとしたらじんましんが治せるかもしれないというような希望を与えて頂いて今のところはホントに感謝してますね。
なんと!ねえ。
50年悩まされ続けてたんが自分で調べてお医者さんとこ行ってもらった薬で数日で。
ホントに!4時間の睡眠が8時間。
ホントよかったですね。
それまでね奥さんと協力して。
奥さんもものすごい協力してね野菜炒めをゆでて味付けてっていうのを。
奥さん大変だった。
杉岡さんのチョイスはとにかく奥さんも協力なさって原因と思われる物を避けてみようという事で。
いろんなお医者さん行っても分からなかったんですもんね原因が。
分からなかったら全てのアレルギーの…。
物質と思われる物を避けてみた。
結局それは効果があったのかなかったのかと奥さんもおっしゃってましたけどいずれにしても受診をしてタイプが判明しましてそのタイプは機械性じんましんと。
機械性?初めて聞きました。
機械性というのは何ですか?これは物理的に皮膚の表面をこする。
この物理的な機械的な刺激で起きるという事です。
いわゆる寝る時に布団が当たったとかそういうので?パジャマがこすれたとかで起こるって事ですか?ひどい人はそうなんですね。
髪がちょっと風で当たった跡が…。
杉岡さんはVTRの中でお風呂上がりによくじんましんになってたってあったんですけどお風呂上がりというのはどういう事ですか?杉岡さんの場合は恐らく夕方になったらもともとある機械性じんましんが悪くなったんだと思います。
お風呂入って体拭く時にタオルでこすりますよね。
これはもう機械性じんましん悪くすると思いますね。
そうかタオルか。
でも杉岡さん50年間も分からなかった。
苦しんでいたんですけどなぜ秀先生は分かったんですか?これ私たちが使っている道具なんですけれども。
調べられるんですか?これ。
そうですね。
いろいろ道具あるんですけどこれがとても簡単なので私たちは使っています。
これペンをさすペン軸をつけて書く…。
はいはい漫画家さんとかが使う。
そのペン軸なんですけど。
これで杉岡さんの腕をこうやってこすって。
普通こすっても別に何もならないんですけどこの患者さんはここが書いた跡が赤くすぐ腫れて。
ミミズ腫れみたいに。
じゃあやってみていいですか?先生ちょっと。
ちょっとこすってみますよ。
こんな感じでこすります。
すぐ出るっていう事ですか?そうですね。
普通の人はちょっと赤くなるぐらいでどうもならないんですけどお話ししているうちにもうみるみるホントにミミズ腫れになってきますね。
ボコッと盛り上がる訳ですね。
爪ようじで文字が書けたりする人もいます。
俺じゃあならない?そうですね。
でもちょっと赤くないですか?ちょっと赤いのは普通。
じゃあ俺は機械性ではないって事や。
そうですね。
一個分かってよかったですね。
今機械性じんましんとありましたけど何かいろんなじんましんが…。
それ見ときたい。
物理性じんましんというカテゴリーの中に入ってそのほかにも…いろんな物理的な原因がある?いろいろあるんですね。
私日光浴びたら何か出てきてお医者さんのとこ行ったら日光アレルギーだって小さい時言われたんですけどじんましんだったんですか?日光で起きる湿疹もあるので本当にどちらかだったかはよくお話聞かないと分かりませんが日光で起きてないじんましんの可能性が…。
日ざしが当たったとこだけ出る?そうですね。
遅延性圧じんましん。
何ですか?遅れてくる。
これは機械性じんましんに似てるんですけど遅れて出るんですね。
ひっかいただけじゃ出ないんだけど重い荷物を肩にかけるとか雑巾絞るとか。
そうするとあと30分とか2〜3時間して手がボコッと腫れてくるという。
先生これさっき僕家帰ってかゆいってなったらすぐ先生のとこ行きますね。
「遅延性ですわ〜」言うて。
まあこすったのでは出ないのでかなり重いおもりをかけたら出ますね。
ずっと重いリュック背負ってて押さえられてたとことか。
はい。
水に触れる場合は冷たさが問題の時もあるしお風呂の何度以上だったら出るという場合もあるし水じんましんは温度関係なくてとにかく水につかると出るじんましんですね。
ありとあらゆる何か原因があるような気がしますがこれだけいろんな原因があるとやはり原因を特定するのは相当難しいという事ですかね?そうですね。
分かる場合もあるし特定できない場合もある。
関係はしてても決定的じゃない事が多いのでそれで原因探すのは難しい訳ですね。
「そうか」という原因もあるし食べ物によるっていうものもあるんですよね。
もう一つ全く別の原因として。
じんましんの原因になる事が多い食べ物は卵牛乳小麦エビ・カニ果物そば魚などです
これはいわゆる…。
アレルギーですねよく言われる。
これがですねアレルギーの事もあるしアレルギーでなくて食べ物で起きるじんましんもあります。
え〜そうなんですか。
アレルギーじゃないのにじんましんが起こるって事?よく間違えられるのはサバを食べたりタケノコ食べてじんましんが出たっていう人です。
アレルギーだと思い込んでるのに調べてみたらサバのアレルギーないから「食べて下さい」って言ったら「あれ?出ませんでした」という事よくあるんです。
僕はたまたま調子の悪い時に1回食べたらパ〜ッと出たのは?それはアレルギーじゃないと思います。
何がいけなかった?サバとかマグロいわゆる赤身の魚はヒスタミンの材料のアミノ酸がとてもたくさんあるんです。
それが古くなると腐ってる訳じゃないんだけどサバとかマグロにつくバクテリア細菌が魚の中にヒスタミンを大量に作るんですね。
それを食べてしまったから?そうだと思います。
原因はホントにいろいろなんですけど出てきた症状はアレルギーと同じなもんですからそこでちょっと混乱しやすいんですね。
だから1回だけ食べて症状が出たけど繰り返して食べて出ないというのはアレルギーではない可能性がありますね。
でもその逆に繰り返して食べて出る場合は対策当然食べなきゃいい訳ですよね。
まあそうですね。
食べ物によるじんましんがある場合はそれを食べない事が予防になります。
万が一間違って食べてしまった時は症状が軽い場合は処方されている抗ヒスタミン薬を飲むか病院で適切な処置を受けます。
もしも強い症状が出た場合はすぐに病院に向かうか事前に処方されていればアドレナリン自己注射薬を使いましょう
こちらなんです。
これがこのケースに入った中身で見本なんですね。
これを渡されるんだそうです。
開けてみて下さい。
あっ書いてる。
太ももにこうガッとやる感じになってる。
これはいわゆるそういう診察受けた方が持ってて「あ!」っていう時にこう?そうですね。
食物アレルギーだからあるいは食物じんましんだからといって皆さんに処方する訳じゃないんですけどホントに命に関わるような激しいじんましんアレルギーの人にはこれを処方します。
それで「これはちょっと何か気が付かなかったけど食べて症状が出てきたぞ」という時はなるべく早く自分で注射します。
ももを…。
ちょっと立ってやりましょうかね。
こう持って服の上からでいいのでここにブッと…。
今カチッと音がしましたけどこれで針が入って注射液が自動的に筋肉に入った状態です。
そうするとこれが出てきて。
針はこの中にあるんですけど危ないから針はこうやって隠れた状態になっていますね。
もうこれで針は引っ込んでしまう訳ですね?はい。
これお子さんとかでも全然やれるって事ですか?体重の軽い30kgもないような軽い人とか子どもさんの場合は子ども用の小さいものがあります。
それで子どもさんが自分でうてる人はいいですけど小さな子どもさんなんかはできない事もあるので学校の先生とか周りの人がうってもいい事になっています。
こういう注射とか薬はどれくらい効き目が持続するんですか?効き目は15分ぐらいですね。
15分ぐらい。
短いんですけどただアレルギーの一番激しい状態はアナフィラキシーショックといって血圧が下がって心臓が止まって死に至る非常に厳しい状態ですね。
その状態を回避する乗り越えるのにはこれでとても大きな効果があります。
だからこれをうって病院に行くという事ですね?そうです。
これをうって「はいOK」ではないって事ですね。
はい。
でもこれをうっておけば命に関わるような心臓が止まるような事までは避けられるので病院に行ってちゃんと手当てを受けて回復できるという事ですね。
確かにね自分のじんましんの要因のやつでも食べ物で分からんからね混ざってたりいろんな物があってつい口に入れてしまう時があるもんね。
これは便利。
さあご覧頂いたようにじんましんは原因もさまざまでありましたけどもまた症状もさまざまなんですね。
中には一見「あれ?これじんましん?」というような症状もあるんだそうです。
次は珍しいタイプのじんましんの症状に悩まされた方です。
突然謎の症状に襲われた人がいます
証券会社の支店長を務める古旗さん。
3年ほど前目に異変が起きました
左目のまぶただけが赤くボンと腫れてきたものですから。
大体3倍ぐらいというんですかね。
左目が閉じちゃうぐらいに腫れたものですから「ものもらい」かなと思ったんですけども。
もうホントにびっくりして。
帰ってきたら…どうしたの?誰かに殴られたのかっていうような顔だったんです。
なのでびっくりして眼科に行った方がいいんじゃないかと。
週に何度か仕事をしている時に突然症状が出たといいます。
忙しい合間を見て…
「ものもらい」ではないかというような診断を受けまして「切開しますか?」という話だったんですけどもちょっと時間の都合がなかったので「またにします」という事でお話ししたんですけど。
そしたらまた引いてしまったのでそのままにしてしまったと。
証券会社の支店長という仕事柄人と接する事が多い古旗さん。
タオルや眼帯で左目を隠しながらなんとか仕事を続けていました
なので一番最初の療法としてはダイエットかなと思って野菜中心のキャベツの千切りだとかそういうもの中心で食べてもらってたんですけど…
困り果てた古旗さんにあるきっかけが訪れます。
それこそが…
地元の会合に出席した時友人の医師からある助言をもらったのです
私の症状をご相談したところ眼科ではなく皮膚科にかかった方がいいんではないかというお話を頂きまして。
古旗さんは広島大学病院の皮膚科を受診。
そこで下された診断はじんましん。
それも血管性浮腫という珍しいタイプだったのです
血管性浮腫という病気であるというお話を頂きまして…3年間非常に「藁にも縋る」ような気持ちでいましたので気分的にすごく晴れた気分になりました。
謎の症状の正体が分かってよかったですね!
こんな事まで起こるんやね。
だってまぶただから私もやっぱり眼科に行っちゃいますね。
ものもらい。
ものもらいと思って。
眼科では「切開しましょうか?」ぐらいまでいって。
友人のお医者さんのアドバイスで「皮膚科に行け」って行ったらじんましんだという事が分かったっていう。
まさかと思いますよね。
だって週に何回か。
ねえ。
お客さん商売で原因分からんと目が膨らんでっていう。
これが血管性浮腫の写真です。
今も出てきました。
まぶたが腫れてしまって。
くちびるに出る事もあるんですね。
はいそうです。
これはかゆいんですか?これ基本的にかゆくないですね。
痛くもかゆくもなく膨らむ?そうです。
より一層何か怖いね。
割と粘膜ですね。
まぶたとくちびる。
それからべろが腫れたり。
腸に出る事もあってそうするとおなか痛くなりますね。
じんましんイコールかゆいものっていうイメージがすごいあるから。
でもこの古旗さんの場合はなかなか皮膚科という事に結び付かなかったんだそうですが友人のアドバイスもあって皮膚科を受診して血管性浮腫だという事が分かったという事です。
古旗さんもう今はよくなってらっしゃる訳ですか?今症状出てないですね。
まだ少しお薬は飲まれてますけど少しずつ減らしています。
全部ヒスタミンが原因だから抗ヒスタミン薬でこうやって症状が治まるんですね。
そうですね。
抗ヒスタミン薬は皆さん治療の基本です。
ただ皆さん治療の内容は少しずつ違っていて抗ヒスタミン薬だけでうまくいった人もいますしこれをもとにしてもう少し補助的な薬を付け加えてうまくいった人もおられます。
血管性浮腫という事で今もう一回じんましんの起こるメカニズムを復習して頂くと刺激を受けたマスト細胞からヒスタミンが出る。
血管に刺激がいく。
水分が出てきて盛り上がるという事だったんですが血管性浮腫の場合はこうなんですね。
皮膚の表面に近い血管ではなくて少し奥の方の血管にヒスタミンが作用して水分がこの辺で出るから赤くならずにプクッとなるという事なんでしょうか?そのとおりです。
皮膚の表面の血管は変化がないからあんまり赤く見えませんね。
深い所で水がたまるので境界がはっきりしなくて何となく全体が腫れたようになります。
古旗さんの血管性浮腫の原因というのは何だったんですか?この人の場合は血管性浮腫の中でも原因のはっきりしない自然に出てくるというタイプの血管性浮腫です。
だからそうなるとほらもうね自然に出てくるという事でしょ?タイミングもいつ出るかというのも分からない?そうですね。
このタイプはタイミング分からないですね。
すごいな。
ホントにつかめない病気。
実際はじんましんは7割ぐらいはいわゆる原因は分からないんですね。
え〜!?そうするとね患者さんは一生治らないんじゃないかという絶望に陥られるんですけどそんな事ないんです。
原因が分かるタイプもあるし多くは分からないけど実は原因がよく分からないタイプの方が治療はしやすいんですね。
原因分からないのにどうやって治すんですか?どういう事が起きているかは分かってますのでヒスタミンが基本でマスト細胞からはヒスタミン以外にもいくつかのいろんな物が出る事が分かっているので抗ヒスタミン薬を中心にしてその人に合ったお薬を付け加えていきます。
それでお薬は使いますけど症状が出ない状態をつくるという事が大切でまずそこまでいくと時間をかけてだんだんじんましんは治っていく事が多いです。
我々もお医者さん行くしかないって事や。
自分の中で何にも対応もそんなにできないですし自分で気を付けてても原因が何かは結局お医者さんでも分からん場合があったりするんで。
じんましんの治療をまとめてみるとまずは自分の症状あるいは自分に合ったタイプの抗ヒスタミン薬を飲む。
これが基本です。
それはお医者さんの仕事ですから合った物っていうのは。
お薬を処方して頂く。
それから食品の場合のじんましんはもちろんそれをまず食べないという事が基本になる訳ですよね。
場合によってはさっきの注射アドレナリン自己注射薬などを持って最悪の場合の対処をするという事がありますがあともう一つはほっしゃん。
さんおっしゃったようにお医者さんとよ〜く話をして「こんな時にこういう事になったんですが」っていう事をお伝えする事って大事ですよね。
大切ですね。
やっぱり信頼できるお医者さんを見つけてそこは二人三脚というか時間をかけながら少しずつ病気も治していくという事大切です。
だから決して原因分からないからもう駄目だという事はないです。
最後までお医者さんとつきあってなんとかしてくれるっていう希望を持ってという事。
そうですね。
一旦症状がよくなるという事が大切で一旦よくなるとしばらく続ける。
症状出なくなってもすぐやめないでしばらく続ける。
そうすると表面には出ないけどその背景にあるじんましんの病気の勢いがだんだん少なくなってきます。
それを続けていくとだんだん出なくなってきますからお薬もう要らないあるいは時々飲むだけになる事は多いです。
それこそがじんましん治療の長い目で見たゴールといっていいと思います。
それ根を詰めて治癒に持っていくのが大事って事ですね。
そうですね。
症状が治まるんだけどそこで終わってる訳じゃない。
その先があるという事で安心しないでず〜っと飲み続けるなりいろんな薬の調合を変えつつ最後に治療終了というとこまでいくとじんましんが治るという事になる訳ですね。
じゃあこの3人ともは今治療終了して治ったといってもいいんですか?皆さんかなり近いところまで来ています。
まだ完全に薬はなくなってる訳じゃないんですけども少しずつお薬を減らしつつある状態にありますね。
山本さんの場合は前はず〜っと飲んで頂いていたんですけどもふだんはお薬は飲まないでいい状態にまでなってますね。
よかったですね。
よかったね。
じんましんは時間かかってもこういうふうに今おっしゃったように多くの場合は治っていくという可能性ある訳ですよね。
可能性が高いと思います。
なるほど。
第二世代のさっき見せて頂いたお薬というのは飲み続けても大丈夫?第二世代のお薬に関しては基本的には安全性高いですのでほとんどの人についてはそのまま飲み続けても後に…長く飲み続ける事によってたまっていくような副作用はないです。
それから妊婦さんの場合はなるべく基本的には使わないようにしています。
妊婦さんが飲んだら悪いという証拠はないんですけども絶対安全だとは言えないので基本的には妊娠したらお薬はやめるというふうにしています。
でも治る可能性が高いという今日のじんましんのお話だったんで「原因も分からないし」なんてちょっと悩んでいたけど今日お聞きになってお二人いかがでしたか?いまいちあんまり分かんなかったんですけどまあそういう病気なんだなというのは思いましたね。
やっぱりだから自分でどうこうやなしにとりあえずお医者さんに行っていろいろ話聞いていろいろ要因が分かるなら調べてそんな隠すはずないしちゃんと教えてくれるやろし。
だからう〜んやっぱり自分でどうこうじゃないものだなって思いましたね。
謎が多いって事ですねまだね。
私中2の時リンゴとモモとサクランボでなったって言ったじゃないですか。
久しぶりに大人になって食べたら治ってたんですよ。
何で治ったかは分からないんですけど。
これ何でなんですか?治ってたんです。
よかったですね。
中にはそうやって自然に治っていく方もあってですねそれはどうして治るのかっていうのはまだ今の医学では分かってません。
まだまだだからお医者さんも闘ってる状況なんですね。
大変な。
では先生最後にメッセージをお願い致します。
一番お伝えしたいのはじんましんいろいろありますけど…きちんと治療をして完全に治る事を目指して頂きたいと思います。
さあまだまだ謎も多いじんましんではありますが秀さんは新しい治療の研究も進めていらっしゃいます。
最後にその様子をご紹介します。
数々のじんましんの患者さんを治してきた秀道広さん。
秀さんは今抗ヒスタミン薬に並ぶ新しい治療法の研究に取り組んでいます
じんましんの患者さんはじんましんひどいとどうも…それで血液凝固を防ぐようなお薬を重症のじんましんの患者さんに使うと症状がサ〜ッと出なくなるという事を経験してます。
全く今までになかった事なので今私たちはこれを試験管の中で再現してその仕組みをもっと分子レベルで解明しようとしています。
患者さんの血液が固まりやすいという特徴に注目。
それを新薬の開発や治療に生かそうというのです
(一同)チョイス!
皆さんこれからも患者さんのために頑張って下さい!
2014/02/14(金) 13:05〜13:50
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「謎のじんましん こうして対処」[字][再]

皮膚に腫れやかゆみが現われる「じんましん」。食べ物や衣服の接触、温度変化など原因は様々。専門医は「治らない症状はない」と言う。最新治療などオススメのチョイスとは

詳細情報
番組内容
皮膚に腫れやかゆみが現われる「じんましん」。5人に1人が経験するといわれる。食べ物や衣服の接触、温度変化など原因が特定できるものや原因不明のものまで多岐に渡り、さらに体調次第で生じ方に差があるなど、苦しんでいる人が多い。しかし専門医は「正しく診断・治療すれば治らない症状はない」という。最新の治療と日常生活で気をつけたい、オススメのチョイスとは?
出演者
【講師】広島大学大学院皮膚科学教授…秀道広,【司会】ほっしゃん。,浜島直子,【リポーター】徳田章

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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