黒柳徹子:かつて、お嫁さんにしたい女優さんのナンバーワンでいらっしゃいました方が今日のお客様です。
東ちづるさん。
まあ、可愛らしい、頭にお帽子をおかぶりでいらっしゃいますけども。
女優さんでもいらっしゃるし、コメンテーターでもいらっしゃいます。
黒:よろしくお願いします。
東ちづる:よろしくお願いします。
黒:東ちづるさん、今日のお客様です。
どうも…。
東:よろしくお願いします。
黒:可愛いお帽子。
でも、本当にお帽子屋さんなんですってね、それ、お作りになった方ね。
東:そうなんですよ。
ほのよちゃんっていう若いデザイナーさんで。
なかなか日本では、かぶってくれる人がいないって言うんで、「よし、私、かぶります」って…。
黒:可愛い、可愛い。
本当に、お洋服と同じ色でね。
本当、おリボンともつかないし、お帽子でね、可愛いと思いますよね。
東:もう、ちょっと慣れてきました。
黒:で、頭の変化…、頭のところに変化があって、とってもいいと思いますよね。
東:ありがとうございます。
黒:で、今日で6回目のご出演なんですけども、今までお出になった時に、いつも、なんていうんですか、お衣装が独特なんで、ちょっと、それを、5回分を振り返ってみようと。
写真でですけども。
1990年、初めていらした時…。
東:うわ、これ、時代ですね!うわ!もう、もういいです!黒:でも、いいじゃない。
この時ね、金子信雄さんの食べ物やってらしたやつの、アシスタントやってらした時に、腕相撲で会社に入ったっていうね、お話をしてらっしゃった時…。
東:腕相撲で芸能界に入った…。
黒:そうそう…、腕相撲でね、芸能界入った。
東:うわ、時代だな。
バブルですね。
黒:そうですね。
バブリーっていう感じしますね。
東:うわ、お化粧、濃い。
黒:そうかしら?で、その次ですね。
これはね…。
あっ!こういう時もあった。
すごいですね、これまたね。
東:これ、ウイッグですね。
黒:そうだったの?5年ごとに来ていただいているんですよ。
ちょうど1990年…。
はい、1995年です、これはね。
これ、お母様とご一緒に暮らしてらっしゃるってね。
この格好で、もちろん、電車で移動して、タクシーに乗ってって、平気で乗ってますっていう感じ。
東:今でもそうです。
黒:今でもそう?偉い。
それで、次は2000年です。
5年刻みで。
これはね、あなた、ご自分でデザインなすったお着物でね。
東:そうです、そうです。
黒:これ、天使の羽だそうでございまして。
チョウチョウじゃないですよ、皆さん。
天使の羽。
でね、家庭とか、家族はね、そんな、自分の…、いいけど…、結婚は必要ありませんと、こんな事をおっしゃったりなんかなさってましたんですけど、その5年後。
今度、また2005年にいらした時は、お着物だったんですけど、帯がトランプの模様になっているデザインで、ハートとか、なんかなんですけど、この時、「2年前に結婚しました」だっておっしゃって。
東:そうですね。
この時の着物は河童の絵なんです、私が描いた。
黒:これ?えー!東:そうそう、これ、そうですね。
結婚した。
結婚というか、そうですね、うん、どうなんだろう。
黒:なんですか?東:ウフフ…。
黒:この前、2010年の時は、お母様とご一緒に出てくださったんですよ。
それでね、お母様ね、とてもおキレイな方でね、とても…。
それは、せっかくですから、これは、なんていうの、動く映像で、ちょっとお母様、ご覧いただきたいと思います。
東:この時、すごいハラハラしたんですよ。
黒:「タレント教室、シルバー世代の女優さんっていうのを、今、みんな、欲しがってるんですってね」東:「らしいですね」黒:「それで、女優さんにおなりになるっていうか…」東英子:「はい。
ちょっとね、エキストラとか、そんなんも、やってみたいなと思ってたんですよね」黒:「そうなんですか」東:「知らなかった…」黒:「また、そこも勉強にいらしたんですか?」英:「そうです、行きました」東:「行きましたじゃない」英:「今、行ってます」黒:「行ってらっしゃる最中?」英:「はい。
行ってる最中です」東:「時々、オーディションがあるって、呼ばれて行って、落ちて…」黒:「それ、落ちる?」英:「落ちる」東:「時々は受かり…」英:「月に2回、お芝居のお稽古がありまして、1回、歌のお稽古なんですね。
1回がダンスなんです」黒:「それはやっぱり、そういう事があるからなんでしょうかね?そういうシーンが」英:「そうですね。
体を鍛える事と、やはり、姿勢を正しくしなきゃいけないとかいうお話を聞きながらお勉強してます」東:「それで、そのお芝居のお稽古の時に、台本持って帰って、ぶつぶつ覚えてるんですよ。
で、私、時々、相手をさせられて…」黒:「ビックリした?」「そんな事、夢にも思ってらっしゃらなかったでしょ?」東:「思ってないです」黒:「大変失礼ですけど、お年、伺ってよろしいですか?」英:「はい。
71歳です」黒:「71歳、すごい。
だから、ご主人亡くなった時、57歳っておっしゃいましたっけ?」英:「58歳です」黒:「そうですよね。
だから、まあ、2年間、悲しがってらしたとして、60歳ぐらいから、人間は前進して、第2の人生、開く事が出来るっていう事ですよね」英:「はい、そうなんですよね」黒:すごい、お母様!その後、タレント生活は?東:ずっと通っていまして、養成所に。
で、時々、CMのオーディション受けたり、企業のPVに出たりだとか。
黒:すごいじゃありませんか。
東:着付け教室も始めて。
で、ジムも相変わらず行っていて。
黒:ジムね、あの時、ジム行ってらっしゃって。
東:Facebookも始めて。
黒:Facebookも始めたんですか?東:はい、はい、はい。
黒:すごい。
東:もう、結構、なんか更新…、記事アップしてます。
黒:すごい。
相当、じゃあ…。
よろしくおっしゃってください。
東:ありがとうございます。
黒:でも、あなたもご覧になってビックリなさったと思うけど、あんなに伸び伸びとしゃべってらっしゃる。
東:そうなんですよ。
私、あの時、本当に気が気ではなくて、何を言うんだろうと思って。
で、終わったあとに「楽しかった」って言ったんです。
すごいなと…。
黒:すごい。
本当にすごい。
普通、ちょっとね、うん。
東:いやあ、この番組、こんなに緊張するのに、と。
黒:でも、本当にうれしかったです。
お母様が、そうおっしゃってくださったっていうのでね、ようございます。
さてさて、ご主人様は飲食店をやってらっしゃってて、あなたに、なんか、すごいサプライズやってくだすったお話、この間、伺ったじゃない。
ねえ?東:ええ、はい。
そう、あの…。
黒:ホテルで。
東:そうです。
ウエディングドレスも用意してくれていて、行くと、友達が130人いて、ウエディングパーティー。
っていっても、もう一緒になって何年も経って、今更だったんですけれど。
黒:でも、式はやってなかったの?東:やってないです。
写真もなかったので。
私が50になる前に写真を撮ろうと思ってくれたみたいで。
黒:で、その時、ちょっと前だったんですってね。
49とか、50歳の…。
東:そうです、49でしたね。
黒:あ、そう。
東:すごく楽しかった。
黒:ねえ、それで、とってもビックリなすって、本当にサプライズだったんで、本当にすてきだったのね。
で、そこまでは、とてもよかったんですけど、そのご主人が、ちょっと珍しいご病気におかかりになったんですね。
聞いた事ない…。
東:サプライズウエディングパーティーが、外出の最後になった。
黒:え!そんなだったの?東:もう、本人が、そうなるんじゃないのかと思ったみたいで、そこ、すごい頑張ったらしいんですよね。
で、必死で頑張って、もう記憶がないぐらい頑張ったらしいんです。
黒:だって、その夜は、ホテルに泊まろうっていう事になって、ホテルに泊まったら、次の朝、もう具合が…。
東:みんなで食べるモーニングにちょっと行けないって言うんで、相当悪いのかなと思って。
黒:でも、そういうの、聞いた事がない病気なんで。
ジストニア…。
東:痙性斜頸っていう。
黒:どんな風になるんですか?東:だんだんね、自分の体が思うように動かないっていう風に思い始めたらしく。
黒:お若い方でしたよね?あなたより、ちょっと。
東:私より2つ下ですね。
黒:じゃあ、お若いですよね。
東:そうですね。
それで病院を転々として、わからないという事で…。
黒:わからないの?やっぱり。
東:わからなかったんです。
わからないけれども、薬は出されるという、ちょっと違和感のある2年間が…。
で、ひどい時には本当、寝たきりな状況になって。
黒:で、けいれんも起こったりもするの?東:もう、目が覚めた途端にですね。
黒:朝なんか?東:もうずっと、1日中。
黒:うわ…。
東:本当、つらいです。
黒:どうしてあげたらいいかしらって思っちゃうでしょ?東:そうですね。
そうなんですけど、私、人生には、必ず何かがあるっていう風に覚悟は、ものすごくしていたので。
黒:まあね、腕相撲で、この世界へお入りになった方ですからね。
東:いや、そういう事じゃなくて。
骨髄バンクの活動を20年ぐらいしているので、まあ、本当に何かがある、人生は、と覚悟してたんですが、まさか、わからない病気になるとは思って…。
黒:しかも、お元気な旦那様だったわけでしょ?東:もう本当に元気だけが取り柄ですっていう感じだったんですよね。
黒:ごはんなんかはどうなんです?そうすると。
東:あのね、そこはね、本当に本人のプライドで、絶対に自分で食べるんだという強い意志のもと、作るんだけれども、もうフォークとか、お箸も持つのが厳しくなった時には、手で食べる感じになって、もう、ミキサーで砕いてくれっていう。
ちっちゃくおにぎりにしたり、ミキサーで、ちょっとね、流動食みたいに。
黒:スプーンかなんかで食べられるように。
まあ、流動食みたいな…。
でも、家事なんかやってくださったり、ごはん作ってくださったり、とってもいい旦那様だとおっしゃったじゃない。
東:そうなんですよ。
そう、だから、まあ、自分の事を頑張る以外は、出来にくくなっていましたね。
黒:でも、偉いなと思うのは、その旦那様が、なんであれ、朝、ちゃんと着替えるんですって?東:そうなんです。
これがね、偉いなと思ったんですが、パジャマのままとか、スエットスーツ、部屋着にならなくて、誰にも会わないんですよ、っていうか、誰にも会いたくないっていう状況だったんですけど。
必ずシャツ着て、パンツはいて、なんか、ちゃんとしてるんですよね。
黒:偉い、うん。
これが…、これがなくなったら怖いなと思ったんですが、ずっと、それは続けて。
ネットなんかで…。
黒:ん?東:ネットで、服を見て、これを買ってきてほしいとか、お店に電話して、「送ってほしい、代引きでお支払いしますから」。
黒:しゃべるのは大丈夫なの?東:うーん…。
ちょっと怪しい時もありましたけれども、毎日、歌を歌ってみたりだとか、いろいろ…。
黒:ご自分で?東:はい。
ありとあらゆる事をして。
黒:偉い。
そういう風にめげないでね、ちゃんと…。
私たちは、だって、普段さ、お休みの日っていったら、もう一日、パジャマで暮らそうぐらい思っちゃうじゃないですか。
それを、どんな事があっても、きちんとお洋服着替えて、いいお洋服があったら、これが欲しいって思い、そういうとこ、ちゃんとやってらっしゃるっていうのは、私、すごいと思う。
東:そうなんです。
外も出ないし、歩けない時期があったのに、「このスニーカー、可愛いから買う」とか。
黒:やっぱ、そういう風な前向きなところが、きっと、いいんでしょうね。
東:まあ、後ろ向きの時も結構あったんですよ。
黒:まあ、それはそうね。
そりゃイヤですよね、自分でね…。
なんで、こんな病気になったんだろうと思ったらね。
東:まさに、その言葉です。
黒:そうでしょう。
東:絶対ね、「なんで僕が」って言うなと思ったので、それを言った時には、「今、あなたが問う時ではなくて、こうなった時に君たちはどうするって問われてるんだよ、私たち」って言おうと思ってて、今きた!と思って。
黒:「どうして、こんな病気になったんだろう」ってね。
でも、少しはよくはなってるの?東:そうですね。
最近は、キッチンにも時々、温めるとか、お湯を沸かすとか、私が作ったものを温め直すぐらいは出来るように。
黒:お店はどうなりました?東:もう、任せてます。
黒:でも、任せる方がいらっしゃったのはね、よかった。
でも、ご自分としてはウーンってお思いだろうけど、ウーンってやらない方…?東:思ってます、思ってます。
今も、もうちょっと、あとひと息なのにっていう。
黒:でも、なんか、新幹線にも乗って、どこか、いらしたんですって?東:新幹線、乗りました。
広島まで行きました。
黒:どうして、そんな遠いとこまで行ったんですか?広島なんて。
東:それはですね、もう目標がいっぱいあるんですよね。
広島は、私が活動するボランティアの事があって、毎年、一緒に行ってたんですよ。
それが4年間、行けなくて…。
5年間、行けなかったのかな?毎年、行く行くっていうのが、目標だったんですが、去年、やっと頑張ってみるっていう…。
で、友達たちが駅で待っててくれて、行くところ、行くところに車椅子を用意してもらって。
黒:あ、そう。
東:車椅子も、私が「買おう」って言うのに、買わないんですよ。
「これを買うと諦める事になりそうな気がするから」って。
あと、目標は京都とか、北海道とか、沖縄とか、飛行機に…。
黒:観光?それは。
東:いえ。
全部、友達。
応援してくれる友達に、サプライズパーティーの時に来てくれた人たちに、お礼を言いに行きたいんだと。
黒:あ、そうなの。
じゃあ、早くそうなればいいね。
飛行機に乗れればいいのね、あとはね。
東:なんか、インターバルがね、飛行機に乗るまでの、空港までの事とか。
あと、本人としては、じろじろ見られたりですとか、そこが、なんか、やっぱりね、いい格好しいなんだと思うんですよ。
「もういいじゃない」って言うんだけど。
黒:でも、車椅子に乗った時に、人って、そんなに見ないものよ。
「どうなすったんですか?」とか言う人もいなければ。
東:その見て見ぬふりをされる感じもイヤなんですって。
黒:でもね、みんな急いでるから。
空港なんか、どんどん、どんどん、行かなきゃなんないから、そんな、人の事、振り返って、「あら、どうなすったんですか?」なんて、そんな事、言ってる人に会った事、一度もないもの。
だから、それは大丈夫じゃないかと思うけど、ただ…。
東:多分ね、私に悪いと思ってるんですよね。
だから、それはもういいって。
黒:あなた、変装して行けばいいじゃないの。
東:変装?その方が目立ちませんか?黒:それは、あなた、うまく変装してさ、なんか、付き添いのおばさんとかさ、そういう、なんとでもいいじゃない、そんなの。
そんなの出来ますよ。
飛行機は乗れますよ、そんなの。
東:そうですよね、乗る気になればね。
黒:乗る気になれば。
相当いいと思うの、私。
東:そうですよね。
今年の目標は、お花見出来るといいねっていう。
黒:うん。
お花見は、東京の中でも随分出来るけど、遠いところで?東:まあ、でも、お外でですね。
黒:外で?東:うん。
部屋の中では…。
黒:出来るけど?あ、いいじゃない、でも。
東:これね、私が買ってきて、「お家の中で出来るよ」って、お花見をしたんですよ。
黒:いいじゃありません。
でもね、外でね、あなたのお家、どこか知らないけどね、いいとこは、いっぱい知ってます。
車の中からチラッと見られる、いいところ、いっぱい知ってる。
東:なんか、やっぱり、座って、お弁当食べてっていう…。
黒:でも、座って、お弁当食べられると思う。
東:ねえ。
やる気になればね。
黒:やる気になれば大丈夫です、大丈夫です。
でも、お花見ね。
じゃあ、大丈夫です。
今年、お花見、成功します。
東:はい。
黒:あとはね、あなたが、おばさんになる覚悟が…。
あなたがね、そんなキレイな格好したらね、それはみんなね、「あれ、東さん」とか言われちゃうから。
それはあなたね、おばさんやなんかに変装しないとダメ。
東:はい、わかりました。
黒:本当ね、花ってね、キレイなもので。
本当に。
で、お花見に行くのに、あなたが変装して行くの、私、いいと思ったって、問題はね、おばさんの格好でもなんでも、あなたって絶対わからないようには出来るんだけど、その人と一緒にお弁当食べるのが、ご主人がイヤでなきゃいいですけどね。
そこですよ、問題はね。
東:確かに。
黒:それでもいいって言うんだったら、行けますよ、どこにでもね。
それと、なんか、ご主人が人に会いたくないっていう時があったんですって?東:まあ、ありましたね。
だけれども、このままではいけないなと思って、もう何年、誰にも会わなかったのかな?私の母以外とは、もう医療関係以外とは会わないって…。
これではいけないと思って。
友達が「イチゴを摘みに行って、ちょっと分けたいんだけれども、どうしようか?」って言うから、「そのままさ、私、玄関開けたら、ドカドカドカッと入ってきて、“元気?どう?”って、やってくんない?」って、「え?いいの?いいの?」「いいから、もう、靴パーッと脱いで、バーッと行って!」って言ったら、それ、やってくれたんですよ。
黒:うん。
女の人?東:女友達、共通の。
で、「元気?どう?」って…。
大体、「元気?」って聞くのが、おかしいんですけれども、ねえ、彼女も必死だったんですね。
そしたら、夫が「ええっ!?」ってビックリしながらも、大丈夫だったんですよ。
ブワーッてしゃべったら。
黒:そこね、とても難しいところなのね。
だけども、いざ来ちゃえば、そりゃ懐かしくて会いたいっていう気持ちはあるでしょう。
東:そうなんですよ。
それで、お話をして、彼女が帰ったあとに、「なんか、僕、平気だったね」って。
黒:よかったじゃない。
ねえ。
東:「そんなになんか、すごいビックリしてなかったね」って言うから、「そうだよ、大丈夫だよ」。
黒:だから、信頼してる人っていうのを、まずね、手始めに。
そういう風にしてたら絶対、大丈夫じゃないかと思います。
東:そうなんですよ。
ただ、友達は本当に緊張したと。
第一声、どうしたらいいんだろうって。
なんか、「本当は違う事、言おうと思ってたのに、やっぱり、“元気?”って私、言っちゃったんだよね」、「大丈夫よ」って言って。
黒:でも、それは、そんな事、考えなかったから、むしろ言っちゃったんだと思えばね。
うん、そうだと思いますよ。
東:それをきっかけに、いろんな友達も我が家に呼べるようになって。
黒:あ、そうなの。
うん。
ほとんど文句をおっしゃらないって、ご主人なんだけど、一度、なんか…。
東:あ、1回だけ。
もう多分、本人も我慢をしていて、私は、「もうちょっと当たってもいいんだよ」って言ってたんだけれども、まあ、本当に、「ごめんね」と言うんですよね。
「ごめんね」って言われるのも、つらかったので、お互いに謝るのをやめよう。
で、1回だけ、ごはんを食べるのに、思うように食べられなかったので、フォークをポイって投げたんですよね。
お、きた!って思って。
「あれ?」って言ったら、「ごめん」って言うから、「いいよ、いいよ。
それぐらいは。
もっと当たってもいいけどね」って言ったら、「いや、ちょっと、こういうのはよくないよね」って言って、自分でフォークを拾いに…。
黒:いいご主人なのね、でもね。
東:いやいや…。
黒:普通は、やっぱり我慢出来なくなると、もう、どんどん、どんどん、そういうのってさ、人に当たりたくなるじゃないですか。
東:そうですね。
プチ当たりはありますけどね。
黒:プチ当たり?ちょっとの?でも、やっぱり、あなたに、一番近しい人に当たって、どうするっていうものはあるだろうからさ。
東:うん、そうですね。
まあ、なんか、どの家族も、そうでしょうけれども、病気になったら、申し訳ないという気持ちがね。
私の母にも、まずは謝ったんですよね。
だから、あなたが謝る必要は全くない。
私も何かあるかもしれないけれども、謝らなくてもいいよね、お互いにって。
黒:でも、なんか記念日に、なんか…。
ご主人の記念日に、なんか…。
東:あのね、外に出られないでしょ?で、私が欲しい帽子があったんですよね。
黒:そうか、そうか、うん。
東:そう。
それで、自分の誕生日に、その帽子を買おうと思って、お店に行って、あったはずなのに、「もう売り切れた」って言うんですよ。
「でも、これ、私、確か、“買いたいから、とっておいてほしい”って言いましたよね?」って言ったら、「申し訳ありません、本当にごめんなさい、もう売れちゃったんです」って。
えー、そうなんだと思って、お家帰ったら、テーブルの上に箱があって、「何?」って言ったら、「誕生日おめでとう」って言うから、「何?」って開けたら、その帽子だったんですよ。
黒:うわあ…。
東:「えー、どうしたの?」って言ったら、お店に交渉して交渉して、こういった事はしてないけれども、僕の体の事も話をして、「喜ばせたいんです」って言って。
黒:あなたが欲しいって事を、ご主人にはおっしゃったの?東:そうです。
「見付けたんだよ」って言ったんです。
だけど、その帽子を見た事がなかったので、彼は。
お店の人に聞いて。
黒:どれだろうってね。
それは、大変な賭けでしたね、ご主人にとってはね。
東:そうですね。
黒:うん、もしかしたらさ。
東:そういうサプライズをする事が大好きなんですね。
黒:すごい。
だって、あなたの結婚式もね、やってくださったぐらいですから、サプライズで。
黒:でも、ご主人は、そうやってネットオークションとか、そういうネットの事がお出来になるんだから、随分、世界とつながってるという事ではね。
東:本当、そうですよね。
今、いいですよね。
黒:それはいいと思います。
で、あなたは、そういう事もやってらっしゃるんですけど、ボランティアも、いろいろやってらっしゃるんですけど、なんか、きっかけってあったの?東:えーっと、22年前に、17歳の白血病のドキュメントを見て、それで、骨髄バンクの事から始まって、いろいろ、こう、いろいろになって。
で、2011年の3月11日のあの震災をきっかけに、一般社団法人Getintouchというのを立ち上げ…。
黒:あ、そうなの。
東:そうなんですよ。
被災地の避難所で、発達障害の方とか、知的マイノリティーの人とか、セクシュアルマイノリティーとか、寝たきりの方とか、病気の方とか、いろいろな、普段はあんまり外に出ていない人たちも一緒に、混ぜこぜの、日本の縮図のような状態になったんですよね。
黒:ええ、その避難所…。
東:避難所が。
ですけれども、そこでマイノリティーの人たちが、やんわりと追いやられてしまったりとか、遠慮して避難所に入らなかったりという新聞記事を読んで、いざという時にこれじゃダメじゃんという事で、混ぜこぜの社会を、誰も排除しない社会を作るっていうんで。
黒:すごい。
東:それぞれの団体で、いろいろ活動している人たちを…、集まって、もうやろう、楽しくやろうっていう。
講演とかシンポジウムではなくて、アートとか音楽を使って、楽しい時間、空間を作って、そこで人を呼んで、普段、そういう事を考えていない人たちに気付いてもらうような事をしていこうっていうんで。
黒:そうなんですってね。
で、なんか4月2日は自閉症啓発デー。
世界自閉症啓発デー。
東:国連が定めた…。
黒:そうですってね。
東:そうなんです。
それで、ニューヨークのそういう国際大会があったんですね。
で、私、行ったら、日本は、めちゃくちゃ遅れてる、その日の啓発…。
黒:全然ね、知らないもんね。
東:そうなんです。
世界中がブルーになる日なんです。
黒:そうなんですってね。
電気やなんか全部ブルーにして。
東:そうなんですよ。
黒:イルミネーションをブルーにするんですってね。
東:いろいろなね、ランドマークですとかね。
で、日本も東京タワーがブルーになってたんですよ。
黒:そうなの?その時。
東:だけれども、新聞ですとか報道もなかなか取り上げにくいようだったので。
で、去年から、じゃあ、Getintouch、私たちがイベントします!って言って、ブルーになった東京タワーの下でライブイベントを。
黒:そうなの。
ちょっとじゃあ、去年の、そのVTRがあるんで、ちょっと見ていただいていいですか?ちょっと、ご覧ください。
自動車も、もう、みんなブルー。
東:ブルーのすてきな車に集まってもらって…。
黒:私の車も、ちなみにブルーなんです。
東:そうなんですか?じゃあ、ぜひ今年、走っていただき…。
で、オープンカーに乗って。
この日ね、ものすごい雨だったんですよ、残念。
ものすごい雨だったんですよね。
で、代官山をスタートして、グルグル回って、東京タワーに戻って…。
黒:なんか、これね、うん。
東:今年はね、バイク…。
こんな雨だったんです。
で、東京タワーもブルーになって。
黒:青くなってます、ブルーになってますね、東京タワー。
東:今年はね、バイクとか自転車も集まります。
私たちが作った、被災地の菜種油で作ったブルーキャンドル。
で、リレーをして、こうやって、つながっていきましょうって、知らないもの同士が一緒に集まりましたよ、今日は世界自閉症啓発デーの啓発の事を考えましょうって。
で、すごい雨だったんですけど、1500人、全国から。
もう車椅子の方も、いろんな方が、自閉症の方も、性同一性障害の方も、みんな集まってくれて。
で、サルサガムテープという、バリアフリーバンドですね。
いろいろな混ぜこぜのプロのロックバンドなんですね。
で、後ろのドラマーはBLUEHEARTSの梶君、梶原さん。
ミッキー吉野さんもお越しいただいて。
黒:すごいね。
なんかさ、アメリカなんかさ、パトカーも、どこかブルーになったり…。
東:もう、いろんなものがブルーになるんです。
で、これね、私たちが作った歌を歌ってるんです。
『Getintouch!』っていうテーマソングを作って、今、プロモーションビデオを作っている最中で、世界配信をしていこうと。
黒:じゃあ、4月2日にやりましょう。
なんかピラミッドまで、なんか、ブルーにしたりするんだって?東:エジプトはピラミッド。
オーストラリアはオペラハウス…。
黒:でも、ピラミッド、どうやってブルーにするの?東:ライトアップですね、ブルー…。
黒:ライトアップで、ブルーに。
東:広島城もブルーになったり、去年は。
高知は、龍馬像とかブルーになったりとか。
黒:そうですか。
ぜひ、皆さん、4月2日にいろんなところがブルーになってたら、それは世界自閉症啓発デーだと思っていただきたいという事ですよね。
東:はい。
で、東京タワーにも来ていただきたい。
黒:あ、なるほどね。
東京タワーで、主に?東:で、ブルーのプレゼントをいろいろするんです。
みんなで歌ったり、声を出したり、踊ったり。
黒:それが、シンボルカラーがブルーなのね。
東:そうなんですね。
黒:なるほど、なるほど。
わかりました。
黒:ドラマで、なんか、あさってですかね?日曜日、スペシャルで、『家政婦は見た!』。
東:はい、米倉涼子さん主演で。
黒:そうですってね。
米倉さんが、あんなキレイな方なんですけど、どうして、あんな事になっちゃったのかというような、家政婦さんになってるんで、ちょっと、ご覧いただきます。
東:すごい、地味な格好になっちゃうんですよね。
このギャップがね。
ちょっと意地が悪くて、大金持ちのところに入ってですね、そこの家庭の闇を…。
黒:あなたは?東:私はね、家政婦協会の会長。
彼女の事をよく知っているんですよね。
黒:あなた、この変装…。
東:これ、変装っていうか…。
黒:変装って言っちゃ失礼ですけど、扮装というべき。
でも、あの変装で、ホテルに行ってもわかんないです。
あれでも、もうわかんないよね。
東:そうですね。
黒:普通の人は、あんなあなたを見た事ないんだから。
東:そうかもしれない。
黒:でも、これはあれなんでしょ?なんで、こんな風に米倉さんがやってるかっていうのは訳があるんですってね。
東:訳があるんですよ。
ちょっとトラウマがあってですね、地味に普段はしていて。
その家政婦に行った先の家庭の闇を探っていくという。
黒:なるほどね。
家政婦会の会長ですか?あなた。
東:はい、会長です。
黒:あの時の、ああいう感じを、もうちょっと進めれば、全然あなた、わかんないわよ。
東:そうかもしれませんね。
黒:変装成功ですよ。
それ、お花見、あのぐらいでいいんじゃないの?いけるんじゃない?東:そういう事ですね。
もう、いっそね。
黒:私、そう思います。
いっそ。
そうよ、あなた、あれの時、変えようと思ってたでしょ?東:そうです、そうです。
黒:そう、だから、女優さんなんですからさ、ご主人には悪いけど、「ちょっと、この格好でごめんなさい」って言ってさ。
そしたら、どこでも行けますよ。
飛行機に乗ってでも、どこにでも。
東:私、このままでいいんです。
別に、私は見られても…。
黒:でも、やっぱり…。
東:夫がね、気を使うから…。
黒:だから、それはもう、あなたが変装する方がいいのよ。
東:わかりました。
黒:あれで、もう変装になってるんだからさ。
誰だか、ちょっとわからない感じなんだがら。
東:あれ、でも、放送になったらわかる…。
まあ、いいか。
黒:違うようにするのよ、今度は。
東:そうだ、あのね、『家政婦は見た!』の前の日が、『温泉若おかみ』の放送なんです。
黒:そう、若おかみ。
すごいじゃありませんか。
でも、とにかくね、ご主人様と仲よく。
どうも、ありがとうございました。
東:ありがとうございました。
2014/02/28(金) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[字]
〜闘病中の夫を支えて…〜東ちづるさんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
6回目の登場!東ちづるさんがゲスト。
◇番組内容
東さんの夫は“ジストニア痙性斜頸”という病気のため、闘病生活を送っている。一時は寝たきりの状態だったが、そんな中でも夫は毎日きちんと着替え、ファッションにも気を配っていたという。病気のため外出ができず、友人に会うことも避けるようになっていた夫のために、東さんは知恵を絞り、ある“秘策”を実行したと語る。
◇おしらせ1
★3/1(土)よる9時からは…『土曜ワイド劇場 温泉若おかみの殺人推理』
好評の『温泉若おかみ』シリーズ第27弾!!
香川・ことひら温泉を舞台に、若おかみが事件の意外な真相&家族のドラマに迫る!
【出演】東ちづる、羽場裕一、岡田茉莉子 ほか
◇おしらせ2
☆『土曜ワイド劇場』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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