(ピエール)わたしはもうこれで5ど目ですよ。
ああ〜それにしてもちょうどよかった。
これラッキーでございますですよ。
さささっみなさんこっちこっち。
はて?さっきわたくしにぶつかってきたガンさんは?ガ…ガンさん。
おであるくのおそいから。
(テーマソング)
(せき)
(母)あら。
もう文六ちゃんたら…。
(父)どうした?火がきえそうなのよ。
さっき文六ちゃんにまきくべといてって言ったのに。
文六ちゃん…文六ちゃん!・
(文六)何?文六ちゃんストーブのまきはどうしたの?もうおしばいに出かけるから時間ないの!またそんなこと言って。
さっき文六ちゃんにたのんだんだから文六ちゃんがやるんです。
こごえじにしたっておかあさんまきなんかくべません。
ねえおかあさんぼくの下駄がないよ。
ああそうそうまだ買ってないの。
えっなんで?おかあさんきょうはちょっと頭がいたくって。
じゃあぼくどうやって出かけたらいいのさ。
はだしで行けっていうのかい?おかあさんのはいてってとちゅうで新しいの買うかい?こんな女ものいやだよ!下駄屋さんまでのしんぼうでしょう。
しょうがねえなあ。
こら文六!おかあさんにそのたいどはなんだ!そんな子はうちにおかないぞ!へへ〜んだ!
(みんな)お〜い文六ちゃ〜ん!お〜い!
(三郎)よしふんだぞ!
(剛志)文六ちゃんまたオニだ!だってきょうおかあちゃんの下駄はいてんだもん。
にげろ〜!
(みんな)わ〜っ!
(義則)これでどうだい?それじゃあ大きいやい。
じゃあこのくらいかい?
(おばあさん)こんばんは。
こんばんは。
いらっしゃい。
これ。
はいありがとう。
やれやれ。
どこの子か知らんが夜に新しい下駄をおろすときつねにつかれるぞ。
え?きつねにとりつかれるぞ。
きつねにとりつかれる?知らんのかきつねつき。
え?米屋の貞吉がきつねにつかれた話聞いとらんのか。
コンコン鳴いてはあぶらあげを食うたそうな。
きつねになっちゃうの?
(義則)うそだいそんなの。
(淳一)めいしんだい。
おばあさん子どもたちがびっくりしちゃうじゃないの。
そりゃあわるかったねえ。
じゃあわたしがまじないをしてあげるよ。
はいすわって。
マッチをつけて下駄のうらにこうあてる。
これでよし!はい。
これできつねはよりつかない。
(出ばやし)
(はくしゅ)「うきよはゆめのふしみの里」。
「さあさあさあさあ」。
「へん答せよ」。
あれ真太郎さんだね。
「にげるがかちだ」。
(せき)文六ちゃんさむいのか?あっ酒屋のおっちゃんだ!よっ酒屋!
(わらい声)あれきつねでしょ?そうそうきつね忠信。
「あつきつらのかわ」。
「いで!首をうて!カッカッカッ…」。
「くれべいか」。
よっきつね!まってました!
(はくしゅ)「コ〜ン!」。
(せき)
(きの音)あっおっちゃんだ!
(子どもたち)見たぞ見たぞ!おもしろかったぞ!とうよりあつきつらのかわ。
とうよりあつきつらのかわ…。
おっちゃんはねすごくつかれてるんだ。
もうおそいから帰りなさい。
とうよりあつきつらのかわ…。
(三郎)おっちゃんはどうしたんだろう?
(義則)とりつかれたんだ!
(剛志)やめてよ!回そう
(おばあさん)夜に新しい下駄をおろすときつねにつかれるぞ。
下駄屋のおばさんは本当にはマッチをすっていなかった。
おまじないのふりをしただけだった。
(下駄の音)きつねにつかれるというのはどういうことだろう?文六ちゃんの中にきつねが入るということだろうか。
文六ちゃんのすがたや形はそのままで心がきつねになってしまうということだろうか。
今もう文六ちゃんはきつねになっているかもしれない。
(きつねの鳴き声)文六ちゃんだ!
(せき)さっきはたしかに文六ちゃんは「コン」と言った…。
文六ちゃんはきつねになってしまったんだ。
ぼくたちの中にきつねが1ぴきまじってる。
じゃあぼく…。
(みんな)うわ〜っ!
(かねの音)
(時々迷々)迷ってる?家の中に入らないの?おとうさんとおかあさんはぼくをどうするんだろう…。
どうして?みんなはぼくがきつねになったと思ったんだ。
あなたはきつねになってしまったのかしら?きつねになんかなってないよ!ふ〜ん。
でももしかしてひょっとしてぼく…。
知らない間に心はきつねになったかもしれない。
ぼくがきつねになっても家においてくれるかしら?あら。
おかあさん!きつねの子はうちにおいておけないね。
山にお帰り。
おまえは…文六なのかい?そうですおかあさん。
夜に新しい下駄をおろしたのでぼくはきつねになってしまいました。
まあ…。
あっおとうさん!おとうさん!おとうさん文六が!
(父)文六ちょっとここでまってなさい。
ぼくまってるよ。
文六ちゃん。
文六。
おとうさんとおかあさんはそうだんしてきつねになることをきめたのです。
だから今はきもの屋で下駄を買ってきたのですよ。
おとうさんおかあさん!さあこれからは山の中で親子3人新しいくらしをはじめるんだ!
(わらい声)ねえおかあさんきょうのごはんは何?
(母)きょうは文六ちゃんのすきなシチューですよ。
やった〜!あらこまったわ。
どうしたんだい?キノコがもうなかったんだった。
えっキノコがない?こまったわ。
文六ちゃんはキノコのシチューが大すきなのに。
キノコがなかったらシチューじゃないやい!おかあさんひどいや!キノコわすれるなんて!よし!じゃあ今からみんなでキノコをさがしに行こう!・「小狐コンコン山の中山の中」・「草の実つぶしてお化粧したり」・「もみじのかんざしつげのくし」
(じゅう声)
(母)りょうしだわ!
(父)走るんだ!まって!おいていかないで!文六ちゃん!文六!
(じゅう声)こわいよ〜!がんばるんだ!
(じゅう声)もう走れないよ!後のことはたのみます!おかあさんわかった!おかあさんふりかえるんじゃない!おかあさんどうしたの?けがしたの?おかあさんはわざと足をひきずってるんだよ。
どうして?どうして?おかあさんうたれちゃうよ!おかあさんはなおまえのためにおとりになったんだよ!ええそんな!いやだ!おかあさ〜ん!おかあさん!おかあさん!文六行くぞ!
(じゅう声)おかあさんが!ああキノコが食べたいなんて言うんじゃなかった!行くぞ!
(母)文六ちゃんおまえがたすかればおかあさんはそれでいいのです。
おとうさんとたっしゃにくらすのですよ。
おとうさんどうぞ文六ちゃんをたのみます。
(なき声)あれ?
(かねの音)しっぽもない。
おかあさん!おかあさん!ああ文六ちゃん。
あら?わたし今何を…。
ああさむい!おかあさん中に入ろう!ええ。
すぐストーブつけるからあったまろうね!文六がばかに聞き分けがいいじゃないか。
どういう風のふき回しかしら。
2014/02/28(金) 09:25〜09:40
NHKEテレ1大阪
時々迷々「きつね」[解][字]
祭りの夜にきつねの姿になった文六。それを見た両親もきつねの姿になる。ある日、親子は猟師に狙われる。
詳細情報
番組内容
誰の心の中にも潜む“迷う気持ち”を描く、小学校中学年向け道徳ドラマ。祭りにはいていくげたを用意してくれなかったことで、文六は母親をなじる。行きがけに新しいげたを買うが、それを見ていたおばあさんは「夜に新しいげたをおろすと、キツネにとりつかれる」と言う。家に戻ると、ほんとうにキツネになっていた。それを見た両親は…。「父母を敬愛し、家族みんなで楽しい家庭をつくる」ことの大切さを描く。【出演】片桐はいり
出演者
【出演】片桐はいり
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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