大塚くんらしい表現が生まれましたね。
(ウグイスの鳴き声)
(小山茉美)この夏読書感想文を書いてみませんか?新たな発見やおどろきと出会えますよ。
でも小学6年生の関川遙万さんはこれまで度も読書感想文を書いたことがありません。
そんな遙万さんに感想文の極意を教えてくれるのは宮川俊彦さん。
社会人向けにきかく書などの書き方を教えるほかさまざまな読書感想文のコンクールでしんさ員をつとめています。
(宮川)読書感想文というものは自分がこう思っている言・文があれば出来上がりだと思ってほしいの。
作文の指どうを始めて35年。
これまでに教えた子どもの数は200万人をこえます。
ニックネームは「とっちゃまん」。
宮川流の極意で本をどう読めばいいのかがわかると書くことが楽しくなりますよ。
読書感想文をさけ続けてきた遙万さん。
苦手をこく服したいとちょう戦です。
でも…。
「ウラシマ太郎」。
初めて感想文を書く遙万さんのために宮川さんが選んだ題材です。
物語はウラシマ太郎が子どもたちにいじめられていたカメを助けるところから始まります。
そのお礼にと竜宮城へしょう待され美しいおとひめ様と出会い楽しい時をすごします。
けれどウラシマ太郎は自分の家へ帰りたいと思うようになります。
玉手箱をもらい竜宮城から帰ってきたもののそこは数百年の時がすぎた場所でした。
そこでウラシマ太郎は玉手箱を開けおじいさんになってしまうという物語です。
知っているはずの「ウラシマ太郎」。
でも遙万さんはこの日文字も書けませんでした。
宮川さんが感想文の練習に「ウラシマ太郎」を選んだのにはわけがあります。
「ウラシマ太郎」ってよくわからない話なんですよ。
よく読むとわけがわからなくなってくるんですよ。
これがおもしろいと思うんです。
読解の宝庫だと思いますね。
関川遙万です。
こんにちは。
とっちゃまんのデリバリーだよ。
いいか?おじゃまして。
はい。
あやしい者じゃないからな。
どうですか?「ウラシマ太郎」は。
むずかしかった?何書いていいかわからないだろう?なんで書けないのかがわかると書けるようになるぞ。
感想文なんていう言葉にとらわれちゃいけない。
感想とは意見なんですよ。
「わたしはこう思った」。
変なやつと思われてもかまわない。
笑われてもいいわけだから。
だって言あれば意見は書けるんだよ。
遙万作家なんだからそう思って書いて。
「わたしは今日の空を黄色と思った。
もんくあるか?」というつもりで書いたらいいんですよ。
感想文は意見である。
これをわすれないでくださいよ。
では意見を見つけるにはどうしたらいいのでしょう?さっそく宮川流の極意です。
「なぜ」「もしも」「どうすれば」。
これら3つのキーワードを意しきしながら本を読むと自然に自分の意見が出てきます。
もう度初めから読み直します。
こんなの真っ黒にしていいんだからね。
「昔々ある貧しい漁村にウラシマ太郎がいました」。
「貧しい漁村」だぞ。
ゆたかじゃないんだぞ。
びんぼう?そう。
大事なポイントになるんだよ。
「カメはウラシマをせなかに乗せるとどんどん海に向かいました。
そして海の中をもぐって底に進んでいきました」。
おぼれないのかよって感じだよな。
息できないよね。
「ウラシマは竜宮城でそれこそ何不自由なくくらしました」。
「何不自由なく」だぞ。
最初の文章にもどろうぜ。
「貧しい漁村」だぜ。
びんぼうなのにお金持ち。
とつぜんお客様になってゆう福になってきれいなおねえ様がたに囲まれてな。
貧しい漁村のくらしからとつぜん何不自由ないゆたかなくらしになった。
ここで遙万さんは「もしも自分だったら?」と考えました。
それでもう意見1こ出てきたんだよ。
それでもう書けるんだよ。
かん単だろう?「わたしならすぐ帰る。
理由はさみしいから」。
遙万さんならではの最初の意見が見つかりました。
「タイやヒラメのまいおどり」。
さしみにしたらうまいだろうな。
おいしそう。
「ごちそうももりだくさん。
いつも美しい女官に囲まれまたおとひめ様にも大事にされ時のすぎゆくのをわすれるほどでした」。
楽しい時は時間が早くすぎていやな時やつらい時は…。
それで時間についてのつの意見も出来上がるだろう?時間はいつも時計と同じようにカチカチと行くんじゃないんだと。
「楽しい時は早く進む」。
もうつ意見を思いつきました。
「しかしそのうちにウラシマは退屈してしまいました」。
これが大事なテーマなんだよ。
理由は?次書いてあるよな。
「何もすることがない」。
退屈なんだって。
そしてこの後物語を大きくてん開させる言葉が出てきます。
この言葉が重要だと思うんだよ。
「帰る」「帰りたい」とあるでしょ?1つのお話の中でいちばん多く使われている言葉は要チェックだぜ。
これも意見を出すための読み方。
帰りたいウラシマ太郎と帰したくないおとひめ。
2人の気持ちがゆれ動きます。
おとひめは「どうしてですの?」と言うんだよ。
「ここでは幸せになれないのですか?わたしもめし使いたちもみんなあなたが大好きです。
たいせつに思っています。
喜んでおもてなしをさせていただいているのに…」。
この後のおとひめの言葉こわい気がするよね。
いいですね。
おれもそう思う。
それだよそれ。
「帰りたい」というウラシマ太郎をおこるおとひめとはどんな人物なのか?さらに想ぞうがふくらみます。
「おとひめ様はあきらめました」。
あきらめちゃったんだよ。
どっちが?あきらめやすいんだ。
おとひめも。
そうか。
それはあるな。
それいいよ。
それだけでも感想文になると思うけどな。
たぶんふつうのやつは考えないぜ。
これは自分でテーマになるんじゃないかな。
おとひめ様自こ中説な。
帰りたいと言ったときになんでおとひめはあきらめちゃうんだろう?もう好きじゃなくなったから。
べつにウラシマ太郎じゃなくてもほかの人がいるから。
…とすれば自こ中でわがままなわたしの言うことを聞いてくれるやつがいいやつだと。
そこをウラシマはひょっとしたら見ぬいたんじゃないか?いいね〜。
そういうことがテーマになっていくんだよ。
ということで書いてみるか?書けそうか?たくさんの意見が見つかったもののどう書けばいいかわからない。
そこで宮川さん文章の組み立て方の極意を伝えます。
「だって」でもいいよ。
遥万使いそう。
まず自分の意見を書いて「なぜなら」と理由を書きます。
次に「たとえば」を使って具体的にし「もしも」を使って話をふくらませそして最後に「だから」という言葉を使ってまとめます。
宮川流「な・た・も・だ作文」です。
今度はスラスラとえんぴつが走ります。
25分ほどで原こう用紙1枚半の感想文を書き上げました。
終わった。
終わりました。
どんな感想文になったのでしょう?「わたしはおとひめ様に玉手箱をもらっても開けないと思います。
なぜなら今ウラシマ太郎は困っているけど次にもっと困ることがあるかもしれないからです。
『困ったことやつらいことがあったら』と言ってそのまた上につらいことがあったら玉手箱が使えなくなってしまったらぎゃくに困ってしまうからです。
おとひめ様は自こ中だと思います。
ウラシマ太郎をしょう待しておいてウラシマ太郎が『帰りたい』とおとひめ様に伝えたらおとひめ様は『なんで帰るんですか?』と言ってじゃあ帰ればいいじゃないですかと言ったふうに感じたからなんでそこでもっとねばらないのかなとわたしは思いました。
なんでおとひめ様がねばらなかったかと言うとウラシマ太郎以外にもほかの人を竜宮城へしょう待していると思ったからです。
だからほかにもウラシマ太郎よりいい人がいると信じてウラシマ太郎を帰らせたんだなとわたしは思いました」。
よ〜しおもしろい!「わたしなら玉手箱を開けない」という意見に「good」のひょうか。
「だけど開けない」。
着がんがひじょうにいい。
書けないとかきらいとか言ってここまでやってきたじゃん。
今なんて言った?いい言葉だな。
うれしいな。
楽しいんだよ。
書くことは。
宮川流感想文の極意。
感想文は意見。
自分の考えを堂々と書きましょう。
「なぜ」「もしも」「どうすれば」を意しきしながら本を読むと意見が出てきます。
物語の中でいちばん多く使われている言葉に注目するのも意見を見つける方法のつです。
どう書けばいいかわからないときはまず意見を書き「なぜなら」「たとえば」「もしも」「だから」を使うと書きやすくなります。
遙万さん初めて書いた読書感想文を家族の前で読みました。
「わたしはおとひめ様に玉手箱をもらっても開けないと思います」。
自分だったら玉手箱を開けるか開けないか。
家族みんなが考え始めました。
(遥万)琢万だったらぜっ対開けるね。
何も思わずに「悲しくない。
開けた」ってぜっ対やりそう。
かく実にやるな。
でも郁万はかくにんすると思う。
パパも開けるね。
人人ちがうと思うよ。
話しているうちに遙万さんはおとひめの気持ちがもっとわかったような気がしました。
「ウラシマ太郎にはいやみの玉手箱をおくったんじゃないかと思いました」。
「いやみの玉手箱」。
また新しい意見が見つかっちゃいました。
書くのが好きになった。
2014/02/14(金) 02:05〜02:20
NHKEテレ1大阪
伝える極意「感想がスラスラ書ける〜感想文〜」[解][字]
読書感想文が苦手。何を書けばいいのだろう?と悩む子どもたちがいます。本に書かれていることと自分の思いを結びつけるにはどうしたらいいのかを紹介します。
詳細情報
番組内容
「読書感想文は好きじゃない。自分が何を書いているかわからないから」と話すのは、小学6年生の関川遥万さん。実は、これまで一度も読書感想文を書いたことがないそうだ。そんな遥万さんに感想文の極意を教えるのは、さまざまな読書感想文のコンクールで審査員を務める宮川俊彦さん。初めて読書感想文に挑戦しようとする遥万さんに宮川さんが選んだ本は、浦島太郎だった。さて、どんな感想文が書けたのだろう?
出演者
【出演】宮川俊彦,【語り】小山茉美
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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