(テーマ音楽)
(江守徹)世界の海に伝わる人魚の伝説。
空想の動物人魚に番近いといわれるのが海のほ乳類ジュゴンです。
オーストラリアの西海岸シャーク湾。
サメが多いのでシャーク湾ですが今日の主人公はジュゴンです。
海鳥がたくさん集まるこの海は水深10mにもなりません。
水温が高くさまざまな魚が生息しクジラやイルカもやって来ます。
中でも貴重なのがこのジュゴン。
息をしに浮かび上がったところです。
ここは世界最大のジュゴンの生息地。
世界中のに当たる1万頭を数えます。
ジュゴンは海草しか食べません。
体重400kgの巨体を支えるためにこの海草を日に50kgも食べるといいます。
海草しか食べない海のほ乳類はほかにほとんど例がありません。
実はジュゴンはゾウと同じ祖先を持っていたと考えられているのです。
ジュゴンの進化をさかのぼった想像図。
およそ5,000万年以上前は草を食べながら陸を歩いていたのです。
ジュゴンのお尻から泡が出ていますね。
オナラです。
食べた海草は繊維が多くガスが出やすいんです。
海草を消化させるために腸は長くおなかには45mもの腸が収まっています。
おっと横切ったのは?魚を追いかけてきた海鳥でした。
この海にジュゴンが住むのは水温が高いからです。
マンタの名で知られるオニイトマキエイも温かい海の生き物です。
インド洋から流れ込む暖流のため冬でも水温は20度を超えます。
このアカウミガメも温かい海でしか見られません。
シャーク湾にジュゴンが多い理由はもうつ陸上の環境にあります。
ここには乾燥しきった荒涼とした風景が広がっています。
ここで暮らせるのは乾燥に強い動物だけ。
人間は住みつくことができません。
かつてジュゴンは肉や脂を目的に乱獲されてきました。
人影のないここなら動物たちも安心。
ジュゴンも奇跡的に生き延びることができたのです。
この海にはもうつ貴重な生物がいます。
見岩のように見えるストロマトライト。
藻の種です。
35億年前に現れ光合成を行って地球に初めて酸素をもたらしました。
ほとんどが化石で見つかりますがシャーク湾のものは今も生きています。
ジュゴンの親子がいました。
子供が母親にお乳をねだっているようです。
ジュゴンの乳房は胸ビレの付け根にあります。
こちらの子供は尾ビレがちぎれているようです。
おそらくサメの仕業でしょう。
ジュゴンの生態はその多くがまだ謎のままです。
人魚にも見立てられたジュゴンは光きらめく海の中で伝説とともに生き続けています。
2014/03/14(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「西オーストラリアのシャーク湾〜オーストラリア〜」[字]
ジュゴンの海 ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
ジュゴンの海 ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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