どうも。
サンドウィッチマンです。
どうも。
この小さい救急車から下りてきたこのお医者さんは…。
この方は今月のテーマ「地域医療のチカラ」の講師長純一さんです。
ああ長さんね。
はいはい…。
長さんは震災から3年がたとうとしている今仮設の人々の健康を守っている地域医療のスペシャリストなんですね。
ところで今回は長さん何を教えてくれるんだろうね?今回は長さんが今取り組んでいる「チームで守る医療」について学んでいきたいと思います。
チーム?ピッチャーとかキャッチャーが出てくる…。
出てこないです野球チームじゃないから。
違うの?違いますよ。
長さんは介護ヘルパーや保健師さんなどと連携して仮設の人々の生活を支えてるんですよね。
へえそうなんだ。
(長)本当に高齢者がたくさん増えた時に…長さんを筆頭にチーム一丸となって仮設住宅の高齢者を支えてる姿に密着。
被災地で始まった取り組みを見ていきます。
ということは長さんはチームの監督ってことか。
違いますよ。
野球チームじゃないんだから。
なるほど。
何だ?お前。
そっちのチョーさんか。
「地域医療のチカラ」始まります。
伝わるかな?今回長純一さんが向かうのは石巻市の中心部から車で1時間ほどの場所。
震災で最も壊滅的な被害を受けた医療の現場を見るためです。
石巻市雄勝地区。
高さ10m以上の津波は数多くの住宅と共に一つの病院をのみ込みました。
石巻市立雄勝病院です。
3人の医師を含む職員24人そして入院患者40人が亡くなりました。
一度完全に崩壊したこの地の医療。
再生に向けて今何が課題となっているのでしょうか?これから雄勝の診療所ということで今日診療所長の小倉先生という先生にお休みのところつきあっていただくことでお願いしてます。
先ほども言いましたけど…。
長さんはこの地の医療を支えている友人の医師を訪ねました。
すみません。
よろしくお願いします先生。
ああおはようございます。
おはようございますどうも。
皆さん遠い所からどうもようこそおいでくださいました。
ここの診療所は震災後半年の10月5日から開院しました。
それまではここには雄勝病院が震災前にあったんですけどそこが壊滅をしてそして半年間全く病院の無い場所でやっていました。
半年間は救護所のほうで日赤の先生方が来られてやっていたんですけど住民の要望もあって仮設なんですけどねプレハブで出来た診療所が出来てようやく2年を過ぎたところです。
ここで今僕は毎日診察をしてます。
この診療所の常勤の医師は小倉健一郎さんただ一人です。
けがややけどから糖尿病や高血圧の管理まで何でも診るお医者さん。
一日20人近くを診ています。
漁業が盛んだった雄勝地区。
震災前4,300人が住んでいました。
しかし津波により市街地の大部分が流出。
その後人口は3分の1以下の1,200人にまで減りました。
もともと高齢化過疎化が進んでいたところが3,000人いなくなって。
しかもその人たちっていうのは職業が無くなったりとか学校が無くなって子供たちも親もみんないなくなったんですね。
そうすると…もともと過疎化高齢化が進んでたのがまたそれが20年とか30年急に進んじゃったような状況ですね。
(小倉)買い物に行く手段も無い。
店も無いしいろんなインフラが無くなってしまった中で細々とこういう山間部のところで暮らしてるんですね。
そういう高齢者を支えるにはまず医療が一番大事なことなんで。
ここでやってるのはほとんど高齢者に対する医療ですね。
小倉さんは自力で診療所に来ることができない高齢者のため仮設住宅などへの訪問診療も行っています。
仮設住宅は6か所に散らばり回るだけでも一苦労です。
先生がモチベーションを持続できてる秘けつみたいなのがあれば教えていただきたいんですけど。
モチベーションをじゃ持続できてるかと言われると若干疑問な部分があって…。
例えば僕は今ここまで…。
ここはなかなか住める環境じゃないんで石巻から毎日通ってるんですよね。
往復2時間ぐらいかけて。
そういう体力的な問題と私が今ここに一人しかいなくて。
その中でやらないといけない苦しさとかしんどさっていうのは常日頃感じてますね。
なんとかしてあげたいんですけどまだ今の状況では難しいというのが…。
長さんは週1回応援の医師を送り小倉さんを支えています。
今被災地の医師不足は深刻です。
そこで新たな取り組みが始まろうとしています。
先生どうも。
今日はお忙しいところありがとうございます。
東北大学病院の石井正さん。
宮城県の被災地を中心に東北全体で新しい医師派遣システムを作ろうとしています。
大変すばらしい志があると思いますけども大方の医学生は普通の内科のお医者さんだとか外科のお医者さんなんか普通の病院専門医。
一番多いのが多分…家庭医を目指すという方は少ない。
石井さんが考えているのは総合病院に勤める専門医も一定期間地域の診療所などで働く仕組みです。
1人の負担を軽くするため例えば3人の医師が交代で診療所に勤務します。
地方の医療機関を支えながら専門性を高めたい医師の希望もかなえるのです。
サポートする体制が出来れば逆に言うと安心してそういう道に入ってくる人も増えてくるんじゃないのかなと。
一方長さんが所長を務める診療所は東北最大4,500人が暮らす仮設住宅の真ん中にあります。
常勤の医師は長さんを含め2人。
とても全ての人を支えきれません。
長さんはこの状況をチームで打開しようとしています。
看護師や理学療法士など診療所のスタッフのほか福祉の専門家なども加わります。
そして24時間365日患者を診る体制を築こうとしているのです。
最初はおなかを痛がったということですね。
おなかをかなり痛がったということとその後看護師さんが行ったときぐらいに悪寒を伴う…。
チームで情報を共有しながら患者さんを支えています。
(千葉)12団地の…。
ここから行くと奥のほうの東集会場側の方たちにも何人か体力が落ちてたり陽性の方がいたんですけれども…。
チームの一人理学療法士の千葉智子さん。
介護が必要な高齢者を訪ねる「訪問リハビリ」を担当しています。
どのようにチームで連携し1人の患者さんを支えているのでしょうか?「訪問リハビリ」に同行しました。
この日千葉さんは長さんからある仮設住宅へ向かうよう指示を受けました。
腰痛で立ち上がれなくなってしまった73歳の女性のお宅です。
(女)こっちは立っていられない。
女性は夫と2人暮らし。
こういうふうにすると腰痛いですかね?うん。
少し響きます。
伸ばすのは?伸ばすのは大丈夫ですけど。
ちょっと反対の足。
はい。
1か月間起き上がることができていません。
トイレにも行けず食事も寝たまま夫に食べさせてもらっていました。
女性はもともと別の病院に通院していました。
しかし1か月前腰痛が悪化し病院に行くことができなくなりました。
そこで診療所の長さんが仮設住宅を訪ね女性の腰の治療を始めます。
更にさまざまな専門職の人々とチームを組み女性をサポートする体制を作りました。
まずはケアマネージャーを通しておむつの交換などを行う介護ヘルパーを手配。
また長さんは訪問看護師を送り定期的に病状を把握するよう指示しました。
更に夫の負担を軽くするためリハビリを担当する理学療法士を派遣したのです。
(千葉)こっち曲げてここに痛み来ます?
(女)うん。
そうか…。
起き上がって自分で食事をとれるようになりたい…。
ヨイショ!痛たたたた…。
夫がふだん行っているやり方で起こしてみましたが…。
おっちょっと待って。
ちょっと戻ろうかじゃ。
足上げて。
はい。
骨盤と肩が重いのでこういうとことかこういう…。
千葉さんがアドバイスしたのは寝たまま体の位置をずらす方法。
(夫)はあはあ。
(千葉)肩の根元を持って動かしてあげる感じですね。
すっと動けたんでびっくりしちゃった。
体をずらし電動ベッドのリクライニング機能も利用することで一人で食事がとれるようになりました。
千葉さんはこの日の経過を長さんに報告。
寝たきりにならないよう3か月ほど女性のリハビリを続けていくことにしました。
医師一人の力だけでは仮設住宅の人々を守りきれません。
長さんは今介護や福祉の専門家たちと情報を共有。
新しいセーフティーネットづくりに挑んでいます。
皆さんお待たせしました。
どうも。
昨日今日お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
だいぶ疲れたでしょう?そうでもない?被災地で生活を支えるみたいなところで言うと医者だけではなくて多くの人たちと一緒に支えていくっていうのは非常に重要だと思うんですね。
そういうことで皆さんにいろいろ見てもらったんですけど。
今日リハビリに行ってリハビリの人はどんなことやってました?おじいちゃんのほうは自己流で体を立てるやり方をしてたんですけど理学療法士の方が「頭をベッドの上のほうに上げてあげるというやり方があるんだよ」っていうことを提案していらっしゃいました。
リハビリに聞いたら今日も痛がってたって言うからなかなかうまくいきづらかったのかと思うんだけども。
あとは少しでも早く歩けるようになるためにおなかに力を入れられるように首を上げて腹筋を鍛えるようにとか今動ける足を動かせるようにちょっと屈伸したらいいよということを教えていました。
そうですね。
恐らく1か月2か月密に関わるとそんなにレベルが落ちないで元の状態に戻るかもしれないし。
だから医者としてはリハビリの人たちがどういうことを得意としていてどういう能力があるのかとかそういうことを知っておくことが必要ですよね。
だから自分がリハビリはできなくてもリハビリの人たちだとこういうことはできるんだみたいなことをよく理解した上でそういったのをうまく誘導してあげるってことが必要だし。
長さんは診療所を中心としたチームづくりを進める一方で大きな病院とも連携。
お互いに協力しながら地域を守っていくことが大事だと言います。
病院と診療所とどっちかしかない。
地域の医療とどっちかしかないんじゃなくてこの2つは協働してやるべきで本当は病院が得意なことと地域のほうが得意なことはどっちかしか選べないんじゃなくて…病院が得意としないところまでみんな病院だと思っているから多分大変になっちゃうんですよ。
病院は話を聞いてもらうとか人の悩みに応えてそれにオーダーメードで対応していくことを期待する場所じゃ多分ないんですよね。
そこまで病院に余裕はなくて治すことに専念してやる場所っていうふうにある意味なってきているんですよね。
そういうところがちゃんと機能しているようになることが多くの国民のニーズというか満足度を高めていくことになるだろうというふうに私は思いますね。
だから日本でもこれは間違いなく高齢化が進んで本当に高齢者だけになってたくさん増えたときに…それは間違いないんで。
さっきから言うようにそういうことに気付いた医者は本当に最先端だっていうふうに思ってるんですけど。
病院で最先端の治療を学んでいるのが最先端の医療ではないと僕は思っています。
間違いなくこういうふうにならざるをえないんですよね。
なるほどね。
地域医療って離島とか山奥のイメージがあったけど最先端だったんだね。
そうなんですね。
それにしても長さんみたいなお医者さんだとか健康を守るチームが近所にあったら安心ですよ。
それはチョー安心ですね。
わっダジャレだ!長だけに。
さて次回は何をやるんだろうね。
あれ?随分きれいな山がありますね。
きれいな山ですね。
この山は八ヶ岳です。
次回の舞台はなんと長野県でございます!長さんが以前勤めていた佐久市っていうのは地域医療が非常に進んでいる町なんですね。
そういえば長野県は男女共に長寿日本一なんだよね。
そうなんです。
長さんの原点を訪ねながら長寿になった秘けつにも迫っていきます。
楽しみ!2014/02/13(木) 23:00〜23:20
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾「地域医療のチカラ “チーム石巻”始動!」[解][字]
宮城県石巻市の診療所所長・長純一さんがすすめるチーム医療とは?医師ひとりでなく、多職種協働で仮設住宅の人々を支える取り組みに密着する。【ナレーター】川島海荷
詳細情報
番組内容
津波が病院を襲い、多くの命が失われた地域もある石巻市。医療機関の再建を志す人々を取材。高齢化が進む中で、医療が地域を支えている。ただし長さんは言う。「医師だけでは支えられない」。看護師、保健師、介護職、福祉職などがチームを組んで支えることが大事。さらに診療所と病院の連携も。そうした医療が「最先端だ」。【未来への芽】地元高校生が気仙沼の観光案内をする「うたう幸せ恋人ツアー」を紹介!気仙沼は恋人の町?
出演者
【出演】石巻市立病院開成仮診療所長…長純一,サンドウィッチマン,【語り】川島海荷
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