サラメシ 2014.02.13

ジメジメしたこの季節。
今日はオフィスでお弁当なんて方も多いんじゃないんでしょうか。
こんにちは中井貴一です。
え〜こちらの方もどうやらデスクでお弁当のようです。
一口食べてはモニターをチェック。
こちらは一口食べては窓の外をチラリと…。
落ち着きませんねこれ…。
まあ無理もありません。
だって彼らは今空の上!名付けて空飛ぶサラメシ。
皆さん救難飛行艇をご存じですか?世界でも海上自衛隊にしかないというとても珍しい飛行機です。
全長33m。
人間と比べてみてもご覧の大きさ!何かこれかわいらしいというか変わった形ですよね。
下だけ見ると船みたいだし。
そう!実はこれ海上にも着水できる水陸両用機なんです。
遭難した船舶の救助はもちろん離島で急患が出た際の緊急輸送も行っています。
この飛行艇の機長を務めるのが入隊歴22年の三浦理さん。
この日は上空300mから遭難者を捜し出し救助するという洋上訓練。
1345!1045!9345!三浦さん機長といっても飛行機を操縦する訳ではありません。
乗組員11名の動きを全て把握し訓練を安全かつ円滑に進める指揮官なんです。
ちなみにこの赤い箱が今日の訓練の主役。
これを遭難者に見立てて発見し救助するんだそうです。
定刻どおり山口県の岩国航空基地を離陸。
3時間に及ぶ洋上訓練の始まりです。
間もなく目的地四国豊後水道上空に到着。
はい了解。
オールクルー機長食事かかれ!「食事か…!食事かかれ!」って今食事って言った?これ何ですか?これ…。
これ…あれ?これ例のお弁当…?腹が減っては訓練はできぬという事でそれぞれの持ち場に就きながら交代でお昼ごはん。
これが本日のサラメシ。
この日は空揚げやナポリタンが入った洋風弁当と和風総菜が入ったおにぎり弁当。
2種類あるのは食あたりなど万が一に備えるため。
同じ持ち場の隊員同士は違うお弁当を食べるのが決まりです。
ちなみにどちらの弁当を取るかは早い者勝ちなんだそうです。
食べながらもしっかり窓の外をチェック。
しっかり見てしっかり食べる。
機長の三浦さんはと…おにぎりにしましたか!三浦さんも食べながらレーダーで飛行ルートを確認。
なるほど。
隊員たちが上空で食べるランチは救助する人される人両方のために重要。
その時に備えて体力を蓄えているんですね。
これが上空300mで食べる空飛ぶサラメシ!さあ準備万端!サラメシのあとはいよいよ訓練開始。
人に見立てた60cm四方の箱を投下。
これをレーダーや赤外線探査機器を使いはるか上空から探します。
おっ!発見ですか?ああ〜!ありました!箱の位置をすぐさま機長の三浦さんが監視するレーダーへ転送。
このピンク色に囲まれた場所が箱が浮いているポイント。
周囲に漁船やタンカーなどがいないか安全を十分に確認しパイロットに着水指示を出します。
救難作業は1分1秒を争う過酷な現場。
もしもの時最大限の力が発揮できるよう日々訓練を続けます。
2年前の東日本大震災でもこの飛行艇に食料や生活物資を積み込み東北各地へ運搬。
隊員たちも支援に当たりました。
洋上訓練のあとはしっかり塩水を洗い流してメンテナンス!何か気持ちよさそう!救難飛行艇の空飛ぶサラメシごちそうさまでした!…と思ったけれどサラメシお代わりです。
いやね洋上訓練がない日のランチも気になっちゃって…。
この日は金曜日という事で隊員たちのお楽しみ…知っていました?聞けば海上自衛隊の基地ごとに御当地レシピがあるそうです。
こちら岩国航空基地ではひき肉を使ったキーマカレー風。
地元の名産岩国れんこん入りでそのシャキッと感が自慢です。
頂きます。
(一同)頂きます!隊員の好みに合わせて甘口辛口激辛の3種類から選べるんだとか。
うん?それどういう事?それ…。
今の笑うところ?仲間とテーブルを囲めるのは週に3度だけ。
何よりもこのカレーが大好きだという三浦さん。
カレーの日と洋上訓練の日が重なると結構へこむんだとか。
来週もカレー食べられるといいですね。
仕事の七つ道具なんてよく言いますけどこちらの会社の営業マンたちにも大切な商売道具があるんです。
取引先との商談で使うのはもちろん書類。
そして忘れちゃいけない大事な相棒。
はい!炊飯器。
食品メーカー営業マンの野村さんに昼がきた!お弁当を作る人も買う人もスーパーマーケットにお世話になっている人多いんじゃないでしょうか。
ふだん何気なく買い物をしている売り場の裏側には実はこんな仕事があったんです。
それが食品棚の端に積まれている特売コーナーの争奪戦。
エンドコーナーと呼ばれるこの場所に商品を置けば多い時では売り上げがふだんの5倍にもなるんだとか。
食品メーカーの営業マン野村さんにとっては何としてでも商品を並べたい場所。
店側にとって魅力的な提案が必要不可欠。
商談当日の朝出社した野村さんには真っ先にやらなければならない大切な仕事があります。
それは…。
そう!料理。
商品をアピールするには実際食べてもらうのが一番。
だから担当商品である炊き込みごはんやカレーを作るんです。
大切な事は自分の商品だけではなく肉や野菜も一緒に売る工夫だと言います。
提案する相手はスーパーのバイヤー。
店にどんな商品を仕入れるかを決める担当者。
つまりエンドコーナーに商品を置けるかどうかはバイヤーとの商談次第です。
メーカーとして一番の武器はやはり商品の味。
ふだん家では台所に立たない男もエプロンをつけて分量もきっちりと量ります。
今回は父の日に合わせた提案。
テーマは「いつも頑張って働くお父さんにありがとうを伝えるちょっと豪華な料理」。
レシピも一緒に売り場に張り出せばタコやうなぎやステーキ肉も一緒に買ってもらえますよ!…というのが提案の決め手です。
普通のビジネスマンなら取引先に持っていくのはアタッシェケース。
でも野村さんは違います。
炊飯器3つにフライパンとカセットコンロ更にカレーの鍋も入れてこの大荷物。
バイヤーとの商談は大体月に1度のペース。
エンドコーナーはスーパーにとっても季節感を演出する大切な場所です。
母の日やボージョレ・ヌーボー解禁日などのイベントに合わせ企画を提案しに行きます。
商品を売るのが営業マンの仕事。
でも毎月毎月提案し続けても半分採用されるかどうかなんだそうです。
さあいよいよ炊飯器の出番。
胃袋からバイヤーの心を動かします。
温かい状態で食べてもらうため最後の仕上げは直前に。
オフィスフロアに漂うガーリックステーキの香り。
何だか違和感がありますがこれが野村さんのいつものスタイル。
うなぎを載せたひつまぶし風五目ごはんはだしをかけて更にアレンジ。
暑い時期には冷たいものを。
試食のアイデアを最終的な提案に盛り込みます。
お疲れさまでした。
ありがとうございました。
採用される事を祈りつつ商談が終わったら後片づけ。
でも炊飯器にはまだたくさん残っています。
そうこれが野村さんのサラメシ。
エンドコーナーを勝ち取るために作った…後片づけ中にサッとかき込みます。
頂きます。
売り上げを左右するシビアな商談のすぐあと。
リラックスしておいしく頂くという訳にはいかないようで…。
野村さんはこう思っています。
商談で余った料理には提案を通すためのヒントが隠れている。
パズルを解くように頭で食べるサラメシ。
ん?今度は何してるんですか?余った炊き込みごはんをおにぎりに?おいしさを知ってもらいたいとスーパーの女性社員の皆さんにも普及活動!おにぎり形まちまちなんですけど。
ありがとうございます。
また是非よろしくお願いします。
はいありがとうございます。
これぞ営業マン魂。
頑張れ野村さん!誰にでも昼はくる。
お弁当を撮り続けて10年お弁当ハンターこと…やって来たのは…この地で100年の昔から人々の暮らしを支えてきたのが高松琴平電気鉄道通称ことでん。
実は全国の鉄道ファンから注目を集める人気の路線なんです。
出た鉄男!人気の秘密はどこか懐かしい雰囲気漂う車両。
今回はその整備工場にお邪魔します。
カメラマンの阿部と申します。
新上と申します。
今日は一日よろしくお願いします。
いやそんなええもんじゃないですよ。
今日は電車のドクター整備士さんたちのお弁当を…。
(阿部)かっこいいっすよ。
のぞき見です。
この工場で行われているのは車両の総点検。
2年に1度場所によってはネジ一本まで分解し洗浄と修理を行います。
なぜそこまでするのかって?実はほかの会社で引退した年代物の車両を買い取り大切に整備しながら使い続けているからなんです。
全国各地のレトロな車両が行き交う事から別名…車両が古いので交換用の部品がない事も。
なければ自ら作る。
それがこの工場の流儀。
空制班の行天さんが作っていたのはワイパーに動力を伝える部品。
僅か1cmほどの歯車ですがこれがなければ雨の日電車が安全に走れません。
分かりますかね?そうですそうです。
こちらは車両部分を整備する台車班。
摩耗した車輪は脱線の原因になるため削って形を整えます。
リーダーはベテランの林さん。
1mm単位で細かく厚みを調整しながら削っていきます。
丹精込めて削った車輪がまた2年間車両の足元を支えます。
受け継がれてきた技術とその手でいくつもの電車を直してきた誇り。
油と汗にまみれた男たちが半世紀以上前に生まれた電車をよみがえらせます。
さあお待ちかねお弁当の時間です。
お弁当組は10人ほど。
食べるのは工場が出来た当初からこちらの休憩スペースで。
(阿部)そうなんですか。
それはそれで。
行天さんこの日は娘さんに合わせていつもより少なめのお弁当。
おかずもミートボールや空揚げなど娘さんが好きなものばかり。
(阿部)いい食いっぷりだ!今頃娘さんもおそろいのお弁当食べてるんでしょうね。
一方こちらはガッツリ派。
入社1年目の若手…おかずのメインは大好物の肉。
ごはんギッシリ。
高校時代から5年間変わらぬ母の味。
感謝してます。
はい。
林さんはいつも野菜たっぷりの弁当を奥さんにリクエスト。
カボチャの煮物にホウレンソウ炒めインゲンとニンジンの肉巻き。
毎日の元気を支えるのはこのお弁当と昼休みのこんな日課。
(林)グッ!倉庫の片隅で筋力トレーニング。
林さんたち台車班にずっと受け継がれる昼休みの伝統なんだそうです。
食べて鍛えてそして直す。
お弁当でパワーをもらった男たちの手によって電車がまた元気に走りだします。
お弁当の力で安全運行。
日々人々の生活を支えています。
今日もお相手は中井貴一でした。
2014/02/13(木) 12:20〜12:43
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]

海上自衛隊の救難飛行艇に乗り組む隊員の命を守るためのランチに密着!炊飯器を持ち歩く食品メーカーすご腕営業マン。高松琴平電鉄の整備士さんたちのお弁当をのぞき見。

詳細情報
番組内容
▽海上自衛隊の救難飛行艇は、海の事故や離島で急患が出た際の緊急輸送を行う。もしもの時に備え、日々訓練を行っている隊員たちの洋上訓練に密着。人々の命を守るためのランチを拝見! ▽炊飯器を持ち歩く食品メーカーのすご腕営業マン。スーパーの「エンド」と呼ばれる場所に商品を置いてもらうためのシビアな交渉。成功のカギはランチにあった ▽高松琴平電鉄の、中古車両に命を吹き込む整備士さんたちのお弁当をのぞき見!
出演者
【語り】中井貴一

ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – 料理バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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