ラッキーセブン #09 2014.02.27

(淳平)新田父親の会社にはいないぞ。
(筑紫)もしかしたら新田は社長のお父さまの事件を知ってしまった?
(瞳子)峰永さんに聞いたらしいわ。
(瞳子)16年前何かなかったかって。
(由貴)お宅の社長と警察の上層部の間にはいったい何があるんですか?
(瞳子)槇谷元参事官の娘さんから連絡がありました。
(瞳子)参事官の遺品から手帳が見つかったそうよ。
(筑紫)それは…。
16年間見つからなかった父の黒い手帳。
(由香利)父のがんはもう末期で。
(由香利)私が病院に駆け付けたときには何も話せませんでした。
16年もの間なぜ姿を消していたのか分からないままでした。
父の遺品の中からこれが。
見覚えがあります。
父の字です。
父の手帳に間違いないと思います。
(由香利)やっぱり。
よかったお返しできて。
父がいつも持っていたものなのにずーっと見つからなくて。
捜していたんです。
中にそれが挟まってたんです。
だから瞳子さんのお父さまのものじゃないかって。
こんな写真持ち歩いてたんですね。
(由香利)同じ大学の友人だったとはいえ警視庁に勤める父がどうして弁護士のお父さまの手帳を持ってたんでしょうね?
(由香利)じゃあ私あっちなんで。
(シャッター音)
(シャッター音)
(シャッター音)
(筑紫)何か重要なことは書かれてませんでしたか?単なるスケジュール帳でした。
内容はどれもメモ程度で。
手掛かりになるようなものは何も。
そうですか。
残念ですねぇ。
でも面白いこともあったの。
はっ?「瞳子と駅前のリストランテ・チェザーレで昼飯」「綺麗になった彼氏はいるんだろうか」フフッ。
仕事ばっかりの人だったけどこんなこと気にしてたんだなと思って。
そりゃそうですよ。
一人娘のことなんですから。
(割れる音)
(飛鳥)あーっ!
(飛鳥)あーっ!お気に入りだったのにこれ。
(淳平)ああああああ。
鏡が割れるっつうのは不吉だな。
(飛鳥)何でそんなこと言うんですか?もう。
(淳平)だって不吉じゃん。
(駿太郎)迷信ですよ。
黒猫が目の前横切ったら不幸が起きるとか。
黒猫飼ってたらどうすんだって話でしょ。
(淳平)飼ってたよ黒猫。
(飛鳥)えっ!?毎日横切られ放題じゃないですか。
(淳平)いや。
俺は絶対に横切らせなかった。
猫が俺の前を通ろうと思ったらその前に割り込む。
滑り込む。
(駿太郎)そこまでして飼う必要あんの?
(飛鳥)毎日猫ちゃんかわいそう。
(淳平)何がだ?
(淳平)俺の幸せの方が大事だろう。
(駿太郎)でも幸せじゃないじゃん。
(淳平)何でお前にそんなこと言われなきゃいけないんだお前。
めちゃめちゃ幸せだわ。
ハハハ!
(筑紫)飛鳥。
鏡割ったときはな塩を振って和紙に包んで捨てるといいんだよ。
(飛鳥)塩振って和紙ですか?
(駿太郎)へえー。
そんなのあんですか?
(淳平)やっとけやっとけ。
お前そういうね古きよき風習っつうのは大事だから。
(飛鳥)和紙なんてないですもん。
(茅野)飛鳥さん。
いろんな迷信がありますよ。
(飛鳥)えっ?何?何?何?何?
(茅野)えー。
「鏡を割ると7年不幸が続く」7年!?ちょっと長くない?飛鳥。
お前不幸のまま20代終わっちまうな。
(飛鳥)不幸のままって別に私不幸じゃないんですけど今。
(駿太郎)後は?
(茅野)えっと。
「鏡を割ると大切な人を失う」大切な人を失う?えーっ?迷信だって。
(飛鳥)ホントやな迷信。
何やんのよ?もう。
ぐっちゃぐちゃ。
(淳平)よかったなお前。
大切な人いなくて。
(飛鳥)何で?淳平さんに言われたくないんですけど。
お前に言われたくないわお前。
(飛鳥)何で…。
ずっといないんじゃないですか。
ずっと鏡割れてるじゃないですか。
(淳平)やかましい。
・筑紫さん。
出ますね。

(筑紫)はい。
いってらっしゃい。
瞳子さん。
どこ行くんですか?えっ?ああ。
ちょっとね。
ちょっと?何やってんの?バレました?尾行してたつもりなんですけど。
フッ。
まだまだですね。
何見てんですか?街の歴史。
歴史?この街ができるまでにどれだけの人のどれだけの思いがあったんだろうって。
面白いですよね。
こうやって見ると。
古いところと新しいとこが一緒になってる。
あの辺再開発するみたいですね。
また景色が変わるわね。
瞳子さんって生まれも育ちもずっとこの辺なんですか?そうよ。
父と2人でずっと暮らしてたの。
お父さんと?どんな人ですか?弁護士。
お金にならない仕事ばっかりやってたなぁ。
すぐ依頼人に入れ込んじゃうの。
どんなに厳しい状況でも「大丈夫です。
一緒に頑張りましょう」って。
カッコイイんだ。
全然。
いっつもよれよれのシャツ着て髪も寝癖のままで。
外で会うの恥ずかしかったもん。
そういうタイプなんだ。
意外ですね。
あのころは私も子供だったからひどいこといっぱい言っちゃったな。
今ならどんなひどい格好だって全然構わないのに。
尊敬してるって言ってあげられるのになぁ。
瞳子さんのお父さんって?死んだの。
事故で。
それからはずっと一人。
でも寂しいなんて思ったことないわよ。
会社に行けば毎日騒がしいしね。
フッ。
じゃあね。
尾行しないでよ。
瞳子さん。
ちゃんと頼ってくださいね。
俺たちのこと。
何かあったときは必ず。
ありがとう。

(女性)すいません。
(史織)はい。
(女性)注文いいですか?
(史織)あっはい。
(女性)えっと。
生ハムの盛り合わせを1つ。
(筑紫)依頼人は望月史織24歳。
ストーカーに狙われてる可能性がある。
1週間ほど前から誰かに後つけられてるような気配を感じてたそうだ。
そして一昨日これがバッグに入れられてた。
「好きです」
(淳平)フフフ。
案外カワイイじゃないっすか。
(飛鳥)キモいでしょう。
黙って入れるぐらいなら直接言えって感じ。
(筑紫)通勤途中に入れられてた可能性が高いな。
相手に心当たりはないそうだ。
(淳平)それでボディーガードですか。
(筑紫)うん。
前に一度ストーカー被害に遭ってたらしくて今回もそうなるんじゃないかって不安に思ってるようだよ。
前と同じやつがストーキングしてる可能性は?前のやつは傷害で実刑食らって今塀ん中入ってるそうだよ。
ホントに危ないやつだったんだ。
任務は自宅から会社までの送り迎えと外出時の警護。
担当は駿太郎。
設定は恋人だ。
(飛鳥・淳平)恋人!?
(筑紫)うん。
彼氏役ってことですか?
(筑紫)すぐ近くでボディーガードできるし恋人がいるとなれば相手も諦めるかもしれん。
なるほど。
(筑紫)頼んだぞ。
了解です。
(史織)ありがとう。
終わるまで待ってるから。
(飛鳥)今の見ました?
(淳平)見たわよ。
いやらしい。
(飛鳥)頭触る必要性まったくないですよね?演技過剰なんだお前は。
普段女の子に接するときと変わりません。
(淳平)かーっ。
普段からあんななのか?お前は。
淳平さんも由貴ちゃんにやってみたら?桐原さんの頭を?ぽんぽんって?いや。
絶対殴られますよ。
(淳平)だよね。
(史織)お願いします。
(従業員)はい。
(従業員)ちょっと。
ねえねえ…。
(史織)えっ?
(従業員)あの人ってさもしかして。
(従業員)望月さんの彼氏?
(史織)あっ。
まあ。
(従業員)マジで!?
(従業員)イケメン。
(史織)ですよねぇ。
アハッ。
冗談です冗談。
私ああいう人好みじゃないし。
(従業員)好みじゃないのに付き合ってんの?えーと。
やむを得ず。
(従業員)何?それ。
片付けてきますね。
いらっしゃいませ。
お疲れさま。
お疲れさま。
こういう仕事ってよくあるの?俺も恋人役は初めてかな。
(史織)何か緊張しちゃう。
いいんじゃない?付き合い始めの2人って設定だったら緊張感あってもさ。
(史織)何て呼ぼう?駿太郎でいいよ。
シュンでもいいし。
好きなのでいいよ。
じゃあ駿太郎のタロウちゃん。
珍しいとこいくな。
フフフ。
昔飼ってた犬の名前。
やっぱ駿太郎で。
チェッ。
「チェッ」って何だよ?ウフフ。
よろしく。
駿太郎さん。
よろしく。
史織ちゃん。
(史織)今日はありがとう。
またあした。

(飛鳥)よろしく。
駿太郎さん。
(淳平)よろしく。
史織ちゃん。
うるさい。
(飛鳥)何爽やかな風吹かせちゃってんのよ?相手に合わせてんだよ。
彼女リッチですね。
バイトなのにこんないいマンション住んで。
お嬢さまらしいからな。
社会勉強のためにバイトして一人暮らしってやつじゃないのか?お嬢さまか。
料理とかできないんだろうな。
人のこと言えんのかよ?よし。
初日終了。
あしたからは駿太郎一人だからな。
(淳平)しっかりやれよ。
ほーい。
来た!うわっ。
これ来ちゃったよ。
本気だな。
えっ?いや。
もうだったらそう言ってくれればいいのにな。
大変!由貴ちゃんからメールが来てる!
(淳平)ちょっと!もう見ないでよ。
もうすぐ彼女メール見ます。
この前肩透かし食ったって言ってませんでした?
(淳平)今度は大丈夫だ。
2人っきりって書いてある。
「二人きりでお会いしたいです」って書いてます。
(飛鳥)ホントだ。
(茅野)間違いじゃないですか?
(淳平)旭淳平さまへって書いてます。
行ったら逮捕されるとか?何の罪だ?お前。
(筑紫)つぼとか印鑑とか買わされんじゃないのか?
(淳平)何の仕事ですか?桐原さんは。
すいません。
じゃあ僕行かなきゃいけないんで。
(飛鳥)痛ててて。
(淳平)すいませんすいません…。
(淳平)お疲れっす。
いってきます。
頑張れよ。
はいよ。
いや。
タメ口になってるよ。
俺もそろそろ送りに行くかな。
(飛鳥)あら。
今日ちょっと遅いんじゃないの?うん。
史織ちゃん今日遅番なんだってさ。
(飛鳥)史織ちゃんだってぇ。
何だよ?彼氏役なんだから普通だろ。
(飛鳥)5日間も彼氏役やってたら情が移っちゃうんじゃないの?まあいい子だけどね。
(飛鳥)ほれられちゃったらどうすんのよ?来る者は拒まずかな。
(飛鳥)あら。
常識のある社会人のふりはどうしたの?冗談だよ。
手なんか出さねえよ。
(筑紫)ストーカーらしい男っていたのか?いや。
今のところいませんね。
変なやつが周りうろついてるとかそういうのもないし。
(筑紫)ならいいけど気を付けろよ。
慣れたころが一番危ないからな。
はい。
いってきます。
(筑紫)ご苦労さん。
(淳平)桐原さん。
スーツ姿もすてきですけど今日はまた一段とすてきですね。
(由貴)どうも。
(史織)淳平さんって赤いセーター着てた人?そうそう。
あのもじゃもじゃの人。
あの人がうちで一番のベテラン。
(史織)駿太郎さんはベテランじゃないの?全然。
つい最近までフリーター。
(史織)へえー。
社長にスカウトされて入ったばっかり。
(史織)あんな奇麗な人にスカウトされたら断れないね。
でしょ?社長に会わなかったら探偵なんてなろうとも思わなかったな。
(史織)ふーん。
社長さんが駿太郎さんの人生を変えたってことか。
そうね。
そういうことになるかな。
ちょっと焼けちゃうかも。
えっ?
(史織)嘘。
冗談。
(史織)かしこまりました。
少々お待ちください。
(従業員たち)お水のお代わりいかがですか?
(由貴)奇麗ですね。
たまにはいいですね。
こういうのも。
いや。
たまにと言わず何度でも。
あっ。
これは?
(淳平)ときめいたり…。
しませんけど。
(淳平)しませんよね。
(由貴)今日は真面目なお話があって来ました。
はい。
旭さん。
(淳平)はい。
16年前という言葉を聞いて何を連想されますか?はい?
(由貴)先日の新田さんに嫌疑が掛けられた事件。
あのとき警視庁の峰永さんの家に侵入した新田さんはこう聞いたそうです。
「16年前いったい何があったのか?」でもその話が峰永さんの供述調書から消されていたんです。
(淳平)消された?16年前の事件に関する記述だけが何者かの手によって削除されていたんです。
つまりその事件について探られたくない人物が警察内部にいるってことですか?何か心当たりはありませんか?きっと旭さんの探偵社と関係してると思うんです。
今度こそはと思って来てみたら。
あなたという人は。
そういうとこたまらなく好きです。
(由貴)あの。
心当たりあります。
私も調べていました。
(孝次郎)兄貴さ今どんな仕事してんの?ボディーガード。
(孝次郎)そんなこともすんの?探偵キックとか?さすがにそこまでしねえけど。
(翔太)探偵キック。
っていうかいってえよお前。
蹴んなよ。
この野郎。
はい。
捕まった。
(翔太)パパ。
ジュース。
ジュースじゃない。
ごめんは?ごめんは?
(翔太)探偵脱出。
(孝次郎)あれ?これって北品川の再開発の?
(孝次郎)うち関係ないよね?
(百合子)うん。
昼間建設会社の人が配りに来たの。
近隣住民への説明だって。
(孝次郎)この家も開発区画に入ってればよかったのに。
何で?
(孝次郎)いや。
もう古いしさ。
いっそ売っちゃって高層マンションに住むってのも悪くないんじゃない?
(百合子)昔は憧れたわマンション。
昔って?
(百合子)うん。
最初の開発のとき。
(百合子)あんたたちまだ小学生だった。
うちが区画に入ってたらこの家売っ払って大金もらってもう遊んで暮らすぞってそう思ってた。
ハハッ。
そんなこと考えてたんだ。
(百合子)あのときの私はさまだ小さいあんたたち抱えて一人でいっぱいいっぱいだったもんね。
アハッ。
でも今はそんなこと思わないわよ。
亡くなったお父さんやさおじいちゃんが守ってきた土地じゃない。
そう簡単には売れないわよ。
はい。
どうぞ。
はい。
どうも。
(孝次郎)翔太。
はい。
(翔太)ありがと。
土地ってものにはさ思いが重なってくの。
いい思い出も悪い思い出もみーんなひっくるめてその場所にたくさんの気持ちが刻まれていくのよ。
瞳子さんも同じようなこと言ってたな。
社長さん藤崎さんっていったっけ?うん。
この辺りの人?弁護士のお父さんとずっと2人で暮らしてたって言ってたかな。
弁護士の藤崎さんってあの藤崎さんかしら?えっ?何?あのって。
筑紫さん。
お先に失礼します。
(筑紫)お疲れさまでした。

(筑紫)社長の自宅に誰かが入ったってことですか?気のせいかもしれないけど。
(筑紫)後つけられてる気配もあるっておっしゃいましたね。
ええ。
社長。
この際淳平やみんなに話してみませんか?社長のためならみんな動きます。
だからこそ軽々しく言えないわ。
ここをつくるときに決めたじゃないですか。
この探偵社は依頼人のためにあるべきだ。
ええ。
私たちは父の事件も追っていくけど誰も巻き込んじゃいけない。
新田君のことがあって余計にそう思ったの。
新田父親の会社にいないことは確認できましたがその先は分かりません。
ハァー。
これ以上誰にも迷惑掛けたくない。
父のときのような思いはもうしたくない。
これか?筑紫さん。
筑紫さん?
(筑紫)うん?瞳子さんのお父さんって眞人さんっていうんですか?えっ?前の再開発のとき住民運動に加わった弁護士の名前が藤崎眞人っていうんですよ。
この人って。
社長のお父さんだよ。
瞳子さんのお父さんって事故死って聞いたんですけど何の事故だったんですか?さあ。
私もな詳しいことはよく知らないんだ。
ちょっと外回り行ってくるから。
(淳平)いってらっしゃい。
いってらっしゃい。
おう。
(淳平)俺もちょっと調べ物行ってくるわ。
(飛鳥)あれ?今担当してる案件なくないですか?何調べてんですか?
(淳平)いや。
由貴ちゃんとの結婚式場調べようかと思って。
(飛鳥)絶対嘘でしょ。
(淳平)嘘じゃねえよ。
絶対無駄でしょ。
(淳平)無駄ってことねえだろお前。

(史織)こんにちは。
あれ!?
(茅野)お客さんでーす。
差し入れ持ってきた。
(茅野)はい。
(淳平)これ手作りっすか?
(史織)はい。
(淳平)聞いたか?飛鳥。
(飛鳥)だから何で私なんですか。
お前も少しは見習えっつうんだよ。
(飛鳥)ケーキぐらい作れます。
(淳平)また無理言っちゃって。
(飛鳥)はあ?まあまあまあまあまあ。
茅野ちゃん。
コーヒー持ってきて。
(茅野)はーい。
(淳平)じゃあいただきます。
(史織)あっはい。
どうぞ。
ねえ?社長さんは?今出掛けてるよ。
(史織)ハァー。
そっか。
社長さんと話してみたかったな。
それより一人で出てきちゃ駄目じゃん。
最近変なことないし昼間だから大丈夫かなって。
そんなこと言ったら俺がボディーガードしてる意味なくなっちゃうけど。
そうなっちゃうね。
そうなっちゃうねって。
帰りはちゃんと送ってもらう。
ごめんね。
何見てんだよ?いいからもう早く食えよ。
寄り道して何買うの?
(史織)特にない。
えっ?
(史織)デートしたかっただけ。
(史織)ウフッ。
早く。
ほら。
(史織)早く。

(史織)駿太郎さんの職場みんな仲良さそうだね。
まあ最近は仲いいかな。
ちょっと前まで顔合わすとケンカばっかしてるやつもいたけど。
(史織)でもきっと何かあったらみんな助けてくれるんじゃない?どうかな?助けたいとは思ってるけどね。
(史織)困ったときに来てくれる人がいるってうらやましいな。
私には誰もいないから。
みんな同じだよ。
えっ?うちに依頼に来る人たち。
何かに困ってて助けを求めてやって来る。
俺たちはそれに応える。
困ったときはちゃんと駆け付けるからいつでも頼って。
実は今すごく困ってる。
何?おなかが鳴りそう。
ハハハ。
何か食べるか?うん。
何食べる?
(史織)ラーメン。
ラーメン?
(史織)アハハ。
お嬢なのに意外だな。
ナイフとフォークとか…。
ごめん。

(飛鳥)ジャーン。
飛鳥さんチーズケーキ作ってきました。
(淳平)ああ?ホントにお前が作ったのか?
(飛鳥)ホントですよ。
ほら。
見てください。
ジャーン。
(淳平)おおー。
ホントに作ってしまったんだな。
(飛鳥)はあ?どうしたの?急に。
いや。
瞳子さんチーズケーキ大好物だから。
最近瞳子さん元気ないでしょ。
そしたらみんなも元気なくなるしさ。
だから瞳子さんの大好物のチーズケーキ。
フフッ。
(淳平)よし。
じゃあ社長囲んでそのチーズケーキでお茶会としゃれこむか。
飛鳥。
取りあえずほら。
お前が飼ってる犬にさそれ食べさせてごらん。
(飛鳥)大ちゃん食べませんよ。
よし。
じゃあ俺お汁粉提供します。
(飛鳥・淳平)はあ?
(茅野)箱買いですか?新製品でセールやってたんだよ。
お汁粉とチーズケーキって。
あんたどんなセンスしてんのよ。
平気だよ。
こしあんだから。
いやいや。
こしとか粒とか関係ないからね。
(淳平)お前筑紫さん糖尿病にする気か!?私糖尿の気はないから。
(飛鳥)筑紫さん殺す気!?
(筑紫)いや。
甘いものはいいって言われてんだ。
筑紫さん。
何かすいません。
(筑紫)だから…。
(淳平)謝れ。
謝れ!ごめんなさい。
(筑紫)だから…。
・筑紫さん困ってるじゃない。
瞳子さん。
私もおいしいチョコレート持ってるんだけど筑紫さんやめときます?
(筑紫)社長!もう。
(淳平)よし。
茅野ちゃん。
今日はコーヒーじゃなくて紅茶にしようかな。
(茅野)えっ?
(飛鳥)じゃあこれ切ります。
(茅野)紅茶にするんですか?お汁粉にしようよ。
うん。
おいしかった。
(飛鳥)ああ。
よかった。
(淳平)うまいうまい。
おいしい。
(淳平)社長。
飛鳥はここを辞めさせてケーキ屋にした方がいいんじゃないっすかね?
(飛鳥)何でですか?探偵やりますよ。
いや。
確かにケーキうまかったけど。
こないだ肉じゃが作ったんすよ。
もうひどかったっすよ。
何でひどいとか。
何かジャガイモって煮たら消えるんですけど?びっくりしちゃった。
聞いたことないっすよね?
(飛鳥)消えません?瞳子さん。
うん。
ちょっと煮過ぎたかな。
(飛鳥)煮過ぎですか!?
(筑紫)うん。
まああるよ。
(飛鳥)ほら。
よくある…。
いや。
ないっすよ。
そんなレベルじゃなかったんです。
(筑紫)いやほら。
カレーなんかでもなよく溶けて…。
(飛鳥)ありますよね。
難しいもんね。
(飛鳥)もう難しい。
(筑紫)カレーなんかでも。
(飛鳥)難しいんだってば。
(淳平)社長。
僕らにも話してもらえませんかね?16年前のこと。
この前筑紫さん駿太郎に言いましたよね。
社長のお父さんの事故について自分は詳しく知らないって。
でもそんなことない。
だって筑紫さんはあの事故の担当刑事だったんだから。
担当刑事?
(淳平)うん。
16年前1996年。
品川区港南である男性の遺体が発見された。
藤崎眞人弁護士。
社長のお父さんだ。
当時刑事課に所属していた筑紫さんはその事故の担当刑事となって捜査に当たった。
でもその後突然退職。
やがて社長と一緒にこの探偵事務所を起こした。
それは藤崎弁護士の死の真相を探るためだったんじゃないんですか?
(飛鳥)死の真相?事故死じゃなかったってことですか?藤崎弁護士は殺された。
違いますか?
(飛鳥)殺されたって。
誰に殺されたっていうんだよ?
(淳平)当時眞人さんは再開発を巡ってある会社の不正を追っていた。
その会社が八神コーポレーション。
淳平君。
何言ってるの?父は事故で死んだの。
新聞にだってそう書いてあるでしょ。
(淳平)社長。
ホントのこと教えてください。
力になりますから。
瞳子さんが必死に追ってきたことなんでしょう?
(飛鳥)淳平さん。
やめてくださいよ。
瞳子さん違うって言ってるじゃないですか。
殺されたなんて。
(淳平)瞳子さん。
俺は12年ここで働いてきました。
瞳子さんと筑紫さんの下で一緒に。
飛鳥だって茅野だって駿太郎だってみんなここが大好きなんですよ。
それなのにどうして言ってくれないんですか?
(筑紫)淳平。
あのな。
言うことなんて何もないわ。
父は事故で死んだの。
それだけよ。
瞳子さん!筑紫さん。
3時にお客さん来るんじゃなかったっけ?あっはい。
みんなも仕事に戻って。
駿太郎君もボディーガードあるでしょ。
ごちそうさま。

(筑紫)淳平。
3時からの案件同席してくれ。
(淳平)分かりました。
でも筑紫さん。
さっきの話。
(筑紫)まあまた時機が来れば社長の方から話してくださるだろう。
駿太郎も飛鳥も今日は社には戻らんから淳平もこの案件が終わったらたまには早く帰ったらどうだい?
(淳平)はい。
(呼び出し音)
(男性)今晩決行してください。
(男性)了解です。

(淳平)《みんなここが大好きなんですよ》《どうして言ってくれないんですか?》《ちゃんと頼ってくださいね》《誰も巻き込んじゃいけない》《これ以上誰にも迷惑掛けたくない》《おかえりなさい》
(茅野)《おかえりなさい》
(淳平)《おかえり》《どーんと広げて食べられるじゃない》《こんなときこそご飯ご飯》《調べましょう》《私たちラッキー探偵社なりの結論を出しましょう》《どうせ辞めるなら一つぐらいやりたいことやって辞めたらどう?》ハァー。
あれ?
(史織)今日バイト休むことにしたんだ。
せっかく来てくれたのにごめんね。
あしたはちゃんと行くから。
買い物とかある?外出るなら付き合うけど。
大丈夫。
部屋でおとなしくしてる。
了解。
じゃあまたあした。
あっ。
ずっとこうしてられたらいいのにな。
こうやって毎日「おはよう。
またあした」って。
ああ。
ごめんなさい。
仕事で優しくしてくれてること分かってるのに。
仕事は関係ないよ。
えっ?俺は基本女に優しいの。
それみんなに優しいってことでしょ。
(史織・駿太郎)ウフフ。
(史織)全然うれしくない。
ごめんね。
そんな男で。
そんな男の人がいいな。
じゃあね。
またあした。
何してんの?その手帳何?16年前の事件と何か関係あんの?だとしたら瞳子さんの大切なもんだ。
返せよ。
女殴る趣味はないから返してくれりゃ何もしねえよ。

(史織)何で分かったの?唇。
キスしたとき冷たかった。
ずっと部屋ん中にいたにしては不自然だなって。
まさかと思って張ってたら即行裏口から出てくんだもんな。
あのマンションには住んでなかったってわけだ。
ストーカーの話自体この探偵社に近づくための嘘。
まんまとだまされたよ。
嘘の中に本当のことを交ぜると真実味を帯びてくる。
犬のタロウちゃんの話とか困ったときに助けてくれる人がいないとかそれみんな本当のことだろ。
最後のキスはどっちだろうね?しなきゃバレなかったのにな。

(ドアの開く音)フッ。
そりゃあグルだよな。
ちょうどよかった。
見つけたらぶっ飛ばしてやろうと思ってたんだ。

(男性)おい。
ううっ。
(男性)行くぞ。
(史織)待って。
あっ。
ヘヘヘ。
こいつが欲しかったんだよ。
新田の蹴りと比べたらあんた全然大したことねえな。
(男性)誰だ?そいつ。

(男性)ああっ!
(男性)来んな!はあ?
(男性)こいつ殺すぞ。
手帳出せ。
ハハハ。
何やってんだよ?仲間割れかよ?
(男性)いいから手帳出せ!俺そういうのが一番ムカつくんだよ。
(男性)うるせえんだよ!分かったよ。
ほら。
(男性)うわっ。
チッ。

(淳平)何だよ?
(淳平)放せ!うっ!ああー。
ああ。
(淳平)駿太郎!
(淳平)うっ!放せ。
もしもし?駿太郎!社長が危ない!
(淳平)うっ!淳平さん!?
(不通音)2014/02/27(木) 15:53〜16:47
関西テレビ1
ラッキーセブン #09[再][字]

「恋という名のワナ!」
松本潤 仲里依紗 夏帆 吹石一恵 岡江久美子 小山慶一郎 角野卓造 大泉洋 松嶋菜々子美人依頼者の誘惑それは恋なのか罠なのか!

詳細情報
番組内容
ストーカーから守ってほしいと依頼が入り、時多駿太郎(松本潤)がボディーガードを引き受けることに。依頼人・望月史織(夏帆)の希望は、自宅から会社までの送迎と外出時の警護で、さらに駿太郎には恋人に扮してほしいという。
早速、駿太郎は史織の仕事が終わるのを待つが、2人は恋人同士のようだった。
そんな折、淳平(大泉洋)のパソコンに桐原由貴(吹石一恵)からメールが届く。2人きりで会いたいという由貴に、
番組内容2
筑紫昌義(角野卓造)でさえも何か企みがあるのではないかといぶかしがる。淳平があれこれアプローチを続ける中、由貴は突然16年前という言葉から何を連想するか、と聞いた。とまどう淳平に由貴は、警視庁幹部・峰永(近江谷太朗)宅に侵入した新田輝(瑛太)が、16年前に何があったのかと峰永に迫ったが、その後、警察で取られた峰永の供述調書から、そこの部分が削除されていたと明かした。それはラッキー探偵社に
番組内容3
関係のあることだと思われるから、心当たりはないかと聞く由貴に、淳平は心当たりがあると答えた。
そんなある夜、自宅への道を歩いていた藤崎瞳子(松嶋菜々子)は、後ろに人の気配を感じて振り返るが、そこには誰もいなかった。しかし翌日、瞳子は自宅に侵入があったようだ、と筑紫に相談した。筑紫は、探偵たちに相談してみては、と勧めるが、瞳子は自分の父親の事件に誰も巻き込みたくないと断る。
出演者
時多駿太郎: 松本潤 
新田輝: 瑛太 
水野飛鳥: 仲里依紗 
筑紫昌義: 角野卓造
 ■ 
真壁リュウ: 谷原章介 
桐原由貴: 吹石一恵 
後藤将司: 金田明夫 
茅野メイ: 入来茉里 
時多孝次郎: 小山慶一郎(NEWS) 
時多百合子: 岡江久美子
 ■ 
旭淳平: 大泉洋 
藤崎瞳子: 松嶋菜々子
原作・脚本
【シリーズ構成】
佐藤信介
監督・演出
【演出】
佐藤信介 
成田岳 
平野眞

【プロデュース】
重岡由美子 
関口大輔

【アソシエイトプロデュース】
金井卓也
音楽
ティム・ウィン

【主題歌】
嵐「ワイルド アット ハート」
制作
フジテレビドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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