アウトドアレジャーの定番といえば釣り。
その世界である流行が起きています。
餌の代わりに使うのは特殊なルアー。
海に投げ込みこうして竿を上下させるだけで…。
お〜!でかいの来た〜!この釣り方の名はワインド釣法。
初心者でも簡単に魚が釣れるとここ数年人気が高まっています。
こちらの大手釣り具店ではワインド釣法専用のコーナーを設け売り上げが急上昇。
この釣り方を開発し広めたのが大阪・豊中市のオンスタックル。
社員7人で商品の企画から製造までを行う小さなルアーメーカーです。
社長の小林勝治さんはそれまで一部の人たちの楽しみだったルアー釣りの世界に初心者を呼び込み会社を成長へと導きました。
徹底した現場主義で新たな市場を開拓したルアーメーカーの挑戦に迫ります!…という事で赤星さん今回は釣りのお話。
はい。
僕実は釣りというのを人生で一度もした事がなくて今回初めての経験だったんですが正直ハマりそうですね。
僕が今回やらせてもらった釣りというのはこのルアーを使う釣りだったんですけどミミズとか餌を使う方法それを僕は釣りのイメージがすごくあったんですけどルアーを動かして魚を釣るというやり方もあるんだなというのを今回知りましたね。
ルアーってホントに大きさとか色種類たくさんあるものなんですね。
すごく奥深いんだなと。
それが多分釣り人がハマる一つの要素になってるんじゃないかなとは思いますけどね。
ルアーを使い分けたりって確かに楽しいかもしれないですね。
ところが実はこちらをちょっとご覧頂きたいんですが。
これは釣りの人口の推移なんですけど実は年々右肩下がりなんですね。
何年かで少なくなってますね。
そうなんですよね。
多分原因は趣味がたくさん増えてるじゃないですか。
いろんな多様化して。
選択肢ありますもんね。
今回紹介する会社は釣り人がこうやって減る中で初心者でも簡単に楽しめる釣りを考えて釣りファンを増やそうとしている会社なんです。
簡単に釣れる釣り方?うん。
ではそれが一体どんな釣り方なのかご覧頂きましょう。
小林です。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
この日小林さんの会社が主催する釣りのイベントが行われました。
関西で人気の高いタチウオ釣りです。
参加者の多くは釣りの初心者。
そんな人でも簡単に釣れる方法を小林さんが教えます。
これが小林さんが考案したワインド釣法です。
夫に誘われて釣りを始めたという女性。
この方法でタチウオを釣り上げ釣りの魅力を知りました。
こちらは親子連れ。
さまざまな釣りを試した中で子どもが気に入ったのがこの釣り方でした。
小林さんのやり方はなぜ初心者でも簡単に釣れるのでしょうか。
こうしてルアーを海に投げ込み竿を上下に動かすと…。
なんとルアーは左右に動きます。
これが餌となる小魚が逃げ回るように見え魚が食いつくという仕組みです。
上下の動きが左右に変わる。
その秘密は小林さんが開発したこのルアーの形にあります。
正面から見ると底が平たい三角形。
そのため海に投げ入れると水の抵抗を受けて斜め下に沈みます。
竿を上下に動かすだけで左右に動き魚を引き付けるのです。
日が傾いてきました。
夕方はタチウオがよく釣れる時間。
この女性は生まれて初めてタチウオを釣り上げました。
こちらの男性も初めての一匹。
ありがとうございました。
また来て下さい。
小林さんはこうして釣りの初心者にワインド釣法の楽しさを教え愛好者を増やす事でルアーの売り上げを伸ばしてきました。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
誰でも釣れる扱いやすいルアーを目指して小林さんは商品開発を行ってきました。
今では商品の大半がワインド釣法専用のルアーです。
ゴムのような合成樹脂を一つ一つ型に流し込んで作ります。
年間10万個以上を生産各地の釣り具店で販売しています。
ルアーの形を考えるのは社長の小林さん。
15年以上ルアー作りに取り組んできました。
ワインド釣法が生まれたのは9年前。
きっかけとなったのはスズキを釣るためのルアーの開発です。
当時スズキ釣りはルアーフィッシングの王道と呼ばれていました。
小林さんはスズキ釣りを楽しむ上級者に向けてよく釣れるルアーを作ろうとしたのです。
試行錯誤の末出来たのが軟らかいプラスチック製のこのルアー。
驚くほど釣れました。
小林さんはこのルアーを使った釣り方をワインド釣法と名付けました。
しかし釣り方は広がらずルアーも売れませんでした。
当時スズキを釣る人の多くはこうしたプラグと呼ばれる魚の形をしたルアーで釣る事にこだわっていました。
小林さんの新しいやり方は驚くほど釣れるにもかかわらず邪道と見なされ受け入れられませんでした。
そこで小林さんは考えました。
このよく釣れるルアーを初心者に向けて売り出してはどうか。
初心者に広めるために目をつけたのがタチウオ釣りです。
タチウオは釣りやすくワインド釣法にも向いていました。
ねらいは的中し初心者ばかりかベテランの釣り人までもがこぞって小林さんの釣り方を始めました。
専用ルアーが売れるようになり小林さんのビジネスはようやく軌道に乗りました。
海に来てるんですが僕実は釣りをした事がなくて今日は釣りを是非やらせてもらおうと思って来たんですが。
やってみない事にはこれは分かりませんので。
それを今日は教えて頂こうと思っています。
初めまして。
こんにちは。
こんにちは。
初心者でも大丈夫なんですか?全然大丈夫ですね。
ホントですか。
下げて上げて1回巻く。
下げて上げて1回巻く。
下げて上げて1回巻く。
これで釣れてしまいます。
えらい近くでポタポタいっていますね。
そうしているとタチウオは突然に襲いかかってくるんですよ。
ゴツンと手元に来るので。
たまにアジがまとわりつくので…。
食ってます食ってます。
巻いて下さい。
巻いて下さい。
巻いて下さい。
何これ?うわうわうわ。
来た!よしそのまま巻いて下さいね。
もう少し巻いて下さい。
よっしゃ〜!お〜!マジ!ありがとう。
すごいですね。
来ましたね。
うわ〜びっくりした。
今までにない感覚でしたね。
右手持っていかれそうでした今。
うわ〜すごい!うわ〜ちょっとうれしい。
スタジオにはオンスタックル社長でいらっしゃる小林勝治さんにお越し頂きました。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
VTRにもありましたけど初めてやらせてもらって正直釣れると思ってなかったんですよ。
やり方もその日に教えてもらってうまくできないしなかなか釣れないんじゃないかなと思ってたんですけどやっぱり釣れたらどれだけうれしいか。
どうですか?これ3回4回釣れないと行かないでしょ?そうなりますかね。
釣り具の中で重要な事で選んで頂ける一番初めはというんですかね一番重要な事は「釣れますか?」です。
「釣れます」です僕とこは。
ここからスタートです。
お客さんにとって釣れますよという事なんです。
どこかのプロや特殊なスペシャリストが釣れるんじゃないんですね。
初めてやるような人であったりあまり経験がないような人たちでも釣れるという。
そうです。
これは赤星さん先ほど映像に出てましたけどしびれるぐらい楽しいでしょう?感動しましたね。
できるだけ魚釣りって釣れるよねと。
まずそこに持っていかないと自分たちの仕事は成り立たないので。
こうやってワインドのやり方を小林さんがやり始められて釣り具店に要はそのワインド商品っていうものが…他社のがたくさんあるじゃないですか。
ありますね。
いわゆるライバルですよね。
そうですね。
なぜ商標登録とかしなかったのかなという。
竿のメーカーさんほかにもルアーのメーカーさんありますけど皆さんが参加されてたくさんの釣れた体験者を増やす。
その中で自分の中で俺が作ったと独り占めしてこうするのは大してメリットないなと。
魚釣りの楽しみの輪を広げていく事が最終的にうちの利益ですか売り上げを上げていく。
この方法しかない。
これははっきり自分は今でも思ってます。
これしかない。
ただこのワインド釣法今たくさんの人が楽しんでいるんですが最初は小林さん一人で考え出したものなんです。
それがこれほど人気になるにはどのような方法がとられたのか。
次はこちらご覧頂きましょう。
こんにちは。
どうですか今日は?新しい釣り方を生み出した小林さんが7年前にまず行ったのがこの堤防に通う事でした。
釣り人に直接自分の釣りを見てもらおうとしたのです。
尼崎市沖の堤防通称武庫川一文字。
ここにはタチウオを狙って多くの釣り人が集まります。
当時はほとんどの人が餌を使った釣り。
タチウオが掛かるまでじっと待っていました。
小林さんはこうした釣り人の横でワインド釣法を実践しました。
隣の人が数匹釣る間にその何倍もの数のタチウオを釣り上げたのです。
当時小林さんの隣で魚を釣っていた矢野陽さんです。
見た事もない釣り方に驚いたと言います。
他人がどのくらい釣れているのか気になるという釣り人の心理を利用した口コミ作戦。
簡単にたくさん釣れるルアーがあるらしい。
ワインド釣法のうわさは釣り人から釣り人へと伝わり広がっていきました。
そして小林さんは釣り具店にも出向きました。
ここをパッとにぎってやってもらうと軽いですね。
店の協力を得て店内の客に直接釣り方を教えました。
こうしてこの釣りの魅力を知ったファンの声が更に普及に弾みをつけます。
釣り人は自分の釣った魚を自慢したいもの。
そこで小林さんはホームページに釣りの結果を発表できるコーナーを作ったのです。
小林さんの釣り方に魅せられた投稿者の一人原田誠さんです。
原田さんはホームページ上でもそして釣り場でもこの釣り方の魅力を広めてくれたのです。
これらの取り組みが功を奏し小林さんの釣り方は関西はもちろん静岡や新潟にまで普及しました。
今小林さんはファンとなった人たちに楽しんでもらおうと各地でワインド釣法のイベントを開いています。
(拍手)ありがとうございます。
(拍手)普通新製品を出す時に僕の勝手なるイメージですけど広告で広めたりする方が皆さん見て頂けたりとかするじゃないですか。
恥ずかしながら広告料がない。
広告をするお金がない。
もうホントになかったですね。
口コミで行くしかなかったんです。
この方法しかなかったんですよ。
ただ手間ひまかかって時間もかかるし…。
よく聞くんですけど日用品でよく使われるもの繰り返しリピートして使うものってコマーシャルで買ったかなって。
「買った?」ってよく聞くんですよ。
いやいや例えば「姉さんが教えてくれたから」。
「仲のいい友達が教えてくれてそれをずっと使ってるよ」とか。
「コマーシャルしてるから私それを買ったのよ」。
「買ったけど2回目買った?」って。
「いや〜別に」って。
「何で?」「今までとそんなに変わらなかったから」。
自分とこの商品は5倍ね下手すれば10倍くらい釣れる時がある訳ですから。
それを目の当たりにされた方は使ってみられる。
口コミの方がそういうものは伝わるという事なんですかね。
確実にそう思いましたね。
この釣り具業界というのはまだいろんな売り方があるんでしょうけどメーカーが作ってそれを問屋さんに買って頂いて仕入れて頂いて問屋さんがお店に卸して「小林さんとこなんか知らんな」と言われる訳ですよ。
「CMやってない?」「やってない」だと「ちょっと考えさせてもらうわ」になるんですよ。
要するに置いてもらえない。
無名な時ほどそうなんですけど。
まず先ほど防波堤でバシバシ釣りますね。
そうすると隣のおじさんが釣り具屋さんに行って「こんなゴムを使ってるにいちゃんめちゃくちゃ釣っとるけどそれどこに売っとんねん」とこうなる訳です。
「売ってますか?」「いやいや売ってないけども」。
なら「こんなんよ」と。
今度釣り具屋さんがそれを探す訳です。
「そんなルアーってどこに売ってんねん」って。
「前に説明しにきたやん」みたいなもんなんですけど「実はうちのなんですよ」という事で流れていくんですね。
だからお客さんから突き上げて頂くと自分とこのルアーというのは普通に入るのでこれも含めてフィールドに出て竿をしゃくりまくってるとコマーシャルにはなるわ流通はスムーズになるわ。
そのようにどんどんワインド釣法が広がる事を目指してらっしゃるんですがほかに今後どのような事を考えてらっしゃるか。
やはり台湾もこれから行かないかんと。
中国もそうです。
韓国もそうです。
アメリカもそうでしょう。
フランスもそうでしょう。
あのゴムだけで行くんですけどね。
これはちょっと夢が膨らみますね。
国境全然…もう国関係ないです。
全然関係なく持ってきて頂けるんで…。
国ごとのサイジングであるとか…。
そこも国の方に喜んで頂けるルアーの大きさであるとかカラーであるというのも考えていってやっていきたいと。
やる事は一緒です。
防波堤に行ってしゃくる。
魚釣っちゃう。
じゃ世界も口コミで行くんですか?それしかないでしょう。
口コミとしゃくりですね。
汗かきながらガンガンしゃくる。
これしかないです。
では赤星さん本日の「赤星の壷」お願い致します。
はい。
釣りの楽しさですねそれは。
僕らも野球を始めた時にやっぱり野球が楽しかったからなんですよね。
そうやって楽しいと思って野球を始めた人たちがたくさんいたからこそ野球人口というのは広まったと思いますし。
釣りの業界でもだんだん人口が減ってるというのはやっぱりそういう楽しさをなかなか子どもたちが知る機会がなくなってしまってたという事にもつながると思いますしそういう意味ではホントに小林さんが自分で足を運んでいろんな釣りのしかたを教えてあげる事でたくさんの人たちが…もちろん子どもさんだけじゃなくてまだやった事がない人であったり女性の方であったりという人たちがその楽しさを共有する事ができる事でこれからどんどん釣りをやろうと思う人たちが増えてくるんじゃないかなというのをすごく今日は感じましたし今後このビジネスはもっと楽しむという事を共有できる事によってもっと発展していくというんですかねビジネスとして成功していくのではないかなと思いましたね。
2014/02/13(木) 11:05〜11:30
NHK総合1・神戸
新・ルソンの壷「“釣れる楽しさ”を売り込め」[字][再]
誰でも簡単に魚が釣れるというルアー釣り“ワインド釣法”。釣り初心者から人気を集め専用のルアーが売れている。この釣りを開発した小さなルアーメーカーの挑戦に迫る!
詳細情報
番組内容
釣り人口が減少する中、初心者でも簡単に魚が釣れると注目を集めている新しい釣り方がある。独特な形のルアーを使い、釣りざおを上下に動かして魚を釣るワインド釣法。この釣り方を開発し、専用のルアーを製造しているのが、大阪にある社員7人のルアーメーカー・オンスタックルだ。社長の小林勝治さんは初心者をルアー釣りの世界に呼び込み、釣りの楽しさを広げることで売り上げを伸ばした。小さなルアーメーカーの挑戦に迫る!
出演者
【出演】オンスタックル社長…小林勝治,赤星憲広,田代杏子
ジャンル :
ニュース/報道 – 経済・市況
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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