黒柳徹子:さて、今日のお客様は、左側のお美しい方ではございませんで。
その右側の、ちょっと、お相撲部屋から誘われるかなというようなお子さんでしたが、なんとまあ、キレイに育った事でございましょうか。
黒:よろしくお願いします。
黒:小学生の時に、肥満児でいらしたそうでございます。
よく、こんな風に、すっきりなさったものだと思いますけど。
川麻世さん、今日のお客様。
8年ぶりのご出演です。
よくいらしてくださいました。
今、ミュージカルですとか、お芝居とか、そういうものでお忙しくしていらっしゃる方でいらっしゃいます。
初めておいでになった時は18歳だったんですよ。
川麻世:そうですね、18歳でしたね。
黒:大変にお若い時だったんですね。
おいでいただきました。
その時、なんか、おじい様、おばあ様がとても、あなたをよく育ててくださったとかって、おっしゃってたのかな?川:そうですね、うちの両親が離婚してまして…。
黒:何歳ぐらいの時?ちっちゃい時?川:多分、2歳ぐらいだと思うんですけどね。
黒:じゃあ、もう、ほとんど覚えていないぐらいね。
川:物心ついたら、もうおじいちゃんと、おばあちゃんと、お母さんと、4人家族で。
黒:あ、そうだったの。
なんかね、そんなお話…。
ちょっと見てみましょう、18歳のあなた。
川:はい。
黒:はい、18歳の川麻世さん、ちょっとご覧ください。
黒:「初めは私、女性の方かなって。
麻世さんっていうので」川:「小さい時は、本当、よく間違えられましたね」「名前が麻世だから、余計、そうなんですよね」「で、どっちか迷って…。
あ、迷ってってシャレじゃないんですけど。
まず顔を見て、どっちかなと思って名前を聞いて、わかんないから、本当に女の子だと思ってた人もいたし、ちゃんと、男の子だって知ってた人もいましたしね」黒:「お母様は、そうすると、仕事をずっとしてらしたの?」川:「はい。
喫茶店でね、枚方で喫茶店やってるんですけど」黒:「そうだ。
それで、あなたは例えば、当時100円のコーヒー、今は随分、コーヒーも高くなってますけど、100円っていうお金がどんなものかって、とてもよくおわかりなんですって?そういう事で」川:「そうですね、無駄遣いが出来ないんですよね」「100円のね…、100円儲けるだけのために、どれだけ苦労してるかっていう事を教えられてからね、もうダメなんですよね」「小さい頃ね、歯医者になりたかったんですよ」黒:「どうしてです?」川:「すごく幼ながらのね、考えだったんですけど、おじいちゃんとおばあちゃんがね、どうしても、入れ歯とかね、そういうのをしなきゃいけないでしょ」「例えば、歯が痛くても、例えば歯医者にね、病院、電話して、“すみませんけど、今、歯痛いんですけど診てもらえますか?”、“予約してますか?”、“してません”、“じゃあ、予約、今からして、大体1週間後になりますけど”とか、そういう事を小さい時に見てて。
“痛い痛い、歯が痛い、歯が痛い”っていうのを聞いててね。
よし、これは、じゃあ、大きくなってから自分が歯医者になって、全部自分でやってやるんだっていうのを、小さい時に思ったんですよね」黒:ならなかったんだ、歯医者さんにね。
川:そうですね。
もう13歳の時に、ジャニーズさんの方にスカウトされまして。
黒:あ、そう。
覚えてる。
なんか、原宿んとこでジャニーさんに、なんかね、あなた、遊んでるところで…。
ローラースケートやってたんだっけ?なんか、やってたところで、通りがかりのジャニーさんが、あなたに、「やんない?」って…。
川:それはね、野村のヨッちゃんなんですよ。
黒:ヨッちゃん、そうなの?川:ええ。
僕がアイススケートやってるところに、ヨッちゃんがついてきたんですよ。
原宿で、代々木公園で。
それで、それをスカウトしたんですよ。
黒:ジャニーさんが、ヨッちゃんを。
川:はい。
黒:あなた、されなかったの?その時。
川:僕は、もう入ってたんです。
その時は事務所に。
黒:もう入ってたの。
そこについてきてたの?ヨッちゃん。
川:僕は大阪の方で番組出てまして、素人の時に。
それで、ジャニーさんに見つけていただいて。
黒:「ユー、やんない?」って言われて…。
川:そうです。
「ユー、来ちゃいなよ」みたいな。
黒:ほら、私、いつか見に行ったけどさ、アメリカの人たちがやってるスケートの…。
川:『スターライト・エクスプレス』?黒:すごかったね、あの時ね。
川:ありがとうございます。
黒:あれはすごかったわね。
あの、みんなの、なんだ?スケート?アイススケート?川:ローラースケートなんですけど。
黒:日本人で、あなた…。
川:ただ1人、出させていただいて。
黒:ねえ。
すごかったですよね、あれ。
いろんな国でやってたっていうの。
私、原宿で見たんですけども。
そういう風な事が、ずっと前に、いろいろあったんですけど。
それで、あなたは13歳の時ですかね。
家族と別れて、ジャニーズ事務所に入るという事に…。
川:はい。
黒:その時、お母様にどういう風にしなさいって…。
あら、可愛い。
その頃?川:これはね、まだ小学校5年生ぐらいですね。
うちの母と、おばあちゃんですね。
黒:えー。
このあと、じゃあ、もう少し経って…。
お母様、おキレイね。
もうちょっと経ってから…。
でも、この時は随分、もう、お相撲さんの子どもみたいじゃなくなってきてるんじゃない?川:いや、でもね、実は脱いだらすごいんですよ。
黒:脱いだらすごかったの?川:ええ。
黒:じゃあ、すごく、あれなのね。
みんなに甘やかされて、いっぱい食べさせられてたんだ。
川:もう、ほとんど、おばあちゃんですね。
おばあちゃんが、やっぱり、あれも食べろ、これも食べろって言ってね。
今になると、懐かしい料理ですけども、当時は煮物とか…。
黒:こんな感じだからね。
でも、お母様、キレイ。
でも、あなた、いい子みたいにしてるじゃない。
可愛くして。
川:いい子ですよ。
黒:あれ、何?前に前かけてして…、可愛くしてるの。
でも、もう本当に、お母様、ずっとコーヒー店を…。
お母様、今でもやってらっしゃるんですって?川:今でも大阪の枚方っていうところで喫茶店やってますね。
黒:で、そのお母様…。
あ、お母様とあなた?これは。
川:はい。
今のお母さんですね。
黒:あ、そう。
だから、あなたは小さい時から、100円、お金儲けるのは、どのぐらい大変かっていうのがわかってたって、さっき、おっしゃってましたよね。
川:やはり、朝起きた時には、もう、すでに、お母さんとか、みんな起きてて。
コーヒーの豆から、ちゃんとコーヒー作って。
例えば、おしぼりとかも、ちゃんと丸くして。
で、掃除して、「いらっしゃいませ」って言って。
1杯のコーヒーが売れるのがどんだけ大変だっていうの、やっぱり聞かされてたから、無駄遣いって絶対、出来なかったんですよね。
黒:それは今でも?川:今でもしないですね。
黒:なるほどね。
ちなみに、お宅の奥さんは、無駄遣いはどうなの?川:無駄遣いは、してんのかどうかわかんないですけど、請求額は大きいですね、毎月。
電話がかかってきたと思ったら、いつも、その話ですからね。
黒:そうなの?まあね、あの方にしてみると、いい旦那様だと思ってるでしょう。
さて、あなた、13歳の時に上京なさって、お母様たちと離れたんだけど、担当の者が、お母様に、あなたと別れる時にどんなお気持ちでしたかって、お伺いしたんですって。
そしたら、お母様がお手紙を。
川:ああ、そうなんですか!黒:「麻世ちゃんへ」って書いてある。
可愛いですよね、「麻世ちゃんへ」って。
川:麻世ちゃんって言いますね。
黒:麻世ちゃんって、あなたの事、呼んでらっしゃる?お母様。
川:呼ばれます。
黒:お母様のお手紙です。
「母より」っていうお手紙。
よろしいですか?あのね、これは、あなたが13歳だった時に別れた時、どんなだったかってお気持ちのお手紙なんです。
いいですか?「13歳になったある日、突然、ママ、僕が東京へ行っても寂しくないかと聞かれ、おじいちゃん、おばあちゃんがいるから寂しくないよ。
何があったか、わかんないまんま、答えていました。
いまだ、忘れる事が出来ません」「その後、ジャニーズにお世話になる事になり、生き生きと楽しく頑張っていました」「幼い頃より、いつもおじいちゃんの仕事場で過ごす日々を送り、機械が好きだった」「おじいちゃんのそばで、見よう見まねで何かをいじっていました」「苦情、泣き言は、いまだかつて聞いた事はなし」「大阪の仕事の時は必ず家に立ち寄り、お仏壇に手を合わせて来てくれる優しい姿は、うれしい限りです」「これからも、ますます元気で頑張ってください」。
雅子さんとおっしゃるんですか?川:はい、そうです。
黒:お母様、お手紙、ありがとうございました。
大きな字で、すてきなお手紙いただきました。
なんか、そんな感じ?お母様の事、寂しくないかっていうの、やっぱり、ちょっと気になる?川:そうですね、やっぱり、僕、一人っ子なので。
で、母子家庭じゃないですか。
そうすると、やっぱり、僕がいなくなったら、お母さん、どうするのかなって、やっぱり気にはなりましたね。
黒:でも、お母様としては強気で…。
どうぞ、お手紙。
川:ありがとうございます。
黒:おじいちゃん、おばあちゃん、いるから寂しくないよって、おっしゃったんだけど、それは、つらかったでしょうね。
川:そうですね。
やっぱり、僕が東京へ行ってから、随分、やっぱり、なんかこう、泣いてたらしいですね。
話を聞くと。
黒:そりゃそうでしょう。
寂しいでしょう。
川:だから、僕も親になってわかるんですよね。
子どもにとっての13年間って長いですけれども、親にとっての…、たったの13年間ですから。
黒:本当ですね。
あなた、お子さん、随分、もう大きくなった?川:そうですね、上の子どもは娘なんですけど、今、アメリカの方にいまして、24歳になりまして。
黒:もう、そんなになったの。
下の子は?川:下の子は今、東京にいますが、今、17歳です。
黒:じゃあ、その子の事考えると、その子が13歳ぐらいの時で別れたと思うと、随分、小さい時に別れたと思うでしょう。
川:だって、24歳の娘でも、ついこの間、生まれたような気がしますから。
黒:やっぱりね。
だから、お母様にしてみると、ご心配だったですよね。
川:寂しかったと思います。
黒:寂しいでしょう、きっとね。
川:だから、その分、僕はもう、絶対に仕事で大阪に行くと、必ず、どんなに時間を作ってでも、実家の方に寄るようにして。
それで、ちゃんと、やっぱり、お仏壇に、おじいちゃん、おばあちゃんと、あとはやっぱり、ご先祖様には必ず手を合わせて。
黒:偉い。
そうよね。
割とほら、息子やなんかって、近くまで行っても、他の友達やなんかがいたりすると、まあ、いいかって寄らない人もよくいるけど、あなたは、ちゃんとお寄りになる。
川:はい。
黒:偉い。
川:なんていうんですかね、もうね、母親もいい歳ですから、後悔したくないんですよ。
黒:そりゃ、そうですよね。
川:ええ。
もう13歳の時から、もう芸能界入っちゃって、離れ離れになってるんで。
やはり、自分の出来る事ってなんだろうって考えたら、会いに行ってあげる事かなって、やっぱ、思っちゃうんですよね。
黒:そうですよね。
それから、ほら、あなたの家はさ、よく奥さんとゴタゴタするから、お母様は、どうなってるのかって、それも、心配な事もあるでしょう、やっぱり。
川:心配しながら笑ってますけどね。
黒:この頃は、笑うしかないって感じでしょうけどね。
川:そう、笑うしかない。
黒:多分、笑うしかないし、あなたが元気そうだから、まあ、大丈夫だろうと思ってらっしゃる…。
でも、キレイなお母様でね、今でもお店やってらっしゃるの、すごいですよね。
川:そうですね。
でも、店やってるから、まだ、やっぱり元気でやってると思うんですよね。
黒:そうですよね。
でも、再婚とかも、お母様、なさらないで?それからずっと。
川:いや、一度ね、「再婚しちゃダメかな」っていう風に…。
「イヤや!」って言ってしまったんですよね。
黒:関西弁だね、そこね。
川:そうなんです。
「イヤや!」って言ってしまったんですよね。
まあ、なんか、名字が変わるのがイヤだとか、本当に単純な事だったんですけども。
黒:でも、やっぱり、イヤだったんでしょう、なんかね。
違う男の人のとこいっちゃうのが、なんかね、きっとね。
川:なんか、イヤだったんです。
今だったら多分、大丈夫なんですよ。
はい。
黒:でも、お母様、うまく、ああやって、ずっとやってらっしゃってね。
時々、あなたが会いに行ったらうれしいって、お思いになるんだったら、いいですよね。
川:必ず、もう帰ると、ちょっと何か食べに行こうっつって、いつも同じ寿司屋さんに行くんですけども。
それで、帰る時に、僕は大阪府枚方市なんですけれども、駅は京都を使うんですよ。
もともと京都生まれで、それで川の墓も京都にあるので。
京都駅の近くなんですよね。
それで、駅に行く途中に、例えば、お墓参りしてとか。
それで、京都駅の方でちゃんと、お母さん、来てくれるんですよね、ホームまで。
黒:もちろんね。
川:それで、別れる時は、必ずハグするんです、僕。
黒:うん、いい子。
川:必ず、お母さんに感謝の気持ちを込めてハグして、「ほなね」っつって。
黒:じゃあ、本当に、あとで後悔する事は本当にしないっていうね。
お母様としては、いい子だなって思ってらっしゃるでしょうからね、きっとね。
黒:まあ、あなたにとっては、つらい話なのかもしれないけど。
お子さんが、お嬢さんが小さい時、お父様に会う事になったら、お父様は、もう病室にいらっしゃったとか。
川:そうですね。
僕は30年、父親と会ってなかったんですね。
黒:うん、赤ちゃんの時から…。
川:正直言って、僕も自分の結婚生活ですごく悩んでる時に、どうしようかな、どうしようかなって考えた時あったんですよ。
黒:そうなの?ええ。
川:なんか、こう目を閉じて、ずっと考えてると、お父さんと会いなさいっていうような思いがきたんですよね。
黒:そう、うん。
川:お父さんって、俺、別に知らない…、うん。
なんの思い出もないし。
黒:赤ん坊の時ね、別れたから。
川:まあ、その思いどおりに、父親を、どこにいるかわかんなかったんですけれども、やっと捜して会ったんですけれども。
もう、大病を患ってて。
がんの末期だったんですよね。
それで、会わせてくれと。
もう、向こうには新しい家族もいたんですけれども。
それで、お願いして会わせてもらったんですけれども。
その写真の、僕が持ってる写真の父親とのイメージとは全然、もう違って。
本当に、もう口も…、言葉もしゃべれないし。
体も、もう力がないような父親だったんですけども、ぐっと抱きしめて。
その時に、父親が、本当に、涙と鼻水を垂らしながら号泣してたんですよね。
黒:そう、あなたに会って。
川:ええ。
その姿を見て、まだ3歳かな?…になる娘が、「おじいちゃん」って言ったんですよ。
偉いなと思って。
黒:連れてったの、その時、あなた、子どもをね。
川:連れて行ったんです、ええ。
黒:おじいちゃんって言ったの?川:おじいちゃんって言って。
やっぱり、父親にとっても初めての孫だし、うれしかったと思うんですよね、ええ。
そういう事がありまして、その年に、父親が亡くなったんですよ。
黒:そうだったの、ええ。
川:ちょうど、でも、僕、大阪で舞台をやってまして、その翌日に、休演日があったんですよね。
その休演日の前日に亡くなったんですよ。
たった1日しかない休演日の前日に亡くなって。
向こうのご家族の計らいで、僕が喪主として。
黒:そうだったの、へえ。
川:その葬儀を仕切らせていただいたって言ったら変ですけども。
全く、全然知らない人たちばっかりなんですけれども、一応、長男という事で。
黒:お父さんの事だってね…。
川:だから、それはそれで、なんか、こう、親孝行出来たなっていう風に…。
黒:でも、随分不思議ですよね、そういう事になるっていうのは。
偶然とはいいながらね。
お父様ってハンサムな方だったの?川:いや、なんか、すごいモテたらしいですよ。
黒:あ、すごい!お父様?これ。
川:はい。
黒:すごいハンサム。
でも、そんな事でも、やっぱり病気になったりすると、そんな風にね、見違えちゃうぐらいになっちゃうっていうのがね。
川:でもね、僕が病院に会いに行った時は、もう主治医の人に呼ばれて、「見ていただいてもおわかりになると思うんですが、今日か明日のお命なんですよ」って言われたんですよね。
黒:本当に?川:はい。
それから僕、父親のところについて、ずっと、耳元でいろいろ話してたんです。
そしたら、こう、酸素やってますけれども、涙が…、タラーッと流してるんですよ。
なんと、僕が見舞いに行った翌日に退院したんですよ。
黒:わあ!川:意識が、もう回復して。
黒:うん。
川:えー!って思って。
黒:やっぱりね、精神が強くなるんだ。
川:しばらくは自宅にいたんですが、やはり、またちょっと病院の方に戻って。
その年には亡くなったんですけれども。
黒:でも、あなたの子どもがさ、おじいちゃんって言ったのも聞いてね、号泣なさったのは、いろんな意味があったでしょう、きっとね。
川:あるんですよね。
やっぱり、なんていうのかな、うちの両親も嫌いで離婚したわけじゃないんで。
いろんな事情があって。
それで、僕もやっぱり、子どもの時に寂しい思いもしましたし。
父親も、寂しい思いしたと思うんですよ。
黒:息子と離れてね、うん。
川:だから、僕もなかなか、いくらカイヤと、いろいろあっても、別居していても、やっぱり、そこの…、父親との思いがあるんで、なかなか、やっぱり…。
黒:今の話で悪いんですけど、別居してたら、とっても上手に、今、分かれて暮らしてるんだって?なんか。
川:そうですね。
円満別居してます。
明るく。
黒:明るく。
何事もなく?川:何事…、何事もなく。
黒:それで、あちらの買いたいものは、あなたのところに、その伝票が回ってくるの?川:まあ、電話かかってきますね。
黒:電話かかってくる?川:ええ。
黒:でも、会いたい時は、もちろん会って。
川:そうですね。
でも、一応、毎日は話してますよ。
黒:そうなの、うん。
川:だから、一緒に住んでた時よりも、今の方がいいです。
黒:毎日、顔突き合わしてるのって、なかなか人間ってね。
いちいち、いちいち、いろんな事がさ、大変じゃない。
川:ええ。
黒:カイヤさんは、離ればなれに暮らす事に関しては、いいの?今。
川:「私、すっごいハッピーなの!」って言ってます。
黒:え?なんだって?川:ハッピーだって言うんですよ。
黒:離れて暮らしてる方が?川:ハッピーだって言ってるんですよ。
「私、ボーイフレンド6人出来たんだよ!」って言うんです。
黒:「6人ボーイフレンド出来たんだよ」なんて…?川:で、次会った時に、「8人出来たんだよ」って言うんですよ。
「俺、何番目なの?」って。
「あなた、んー、9番目ね」って言うんですよ。
「俺、なんなの一体?」っつって。
黒:でも、あなた、それでもいいの?川:まあ、でも、冗談だと思いますよ。
黒:もちろん、そうよね。
川:思いますけれども、なんか、すごい、こう、輝いて見えるんで。
黒:キレイだもんね。
これ、あなたの写真で見たら、本当におキレイですもん、あなたの奥様ね。
川:ありがとうございます。
黒:うん、本当に、本当に。
それで、ああやってさ、なんかわからないけど、子どもも、そんな大きくなってね。
川:そうですね。
黒:その小さい方の子は、一緒に住んでるの?お母さんと。
川:そうですね、はい。
黒:でも、その小さい子が、なんでだか、みんなで一緒に住む家を探そうって事にしてんだって?川:そうなんですよ。
もうね、いつも連絡あって、「パパ、今日どうしてる?」って言うから、「今日仕事だよ」って言うと、「そうなんだ」って。
「どうしたの?」って言ったら、「こないだ、パパに見せた物件があるじゃない」って。
黒:物件。
川:「物件あるじゃない」って。
「それ見に行きたいんだよ」って言うんですよね。
なんか、すごい家なんですよ、それも。
黒:すごいの?川:プール付きの家だったり。
「僕はこの部屋でいいから、パパはこの部屋ね」。
「それで、ママはこの部屋でそれで、みんなで、ここでバーバキューして」とかって、もう夢をね、やっぱり持ってるんですよ。
黒:可愛いね、うん。
何歳だっけ?川:えっとね、今、17歳ですね。
黒:そうか、うん。
川:やっぱり、息子のそういう気持ちを思うと、なんか、なかなかね、うん。
黒:そりゃ、そうですよ。
川:その可能性をね、夢を持ってますからね、やっぱり、子どもなりに。
黒:ダメって言っちゃうのも…。
でも、相当の、彼は夢を持ってるわけね、プールもあってね。
川:でも、一緒に見に行ったんですよ。
黒:行ったの?川:1回。
黒:どうだった?そしたら。
川:どうだったっていうか、その辺歩いてる、奥さん連中がビックリしてましたよ。
近くに、えっ、川麻世とカイヤさんが引っ越してくるの?みたいな。
黒:そりゃそうだよね。
川:珍しいツーショットですからね。
黒:それはそうよね。
川:はい。
黒:でも、その息子さんの探してる物件っていうのが、しかも、田園調布なんだって?川:そうなんですよ。
もう田園調布の豪邸ですよ、本当に。
黒:9部屋とかあって、プールがあって。
川:9LDKとか。
黒:9LDK。
川:もう、本当にプール…。
もうね、ビバリーヒルズか?みたいな家なんですけれども。
黒:そんな家があるの?まあ。
川:いや、だから、田園調布だからあるらしいんですけど。
だから、「今、僕たちが住んでる家と、パパが住んでるマンションの家賃を足したら住めるでしょ」って言うんですけど、もうちょっと、ちょっと時間ほしいですね。
黒:でも、そんな風に子どもは思っている。
でも、あなたとカイヤさんとは、いろんな事あるんだけど、ボランティアを一緒にやるとか、そういう事では、気が合ってるんだって?川:やってますね。
もう、ずっとボランティアやってますね。
まだ娘が3歳ぐらいの時ですかね。
舞台公演で、大阪で舞台があった時に、ちょうどクリスマスだったんですよ。
それで、クリスマスディナーを終えて、大阪駅の近くを歩いてる時に、ホームレスの方が、すごい寒そうにしてたんですよね。
信号待ちで、温かいお茶を買ってあげて…。
あげたら、すごい、なんか、優しい目で見てくれたんですよね。
黒:あ、そう。
喜んだの。
川:そうだ!と思って、カイヤと一緒に牛丼買いに行って、20個とか買って、その辺にいるホームレスの人にあげた時に、みんな喜んでくれたんですよ。
黒:そうなの。
子どもがいたの?その時。
川:ええ、子どもも一緒に。
あ、これがクリスマスなんだと思って。
それからは、もうずっと一緒に、隅田川とか代々木公園とかにいるホームレスの人に、おにぎりを作って持って行ったりしてたんですけれども、ええ。
まあ、あの震災後も、カイヤにも言って「一緒に、ちょっと行こう」って言って。
来てくれたり。
黒:そうなの。
そういうのを子どもたちに見せるのはいいですよね。
でも、カイヤさんと初めて会った時ですけど、いわゆるハリウッドのスターの、イングリッド・バーグマンとか、ああいう、グレース・ケリーとか、ああいう感じだったんですってね。
川:そう見えたんですよ。
なんてキレイなんだろうと思って。
ほかの、なんか外人のモデルさん、いっぱいいたんですけれども、全然、なんか違うと思ったんですよね。
モデルというよりも、本当にハリウッドの女優に見えたんですよ。
黒:もともとモデルだったの?彼女。
川:そうです。
なんか、当時のスーパーモデルってはやったんですけれども、それで、世界回ってた時だったんですよね。
黒:じゃあ、すごいじゃない。
川:ええ。
黒:それに、しかもスター性があったから、きっと、派手でキレイだったんでしょうね。
川:もう、本当キレイだったんですよね。
で、あの…。
キレイなね、花にはやっぱ、トゲがありますから。
黒:そうなの。
でも、なんで、みんな、キレイでしたとか、なんとかって、あなたがおっしゃると、お客さん、笑うんだろうね。
あれがおかしいね。
川:おかしいですね。
黒:どうしてね、ねえ。
キレイだって言ったら…。
川:人生いろいろですよ。
いろいろだけど、やはり逃げないで、自分の出来る事は、もう最後の最後まで後悔しないように、絶対やるべきだと思うんですよ。
黒:そりゃ、そうよね。
だって、彼女だって、イヤだと思ったら、どっか行ってもいいんだけど、ずっといないで、日本にいてね。
川:そうなんですよね。
黒:あなたと一緒にいてさ、なんだかんだって言って、何かあったら、すぐ電話かかってくるんでしょう?川:かかってくるんですよ。
この間も電話かかってきて、「麻世、早く家来てちょうだい!」って言って、何かなと思ったら、庭の水道が壊れてるっつって、そのホース直したんです、僕。
そしたら「サンキュー、またね」って。
もう、それだけですよ、用事。
便利屋です、便利屋。
黒:あなたが、まだアイドルと言われた頃に、もう、カイヤさんと付き合ってたのかしら?なんか、大空眞弓さんに、すごい相談した事があって。
川:そうですね。
大空さんは、僕のお母さんみたいな人なんで。
黒:あ、そう。
川:はい。
それで事務所を辞めて、もう、とにかく、カイヤがいい環境で子どもが産めるように、アメリカ行ったんですよね。
黒:あ、子どもが出来たのね。
川:はい。
出産のためにアメリカ行ったんですけれども、でも、仕事ないわけですからね、向こうで。
その時に、大空さんが、「麻世、これ持って行きなさい」っつって、なんか、こう、包みを渡していただいたんですよ。
で、パッと帰って、見たら、なんか、200万入ってたんですよ。
黒:わあー、すごい。
川:それで、僕、仕事してから、お金ためて、大空さんに返しにいったんです、楽屋に。
そしたら、大空さんが、「私は、あなたに、こんなお金、貸した覚えないわよ」って。
黒:ええ…。
川:「あげた覚えはあるかもしれないわよ」って言うんですよ。
格好いいですよね。
「でも、あなたがそう言うんだったら、お預かりしておきます」って。
黒:そう、優しいね。
川:すごい、いい人です、はい。
黒:じゃあ、今でも、なんでも相談してるの?川:そうですね、はい。
黒:あなたとカイヤさんが、今、こういう状態になってるの、彼女はどう思ってるの?別にいいの?川:いや、まあ、あの、言えないです。
黒:言えない?大空さんには。
川:大空さん…。
いやいや、大空さんは知ってます。
黒:あ、知ってるのね。
川:大空さんが、なんて言ったかっていうのは、今、ここでは言えないです。
黒:ああ、いいです、いいです。
その事に関して、うん。
でも、そのぐらい、お母さんのように相談してらっしゃるっていう…。
川:そうですね。
黒:本当のお母さんには…。
川:いや、もちろん。
僕はなんでも話します、母親には。
黒:本当。
それはいい。
お母様はお母様で、また考えがあるでしょうからね。
川:はい。
黒:奥さんさ、面白い人だから、ほら、見てるだけで笑っちゃうじゃない。
川:もう、笑って幸せですよ。
黒:どうもありがとうございました。
2014/02/27(木) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[解][字]
〜何かと話題の妻カイヤとは円満な別居!?〜川