木曜ドラマ『慰謝料弁護士』最終話〜因縁の女弁護士と決着…最後の裁判へ!(最終回) 2014.03.27

(義人)慰謝料を請求されてまして…浮気をしたのは妻の詩織です。
(恵子)本条やよいさんの代理人の烏丸恵子と申します。
慰謝料500万円を請求したいと思います。
(芳江)烏丸恵子は袴田先生の元恋人よ。
(袴田)今回はこちらに勝てる見込みが無いんです。
別の弁護士の方に依頼された方がいいと思います。
(香苗)勝ち目が無いから断るなんて袴田先生じゃありません!だから私袴田先生のやり方で依頼人を救ってみせますから!大変差し出がましいようですが…。
首を洗って待っててください。
(義人)香苗…。
どうした?やっぱり戦いましょう。
このまま泣き寝入りするのは悔しいから。
袴田先生は力になってくれるって?ううん…でもあの人に頼らなくてもいくらでも方法はあるわ。
方法って?あなたには絶対に味方につけてもらいたい人物がいますまずあなたには仲間にしてもらいたい人がいるの。
仲間?奥さんの詩織さん。
いや…それは難しいかもなぁ。
え?いや言ったろずっと別居中だしこの前会って以来電話をかけても出ようともしないんだ。
そっか…。
香苗…香苗。
部屋に入ってどうするつもり?浮気の証拠集めよ。
え?こちらの有利になる証拠を集めるんですこちらの有利になる証拠を集めるの。
浮気開始の時期。
浮気相手との密会の日時できれば…。
肉体関係の回数なんかもわかればいいですね
(義人)どうやって?例えば詩織さんが運転した車のGPS履歴とか。
詩織免許持ってないし。
ああ…じゃあ携帯やパソコンのメール履歴。
いや携帯もノートパソコンも持って出たし。
ああそうか…。
そもそも今の俺たちのケースでもその証拠って役に立つのかな。
それは…わからないけど浮気の詳しい内容がわかれば何か対抗策が見つかるかもしれない詩織さんの部屋見せてくれる?
(義人)わかった。
(義人)そこまでするんだ。
食事の領収書1枚からでもわかる事は沢山あるわ。
俺たちの離婚の時もこういう事してたわけ?まあこれに近い事は。
たくましくなったな香苗。
そう?
(ドアの開閉音)
(詩織)どういうこと?私がいないところでコソコソ何やってんの?詩織。
(詩織)おかしいと思ったのよ。
袴田弁護士に依頼したのも2人でこうやってイチャイチャするためでしょ?もういい。
(義人)詩織詩織。
違うんだって。
香苗は証拠を探してくれてただけで…。
証拠!?そんな事して何になんのよ!今は少しでも情報が欲しいの。
このままだと向こうの提示した金額を支払う事になるから。
この際慰謝料がいくらだろうがどうだっていい。
え?あなたが全部出してよ。
全部あなたのせいなんだから。
結婚したら私の望みは何でも叶えてくれるんじゃなかったの?
(詩織)幸せにしてくれるんじゃなかったの?その女に慰謝料支払ったせいで私は何ひとつ満足な生活を送れなかった!こんな事ならあなたと結婚なんかするんじゃなかった!ふざけんじゃないわよ!口を開けばお金の事ばっかり!あなた義人さんが慰謝料取られる時一緒にいたんでしょ?目の前で苦しんでる義人さんの事見てたんでしょ?それなのに何も感じなかった?浮気をした人がどれほどの罰を背負う事になるかわかんなかったの?浮気をした人間がまず最初にすべき事は謝る事。
そして2番目にする事も謝る事。
3番目にする事もそう。
あなたは謝り続けなきゃいけない。
それなのに私の知る限りあなたは一度だって義人さんに謝罪してない!過去から学ぼうとしないあなたは…。
あなたは私が出会った中でもトップクラスの…バカ男私が出会った中でもトップクラスのバカ女のその中でもトップクラスのキングオブ大バカ女よ!ただそんなあなたでもこの人にとっては大切なんだって。
義人さんあなたと離婚しないって言ったのよ。
え?今度こそちゃんと夫婦になりたいって。
あなたにとって何が大切なのかちゃんと考えて。
ああ…もう!元嫁に言わせる事じゃないでしょ。
初めてあの人が誘ってきたのは西麻布にあるロアブリーズってお店。
え?浮気の事全部話すよ。
それが私たち夫婦のためになるなら。
詩織…。
本当にごめんなさい。
ごめんなさい。
(携帯の着信音)もしもし。
(義人)義人です。
あっごめんなさい。
さっきはついカッとなっちゃって。
(義人)いいんだ。
おかげで詩織が浮気相手との事話してくれた。
え?
(義人)今から伝えるからメモれるかな。
うん!調査の方ご苦労様でした。
これを元に反撃を開始します。
え…。
詳しい話を聞きたいので義人さんと詩織さんを呼んでいただけますか?はい!
(隆司)私に対して慰謝料請求だと!?
(恵子)ええ。
何か証拠を見つけたのかもしれません。
心当たりはありませんか?いや…詩織に会う時も君の指示通りに接していた。
だったら問題ないでしょう。
まぁこうなるのも想定の範囲内でしたから。
(ため息)
(詩織)出会った当初隆司さんは確かに言ったんです。
「私たち夫婦はもう終わってる。
離婚も間近だ」って。
ただ付き合いが始まって少し経つと隆司さんは「最近妻と仲直りした。
離婚できないかもしれないけどそれでもいいか」って私に尋ねてくるようになりました。
なるほど。
その時点で既に烏丸弁護士から助言を受けていた可能性が高いですね。
助言というのは?これは私の推測ですが本条隆司さんと奥さんのやよいさんの夫婦関係は詩織さんと出会う前から破綻していた。
実際に離婚の話も出ていたと思います。
その時に隆司さんが会社の顧問弁護士である烏丸弁護士に相談した。
そこで彼女から詩織さんとの浮気を利用して詩織さんから慰謝料を取るという手を教わった。
だから急に仲直りアピールを始めたんですね。
(隆司)お前も何か感づかれるような行動はとってないだろうな。
(やよい)烏丸さんの指示通りに生活しています。
何か不満でもあるのか?いえ…。
お前の希望通り離婚だってする。
今回多額の慰謝料が手に入らなかったら離婚後困るのはお前の方なんだからな。
それは…わかっています。
ちなみに詩織さんと隆司さんの連絡手段は主に何を?私は基本的にメールでしたけど向こうが誘ってくる時は大抵電話でした。
それは証拠を残さないためです。
烏丸弁護士から指示が出ていたんでしょう。
だからメールの文面では詩織さんが一方的に誘ってるように見えたんですね。
ちなみに隆司さんと2人で撮った写真などはありませんか?あ…いえ隆司さんは写真が嫌いだからって…。
それも彼女の指示でしょうね。
来るべき訴訟に向けて不利な証拠を残さないためです。
つまり詩織とは慰謝料を取るつもりで関係を続けてたってことですか?ええおそらく。
そうだったんだ…。
もちろん詩織さんの不貞行為は反省すべきことです。
ただ一切反省せず自ら支払うべき慰謝料を全て詩織さんに転嫁しようとしている隆司さんは許せません。
それに…弁護士でありながらそんな指示を出した烏丸弁護士も。
どうすればいいんですか?一番大事なのは本条夫妻の夫婦関係が破綻していた証拠を掴むこと。
それがわかれば向こうが詩織さんに慰謝料を請求することはできません。
そしてこちらから慰謝料を請求することも可能です。
証拠ってことは私の出番ね。
くるみさん。
(くるみ)やっといつもの先生らしくなってきたじゃない。
調査を再開してもいいってことね?お願いします。
代金は私が持ちますから。
いいんですか?ええ。
あと今回私も調査を手伝います。
先生も?今回の慰謝料請求が周到に計画されたものだとすると証拠を見つけるのも困難です。
相手の烏丸弁護士のやり方を考えるとすでに証拠隠蔽の根回しが行われている可能性が高い。
総力戦で行きましょう。
足引っ張らないで下さいね。
これ貸しましょうか?必要ありません。
それなら予習済みですから。
『鋼鉄の女スパイマリリン』シーズン29エピソード6。
え?
(マリリン)「情報戦を制した者がこの世界を制すのよ」「情報戦を制した者がこの世界を制すのよ」です。
私に言わせて下さいよ!本気ですね先生。
(くるみ)はいどうぞ!から揚げ弁当とのり明太弁当で〜す。
どうも。
は〜い。
あっ!ちょっとお2人本条興産の社員さんですか?えっうちの会社知ってんの?知ってますよ〜。
イケメンの社員さんが多いって噂ですもん。
えっマジで。
特にあの本条社長渋くてカッコイイですよね。
フリーだったりしないんですか?社長結婚してるよ。
というかあんまりオススメできないな。
あの人女癖悪いんで有名だし。
えっ例えばどんな?例えばね…。
おい!お前社長の話は…。
あっ!いや…また来ます。
えっちょっと!ちょっと待って!ここのお弁当美味しいんだって。
すみませんから揚げ弁当下さい。
どうぞ。
1つ下さい!・大盛りってありますか?・ないです…。
(主婦)ちょっと聞いた?本条さんご夫婦離婚するって。
(主婦)聞いたわよ。
前からそんな予感はしてたけど。
・えっ離婚されるんですか?そちらのご夫婦・あなた達は?僕ら新婚夫婦で今家を探してるんですよ。
そちらの物件が売りに出ていたんで今日は下見に。
(主婦)へぇそうなの。
でも…離婚されて売りに出されたなんて縁起が悪いわねあなた。
うちのはそういうの気にするタイプなんですよ。
具体的にどうして離婚される事になったんですか?ご主人の浮気が原因らしいわよ〜。
え〜!浮気ですか!?浮気というのは最近の話ですか?いやあちらのご主人はずいぶん前から…。
ちょっと山本さん!その話は…。
そうだったわね…。
ごめんなさい…。
徹底されてますね。
近所の主婦にまで口止めしてるなんて。
それが烏丸弁護士なんですよ。
香苗さんはくるみさんとも相談して他の調査方法を探ってみて下さい。
袴田先生は?私はもう少しこのあたりを調べてみます。
気になることもあるので。
わかりました。
あと…。
まだ何か問題でも?もう…大丈夫ですよ。
あこれね…。
じゃあ私こっち。
さあ…。
(沙羅)う〜ん…。
どうですか?この2人が破綻していたという証拠はどこに行ったら取れますかね?ハッ…!ハァ〜すいません全然感じません。
はぁ?私プレッシャーに弱いタイプなんです。
あっ感じます!何ですか?あなた今「こいつ使えないな」って思いましたよね?当たりです。
(隆司)監視されてるだと!?ええ…。
家の前に背の高いメガネの男性が。
おそらく向こうの袴田弁護士でしょうね。
大丈夫なのか?ご心配なく。
こちらに私という弁護士がいる以上向こうの弁護士が私の同席や了解なく相手方本人と接触することは禁じられています。
破った場合弁護士会から懲戒を受けることになっています。
感づかれるような行動は取ってないだろうな?ええ買い物以外は家を出ていませんし家事もいつもどおりやっています。
それでいい。
あの…私はいつまでこの生活を続ければいいんでしょうか?もう少しの辛抱です。
もう少しっていつですか?
(隆司)文句を言うな!お前は私達の言うことを素直に聞いていればいいんだ。
わかりました…。
まああいつのことは心配ない。
私の言うことには逆らえないからな。
ただ…うちの社員に私のことを聞きに来た人間がいるらしい。
変な噂が流れれば仕事にも支障が出る。
何とかならないのか。
黙らせる方法なら…ありますよ。
先生くるみさんから調査の途中経過が届きました。
やっぱり苦戦していますね。
隆司さんは女癖が悪く詩織さん以外にも過去に浮気をしていたという噂も聞いていますが決定的な証拠や証人も出ていませんし。
やはり根回しがされてるんでしょう。
諦めず粘り強い調査を続けましょう。
(ノック)
(ドアの開く音)
(恵子)お取り込み中失礼します。
烏丸さん。
何かご用ですか?フフッそんな怖い顔しないで下さいよ。
今日は1つご報告がありまして。
そちらから慰謝料請求の承諾が頂けないのでこちらも訴訟提起して裁判で争うことにしました。
裁判…ですか。
(恵子)すでにそちらの依頼人である義人さんから隆司さんへ訴訟提起が行われています。
おそらくこの2つの裁判は併合されることになるでしょう。
併合というのは?複数の請求を同一の訴訟手続きで審理することです。
簡単に言うと向こう側の慰謝料請求とこちら側の慰謝料請求とを同時に同じ裁判で争うということです。
なるほど。
大丈夫ですか?裁判で争うことになった以上証拠の1つも見つかっていないようじゃ勝負になりませんけど。
その点はご心配なく。
アハッ。
だったら良かったです。
次に会うのは裁判ですね。
お手柔らかにお願いしますよ袴田先生。
ったく何?あの余裕な態度。
相当自信があるようですね。
でも先生にも秘策があるんですよね?秘策?だって「その点はご心配なく」って。
ああ…それはちょっと…悔しかったので…。
えっじゃあ何も?ええ今のところは何も…。
(携帯の着信音)はい。
(くるみ)袴田先生見つけました。
え?
(くるみ)隆司さんと詩織さんのデート現場を目撃していたという店員さんです。
今から来られますか?すぐに向かいます。
(バーテンダー)ええこの2人に間違いありません。
女性の方が結構好みだったんで注目してたんですよ。
そしたら現れた連れがこの男性で「俺と付き合えばタヒチでもモルディブでも連れてくよ」って口説きだしたんです。
あすみません。
女性の反応は?ああ喜んでいたと思いますよ。
ただ旅行に行ったら奥さんにバレるんじゃないかって心配してましたね。
それに対して男の方は何て?うん…「バレたって問題はない」って言ってましたね。
「うちの夫婦はとっくに終わっていて離婚するのも時間の問題だから」って。
それって…。
確かにそう言ったんですね?ええ間違いありません。
今の話を裁判で証言してもらえませんか?ああそれは構いませんけど。
やりましたね先生。
これで裁判は勝てるんですよね。
ええ。
(くるみ)裁判が併合された場合ってどうなるわけ?今回の場合は義人さんから隆司さんに対する慰謝料請求が第一事件になります。
なので義人さん達が第一事件原告隆司さん達が第一事件被告になります。
(くるみ)なるほど。
やよいさんから詩織さんへの慰謝料請求が第二事件ってことね?ええ。
不貞行為があったことは両者ともに認めています。
なので不貞行為の当時本条夫妻の婚姻関係が破綻していたかどうかが争点となります。
(くるみ)すごい…詳しいのね香苗さん。
ええ。
今回の訴訟に当たってかなり勉強しましたからね。
あなたがお店で見たカップルはあちらにいる詩織さんそちらの隆司さんのお2人で間違いありませんね?はい。
間違いありません。
どのような会話が行われていたか教えて頂けますか?男性の方は少し酔っていた様子で女性の方を旅行に誘っていました。
それに対して詩織さんはなんと?「奥さんがいるのに怒られないの?」と。
それに対して隆司さんは?「バレたって問題はない。
私たち夫婦はとっくに終わっている」と答えていました。
他には?「離婚は時間の問題だ」と。
以上のことから分かるように隆司さんとやよいさんの夫婦関係が既に破綻していた事は明らかです。
仮にその言葉が詩織さんを口説くための嘘だったとしてもその言葉を信じた詩織さんには慰謝料の支払い義務はありません。
以上です。
(恵子)あなたの働くお店に一度行った事があります。
とても素敵なお店ですね。
あっどうも…。
ちなみにこちらが店内の様子です。
見てわかるように雰囲気づくりのため極力照明を抑えているようです。
目の前の人の判別もしにくい。
そのような中で…一度しか見ていない2人の顔をよく認識できましたね?
(バーテンダー)あっ…それは。
異議あり。
被告代理人の発言は憶測の域を出ていません。
(恵子)いいえ!証人が2人の会話を聞くことができなかったという決定的な証拠もあります。
隆司さんと詩織さんがバーで会っていたのは何月何日でした?10月17日です。
(恵子)こちらのバーの店長さんからスタッフのシフト表を預かってきました。
10月17日…こちらの周防さんはお店に出ていないんです!ええっ!?
(くるみ)嘘でしょ…。
(恵子)そのような年の差カップルは珍しくありません。
別の日に見た別のカップルと混同されたのではないでしょうか?あっ…そう言われてみると。
ちょっと自信もちなさいよ。
先生…。
待って下さい。
あなたは隆司さんと詩織さんの写真を見て確かにこのお2人だとおっしゃってくれたはずです。
ええ。
でもこの人の言う通り暗い店ですから…。
え〜っ…。
(恵子)今の証言では隆司さんとやよいさんの関係が破綻しているという証拠にはなりません。
以上です。
くっそ〜!やられたわ!あの証人…向こうのグルだった。
グルって?こっちに有力な手がかりを掴ませておけばそれ以上の調査は行わない。
それを見越してあえて証人として名乗り出るように仕向けられたの。
あ〜私とした事がこんな簡単なトラップに引っかかるなんて。

(くるみ)あっ袴田先生。
次の裁判まで時間はあります。
引き続き調査を続けてもいいですか?はい。
お願いします。
先生はどちらに?私も調査の方に…後はよろしく頼みます。
わかりました。

(宅配業者)ありがとうございました。
(やよい)ご苦労さまでした。
本条やよいさんですよね?あなたは…。
少しお話よろしいですか?私から話すことは何もありません。
あっ待って下さい!お話なら烏丸さんを通して下さい。
許可なく私に会うことは禁じられてるんじゃないですか。
ええ。
懲戒なら覚悟の上です。
それでも私は…あなたの意志を確認したいんです。
とにかく…帰って下さい。
(閉める音)
(くるみ)自分が情けない…結局確実な証拠を一つも得ることができなかった。
あとは袴田先生を信じましょう。
えっ?きっと大丈夫。
昨日先生が焼いたパンすっごくまずかったって。
(恵子)今ご覧になっているのは本条さんご夫婦の写真です。
お2人は近所でも評判になるほど仲睦まじいご夫婦でした。
(くるみ)嘘つけ。
そんな評判ひとつもなかったわよ。
(恵子)半年に一度の海外旅行。
月に2回の外食…お互いを思いやる夫婦間のルールもたくさんありました。
(恵子)そんな幸せな夫婦の仲が半年前…ある1人の女性によって壊されました。
あちらにいる詩織さんの手によって。
違います。
関係を持ちかけてきたのは隆司さんの方です。
積極的に誘いを掛けてきたのは明らかに詩織さんの方です。
提出した証拠であるメールのやりとりを見ればそれは明らかです。
(詩織)そのメールは…。
そうです!それは違います!今は落ち着いて下さい。
(恵子)こちらが提出した証拠がすべてを物語っています。
詩織さんは…円満な本条夫妻の絆を引き裂きやよいさんから笑顔を奪いました。
こちらが提示する慰謝料を支払うのは当然です。
…ったくあの女腹立つわ〜。
まったくのデタラメなのに!でも…見て下さい。
以上です。
(義人)袴田先生大丈夫でしょうか?
(裁判長)代理人。
そちらが主張したことはすべて間違いです。
(恵子)アッハハ…何を根拠におっしゃってるんでしょうか?隆司さんの不貞行為は今回が初めてではありません。
過去に別の相手と何度も浮気を繰り返してきたんです。
主張の根拠を明らかにして下さい。
その度に…隆司さんは奥さんのやよいさんを深く傷つけてきた。
夫婦関係はとっくに破綻していたんです!
(恵子)裁判長。
あちらの代理人は憶測で発言しています。
代理人は今の発言の根拠を明確にして下さい。
根拠はありません。
ただ…隆司さんの過去の不貞行為を明らかにする証人がいます。
(くるみ)えっ?証人って…。
隆司さんの奥さん…本条やよいさんです!やよいさん!?
(隆司)何を言ってんだあいつは…。
やよいさんに対する尋問を申請したいと思います。
尋問ですって!?
(裁判長)やよいさんへの本人尋問の申請がなされました。
やよいさんの代理人ご意見はいかがでしょうか?その必要は全くありません。
やよいさんとご主人の夫婦関係が破綻していることを立証するために必要です。
(恵子)やよいさんが不利になるような供述をすると思ってるんですか…無意味です!無意味かどうかはやよいさんが決めることです。
やよいさん何も話す必要はありません。
これはあちらの作戦です。
私はあなたの意志が聞きたいんです。
このままだと…あなたはただの傍観者になってしまうんですよ。
このまま傍観者のままでいいんですか!今回の裁判はあなたの未来を決める大切な裁判なんです。
にもかかわらず…最初の協議の時から依頼人であるあなたの意志は全く感じられなかった裁判であなた方が勝てば隆司さんの浮気相手から慰謝料を取ることができますでもそれであなたの傷は癒えるんですか?あなたが慰謝料取りたい人は誰ですか?あなたが本当に謝ってもらいたい相手は誰なんですか?やよい何も話すな。
お前は黙って俺の言う事を聞いていればいいんだ。
その人の言う事を聞く必要があるんですか?あなたはその人の不貞行為による被害者なんですよ!お話させていただきます。

(やよい)その弁護士さんの言う通りです。
私たち夫婦の仲はとっくに冷め切っていました。
えっ?
(隆司)おいやめろ!やよいさん。
離婚の話だって具体的に進んでいました。
この人の浮気は今回が初めてではありませんから。
やめろ!どうして俺の言う事が聞けないんだ!いつまでも私があなたの思う通りになると思わないで!この人は結婚当初から私以外の女性と交際をしていました。
その度に「もうしない」「今回だけは勘弁してくれ」ってその場しのぎの嘘をついて同じことを何度も何度も繰り返してきたんです。
そしてその間に一度だって私に頭を下げてくれた事はありませんでした。
どうしてそんな人の言う事を聞かなくちゃいけないの。
どうしてそんな人と円満な夫婦を演じなきゃいけないの!私の訴えは取り下げます。
やよいさん。
私が本当に憎いのはこの人なんです。

(裁判長)本当に取り下げでよろしいですか?はい。
倉沢詩織さんは取り下げに同意されますか?はい同意します。
(裁判長)それでは本条やよいさんから倉沢詩織さんに対する慰謝料請求事件は終了します。
倉沢義人さんから本条隆司さんへの慰謝料請求事件の判決期日は平成27年4月10日午後1時15分からとします。
ハァ自分が何をしたのかわかってるのか。
お前のせいで慰謝料を取る事はできなくなったんだぞ!これで離婚した後の生活も苦しくなるだろうな。
いえそんな事はありませんよ。
やよいさんは慰謝料を取れます。
隆司さんあなたから。
ふざけるなどうして俺が。
あなたにはやよいさんが不貞行為によって受けた精神的損害の対価を支払う義務があります。
そして離婚に対する慰謝料も。
(隆司)そんなバカな話があるか!俺は戦うぞ。
お前に慰謝料なんか払わないからな。
戦うのは構いませんがあなたに勝ち目はありませんよ。
そうですよね烏丸さん。
こんなのおかしい。
袴田さんあなた裁判前にやよいさんと会って変な入れ知恵したんじゃないでしょうね。
だとしたら弁護士会から懲戒を受けますよ。
そんな事実はありません。
これは全て私の意志です。
そんなはずないやよいさんが1人でここまでするなんて…。
そこまでおっしゃるのなら証拠を見せていただけますか?あなたの得意な証拠を。
烏丸さんあなたの事は解任します。
あなたは一度だって私の言葉に耳を傾けようとはしなかった。
そんな人に私の未来を託す訳にはいきません。
失礼します。
あなたは勝ちにこだわって弁護士が一番向き合うべき依頼人の意志をないがしろにした。
その結果がこれです。
では失礼します。
さぞかし満足でしょうね。
裁判には見事勝利。
10年前の借りを返すことができたんですから。
見くびらないでください。
私はそんな事のためにこの裁判を戦っていたわけではありません。
あの時も今も私があなたにしてもらいたい事は一つしかありません。
失礼します。
今日の裁判を見てわからなかったんですか?傷つけた相手に一番最初にしなきゃいけない事は一つしかないでしょ。
今日は勝利を祝してシャンパンパンを振舞います。
(くるみ)シャンパンパンって。
パンの生地にシャンパンを練りこんだものです。
だったら別に食べた方がいいでしょ。
(くるみ)両方の良さを消してますよ。
だったらアンパンパンはどうですか?パンの生地にアンパンを練りこむんです。
素直にアンパン食べましょうよ!訴えが取り下げられた事で詩織さんが慰謝料を支払う必要がなくなりました。
詩織さんの給料や預金口座への仮差押も取り下げられました。
義人さんの隆司さんに対する慰謝料請求も認められるでしょう。
今回の場合は約100万から200万。
それに加えて詩織さんに対する仮差押と訴訟提起は不当ですので詩織さんは弁護士費用や慰謝料を請求する事もできるんです。
そんなに請求できるんですか。
是非素敵な結婚式を挙げて下さいね。
袴田先生この度は本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
あなた達が再び私の元を訪れる事がないよう祈っています。
(詩織・義人)はい。
(美里)ほんとにいいんですか?週刊連載の話お断りしちゃって。
ええもう決めた事なので。
でもこんな大きなチャンスなかなかないですよ。
やはり私の予言通りになりましたね。
予言ってなんでしたっけ?えっ?覚えてないんですか?あなたはもうすぐ大きな物を失うえ?あれ私の事言ってたんですか?ええ。
でも失ったなんて思ってませんよ。
今まで通り袴田法律事務所で働きながら月刊連載を続ける。
それが私の今のやりたい事ですから。
香苗さん担当編集としてこの作品を必ず大ヒット作にしてみせます!今後ともよろしくお願いします。
(美里)はい。
あと前々から思ってたんですけどあなたって不思議な力なんてないでしょ。
なっ何を根拠にそんな事を…。
ちょっとこれ見せてもらえます?あ〜触らないでください!通販で3千円もしたんですからぁ。
安い。
絶対これ怪しいでしょう!怪しくないですよ。
香苗さん週刊連載の話断っちゃったの?
(里奈)そうなんですよもったいないですよね〜。
でもついに単行本が出ることになったんです!うわ〜すご〜い夢の印税生活!ねえ漫画家って何パーくらいもらえるの?すぐにお金の話するのやめて下さい。
でも私今乗ってるんです。
主人公が離婚専門の弁護士になったきっかけも明らかになりましたしね〜。
これから物語はどんどん盛り上がっていきますよ〜。
そのきっかけっていうのは何なんですか?過去の女性関係です。
この主人公は袴田先生がモデルになっているので。
えっ?私のきっかけは違いますよ。
えっ違うんですか?えっ違うの?違うの?じゃあなんで?私が離婚専門の弁護士になったきっかけは…。
(一同)エーッ!?2014/03/27(木) 23:59〜00:54
読売テレビ1
木曜ドラマ『慰謝料弁護士』最終話〜因縁の女弁護士と決着…最後の裁判へ![終][字][デ]

【ついに最終話!】証人がまさかの裏切り…元カノのスゴ腕弁護士との法廷バトルは!?ラストで袴田幸男の本当の過去が明らかに!?そして“慰謝料弁護士”の今後は!?

詳細情報
出演者
◇袴田幸男:田中直樹(ココリコ)
◇野々村香苗:矢田亜希子
◇梅本くるみ:渡辺直美

◇水谷沙羅:山田菜々(NMB48)
◇田畑美里:高嶋香帆
◇篠塚里奈:岩