(テーマ音楽)砂に描かれる不思議な文様。
バヌアツの砂絵が民族の知恵と歴史を語りかけます。
南太平洋上。
80もの島々から成る国バヌアツ。
それぞれの島に独自の言葉や文化があります。
ここはさまざまな島から人が集まる首都ポートヴィラ。
市場で交わされる会話は独立した際に公用語となったビスラマ語です。
いろいろな島から来た人たちにふだん使う言葉を尋ねてみましょう。
例えば「ご機嫌いかが」は?ラヴィ。
(聞き手)ラヴィ?ドウン。
(聞き手)ドウン?オワソ。
(聞き手)オワソ?共通語が出来る以前異なる島の人同士の会話には砂に描く絵が使われてきました。
こちらは砂絵の名人エドガー・ヒンジさんです。
指一本で描く幾何学模様。
世界無形文化遺産になっているバヌアツの砂絵です。
これは「もうすぐここに戻ります」という意味です。
この絵が待ち合わせの場所に描かれていれば相手は遠くには行っておらずじきに戻ることが分かるといいます。
砂絵は芸術でもあり独自の伝達手段でもあります。
部分ごとに意味を持ちその組み合わせでさまざまなメッセージを伝えます。
物語の要素も含まれその意味を深く理解している人ほど尊敬されます。
これは愛の象徴。
真ん中にハートが描かれていますね。
村で葬式があることを伝える砂絵。
中央に描かれているのは亡くなった人の顔。
上下左右にはその死を嘆き悲しむ人たちの顔があります。
砂絵は神話やしきたり暮らしの知恵更には民族の歴史を代々伝承するのにも使われてきました。
その種類は数百にも及ぶといいます。
しかし近代文明が流入し言語教育が普及するにつれ砂絵を描ける人は大幅に減っています。
危機感を覚えたヒンジさんは博物館で週に一度砂絵を子供たちに教えています。
真剣なまなざしで指の動きを追う子供たち。
(ヒンジ)34。
(子供たち)34。
35。
35。
36。
36。
絵柄と共に民族の伝統が受け継がれていきます。
(ヒンジ)上手な子は100種類以上描けます。
本来は家庭で教えるべきものですがもう無理なのでここで教えています。
私たちは民族のルーツを常に忘れてはなりません。
2014/02/27(木) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「バヌアツの砂絵〜バヌアツ〜」[字]
−砂に託すメッセージ− ▽無形文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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