カンブリア宮殿【地方の底力SP第二弾!〜苦境にある地方商店街!奇跡の再生術〜】 2014.03.27

突然ですが今夜はこんな人気スポットから。
巨大なクリスタルのドーム広場には家族がゆったりくつろげる空間が広々
その周りには世界の名だたる高級ブランドショップが並び…
はたまた人気の店がひしめく
更にはこんなコーナーも。
赤ちゃん連れのママのためにオムツを取り替える台や粉ミルクのお湯まで用意。
気が利いてますね。
こちら新規オープンのショッピングモール…。
ではなく…
四国は香川県の県庁所在地高松市にある地方のいち商店街。
その名は
毎日のように視察もやってくる。
この日は新潟から。
彼らが目を留めたのは…
最新の駐輪システム
多いときは1日6組来ることもあるという
その光景に村上龍も驚きを隠せない
実は一度は崩壊寸前に。
しかしいまや医療施設から…。
ピチピチの新鮮食材。
何でも揃う夢の商店街に大変身
高松市の中心部に連なる丸亀町商店街
大きく7つのブロックに分かれている。
顔とも言える壱番街には高級ブランド。
更に食美と健康などテーマに沿った店舗合わせて
その中には人気店もいっぱい。
こちらは創業49年の和菓子屋さん
名物がこれ。
焼きたてのきんつば。
四国は徳島名産のなると金時の餡がぎっしりだ
あったかいぞこれ。
うまっ。
甘い。
新しい繁盛店も続々誕生。
こちらのレストランは満席の大盛況
皆さんのお目当ては地元香川の有機野菜にこだわったこんなヘルシーランチ
これがお客を呼び込んでいる
こちらは雑貨屋さん。
店内は女性客で大賑わい。
人気の的は地元アーティストが手がけた器やオリジナルアクセサリーだ
もともとは
ピーク時には
転機は
大型店が続々やってきて状況は一変した
大型店に客を奪われ…
見る影もなく廃れてしまった
それがいまや見事に復活し全国にその名を知られる商店街となったのだ
その仕掛け人たちが集まっていた。
もともとここで店を開いていた店主たちだ。
キーマンは2人。
その1人がこの男
そしてもう1人のキーマンはこの人…
すべてはこの男の先を読んだ鋭いひと言から始まったのだ
鹿庭はバブル景気絶頂のさなか商店街の後継者にこんなことを言いだした
その命を受けて動いた1人が商店街の電気屋の次男坊古川だった
とはいえ視察で全国を回った古川。
そこで惨状を目の当たりにする
そして鹿庭の読みどおり瀬戸大橋が開通すると高松にも大型店が流入。
商店街の客はごっそり奪われた
結果生活に根ざした鮮魚店や青果店病院銭湯などが次々と消えていった
どうすれば商店街は生き残れるのか。
店主たちは毎日のように集まり話し合った。
問題ははっきりしていた。
店舗がファッションに偏ってしまいそれをどうすることもできなかったのだ
この難問に出した答えは
そこにはウルトラCのアイディアが。
商店街が打ち出したのは土地の利用と所有の分離
具体的には
まず店ごとに持っている土地の権利を将来更地にして返す条件で一定期間借り上げる
そこに新たなビルを建て店を配置。
これなら客が望むものが揃うバランスのいい店舗構成が実現できる
最初の開発エリアの地権者は27人。
古川らは全員合意を目指し早速店主の説得に回った
しかしそれぞれが一国一城の主。
説得は難航した
岡部さんは反対した1人。
17代続く店の経営者だ
まだ客がたくさん来ていたのだ
なぜ岡部さんは心変わりしたのか?
そして2006年12月全員合意で商店街は生まれ変わった
この奇跡は他の街でも起こすことができるのか?
今夜は商店街再生の一部始終に加わった男が登場。
シャッター通りから抜け出す戦い。
その教訓を浮き彫りにする
古川さん丸亀町商店街は商店街というよりかは都会の大型ショッピングモールのようなすごく充実した感じがしますね。
そうですね僕らがイメージしたのは郊外の大型店さんの合理的な運営の仕組みを商店街に取り込もうとしたわけですから。
鹿庭さんでしたっけ?前理事長の…。
あの人の先見の明というか…すごいですね。
これは手前みそですけれども…。
こちらが丸亀町商店街の全体像です。
A街区からG街区まで大きく7つのブロックに分かれています。
みんながびっくりするのが土地の所有権と利用権の分離っていうことだと思うんですが。
最近少しずつちょっとずつ浸透してるようですけどたぶんこの頃は全然例がなかったと思うんですが…。
それってどういった経緯で思いつかれたんですか?最初は僕らも全くイメージわかなかったです。
説得かかるのに4年という月日が流れたということですけどもどれくらい大変だったんでしょうか?具体的なエピソードかなんかおありですか?消費者は僕の田舎とかでもそうですけどもお買い物とかレジャーっていうか楽しむところは郊外のほうが車も停めやすいですし便利だと思って支持してると思うんですね。
ひょっとしたら中心市街地の商店街っていうのは役目を終わったのかもしれないっていうような印象もあるんですよ。
ただ中心市街地の再生というか復活は絶対必要なんだっておしゃってますけどそれはただ寂しいとかそういった理由じゃないんですよね?そういうことだけではなくて郊外店の大型店は地元に落とさないんですか?本社組織が違いますからね。
これが古川の指摘。
郊外型大型店は安い土地に建てるので固定資産税も微々たるもの。
更にそこで利益が出ても決算は本社で行うので法人税などの税金は地域に落ちない。
ゆえに地域でお金がまわらないのだ
このあとは住みやすさを追求する夢の商店街。
そこにはまだまだ驚きの仕掛けが。
住人は大満足
人口36万人を抱える紀伊半島の城下町
その中心部にある
寒々しい光景が広がっていた。
昼間なのに客はほとんど歩いてなく閉じたシャッターばかりが目につく
この商店街に限らず10%以上の空き店舗があるいわゆるシャッター商店街は全国で増え続けすでに4割を超えている
シャッターが下りているだけではない。
店の2階で暮らしていた住人もすでに商店街を去っていることが多い。
これが衰退を加速させる
街の中心部から客も住人も消えてしまったのだ
実は丸亀町商店街も数年前までまったく同じ悩みを抱えていた。
人口流出のきっかけはバブル景気。
まず地価が跳ね上がった
こんなところじゃ暮らしていけないと商店街から郊外へみんな出ていった
しかも残ったのは高齢者ばかり
まずここに生活する人たちをもう一度取り返して要は昔の商店街に戻りましょうということですね。
なんとか住人を戻そうと商店街でつくったものがある。
それがショップの上にあるこのマンション。
売りはずばり安さ。
62年後に取り壊されるため同じような物件より4割も安い
80平米でなんと2,000万円。
即日完売した
はい。
はいいらっしゃいませ。
(スタッフ)お世話になります。
中を見せてもらった
お孫さんと一緒に暮らす80歳の伊川さん。
2人で3LDK。
お風呂も広々快適。
街の中心部という便利な立地だからお友達や娘さんもよく遊びにくるようになったという
伊川さんはこの暮らしを満喫している
ここはね傘がいらない第一。
更に安さの他にも入居者の心を捉えたものが
マンションの住人の1人が向かった先は…
診療所。
そう同じ建物の中に診療所があるのだ
下が店舗上が居住エリア。
その間に診療所がある
診療所には3人のお医者さんがいて急に具合が悪くなれば夜中でも診てくれる。
いわば住人のかかりつけ医
検査の施設も最新のものを揃え…
リハビリの施設まで完備。
いざとなればすぐ近くにこんな施設がある。
マンションの住民の安心感は大きい
診療所のお医者さんは往診にも来てくれる。
つまりマンション全体が病院のような機能も果たしているのだ。
更に近くの大学病院と提携し重い病気が見つかったときは速やかにその病院に移すシステムまでできている
駆けつけてくれるのはお医者さんだけではない
はいどうぞ。
この電気屋さんが始めたのが
電球1個でも連絡すれば持ってきて交換してくれる。
商店街が生まれ変わってから始めたサービス。
住人が高齢者中心ということで考えた作戦だ
一方で住みやすい商店街にすべく一角にスーパーも誘致。
空洞化で消えた青果店や鮮魚店をこんな形で復活させた
魚は地元の志度漁港で揚がったものばかりで鮮度は最高。
住人はとびきりいきのいい魚がすぐに買える
すごいねこれね!
他にもあったら嬉しい店舗が目白押し。
充実した飲食店。
安さで大人気の手芸の店も呼び込んだ
高齢者同士のつながりが生まれるカルチャーセンターまである。
そして住みやすさを追求している丸亀町商店街にはこんな人も。
このマンションで一人暮らしの安藝さん
郊外から引っ越してきた安藝さんの楽しみはすぐ下にある商店街に出かけること
いけます?安藝さんおいしいですか?今日はあったかいですもんね。
そうですね。
寒くないですもんね。
はい。
ゆっくり食べてください。
落ちた…。
あぁかまわんかまわん。
気にしない気にしない。
道もバリアフリー。
すいすい出かけていく
やっぱりいちばん嬉しかったのが記憶に残ってます。
必要なものがすぐ届くところに。
ここまで便利な住環境はなかなかない
高松駅と商店街を結ぶバスも商店街の運営。
駅まで1.2キロ住人は重宝している
乗車賃は1回100円と格安。
だからバス事業自体は年間400万円もの赤字だがその代わりに黒字を出している事業がここに
隣接する場所に3つあり
更に駐車場事業は
これだけ手を尽くし75人だった商店街の住人は今では…
そして消えかけていたコミュニティも復活した
これも古川さんがおっしゃってることなんですけど1,000〜1,500人の居住者を取り返せれば放っておいてもビジネスが再生する。
どういった意味合いですか?例えば500人1,000人の人がいるとじゃあ何が必要かっていうふうな考え方なんですよね。
24時間対応なんですよねお医者様も。
そうなんです。
そうすると…。
たしかに。
温泉というかそういう温浴施設とかもね…。
そうなんです。
こういうのだって簡単なんですけど…。
具体的に考えてらっしゃる施設ってあるんですか?一人で住んでてわりかし元気なおじいさんのために考えてらっしゃる?ああねぇ娯楽の場ね。
じいちゃんからよく昔見番っていうのがあって…。
もうなくなったんです。
そういう娯楽施設みたいなのを考えるときにもやっぱりターゲットがちゃんと絞られてるから例えば若者向けのものというよりかは高齢者の方々が遊べるものというふうに選別していくわけですか?そのおじいちゃん元気ですね。
元気です。
花街も復興しろと。
ちょっと問題ありますもんね。
はい。
丸亀町商店街のシンボル。
入り口にあるドーム広場
実はここ隣の2つの商店街にもつながっている
その2つの商店街も青息吐息だったのだが丸亀町商店街のプラスの影響で立ち直ったという
更にこのドーム広場はイベントの舞台としても活躍
地元の生産者たちが野菜などを持ち込む市場だ
屋台やディスプレイ台などは商店街が提供している
つまりただの直売イベントではなく生産者たちのアピールの場にしてもらおうと考えているのだ
すでに生産者やアーティストと商店街が手を組み作り始めたものもある
これが商店街発の新たなヒット商品となるか
高松丸亀町商店街で土産物プロジェクトを担当する
この日向かった先は高松市の西瀬戸内海に面した
香川県でも有数の柑橘の産地だ。
待ち合わせていたのは防腐剤などを使わずノーワックスにこだわるレモン農家
今までは生で売るだけだったこのこだわりレモンに塩田は目をつけ商店街でプロデュースしたのがこの商品だ。
レモン農家が昔から家庭用に作っていた
体に優しい逸品だ
出来上がった商品は常設店や屋台で販売。
もののよさを直接アピールしている
はい。
ありがとうございます。
失礼いたします。
商品の種類も増え売り上げも着実に伸びているという
コラボの相手は生産者だけじゃない。
こちらは香川名産の上質な砂糖和三盆を使った商店街プロデュースのお菓子
住人が戻り活気の戻った商店街。
今度は地場産業まで元気にしている
いやぁすばらしいなほんとに。
市場のお話出てますけれども具体的にどういった市場をイメージされてるんでしょうか?むしろそれをそれから外れたそれ今の農業のトレンドですよ。
先週もねそんなお話してて…。
結局農家の皆さんも直売所か道の駅とかくらいしかないんですよね売るところが。
『カンブリア宮殿』が始まった頃に森ビルの会長がいらして六本木ヒルズをつくるのに20年かかったと。
それはほとんどが地権者との話し合いだったと。
そうですねはい。
森ビルの社員でもエース級の数十人が20年かけて地権者を説得したと。
なのに丸亀町の場合には4年ですよね。
なんでこんな難しい作業ができたのかなと思って。
それが要するにコミュニティなんですね?そうなんです。
逆にコミュニティが崩壊した商店街とか街っていうのは具体的にどんな状態になったことをいうんでしょう?
まだ聞いておきたいことが
これまで古川さんがやってこられてなんかもし最後にアドバイスがあれば。
手法はいくらでもありますので…。
収録を終えて村上龍はこんなことを考えた
2014/03/27(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【地方の底力SP第二弾!〜苦境にある地方商店街!奇跡の再生術〜】[字]

苦境に立つ地方都市の商店街。全国に1万3千あるうちの4割以上が「シャッター商店街」だという。そんな中、市民の支持を集めて賑わう、高松の商店街の再生術とは?

詳細情報
番組内容
巨大化し増殖し続ける大型量販店の陰で、今、商店街がピンチに追い込まれている。全国に約1万3千カ所と言われている商店街。その4割以上が「シャッター商店街」(商店街の10%以上が空き店舗)と呼ばれる寂れた商店街だという。しかし、そんな厳しい状況の中で、奇跡の復活を遂げた地方商店街があった。香川県高松市にある「高松丸亀町商店街」だ。
番組内容つづき
全長470mの通りには200の店が立ち並び、高級ブランド店、最新式駐輪場、診察所、カルチャーセンターなど、必要なものが何でも揃う。市民の圧倒的な支持を受け、休日に1日3万人が訪れる四国随一の人気商店街に成長した。しかし実はここも、少し前までは、客数が年々減少する廃れかけた商店街だった。なぜ復活できたのか?再建策を行政に任せっきりにせず、自ら立ち上がった商店主たちの熱きドラマを追う。
出演者
【ゲスト】
古川康造(香川・高松丸亀町商店街振興組合理事長)
【メインインタビュアー】
村上龍
【サブインタビュアー】
小池栄子
関連情報
【ホームページ】

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

【公式Facebook】

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