(テーマ音楽)滝のように流れる砂。
この砂ははるかかなたから海の中を運ばれてきました。
オーストラリア東海岸の沖合に浮かぶフレーザー島。
沖縄本島の1.5倍という広さです。
砂浜が92kmにわたって一直線に延びています。
ここは世界最大の砂でできた島です。
砂丘に少し風が吹くだけで乾燥した砂が流れ落ちていきます。
砂は常に動いています。
砂が森をのみ込む光景。
亜熱帯の豊かな森ですがその一部は砂に埋もれています。
木の高さは10mほどあるのですが大量の砂の移動によって埋没してしまいました。
砂の島は一体どのように誕生したのでしょうか。
南へ1,000km離れたシドニー。
その背後には深い渓谷が広がっています。
世界遺産…ここが島の砂の起源となる場所です。
岩のほとんどは砂岩。
雨で削られ石となり川から海へと運ばれていく間に砂となります。
オーストラリア東海岸には強い貿易風が吹き潮の流れをつくります。
海に出た砂は向きを変えて岸に沿うように北上します。
北へと流れる沿岸流に乗って海の底を徐々に移動。
長い時間をかけてフレーザー島までたどりつくのです。
フレーザー島北部にある…砂はここでせき止められ大量にたまりました。
こうして100万年をかけて砂の島ができあがったのです。
海の底を移動するという砂。
その撮影を試みました。
場所はフレーザー島北端の沖合。
ちょうど引き潮時です。
ダイバーは9kgのおもりをつけていますがそれでも流されてしまうほど強い潮の勢いです。
海底にできた大きなしま模様。
砂が動いている証拠です。
よくご覧下さい。
まるで生き物のように砂が動き始めました。
引き潮の強い流れでうずたかく積み上げられていきます。
引き潮と満ち潮。
2つの強い流れに押し返されながら砂は山となり次第にその高さを増していきます。
そして海の上に顔を出すのです。
沖合には積み上がった砂が無数の浅瀬をつくっています。
やがて陸地となり島とつながる可能性があります。
砂の島は今も成長を続けているのです。
2014/03/12(水) 22:45〜22:50
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「フレーザー島〜オーストラリア〜」[字]
砂の大移動 ▽自然遺産 ▽砂でできたフレーザー島。砂の量は東京ドーム16万個分。取材班は海中での取材を行い、早い潮の流れに乗って砂が押し寄せる様子を撮影した。
詳細情報
番組内容
オーストラリアの東海岸に浮かぶフレーザー島は砂でできた島。砂の量は東京ドーム16万個分に及ぶ。もともとシドニー郊外の渓谷にある砂岩が削られてできた砂だ。その後、砂は川で運ばれ、海へと至る。東海岸に吹きつける貿易風は北へ向かう潮の流れを生み、砂は1000キロメートル離れたフレーザー島に到達して島が形成されたのだ。取材班は海中での取材を行い、早い潮の流れに乗って砂が押し寄せる様子を撮影した。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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