Nスタ 2014.02.26

安倍総理の靖国神社参拝などで日中関係が悪化する中、新たな火種。
日中戦争の際、炭鉱などで働いていた中国人元労働者と遺族ら37人が日本に強制連行され、過酷な労働を強いられたとして日本企業2社を相手取り、新聞での謝罪と被害者1人当たり日本円でおよそ1700万円の損害賠償を求める訴えを北京の裁判所に起こした。
訴えが受理されれば、強制連行をめぐり、中国国内で日本に民間賠償を求める初の訴訟となる。
戦時賠償をめぐっては、1972年の日中共同声明で中国が日本への請求権を放棄したことを受け、日本政府は、問題は解決済みとの立場を取っていて日本国内での裁判では被害者側の敗訴が確定している。
しかし、安倍総理の靖国神社参拝などで日中関係が悪化する中、提訴が受理されれば、今後も同様の訴訟が相次ぐことが予想され、関係悪化のさらなる長期化や日本企業への影響が懸念される。
戦時中の強制連行をめぐっては、韓国でも日本企業を相手取った集団訴訟が相次いで起こされていて、こうした流れを受け、中国側が今回の提訴にどう対応するかが注目される。
一方、中国国営の新華社通信は全人代=全国人民代表大会の常務委員会が25日、旧日本軍による南京事件が起きた12月13日と中国の抗日戦争勝利に当たる9月3日を国家的な記念日とする議案について審議したと報じた。
中国ではこれまでも哀悼式典などが実施されているが議案は近く可決される見通しで、今後はこうした行事が国家級と位置づけられる。
歴史認識をめぐり対立する安倍政権を牽制する狙いがあると見られる。
強制連行をめぐって日本企業が提訴されました。
これまで同様の提訴があったとき中国側は日中関係に配慮して受理しないできました。
習近平指導部は今回受理すると判断すれば、40年以上築き上げてきた日中関係の歴史を覆す事態と言えます。
スマートフォン向けのアプリ、LINE。
LINEが入ったスマートフォン同士では無料通話も可能ですが、今度は、スマホのLINEから携帯や固定電話にも格安で通話ができるサービスを始めます全世界で利用者がおよそ3億7000万人に達したというLINE。
これまでスマホ同士でのラインに限られていた無料通話をスマホのLINEから従来の携帯や固定電話にかけられるサービスを3月から始める。
最も安い料金プランで、携帯への通話が1分6.5円、固定電話への通話が1分2円と通常の料金と比べると、8〜9割安いとしている。
ただでさえドコモやソフトバンクなどの通信大手3社はメールの利用者をLINEに奪われている現状。
今回LINEが音声通話を拡大するインパクトは、どのようなものなのか。
一方で、LINEとしては、新サービスによってゲームが柱となっている収益構造から脱していきたい狙いもあると見られる。
広がりを見せる無料通話アプリ。
通信大手を巻き込んで競争は激しさを増しそう。
福島第一原発の事故から間もなく3年がたちますが、その心臓部・中央制御室が今日、報道陣に公開されました。
下がり続ける原子炉の水位を手書きしたメモなど事故直後の混乱を物語るものがそのままの形で残されていました事故から間もなく3年。
今日も廃炉に向けた地道な作業が続けられている。
カメラは、1号機と2号機の中央制御室に入った。
原子炉をコントロールする心臓部で事故直後には、すべての電源が失われたことで大混乱に陥った。
作業員らは当時ここで暗闇の中、事故対応に当たりました。
こちらは、事故直後に撮影された中央制御室の写真。
暗闇の中、この場所で原子炉の状態を探ろうとする必死の作業が続いていた。
こちらの壁には、このように原子炉の水位を手書きで記した跡が残されています。
水位計の横には事故直後に鉛筆で書きとめた原子炉の水位を示す数字が残されていた。
この水位が刻々と減り続け、メルトダウンが起きた。
高い放射線量の中、廃炉に向けた作業が続いているが中でも設置が急がれるのは汚染水をためるタンク。
原子炉を冷却する水が激しく壊れた建屋の地下から漏れ出していることに加え、地下水が流れ込むため、汚染水は毎日400tずつ増え続けている東京電力は、汚染水をタンクに保管しているが、水漏れなどのトラブルは後を絶たない。
今月19日には汚染水を移送する配管のバルブが正しく開閉されていなかったため、本来送るべきタンクではなく、ほぼ満水だった別のタンクに送られ、高濃度の汚染水があふれ出した。
相次ぐトラブルを受け、今日の原子力規制委員会では東京電力の安全管理態勢に厳しい指摘が相次いだ。
こうした指摘に、現場の責任者は…増え続ける汚染水への対策の1つとして国と東京電力は、地盤を凍らせることで、地下水の侵入を防ぐ凍土の壁をつくる計画を立てた。
技術的な課題を検証するために来月上旬、4号機の周辺で実証実験を始める方針。
次は、集団的自衛権をめぐり、与党内の亀裂がはっきりと見えてきました。
集団的自衛権を行使できるようにするため安倍総理は閣議決定、つまり大臣たちの合意によって憲法9条の解釈を変更しようとしています。
これに対して連立を組む公明党の幹部が公然とノーを突きつけました。
安倍総理が先週、集団的自衛権の行使容認について与党の協議を経て閣議決定すると発言したことに対し、公明党の漆原国対委員長は昨日メールマガジンで…与党・公明党の幹部が公然と総理を批判した理由は…漆原氏は、集団的自衛権の行使は認められないとしてきた憲法の解釈を変える以上、閣議決定の前に国民の意見を聞くのが筋と強調する。
安倍総理は、閣議決定する時期は明らかにしていないが、公明党を初め、与党内では総理の、今の国会の会期中にも閣議決定するという意欲の表れだと受けとめられた。
一方、集団的自衛権の行使容認に慎重な姿勢を見せてきた公明党幹部の間では時間をかけて協議すべきと、先送りを求める意見が強く、自民党内の一部にも先送り論がある。
公明党幹部の批判に対して、菅官房長官は…菅長官はいきなり閣議決定するということではないと説明した。
昨日、安倍総理は公明党の山口代表と会談し、4月以降に有識者懇談会の報告書が提出された後に与党の自民・公明党間で協議を始めるという点では一致。
問題は、閣議決定を6月下旬までの今の国会中に行うのか、先送りして議論に時間をかけるのか。
安倍政権の夏以降の政治日程にも関わるだけに、自民党内も含めて駆け引きが活発になってきた。
我が子に対する信じがたい行為で逮捕された男、その言い分とは。
3歳の長男の首に犬の首輪をつけて拘束したとして逮捕された徳島市の無職、山下翔吾容疑者は外出するときや寝るときに悪さをしないようにつないでいたと供述していることがわかった。
山下容疑者は、自宅マンションで3歳の長男の首に犬の首輪をつけて革製のひもで窓枠につなぎ、拘束した疑いが持たれていて、マンションを訪ねた知人の通報を受けて昨日、警察が逮捕した。
山下容疑者は、妻と長男の3人暮らしで、去年夏頃から毎日のように長男を首輪で拘束する行為を続けていたと供述しているとのこと。
自宅から大学に通う学生の生活費の収入が去年6万円台を回復し、7年ぶりに増加したことがわかった。
全国大学生協連が調査したもので下宿の学生の仕送りも7年ぶりの増加だが、将来への不安からか、支出では貯蓄・繰越が増加している。
一日の勉強時間は50分と改善が見られるものの、NHKの籾井勝人会長が就任初日にNHKの理事全員に日付を空欄にした辞表の提出を求めていた問題で、籾井会長は辞表を預かったことでNHK理事が萎縮するとは思っていないと国会で述べた。
籾井会長はこのように述べた上で日付を空欄にした辞表を提出させることは一般社会ではよくあることだと私は理解していると反論している。
最高裁の竹崎博允長官が健康上の理由から3月末に依願退官することがわかった。
最高裁によると、竹崎長官の退官願は今日午前の裁判官会議で了承されその後、内閣に提出されたとのこと。
竹崎長官は2008年から最高裁長官を務め、今年7月に定年を迎える予定だったが、最高裁長官が任期途中で退官するのは異例。
後任は今後、内閣で人選が進められる。
大人でもつらいという放射線治療に耐えて白血病を克服した5歳の少女がいます。
闘病生活の中でこの少女を劇的に変えたのは、日本に30人ほどしかいないという専門家の支えでした。
シリーズ「子どもたちの未来へ」ご覧ください。
東京都内の病院に入院している5歳の少女、みゆちゃん。
同じ部屋の友達と病院ごっこをして遊んでいる。
外で遊ぶのが大好きな女の子だったが、去年5月、頭が痛いと言うので病院に行ったところ、白血病と診断された。
入院した当初、毎日泣いてばかりだったというみゆちゃん。
しかし、2週間ほどたったある日いつもなら母親の美智子さんが帰るときぐずっていたみゆちゃんが…自分の病気のことを理解していたみゆちゃんが自分の体のことを知り、なぜ治療が必要なのかと理解できたのはこの人の存在があったから。
子どもたちと遊びながら病気や治療の理解をサポートする原田香奈さんは、チャイルド・ライフ・スペシャリストという日本では30人ほどしかいない資格を持ち、この病院で働いている。
医師や看護師とは別のアプローチで子どもたちを精神面で支える専門家で、今のところアメリカでしか資格を取れない。
血液をつくる骨髄を「血の工場」と例えるなど大人にも難しい血液の成り立ちを自分でつくった紙芝居でみゆちゃんに教える。
たとえ5歳の子どもでも、真剣に向き合い説明すれば体や病気のことを理解できると言う。
ただ、理解できても大人と違い、子どもだからこそ感じる不安や恐怖へのケアも必要。
放射線治療では照射の位置がずれないように全身を固定するが、みゆちゃんは女の子たちに大人気のテレビアニメのキャラクターに変身する。
準備も含め長いときは20分もじっとしていなければならない放射線治療。
病院によっては薬などで眠らせてから行う場合もあると言うが、みゆちゃんは自分の力でじっとしていることができる。
治療の後には副作用による頭痛やおう吐で泣き叫び、のどがかわいて水を飲んでもすぐに吐き出してしまうこともあったと言う。
それでもみゆちゃんは副作用を抑える薬も使いながら1回終えるごとに星を1つずつ貼り、10回以上も、この放射線治療を頑張ってきた。
この間、母親の美智子さんには再び驚かされたことがあった。
泣きながらもわかってるんだなと思って。
説明してもらってよかったなと。
入院から8カ月。
ようやく退院の日が来た。
みゆちゃんを支えてきたチャイルド・ライフ・スペシャリストの原田さんは一緒に過ごした日々を振り返る。
みゆちゃんは病気を乗り越えることができた。
原田さんやたくさんの人と一緒に病気と自分を見つめ、克服したみゆちゃん。
お母さんの手を、しっかりと握って家に帰る。
みゆちゃん本当によく頑張りましたよね。
たくましいですね。
チャイルド・ライフ・スペシャリストという資格なんですけどアメリカではとても広く普及している資格なんだそうです。
子どもの病気や治療では痛みや怖さなど、なるべく意識しないようにさせるようにと2014/02/26(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ[字]

取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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番組内容
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