医龍 Team Medical Dragon2 #04【坂口憲二】 2014.03.12

(野口)新生メイシンの病院長鬼頭笙子先生だ。
(鬼頭)朝田先生が北洋で新しいチームをつくろうとしてるっていうのはホント?
(龍太郎)患者のために最強のチームをつくります。
(伊集院)要するに使い物にならなかった医者たちの集まりですか?
(小高)チョコチョコ。
(鬼頭)本当にここでやってくつもり?
(龍太郎)ここには俺を必要としてる患者がいる。
(鬼頭)わたしは野口の構想に賛成よ。
目の前の一人を救うより10年後の1万人を救える医療を目指す。
(野口)それが現実だ。
それが資本主義だ!この病院で朽ち果てなさい。
(龍太郎)目の前に苦しんでいる患者がいてそれに手を差し伸べない医者がいるとしたらそれは医者じゃない。
(外山)何だこれ!?
(龍太郎)ガーゼだ。
(看護師)まさか!?前回の手術のときの置き忘れ!?
(伊集院)改ざんしたってことですか!?
(藤吉)こんなに人数を引き連れて執刀する医師は一人しかいない。
(伊集院)野口先生!?あんなオペしなきゃよかった。
(伊集院)これ大スキャンダルですよ!
(野口)さすがだね片岡ちゃん。
(片岡)人はお金の前では驚くほど単純ですから。
(藤吉)こんなもの受け取れないって。
(鬼頭)朝田たちとの接点は完全になくなったものと思いなさい。
手術のチームは掛け算。
0が一人いればすべて0になる。
朝田一人が100点でもあのチームじゃどうしようもないわ。
その後出てきた女の麻酔医は多少ましだったけど。
(荒瀬)女?戻ってきたか。
小高七海。
(善田)お大事に。
(ため息)
(善田)藤吉先生。
(藤吉)あっ院長。
(善田)チームづくりは進んでますか?
(藤吉)ここのメンバーではまだ時間が…。
そうですか。
(小高)売り切れ?
(店員)ええ。
(小高)一個もないの?チョコ。
(店員)はい。
すいません。
もうー。
使えないなぁ。
見事だった。
ガーゼオーマのオペ。
俺のスピードを一瞬で把握し処置を変えた。
(小高)ショートアクティングのベータブロッカーでレートを調整して。
タキってるよりブラディのほうがリペアしやすいから
(麻酔医)は…はいあれ?そうだったっけ?並の麻酔医じゃない。
なぜ今までオペに入らなかった?ねえ?チョコ持ってない?カカオ60パー以上。
軽い中毒なのわたし。
それが治ったらオペ入るね。
(小高)チョコチョコ…。
(サイレン)
(隊員)北洋病院ですか?急患の受け入れをお願いします。
17歳女性。
急性腹症の患者です。
(真理絵)北洋はよして!明真にして!明真!
(美羽)ちょっと真理絵。
(隊員)よろしくお願いします。
(真理絵)だって北洋ろくな先生がいないって話じゃん。
(隊員)明真は今無理なんですよ。
ねっ?
(真理絵)北洋はやだ!
(隊員)ああっ落ち着いて。
なおさらおなか痛くなるから。
(川崎)朝田先生呼んで!
(畑山)はい。
(真理絵)痛い。
痛い痛い…。
痛い痛い痛い…。
緊急オペです。
第3オペ室。
(外山)よしきた!
(伊集院)あっちょうどよかった。
緊急オペです。
お願いします。
(野村)あっ?あっ?
(美羽)急性虫垂炎?盲腸?
(川崎)ええ。

(看護師)川崎さん。
(川崎)はい。
ちょっとごめんなさい。
何だ…。

(外山)急性虫垂炎?何だよ?早く言えよ!何で俺がそんなもん入んなきゃなんねえんだよ!
(伊集院)そんなこと言っても…。
(龍太郎)だったら入るな。
何の疾患だろうが患者が苦しんでいることに変わりはない。
(外山)分かったよ。
(美羽)あの…。
携帯どこだったらかけていいんですか?ねえ?
(美羽)えっ?持ってない?チョコ系。
(美羽)はっ?
(龍太郎)鑷子。
(川崎)はい。
電メス。
(川崎)はい。
(放電の音)
(外山)おいME!何やってんだ!?設定が高すぎるんだよ!40−40つったろう!落ち着いて設定をやり直せ。
(外山)早くしろ!セットできたか?
(野村)はい。
(野村)僕は40−40って…。
(外山)てめえ何言ってんだよ!
(野村)すいません。

(野口)この調子でいけば心臓移植実施施設の認定もそう遠くないね。
(片岡)残念ながらデータをいくら積み重ねても肝心のアピールする相手がいなくては厳しいですね。
許認可というのはいわゆる…コネの世界。
それがなければ。
メイシンメディカルシティーがあって我々の富裕層専門の施設構想も成立します。
早く認可されていただかないと。
どうすれば?具合どう?
(真理絵)うん。
もうすっかり。
でもさ評判て分かんないもんだよね。
切ってくれた先生って心臓外科のすっごい有名な先生なんだって。
そうなの?
(真理絵)それがさすっごい格好よくておまけにすっごい優しいの。
「大丈夫ですか?」とか「痛みませんか?」とか。
ああー。
もうたまんない。
美羽もさ時々胸が痛いとか言ってたじゃん。
診てもらえば?もしかしたらあの先生に当たるかもよ。

(看護師)朝田先生。
211のヤマダさん診てもらえますか?
(龍太郎)分かった。

(女将)失礼します。
(恩田)よう。
(片岡)お久しぶりです。
(恩田)ほかならぬ君の頼みだが選挙が近い。
手短に頼むよ。
(片岡)はい。
(恩田)「心臓移植実施施設」か…。
(片岡)元厚生労働大臣の先生のお力添えがあれば話が早い。
それで?
(片岡)順調に症例数は上がり国内外から優秀な外科医も集まってます。
認定施設の基準は…。
(恩田)施設の基本的条件外科医の水準実施体制。
それらすべてが整ってること。
(片岡)よくご存じ。
さすがです。
(恩田の笑い声)わたしはね官僚に質問というものをしたことがない。
はい。
(恩田)でわたしのメリットは?明真が成功すれば厚労省の進める先進医療病院のモデルケースとなります。
厚労省に対する先生の影響力は絶大なものになる。
それだけかね?代表の野口は医師会にも隠然たる力を持っています。
ここで恩を売っておけば次期選挙で医師会は先生につきます。
分かった。
(片岡)明真は国内最高峰の医療施設になりました。
先生もご自身で確かめてみられては?
(ける音)カンファレンスよ。
来なさい。
(荒瀬)ねえ。
何これ?
(鬼頭)わたしがスカウトしてきた世界のトップサージェント。
チーム鬼頭のメンバーよ。
(荒瀬)ふーん。
(鬼頭)今後一緒にオペをやってもらうから。
俺についてこれんの?
(鬼頭)あなたもせいぜい置いていかれないようにね。
(藤吉)明真でチーム鬼頭が立ち上がったそうだ。
よりすぐりのメンバーを集めてきたらしい。
野口はこれからバンバン宣伝していくだろうな。

(外山)昨日のは何だよあれ?何俺のせいにしてんだよ?大体ME風情が医者に意見してんじゃねえよ!・
(松平)お前こそ人のせいにしてんじゃねえよ。
MEのミスだろうが何だろうがそれフォローできて初めて外科医って言えるんじゃねえの?フォローできねえようなミスしたんだよ!
(折る音)
(外山)このバカが!お前こそオペ室に入れよ。
勝負しろよそこで!
(伊集院)ちょっと。
何やってるんです!?ここは医局ですよ。
いいかげんにしてください。
(叫び声)どうしたんです!?
(伊集院)大丈夫ですか?
(野村)す…すいません。
さっきは。
(伊集院)いえ。
そんな…。
だって外山先生の言ってることがおかしいですよ。
それにあのアル中…。
あっ…。
じゃなくて松平先生が正しいです。
あんなヤツの言うこと気にすることないですよ。
僕らは同じチームじゃないですか。
(すすり泣き)ちょ…ちょっと。
あっ。
(野村)すいません。
チームの一人だなんて言われたことなかったから。
いえ。
怖いんです。
(伊集院)えっ?僕医者が怖いんです。
(伊集院)怖い?外科医の先生って自分がこの世で一番みたいに思ってる人が多くて…。
僕らのようなコ・メディカルをバカにする人がいるんですよね。
確かにそうかも…。
前の病院でもさんざん教授にどなられてけられて。
その先生は医局のエースといわれている外科医でした。
(藤原)まだあとこれから僧帽弁…
(野村)オペで術後腎不全になった患者さんの人工透析を僕が管理してたんです。
304号の溝口さんなんですが血圧が低くなってるんです。
透析の除水量を少なめにしたほうがいいんじゃないでしょうか?
(藤原)ああいいよ。
いつもどおり2キロで
(野村)ここ見てください。
心臓への負担が…
(藤原)お前医者か?何俺に意見してんだよ?
(野村)心機能の低下した患者さんは除水を慎重にしなければならない。
除水しすぎると危険な場合があるんです。
でも指示するのは主治医の権限。
しょうがなく主治医の指示どおりいつもどおりの除水をしました。
ところが…。
(うめき声)
(野村)あっ!?
(藤原)おい!?何やってんだ!?
(野村)除水量が多すぎて血圧が下がり心室細動を起こしたんです。
幸い一命は取り留めました。
だけど…。
(野村)教授にミスをとがめられることを恐れたその執刀医は僕のせいにしたんです。
将来を嘱望された外科医のエースとコミュニケーションのうまく取れないME。
教授がどっちを信用するかは明らかでした。
(野村)どど…どどういうことですか!?ああ?溝口さんは僕の管理ミスじゃありません!ここ。
ほら!先生が除水量はそのままでいいっておっしゃるから…おいおいおい。
そういうこと言ったらいけないだろ。
何とか俺が助けたからいいものを
(折る音)
(笑い声)失敗は誰にでもある。
大切なのはそれを認める素直な心だよぼ…僕はミスなんか…
(藤原)大声出すな!医者の指示にはきちんと従えってあれほど何度も言っただろう!ったく。
頭だけかと思ったら耳まで悪いんだよ
(医師)しょうがないヤツですね
(笑い声)
(野村)それ以来僕は何ていうか外科医を前にすると萎縮しちゃって…。
あっ…。
すいませんこんな話。
(伊集院)いえ。
だからチームの一員って言ってくれたのはうれしいけど僕には無理です。
無理なんです。
でも…。
ありがとうございました。
(伊集院)あの…。
よく分からないけどこれだけは言えます。
少なくとも朝田先生は絶対にそんなことしない。
共に戦うチームの仲間を裏切るようなまねは絶対にしない。
そういう人です。

(小高)今日はお見舞い?こないだありがとうね。
チョコ。
あっそうだ。
お返し。
あれ?ああー。
そうだ。
食べちゃったんだ。
ごめん。
先生。
(小高)うん?朝田先生と友達?
(小高)朝田先生?うーん。
微妙かな?何で?もしかしてさ気に入った?
(美羽)ううん。
違う。
格好いいもんね確かに。
(美羽)そんなんじゃなくて胸がちょっと痛くて…。
(小高)胸が痛い?何よそれ?ちょっとどれどれ。
診せてごらん。
うん?来てる来てる。
恋の病だ。
間違いないわよ。
そうなんですか?
(小高)うん。
あーっ。
ほら噂をすれば。
あとは若い人同士でね。
(小高)ねえ?あの子朝田先生が気に入ったんだって。
診てあげて。
マルファン症候群でARが出てる。
話つけといたからね。

(野口)すばらしい健康体ですね。
精密検査の結果血圧脳心臓肝臓その他何の問題もありません。
(恩田)高度医療機器のMDCTも3機あるし心臓イメージング検査も数分あれば済む。
まあ及第だね。
さすがよくご存じで。
あとは施設長の資質だね。

(ノック)・
(権藤)恩田先生。
(恩田)うん?
(恩田)何だと!?マルファン症候群というのは結合組織に影響を及ぼす疾患で50パーセントが親から子への遺伝です。
手足やその指が長いなどの身体的特徴があります。
マルファン症候群の症状は人さまざまで重い人もいれば軽い人もいます。
主症状として心臓の弁膜症や大動脈の疾患などが挙げられます。
緒方さんの場合お母さんが心疾患で亡くなられてるということ胸に痛みがあるということで心エコーCTで調べたところ大動脈基部の拡大と大動脈弁の逆流が発見されました。
(藤吉)心臓から体に血液を送り出すところにある弁が大動脈弁でそれにつながる太い血管が大動脈です。
緒方さんの場合大動脈弁と大動脈が拡大し血液の逆流が生じている状態です。
(藤吉)大動脈弁輪拡張症AAEとそれに伴う大動脈弁閉鎖不全症ARです。
心エコーにより大動脈基部の拡大が55ミリを超えていることと高度の大動脈弁の逆流が確認されました。
よって手術が必要と判断しました。
(美羽)あの…。
(藤吉)はい。
わたし死んじゃうの?お母さんもおんなじ病気だったし…。
(龍太郎)大丈夫です。
我々が必ず助けます。
(藤吉)彼の腕を信用して我々に任せてください。
全力を尽くします。
安心して。
とりあえず入院の手続きを進めましょう。
えー。
ご家族は?
(美羽)叔母と二人暮らしです。
お父さんは?
(野口)恩田先生の娘?
(片岡)はい。
正確には愛人に産ませた娘です。
その愛人も4年前に亡くなり今は先生の妹と暮らしてるようです。
その子がマルファン症候群。
(片岡)検査の結果AAEARで北洋に入院したとその妹から連絡が。
これからもう一度術前検査で詳しく調べるでしょう。
チャンスですよこれは。
(野口)チャンス?我々の情報では先生は正妻に子供がいないこともあって公にはできないもののその子をでき愛していると。
ここでその子を救って恩を売っておく。
(野口)なるほど。

(ドアの開く音)
(ミキ)聞いた?チーム鬼頭の話。
(荒瀬)ああ。
わたしも一応入れられることになった。
(ため息)しょうがないよねやるしか。
それよりこないだ北洋でガーゼオーマのオペ見たんだろ?
(ミキ)うん。
それが?
(荒瀬)女の麻酔医見なかったか?
(ミキ)女?ああ。
途中から入ってきた…。
ああ。
でもわたし藤吉先生と話しててあんまり見てない。
そうか。
(ミキ)それが?誰?知り合い?
(荒瀬)ああ。
(ミキ)優秀なの?やっかいなヤツだ。
俺以上にな。
(藤吉)小高のヤツ一瞬にして心雑音からARを見抜いたのか。
(龍太郎)ああ。
(藤吉)この難しいオペ。
術中管理にあいつの腕が必要だ。
オペに入れられないのか?無理だ。
野村。
近くAAEARの基部置換のオペベンタール手術をやる。
入ってくれ。
(外山)おいおいおい。
何言ってんだよ?こいつはまともに人と会話もできないんだぜ。
こんなヤツオペに入れてどうすんだよ?俺たちはプロだ。
プロに余計な言葉はいらない。
(外山)でもこないだだって俺の足引っ張ったし…。
オペはチームだ。
それが分からないならオペに入るな。
(外山)何だぁ!?
(松平)やめとけ。
(松平)ああー。
お前に勝ち目はねえよ。
(外山)何を!?それにこのベンタール手術もな。
うまくいくわけねえよ。
こんなオペ。

(ノック)朝田先生。
(権藤)お迎えにあがりました。
(藤原)主治医の明真大学病院藤原です。
(善田)そ…そんなバカな!?
(片岡)恩田先生たってのご要望です。
(善田)し…しかしもう入院してるんですよ!より優れた医療機関でのオペを希望されてるんです。
(藤吉)どういうことですか!?転院させることになったの。
明真の特別室に。
どうしてです!?
(片岡)それに値する患者だから。
元厚生労働大臣恩田哲三の娘なの。
あの子。
(伊集院)でも名前が…。
(片岡)愛人の子だから。
奥さんは別にいる。
(藤吉)誰の娘でも関係ない。
うちの患者だ。
明真にはえりすぐりの医者たちと何より日本最高の施設がある。
よりよい医療を受けるのは患者の当然の権利でしょ?あなたたちそれに対抗できるの?今度はうちから患者を奪い取るってわけか。
ねえ。
わたしやっぱりこの病院がいい。
(権藤)お父さまの意向です。
「お父さん」なの?あの人…。
(藤原)じゃあ行きましょうか。
あれ?ああちょっと。
野村じゃないか?彼は敬心病院からチーム鬼頭に呼ばれたドクターの一人よ。
(藤原)何だお前?ああそうか。
お前が飛ばされた病院って北洋だったっけ?元気か?まだMEやってるのか?そうかよかったな。
拾ってもらって。
今度は除水量間違えるなよ。
(藤原の笑い声)ちょっと!そんな言い方…。
よかったですね。
こんなMEがいる病院でオペしたら命を落とすとこでしたよ。

(外山)患者明真行っちゃったんだって?そりゃそうだよな。
誰もこんな病院でオペ受けたかねえよな。
無視しましょう。
伊集院先生。
(伊集院)はい?さっきは怒ってくれてありがとうございました。

(野口)この鬼頭先生が全面的に治療に当たってくれます。
世界有数の外科医ですからどうか安心してください。
親が議員だとすぐこんな部屋用意してくれるんだ。
受付で待ってるおばあさん入院は1か月先だって言われてたよ。
まあまあ。
うちに来られてお父さまもお喜びですよ。
そのわりには顔出さないね。
何で?愛人の子だから?おおっぴらになったら困るの?ハハ…。
それだけ元気なら大丈夫でしょう。
(鬼頭)午後から術前検査を始めます。
その検査結果を見て今後の治療方法を決めますから。
(野口)ええ。
それはもうお嬢さまにはうちが特別待遇で万全の医療体制でお迎えしております。
どうぞご安心ください。
ええ。
ではごめんください。

(ハミング)・
(ノック)はい。
(鬼頭)特別室の緒方美羽さん。
マルファン症候群でAAEAR。
ベンタール手術適合患者で検査の結果この患者不規則抗体陽性だった。
(医師)不規則抗体!?
(鬼頭)しかも極めて特殊な抗体RH17。
(医師)RH17!?ということは…。
(鬼頭)そう。
バーディバーだった。
(ざわめき)
(藤原)バーディバーを持つ人は日本で数人しかいません。
そのとおり。
つまりこの患者輸血ができない。
(医師)輸血できない…。
(医師)無輸血でベンタール手術を!?
(野口)バーディバーだ?ただでさえ難しい手術なのに。
冗談じゃないよ。
(藤原)自己血でいきます。
事前に自分の血を抜いて保存しておいてオペの際はそれを輸血として使うしかありません。
(鬼頭)1週間に400ミリリットル採血して計1,200ミリリットルたまるまでオペはしません。
つまり早くてもオペは3週間後。
その前に緊急オペになったらどうするの?全国の輸血センターに連絡して何とか血液を確保する方向で。
(野口)とにかく金に糸目はつけない。
何としても死なせるな。
(藤原)はい。
(藤原)では。

(野口)それで輸血センターで血液は確保できたの?
(藤原)それが…。
全国の輸血センターに問い合わせているんですが…。
(野口)ああ…。
困ったね。
ベンタール手術なんだよ。
(木原)ですが自己血さえ確保できれば。
オペ中に大量出血も十分ありえるよ。
血が足りなくなったらどうすんの?死んじゃうでしょ。
全くもう…。
チャンスだと思ったらとんでもないババを引いちゃったよ。
恩田の娘じゃなきゃとっくに追い出してるよ。

(食器を洗う音)
(美羽)もう帰っていいよ。
監視しなくてもどこにも行かないから。

(ノック)
(ミキ)緒方さん。
採血しますね。
(美羽)はい。
バーディバーでも大丈夫よ。
自己血さえたまれば心配いらないから。
わたしの不規則抗体ってバーディバーで輸血したからなったんですよね。
(美羽)わたしうんと小さいとき旅先で崖から落ちて大けがしたことがあるんです。
すごい山奥で。
母がわたしを担いで必死になって病院を探してくれた。
そのときの輸血かな。
(ミキ)とにかく今は自分の血をいっぱいためることが大事だから。

(野口)とんでもないババを引いちゃったよ。
恩田の娘じゃなきゃとっくに追い出してるよ。
血が足りなくなったらどうすんの?死んじゃうでしょ
(龍太郎)何の疾患だろうが患者が苦しんでいることに変わりはない我々が必ず助けます
(伊集院)はいこれ。
ASOに関するデータです。
(木原)すっかり俺も野口先生の連絡係みたいになっちゃったな。
チーム鬼頭には入れなかったんですか?お前ズキッと来ること言うねぇ。
入れなかったんじゃないの。
入らなかったの!
(伊集院)ふーん。
(木原)そんなことよりさ小高先生って彼氏いんのかな?
(伊集院)さあ…。
あんな子が元明真にいたなんて俺知らなかったな。
盲点だったな。
灯台下暗しだな。
どんな男がタイプなんだろ?もしかして俺みたいなロン毛のきれいなおにいさん。
きれいなおにいさんは好きですか?緒方さん!?
(木原)緒方じゃねえよ。
小高。
小高の話してんの俺は!ちょっと。
ちょ…。
えっ!?どうしたの!?
(美羽)ああ…。
結構遠いのね明真から。
歩いてきたからちょっと疲れちゃった。
歩いて!?やっぱりこっちの病院のほうがいいなぁなんて…。
朝田…先生は?AAEARがある状態で急な運動は…。
(美羽)うっ…。
(伊集院)緒方さん!?緒方さん?緒方さん!
(伊集院)突然の胸背部痛と血圧低下。
間違いなく急性大動脈解離です!
(木原)この子…。
(伊集院)えっ?バーディバーなんだ。
バーディバー!?
(外山)へえー。
ってことは輸血できねえじゃん。
明真の術前検査で発覚したそうです。
その自己血貯血もまだ全然できてないって。
なのに解離を併発したのか!?
(外山)どうします?朝田大先生。
(藤吉)お前は黙ってろ!
(野口)うん。
分かった。
間違いないようですね。
解離を併発したようだ。
(鬼頭)まだ自己血が足りない。
オペできないわ。
とにかく輸血センターに連絡を入れましょう。
少しでもバーディバーの血液があるかも。
いいじゃないですかもう。
輸血センターにバーディバーの血液があったとしても間に合うかどうか分からない。
それにベンタール手術自体極めて難しい。
患者は自分の意思で明真を抜け出し北洋に行った。
あとは北洋の問題です。
北洋が何とかしてくれるでしょう。
何とかならなかったら?
(野口)それはあっちの問題だ。
明真になすすべはなかった。
ババは北洋が引いてくれたんです。
何だと!?無輸血でオペなんて到底できないぞ!どうする!?朝田。
・『ONE』2014/03/12(水) 15:53〜16:48
関西テレビ1
医龍 Team Medical Dragon2 #04[再][字]【坂口憲二】

「絶対殺せない患者」
坂口憲二 内田有紀 小池徹平 大塚寧々 阿部サダヲ 佐々木蔵之介 夏木マリほか

詳細情報
番組内容
 朝田龍太郎(坂口憲二)たちが移籍した北洋病院だが、あいかわらず患者は増えず、受け付けには閑古鳥が鳴く。院長の善田秀樹(志賀廣太郎)は、藤吉圭介(佐々木蔵之介)にチーム作りの状況を尋ねるが、何分、日が浅く人員確保は難しい。
 そんな中、朝田は麻酔医の小高七海(大塚寧々)に注目。小高が前回のガーゼオーマのオペで、若い麻酔医に的確な指示をしたからだ。
 腹痛を訴えた矢沢真理絵(柳田衣里佳)が
番組内容2
緒方美羽(黒川智花)に、付き添われ北洋に搬送された。急性虫垂炎だった。朝田の執刀で回復するが、オペ中、手際の悪いMEの野村博人(中村靖日)を外山誠二(高橋一生)が怒鳴り散らす。その声に、さらに萎縮してしまう野村…。
 その頃、明真では鬼頭笙子(夏木マリ)が自ら組織したエリート医師団“チーム鬼頭”を引き連れてカンファレンスを始めようとしていた。チームには、荒瀬門次(阿部サダヲ)も入れられている。
番組内容3
 一方、野口賢雄(岸部一徳)は、片岡一美(内田有紀)と打ち合わせ。片岡は、明真を心臓移植実施施設にするためには、実績だけでなく許認可のためのコネが必要だと話す。その夜、片岡は元厚生労働大臣、恩田哲三議員(竜雷太)と会食。許認可への根回しを始めた。
 北洋では手術を終えた真理絵を美羽が見舞う。真理絵は、胸痛を訴えていた美羽に朝田に診てもらえと勧める。だが、美羽は朝田に相談できない。
出演者
坂口憲二 
内田有紀 
小池徹平 
大塚寧々 
阿部サダヲ 
水川あさみ 
池田鉄洋 
佐藤二朗 
志賀廣太郎 
竜雷太 
黒川智花 
佐々木蔵之介 
夏木マリ 
岸部一徳 ほか
原作・脚本
【原作】
「医龍」乃木坂太郎
【原案】
永井明
【取材協力】
吉沼美恵
【脚本】
林宏司
監督・演出
【プロデューサー】
長部聡介 
三竿玲子
【演出】
葉山浩樹
音楽
澤野弘之
河野伸
【主題歌】
『ONE』AI(ユニバーサル ミュージック)

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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