住人十色【長いリビング+8つの箱ヘビのようなクネクネハウス】 2014.02.12

(ナレーション)「住人十色」。
今日の家は…。
(三船)変わった色の組み合わせですね。
だって青と茶色ですよ。
(松尾)色も変わってますけどね形も変わってます。
いきますよほらっ!ほんとだ!なんかトカゲみたいですね。
真ん中がクネクネ曲がってるでしょ?今年の干支ですわ。
ヘビですね?ヘビやヘビ!縁起物の家です。
分かる?曲がりくねったひとつながりの空間。
廊下のようですが実はここリビングなんです。
怖い怖い怖い!すっごい!町のシンボルの一つとぐろを巻いた長〜いスライダー。
ここは兵庫県南西部の佐用町。
岡山県に隣接する町です。
(那須)よいしょ〜!よいしょ。
どうもこんにちは。
(哲子)お願いします〜。
(那須)よくここには来られたりされるんですか?そうですね。
ちょくちょく。
子どもが…。
(那須)一緒に?こんにちはどうも。
こんにちは。
あっかわいらしい!更にかわいらしい。
(哲子)希実子です。
(那須)希実子ちゃん。
(哲子)はい。
1歳2か月。
布埜さん家族は去年奥さんの実家がある自然豊かなこの町に家を建てました。
(那須)のどかな場所ですねこの辺りね。
(哲子)あれが家なんです。
(那須)えっ!?どれ…どれですか!?
(哲子)あれです。
あの青いのが…。
(那須)あの奥の!?
(哲子)はい。
(那須)あれがそうですか!?
(哲子)はい。
(那須)はあ〜!なんだこれ!?広い土地にポツンと建つ布埜さんの家は色使いもユニーク。
(那須)ここの敷地は何なんですか?この広さは。
これは前にここにスーパーマーケットがあったんですけどそこが撤退して。
ここは大型スーパーの跡地。
布埜さんは分譲されたその一画をいち早く購入したのです。
(那須)こうやって近づいてみると不思議な形してますよね?
(哲子)ああ〜そうですね。
はい。
(那須)どうなってるんですか?これ。
空に溶け込む青いガルバリウムの壁に焦げ茶色の木の箱がいくつも付いたデコボコの家。
横に回ってみると25メートルという長さ。
(哲子)敷地が縦長な形なんです。
それでこういう形に。
(那須)縦長になってるんですか。
(哲子)玄関は一応向こうから2つ目の箱の所です。
(那須)2つ目の箱?箱って言うんですねこれ。
(哲子)でもみんなに「玄関どこなの?」ってよく聞かれます。
(那須)そうですよね。
お願いいたします。
(布埜)どうぞ。
はい。
おじゃまします。
失礼します。
あっここ玄関ですか?
(哲子)はい。
ふふふっ。
ちょっと狭くないですか?これ。
(哲子)そうですね。
まあ狭いんですけど…。
(那須)ねえ。
(哲子)はい。
まあでもここにシューズクロークがあって。
あっこれ広いですねここ。
(哲子)そうですね。
女の子が2人なので今後靴が増えることを見越して収納を広めにしました。

(哲子)どうぞ〜。
失礼します。
あっこんな感じになってるんだ中は。
へえ〜!玄関を入ると白い壁の細長〜い空間が奥へと伸びています。
(那須)これ入ってすぐ廊下になってるんですね。
(哲子)そうですはい。
ただここは廊下兼リビングみたいになってるんですよ。
(那須)リビング!?
(哲子)はい。
ちょっとここだけ広い。
(布埜)ソファーが。
(那須)ほんとや置いてある。
あっこれリビングなんですね!
(哲子・布埜)はい。
(那須)あっテレビありますもんねここに。
ということで廊下であると同時にこの空間を細長いリビングにしてしまったのです。
(那須)ただでもこれちょっと曲がってませんか?クネクネと。
(布埜)曲がってますね。
(哲子)はい。
(那須)ねえ。
天井を見るとよく分かりますがこのリビングまっすぐではなく大きくクネクネと曲がっているのです。
この家の全体像は下から見ていても分かりません。
上から見ると…実はこんな形!
(三船・スタジオ)広〜い!ヘビのようにクネクネ曲がった部分に8つの箱が合体した奇抜な形の家だったのです。
間取り図はこうなります。
一体なんでこんな形に…。
家を建てようと手に入れたのは細長い土地。
(哲子)平屋でワンフロアでつながりがあるような感じに。
(布埜)まあそれプラスアルファちょっと刺激のあるような。
すると建築家から上がってきたプランは刺激的すぎるこんな形。
正直なところはまあ面白いか面白くないかで最終的に決めました。
こうしてヘビのような細長いリビングに8つの箱が付いたあまりにも面白い家に住むことになった布埜さん。
しかしこの形は面白いだけではありません。
実は住みやすさを考え抜かれた形でもあったのです。

(那須)クネクネしてるとどういう効果があるんですか?
(布埜)実際住んでみると曲がってることで視界では見えないんですけども実は空間はつながってるという。
(那須)ズドンとありそうででも見えないみたいな?
(布埜)そうですね。
逆に広く見えるような。
比べてみましょう。
同じ長さですがつまり突き当たりが見えないのでまだまだずっと先まで続いているかのように錯覚して広く感じるということなんです。
(那須)だからふだんはこちらに座られてやってるわけですよね?
(哲子)はい。
(那須)へえ〜。
(哲子)ここも1つの箱…外から見た木の部分の箱になってるんです。
(那須)あっここそうなんですか!?このへこみは。
(哲子)だから外から見たらこれがボコッと出てる木の部分になってるんです。
ベンチを箱に入れたおかげで細長いリビングはすっきり。
ただしここは廊下でもあるので…。
8つの箱3つ目は…。
(那須)こちらのお部屋。
はいお願いします。
(布埜)どうぞ。
(那須)ああっ!かわいらしい!
(哲子)和室。
(那須)お雛様が!
(哲子)はい。
和室はちっちゃくてもいいんで1つ欲しいなって言ってて。
(那須)ええ。
僅か2畳ほどの和室ですが明かり取りのために収納を浮かせたおかげで…。
(哲子)このスペースがあるから人が1人寝れるぐらいには…。
(那須)お客さんが来たときに。
(哲子)そうですねはい。
だから寝るときは足をこっちに。
ちょっと菜々ちゃん足入れていい?ここ。
ズドンと…。
こんな感じになるわけですね。
あっお客さんがこういう感じで寝るということですね。
(哲子)そこまで入らなくても。
ああ〜なるほど。
箱の中身はなんでしょう!?ヘビのようにクネクネ曲がるリビングの突き当たりちょうどカーブで見えなかった部分には一体何があるんでしょう?
(那須)ここちょっときゅっとね細くなってますけど。
あっここはわっと広くなってここ突き当たりですか?
(哲子)そうなんです。
(那須)ダイニング!
(哲子)そうです。
奥に向かってハの字に広がりその先には山と空が。
実際よりも広く見える開放感抜群のダイニングです。
(那須)これまたちょっとテーブル変わってません?形。
もうこのスペースに合わせて…この形に合わせて作ってもらったんですよ。
(那須)はあ〜!特注品ですか?
(哲子)はい。
(那須)ここに置くためのテーブルを。
(哲子)そうです。
これでクネクネ曲がったスペースの全貌が明らかに。
玄関付近から突き当たりのダイニングまでひとつながり。
なんと20メートルもの長さです!ダイニングの隣4つ目の箱は?ダイニングの横がキッチンになってるわけですね?失礼します。
(哲子)どうぞ。
(那須)広いですねキッチン。
(哲子)そうですね。
(布埜)この家でいちばんここが面積大きい。
(哲子)ふふふふっ。
およそ6畳。
広さ十分のキッチン。
リビング側から見るとキッチンが壁に埋め込まれているようでちょっと不思議な光景。
(那須)やっぱ広いですよね?
(哲子)どうしても主人の職業柄もらい物とかも多かったりするんで。
(那須)ご主人何をされてるんです?お仕事は。
(那須)ええっ!?ふふふふっ。
(那須)まじですか!?
(布埜)はい。
そう。
ご主人のお仕事はお坊さん。
この家実は…。
隣町にある実家のお寺で副住職を務める布埜さん。
頂き物も多いということでストックスペースも含めとにかくキッチンには広さが必要だというのが奥さんの主張だったのですが…。
ご主人はどうも腑に落ちないようで…。
(那須)ご主人はもうちょっと狭くてもよかったんじゃないかと?逆にね書斎をもうちょっと…。
この隣にあるんですけども。
広くしたかったんですけどもなんやったらいらんやんみたいな感じに…。
どんどんどんどん狭められて。
(那須)書斎。
ご主人の書斎。
(布埜)こちらが書斎になります。
(那須)こちらが?あっこれは狭いですね!あらっ。
ほらもう壁。
もう後ろが壁。
(松尾・スタジオ)これは狭いわ。
(布埜)このキッチンを広くするためにもしかしたらなくなってしまってたかもしれないっていう。
(那須)なんとかふんばったわけですねご主人。
ふんばったスペース。
うわ〜泣ける話ですね。
(哲子)でもいい感じの部屋ですよここ。
隠れ部屋でなんかふふふふふっ!
(那須)怒られますよ。
奥様明るいですね。
旦那は狭いとこで修行って…。
(一同)ははははっ。
即身成仏やないねんから。
あはははっ。
耐えて耐えて。
日々修行というね…。
いやでもこれはまあ機能としてはねこの方が集中できるっていうのはあるかも分かりませんけどね。
ご主人のお仕事柄いっぱい頂き物もあるからっていうことを考えての奥様のあのキッチンのスペースだからこれは致し方ないかと。
そやけどあと30センチぐらいキッチンの方に壁をずらすぐらいはできたんちゃうの?これ。
せめて2畳分とかちょっとね…。
座るときにいちいち膝打つよ。
(一同)ははははっ。
それでは間取り図を確認しておきましょう。
このようになっています。
まあとにかく箱がいっぱいあるおうちですよね。
お玄関入りまして続いて小さな箱がベンチ。
ふ〜ん。
(高井)もうソファーです。
でリビングあって和室…お雛様飾ってましたし客間にもなるというお部屋。
で書斎がちょこっとございまして。
あの狭い和室よりも狭いのね書斎は。
ちょっと広めのトイレぐらいですよ。
(一同)ははははっ!廊下兼リビングなんですけれども帰るとまず必ずここを通過しますよね。
なので子どもたちがこもってしまうことがない。
更にまだ4歳と1歳さんですからいろいろおもちゃもね出して遊ぶんですが片づける習慣が付いたそうです。
へえ〜。
あっそうか。
それはいいことですね。
(高井)そうなんです。
さあそれではいっぱい箱があるこちらのおうちなんですけれども続きましてはこちらの大きな箱どうなってるんでしょうか?ご覧いただきましょう。
なんやろ?
(那須)さあ菜々ちゃんの教えてくれるお部屋は…。
あっここは菜々ちゃんのお部屋?おお〜!キッチンやダイニングからも目が届く子ども部屋。
将来はふた部屋に区切って使うこともできるよう扉も2つ設けています。
(菜々子)
(那須)ん?それ何?それ何よ?
(那須)プリンセスの服やんこれ。
(哲子)これ着て寝っ転がって王子様待っとくんやんな?はははははっ!
(那須)かわいいなぁ!まだ来ないか王子様。
さあこの中でまたご主人と奥さんの攻防が繰り広げられていました。
細長いリビングに8つの箱が付いた布埜さんの家。
6つ目の箱には浴室やトイレ水回りが集約されています。
その隣にある2つの箱は?
(那須)失礼しま〜す。
あっこちら寝室になるんですね。
(布埜)寝室です。
(那須)ここでご家族皆さん?
(哲子)はい。
ベッドで私と子ども二人が寝て主人が下に布団敷いて寝てます。
(那須)ご主人下で寝てるんです?そうなんですよ。
(那須)えっご主人ベッドとかは?
(布埜)
(那須)そうですよね?ぬくいですよね?そんなご主人の…。
家族が寝静まったあと一人ゆっくり音楽を聴いたり映画を見たり。
厳選したアンプやスピーカー。
はっきり言ってお金がかかっています。
(那須)これめちゃめちゃいいところのやつじゃないですか?いい音しますはい。
(那須)ちなみにこれどこの?
(那須)なんすか?ご主人。
(布埜)「BOSE」です。
(那須)えっ?
(布埜)「BOSE」です。
(那須)ははははっ!すみません協力していただきまして。
まさに布埜さんのためにあるようなスピーカー。
(布埜)空間が続いてるんで…。
(哲子)すごく音が向こうに通るんですよ。
寝てたらうるさくて。
(布埜)だから
(那須)ヘッドホン!?これどうすんの?ご主人。
せっかく付けたのに。
(布埜)ちょっともったいないです。
(那須)ねえ?
(布埜)はい。
ヘッドホンも「BOSE」ですかね?そらねぇ…。
だから坊主のスピーカーやね。
(高井)ふふっそうなんです。
なかなかシャレが利いてる…。
音楽好きのお坊さんは皆「BOSE」のスピーカーやろねきっと。
でしょうね!
(高井)やっぱりそこですか?うん日本国中。
ははははっ!そっかひそかな楽しみがひそかじゃなくなっちゃう広がりがあるんですね。
そういうことですね。
いうてねあの書斎ではくつろいで音楽を聴きづらいもんね。
書斎あるのにねぇ。
(高井)さあそれでは布埜さんのお宅建築価格はどれぐらいかかったんでしょうか?まあかなり複雑な構造ですが2700万円です。
う〜ん!やっぱり壁代やね。
(高井)そうですね平屋とはいえ。
まっすぐシュッシュッてやったら安上がりですけどね。
そのかわり頑丈そうやけどね。
(高井)はい。
もうあらゆる壁で支えてますからね。
さあそんな布埜さんのお宅からの問題です。
布埜さんはこのおうちを建てるときにあることでコストダウンすることができました。
さあそれはセルフなんとかをしたからなんですがさあここには一体なんという言葉が入るでしょう?どうぞフリップにお書きください。
セルフなんとかってよく言う言葉ですか?まあ辞書に載ってるような言葉ではないかもしれませんね。
はい。
(高井)書けましたか?
(一同)あはははっ!
(高井)いいですね。
物を大事にするということでセルフで供養。
すべてのものには通じますよね。
(高井)なるほど。
違いますか?
(高井)ちょっと違いますね。
えっ漢字ではないんですか?
(高井)漢字?あっ!漢字かどうか…。
でも…美佳さんいきましょうか。
ブルーに塗っていたりとかすごい素敵だったから…。
外の…外壁をうちも塗り直したときにいくらだっけな?100万近くかかったような気がするんですよ。
(高井)しますね外壁塗装は。
で自分たちで塗ったと。
でもそんなようなことかな。
「セルフビルド」。
自分でほんまは全部建てた。
建築家がおるいうのはうそで。
ははっうそなんですか!?うそ!ほんまは同じ宗派のお坊さんみんな来てトンテンカントンテンカンやってね「わあ〜すんません!副住職の書斎こんな狭くなってしまいました」みたいな。
そのセルフを再現していただきました。
まだ…。
(読経)さら地でお経をあげるお坊さん。
ということは…。
(那須)これあれですか?地鎮祭ということですかね?そうですねはい。
(那須)地鎮祭といえば神主さんがこう持ってこうね…こんなイメージですけど。
(布埜)神式が多いみたいなんですけども仏式では起工式。
(那須)起工式?工事の安全を祈る地鎮祭。
仏式では起工式という形になりますが布埜さんはこれをセルフで行ったのです。
(那須)これそしたらコストダウンにもなったんですか?そこはタダですよ主人なんで。
(那須)ねえ。
お布施の分だけコストダウン。
でも何よりの収穫は自分で起工式を行ったことで家に対する思い入れがぐっと強くなったことです。
夕食の準備が始まりました。
今夜のメニューは…。
(布埜)いただきます。
(那須・哲子)いただきます。
うん!あっおいしい!
(哲子)ふふふふっ。
(那須)おいしいな菜々ちゃん。
(哲子)ふふふふっ。
(那須)おいしく食べてるわ希実ちゃん。
なあ?ははははっ。
やっぱりお坊さんが住んでるおうちって感じしないですよね。
この家建てたときに「何風ですか?」って聞かれるんですけども今風と…。
でた。
でたご主人。
答えてますけど。
今風なおうちで。
(布埜)なんか違う刺激というかすごい自由な発想で物事考えられたりするようなそういう育ち方をしてくれればなぁというふうに思いますねはい。
いつも刺激的でありながらいつも家族がつながっている。
子どもたちはこの家の形のように伸び伸びと育つのでしょう。
素敵ですねぇ。
(高井)はい。
セルフ供養正解やんもう!
(高井)いやいや…。
でも結構近い感じではありますよね。
もうねそういうことやろと思ったんですよ僕は。
すごい近かったですよね。
(高井)お仕事がお仕事なだけに。
でも飽きないおうちですよねきっとね。
何度も言うようですがあの書斎でも穏やかに平らかにね。
どんな状況でも心の底を平らかにするというね…。
もう修行のたまものですから。
ははははっ。
2014/02/12(水) 10:25〜10:54
MBS毎日放送
住人十色[再][字]【長いリビング+8つの箱ヘビのようなクネクネハウス】

「長いリビング+8つの箱 ヘビのようなクネクネハウス」

詳細情報
お知らせ
この番組は2013年3月23日に放送されたものです。
番組内容
兵庫県佐用町にあるヘビのようにクネクネ曲がった変わった形の家を紹介。大型スーパーマーケットの跡地の一画に建てられた家は青い壁にこげ茶色の箱が8つもくっついたデコボコの建物で、長さはなんと25m!廊下兼リビングはクネクネ曲がっているので奥まで見えず、続きがあるように錯覚して広く見えるという。「平屋でワンフロアでつながりのある家」「刺激のある家」というオーダーで出来た不思議な形の家での暮らし方に迫る。
出演者
【MC】
松尾貴史
三船美佳
【訪問者(リポーター)】
那須晃行(なすなかにし)
【ナビゲーター】
高井美紀(MBSアナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – その他
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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