住人十色【端材から屋久杉まで80種類の木で建てた家】 2014.02.26

(ナレーション)今日の「住人十色」は…。
端材から屋久杉までなんと80種類もの木を使って建てた家です。
(三船)うわ〜木の香りがここまでしてきそうです。
(松尾)実際してますしね。
大きさも色も違ういろんな種類の木を使ってるんですね。
キッチンも木。
素敵。
あらっトイレも。
エアコンも!?おかしい。

(黛)福岡の端っこか〜。
のどかだな〜。
「住人十色」。
今回の舞台は…。
室町時代から木材の集積地として栄えた町で家具の産地としても知られています。
(松尾・スタジオ)日本一なんやな。
(黛)こんにちは。
(高田)こんにちは。
(黛)高田さんですか?
(高田)はいそうです。
(黛)よろしくお願いします。
(高田)よろしくお願いします。
(黛)ご主人やっぱりここは昔から家具とか材木とかいうので栄えてたんですか?
(高田)そうですね。
この川の上流に大分県の日田市っていう所がありましてそこが杉の産地でいかだで流してこの港に持ってきてたんですね。
そんな木材の町で生まれ育ったご主人は地元に念願の家を建てました。
ええ〜こちらです。
こちらが自宅です。
(黛)えっこちらですか?
(高田)そうです。
(黛)えっなんかすごいいっぱい…。
えっなんですか?これ。
材木ですよね?
(高田)そうですねはい。
うちが材木屋…。
ご主人は木材の町・福岡県大川市で…。
(黛)ってことは奥様社長夫人ですか?ははははっ。
(黛)「ははははっ」…。
おほほほっ。
(黛)あはははっ!両端に材木が並んでますけど。
あっもしかしてあれですか?おうち。
(高田)あれですあれです。
(黛)やっぱり木ですね。
(高田)もちろん。
もちろん木です。
(黛)うわ〜すごい存在感!全面木で覆われた貫禄たっぷりの外観。
さすが製材所社長の家です。
(黛)いろんな種類の…。
(高田)えっと外の壁は1種類だけですね。
(黛)そうなんですか?
(高田)はいそうですね。
加工の方法とかサイズとかによって違ったふうに見えますけどすべておんなじ木です。
外壁に使われているのはカナダ産のレッドシダー。
屋根や外壁の材料として使われ雨風に強く断熱性にも優れている木材です。
では早速家の中へ。
(黛)おお〜開いたこんなに!すご〜い!えっ玄関?でもこれまだ木があるし…。
(高田)ここはまだ中庭です。
(黛)あっ中庭ですか。
まだここは外なんですね。
(高田)そうですね。
ほんとの玄関はこれです。
(黛)またパズルみたいでおしゃれですね。
(高田)4種類の木を使ってこの1枚の扉を…。
(黛)扉は4種類使ったんですね。
(黛)おお〜ついに中に入ります。
なんだか料亭のような高級感あふれる玄関。
(黛)失礼しま〜す。
(高田)はいどうぞ。
(黛)おじゃましま〜す。
うわ〜すご〜い!木の香りすごいいい香りですね。
吹き抜けのある明るいダイニング。
木をふんだんに使い温かみが感じられる空間です。
ほんとにいろんな種類の木が使われてるように思うんですがでもなんか形とか幅とかバラバラじゃないですか。
なんでこういう感じにされたんですか?
(高田)要するに倉庫に眠っててほっぽり出されてた端材を使ってこの家を建てようと。
見た目はちょっと悪いけども使えるものは使えると。
短いものは短いなりに使う。
長いものは長いなりに…。
(高田)屋久杉です世界遺産の。
倉庫に眠っていた端材から世界遺産・屋久島の杉まで。
適材適所木材のプロが木の可能性を最大限に引き出した家なんです。
先代から会社を受け継いだご主人はしかし待っていたのは…。
景気はひと言で言うと悪いですよね。
昔はたぶんうちの父とか祖父の代はウハウハだったんでしょうけども。
この仕事して15年になりますけどそういうことは一回も味わったことはないし。
かつては材木で栄えたこの町も安い既製品に押され製材所の数は全盛期の3分の1に。
そんな状況にご主人は?
(高田)どうにかしてやっぱり大手のメーカーさんが主流の住宅に対抗するじゃないですけどこの家をショールーム代わりにしてまあこれを見ていただけたらもっと木のよさとかっていうのが分かるしこれで使ってみようっていう方が増えてくるんじゃないかっていう。
この存在感のある壁床もそうですけれどもだいたい何種類ぐらいの木材使われてるんですか?
(黛)80種類!なんとこの家には80種類もの木材が使われているんです。
そして床や壁の一部に使っているのは端材。
木材を型に沿って切った際に出てしまう余分な切れ端や見栄えの悪い部分をうまく活用しているんです。
(黛)こういうのですか?
(高田)そうですねはい。
ちょっと傷があったりとか虫食いの跡があったりとかですね。
(黛)なるほど。
ご主人はその多くが捨てられる運命だった端材も使い方しだいで十分活かせることをアピールしたかったのです。
あっこの窓枠も木なんですね。
全部はい。
アルミサッシはこの家に一枚もありませんので。
窓枠には堅く開け閉めの衝撃に強いウォールナットを使用。
鴨居や敷居も職人さんが1つ1つ手作りしました。
(黛)ほんとに木木木で埋め尽くされてますけど。
あっ…あっ!これエアコンですよね?
(高田)これはエアコンですね。
(黛)エアコンまで木ですよ!?ここまでやります!?
(黛)えっ木じゃないんですか?
(黛)シール!?
(幸毅)シール。
実はこれこんな家電売ってるんですね。
家具の町福岡県大川市。
製材所を営むご主人が80種類もの木を使って建てた自宅兼ショールーム。
続いてはダイニングの奥キッチンへ。
(黛)こっちから中に入るんですね?
(祐子)両方…どっちからでも。
(黛)失礼しま〜す。
おっ…。
わあ〜かわいい!
(祐子)あははっ。
キッチンにも木がふんだんに使われています。
(黛)ここも全部…。
(祐子)木なんですよ。
(黛)木ですよね。
(黛)嫌だったんですか?私はなんか石とか人工大理石がいいなってイメージがあったんですけど。
(黛)キッチンってやっぱそういうイメージがありますね。
(祐子)
(高田)木は腐るというイメージがあるみたいなんですけどこれはきれいにコーティングをしてますんで水もはじきますし油が飛んでも大丈夫ですし木でもこういうことができるっていうのを見てもらいたかったっていう。
更に木の特性を存分に活かしたスペースがこちら。
失礼しま〜す。
おお〜!あはははっ。
すごい!トイレ!天井壁床すべて木で覆われたトイレ。
えっ!?木が臭いを全部吸い取ってくれる。
トイレの床には消臭効果の高いクスを使用。
おかげで臭いがまったく気にならないんだそうです。
(高田)ではリビングの方へどうぞ。
(黛)お願いしま〜す。
あっ!開いた!すごい!うわっ!大きな扉を開けばダイニングとひと続きになるおよそ10畳のリビング。
(松尾・スタジオ)いや〜ええやないのこれ。
またリビングも木の壁ですね。
(高田)これは
(黛)屋久杉!?屋久杉ってあの屋久杉ですか!?
(高田)世界遺産・屋久島に自生する杉屋久杉。
なかなか出回ることがない超高級木材です。
やっぱり屋久杉ってなんかブランド力というか名前がすごい有名じゃないですか。
こんな壁に使ったらすっごい高いイメージがあるんですけど。
(高田)通常はものすごく高いんですけど要するに端材ですよね。
そういったところで通常よりもかなり安くできるっていう。
こちらにも壁がありますけれどもこれまたちょっと今までのとは違って立派な一枚板ですね。
(高田)まあ一枚板なんですけど表面は0.3ミリぐらいの薄い板なんですね。
はい。
えっ?実はこの壁安いベニヤ板に高級な木を薄くスライスした突き板と呼ばれるものを貼っているだけなんです。
(黛)じゃあこれ張りぼてってことですか?
(高田)張りぼてっていえば張りぼてですけどこれは印刷じゃなくて本物の…。
(黛)あっ本物の張りぼて。
張りぼて。
(2人)あはははっ。
まあ見事に木に囲まれたおうちですね。
もう奥さんが樹木希林に見えてきましたね。
樹木希。
あはははっ。
同じ木でもこんなに色も全然違うんですね。
適材適所とはこのことなんでしょうか。
(高井)そうですね。
私たちでもこれは使えるかもと思ったのが突き板。
突き板ね。
ベニヤ板に突き板を貼った壁。
その突き板がそれなんです。
それはアフリカのゼブラウッドという木の突き板だそうです。
でもこれさ薄いからこういう服にもなる。
なるなる。
(高井)あら?腹巻きとか。
なると思いますよ。
せやけどねちょっとおなかいっぱいになってしまったらバリッて破れますからね。
そこを気をつければ大丈夫です。
(高井)こちらに貼り付けたものがあるんですがこれはベニヤ板にその同じゼブラウッドを貼り付けたものなんですね。
すごい。
(高井)1平方メートルでおよそ2000円なんですがこれがもし無垢材だとその10倍以上はするそうです。
2万円以上。
ええ〜?見てください。
こんな使い方もできるんです。
これはスマートフォンのカバー。
こちらは筆箱に突き板を貼ってあるんですけども。
ほんとだ!でもこうやって貼ると少々のこういうひしゃげは問題ないんですね。
(高井)もともとが薄いものなので軟らかいものにも使えるんです。
業者に言ってオーダーして作ってくれるそうなんです。
だからお好きな突き板を選んでスマートフォンカバーお願いって言ったら出来上がってくる。
僕このアフリカのこれでお願いします。
(高井)ゼブラウッドで。
ゼブラウッドでお願いします。
こちらの高田さんのお宅は木の家に暮らしはじめてから必要がなくなったものがいろいろとあるそうなんですね。
例えば消臭剤もそのうちの一つです。
あと除湿剤はやっぱり…木は湿気を吸ったり吐いたり自分で調節してくれるので。
呼吸してくれるからね。
(高井)更に鼻炎薬なんですがこれお兄ちゃんはもともとずっと鼻炎で週に1回ぐらいお医者さんに通ってたそうなんですがこのおうちに引っ越して1か月ぐらいで随分と症状が軽くなったそうなんですね。
(三船・松尾)へえ〜。
見栄えだけじゃなくてこんなにいいこといっぱいあるんですね。
いいことだらけですね。
さあ続いては2階へ。
(高田)これは先ほどの壁からずっと…。
(黛)これも全部屋久杉ですか?はい。
続いてるんで。
(黛)さすが階段も全部木ですね。
2階には寝室子供部屋水回りスペースが。
まずは寝室から。
(黛)おお〜!およそ10畳の寝室。
天井には香りにリラックス効果があるスギを張りました。
(高田)それでは次は水回りへ。
(黛)水回り。
(高田)こちらです。
(黛)はいお願いしま〜す。
へえ〜水回り楽しみだな。
(松尾・スタジオ)ヒノキ風呂やないやろね?
(黛)おお〜。
洗面台もやっぱり木ですね。
(高田)もちろん。
(黛)へえ〜おしゃれ。
でも大丈夫なんですか?水回りに。
(高田)これはチークっていう木で通常は船の甲板とかに使われてるものでぬれても腐らない。
こちらがお風呂ですか?
(高田)はいそうです。
(高田)
(松尾・スタジオ)いやぁ〜!!えっ!?ちょっと…お邪魔しますね。
えっお風呂。
失礼しま〜す。
(2人)うわ〜!リビングキッチントイレまであらゆる所に木を使った家。
こちらがお風呂ですか?
(高田)はいそうです。
なんかすごいドアの枠もまた木ですね。
(高田)
(高田)ははははっ。
(黛)ええ〜!?やっぱりそうなんですか?ちょっと…お邪魔しますね。
えっお風呂。
失礼しま〜す。
(高田)ふふふっ。
(祐子)ふふふっ。
どこがヒノキ風呂ですか!
(高田)ユニットバスでした。
(黛)あはははっ。
なんということでしょう。
ここまできてまさかのユニットバス。
(黛)なんでお風呂だけユニットバスなんですか?手入れが大変なんですね。
そうなんですか?しかしメンテナンスが楽だというだけでなく…。
(祐子)ふふふふっ。
なるほど。
これでヒノキ風呂だったらもうどこにも行かない。
そうですよね。
ポジティブですね奥様。
長男幸毅くんの部屋は山小屋のような落ち着く雰囲気に。
(三船・スタジオ)いいですねぇ。
そして向かいにある妹・彩花ちゃんの部屋。
部屋の真ん中にハシゴが。
上ってみるとそこは8畳のロフトが。
(松尾・スタジオ)またハシゴ?またハシゴ?更に上に上がると…。
うわっすご〜い!きれい!筑後川を望む展望デッキのような屋上スペース。
(黛)すばらしいですね!
(高田)すごいいいですねこの景色は。
(黛)ねえ〜!これ天下取りましたね社長!
(高田)天下取ったぞ〜。
(黛・祐子)あはははっ。
もうご主人「ヒノキ風呂いひひひっ!」って言って開けたら親近感。
親近感いうてもええお風呂でしたよ。
(高井)あははっ。
ヒノキやなかっただけで。
木のプロでらっしゃるがゆえに手入れの大変さもよく分かってらっしゃると。
そっか〜。
ちょっと福岡僕ねしょっちゅう行くんでね。
(高井・三船)あはははっ。
(高井)1人分のお布団スペース…。
ありそうですよ。
そんな高田さんのおうち建築価格はいくらぐらいかかったかというと。
高いで。
(高井)6300万円でございました。
おお〜!
(高井)実はこちらのお宅延床面積が200平方メートル以上ありますしなんといっても工期が1年4か月もかかってるんですね。
そうなんですか!?パズルやもんね。
職人さんのなんかこう緻密にね…やっぱりいろんな違う質の木を組み合わせて精密にしなきゃいけないから手間がすごかったと思うんですよ。
(高井)そうなんです。
ではそんな高田さんのお宅からの問題です。
消臭剤も除湿剤もいらないという木のおうちなんですが代わりに普通はおうちの中では使わないあるモノがこちらのおうちでは必要なんですね。
子供さんのいるおうちは結構使いますね。
虫よけ?「虫コナーズ」玄関用をおうちの中で使ってるってこと?虫食いって言ってたじゃないですか。
そうやって端材になってしまってる所から実はかわいい虫の赤ちゃんがピコッて…。
一緒に住んでいたときにシュシュッ!みたいな。
木の家ではこんなことがしょっちゅう起こります。
きゃあ〜!奥さんの悲鳴その先には…。
あるモノを取りに走る奥さん。
一体何を!?そう木の家で暮らすために必要なものそれは虫取りアミ。
この家の窓枠はすべて木製。
木は気温や湿度の変化により膨張収縮するためどうしても隙間が空いてしまいます。
そこから小さなクモなどが入りそのまま住み着いて大きくなってしまうんです。
(黛)う〜んなるほど。
日が暮れはじめ夕食の準備が始まりました。
最近料理に興味を持ちだした彩花ちゃんもお手伝いします。

(高田)いただきま〜す。
(黛・祐子)いただきま〜す。
(黛)わあ〜おいしそう。
(祐子)大盛りに入れたら1個でおなかいっぱいになっちゃうという。
ふふふっ。
(黛)おお〜おっきいお口。
うん!
(彩花)おいしそう。
(祐子)ふふふふっ。
(幸毅)おうっ!
(黛)あははっ何?何?
(黛)ワサビ?
(祐子)ふふふふっ。
(黛)「おうっ!」って。
(祐子)ふふふっ。
(松尾・スタジオ)ワサビは鼻炎に効くんよ。
(黛)あはははっ。

(黛)以前の生活とちょっと変わったこととか…。
ゆとりがやっぱ出来たかもしれないですね。
(高田)
(高田)気持ちの「気」を。
そこに暮らしてる人々も木の気を受けてちょっと悩みがあったりとかむしゃくしゃしてるときでもそれはやっぱり落ち着くんですよね。
住んでみて改めて本物の木のよさを知った製材所の3代目。
新米社長の挑戦はまだ始まったばかりです。
虫取りのアミ。
(高井)はい。
アミでピャッと上手に捕まえてはったね。
(高井)奥さんはクモとか虫が苦手だったんですけれども殺すのがダメなのでアミで捕獲して逃がしてたそうなんですね。
そこだけサッシにしてサッシにシール貼ったらええんちゃうの?そうです。
それこそ突き板でしたっけ?木は気持ちの「気」を持っているっていう。
その名言をねシャレだって今言ってた。
「シャレなんだ」とは言うてない。
「ダジャレ」とは言うてないでしょ。
「しゃれ」というのは「しゃれてる」ということですから。
「しゃれやな」っていうことは褒めてんねやん。
なるほど!でも木のおうちってほんとにぬくもりがありますね。
ぬくもりあるね。
いいですね。
大いにね触発されましたよ。
おおっ。
僕も木彫ってなんか作りますわ。
(高井)なんか作りますか?仏像かなんか。
(高井)じゃあ端材送ってもらいましょうか。
送ってくださいね端材で結構ですので。
2014/02/26(水) 10:25〜10:54
MBS毎日放送
住人十色[再][字]【端材から屋久杉まで80種類の木で建てた家】

「端材から屋久杉まで 80種類の木で建てた家」

詳細情報
お知らせ
この番組は2013年4月20日に放送されたものです。
番組内容
福岡県大川市に80種類もの木材を使ってショールームにもなる家を建てた、製材所3代目社長。外壁は風雨に強く断熱性に優れたカナダ産のレッドシダー。窓枠やキッチンカウンターは衝撃に強いウォールナット、トイレの床には消臭効果の高いクスなど、その場所に見合った木材を使用。「洗濯物がよく乾く」「鼻炎が治った」「イライラしなくなった」一方で、あるモノが頻出!?木材のプロが木の可能性を最大限に引き出した生活に迫る
出演者
【MC】
松尾貴史
三船美佳
【訪問者(リポーター)】
黛英里佳
【ナビゲーター】
高井美紀(MBSアナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – その他
福祉 – 文字(字幕)

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