NHKニュース おはよう日本 2014.03.12

おはようございます。
7時になりました。

およそ2万人が犠牲となった東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生からきのうで3年がたちました。
被災地をはじめ、全国各地、そして海外からも、犠牲者に祈りがささげられました。
3年前、地震が起きた午後2時46分。
各地で犠牲者への祈りがささげられました。
祈りは、夜も続きました。
光で描かれた絆の文字。
宮城県名取市では、全国から集まった1300個の灯籠に、明かりがともされました。
福島市でもおよそ2000本のキャンドルで、復興への思いを新たにしました。
メッセージが温かな光と共に浮かび上がります。
宮城県石巻市雄勝町ではたき火をして、あの日を思い出しました。
雄勝町では3年前、山に逃れた住民50人余りがたき火を囲み、一晩を過ごしました。
祈りは、海外でも。
ロンドンの教会では、イギリスに暮らす日本人や地元の人が集まり、花は咲くなどを合唱しました。
こちらはパレスチナ暫定自治区のガザ地区。
日本政府が支援を続けているパレスチナ難民の子どもたちなど、およそ1000人が、復興への願いを込めて、一斉にたこ揚げを行いました。
震災から3年。
被災地で課題になっている復興の遅れは、子どもたちにも影響を及ぼしています。
岩手、宮城、福島の3県では、今も仮設校舎や、別の学校の建物を間借りして授業を行っている公立の学校が、97校に上っていることが分かりました。
不自由な学習環境に置かれる子どもたち。
3年間を仮設校舎で過ごし、この春、卒業を迎える生徒たちもいます。
今月、宮城県石巻市で行われた中学校の卒業式。
仮設校舎で過ごした卒業生55人が、この日を迎えました。
生徒たちが学んだプレハブの仮設校舎です。
3年前、校舎が津波に襲われ内陸の小学校の敷地に建てられました。
震災の直後は近くの学校を間借り、5か月後にこの仮設校舎に移りました。
生徒たちは部活動も思うようにできませんでした。
卓球部の練習場は仮設校舎の廊下。
借りている小学校の体育館を使えなかったからです。
卓球部のキャプテンだった山田冬弥さんです。
この3年間、満足な練習はできなかったといいます。
練習時間が取れなかったのは、通学に使うバスの時間に追われていたからです。
帰りのバスは1便だけ。
乗り遅れないよう、部活動はいつも1時間に限られていました。
不自由な環境は、学校だけではありません。
山田君の自宅は津波で全壊。
見なし仮設の賃貸アパートに家族4人で暮らしています。
2部屋しかないアパート。
片方の部屋で4人一緒に寝ています。
小学生の妹と朝早く仕事に出る父親を気遣って、夜遅くまでは勉強できませんでした。
震災直後に始まった学校生活。
仮設校舎に思い出を刻んだ生徒たち。
震災から3年がたった今も、取り巻く環境は改善されないままです。
生徒たちの涙に、本当にいろんな思いが込められていたんでしょうね。
そうですね。
この3年の日々、いろんな場面をかみしめていたんでしょうね。
スタジオには、取材に当たった社会部の笠原記者です。
笠原さん、震災から3年たっても、なぜこの学校の再建は進まないんでしょうか。
被災地では復興が遅れている影響で、人口の流出が進んでいるため、どれだけの数の子どもが学校に通うのかという見通しがなかなか立たないという状態にあります。
このため、再建する学校の規模が決められないという事態に陥っているんです。
さらに学校を安全に学校を建てられる場所がなかなか見つからないという、そういう事情もあります。
こうした学校の再建の遅れが地域社会に与える影響も大きいと専門家は指摘しています。
地域社会を維持するためにも欠かせない学校の再建ですが、福島県ではその存続すら危ぶまれる事態に直面しています。
いわき市に設けられた仮設の校舎。
通っているのは、原発事故の避難区域、楢葉町の子どもたちです。
元の学校に戻るまでの間、町が3つの学校を集約して再開させました。
しかし、震災前700人近くいた児童・生徒は、全国に避難して今は160人。
およそ2割にまで減りました。
学校を再開しても子どもが集まらないという事態に直面しています。
6年生の渡辺光稀君です。
この春、卒業したあと避難先のいわき市の中学校に進学することを決めました。
中学校では野球部に入りたいと思っていた光稀君。
楢葉町の中学校は生徒が減り、野球部がなくなっていたのです。
父親の岳志さんも、いわき市の学校への進学を勧めました。
放射線への懸念が拭いきれず、楢葉町に戻ることを断念。
家族でいわき市に定住することを決めたのです。
このままでは町から子どもがいなくなってしまう。
危機感を強めた楢葉町が始めたのが、ふるさとを強く意識させる独自の教育です。
特産のゆずや伝統の太鼓など、ふるさとの魅力を子どもたちに伝え、離れていても町を忘れずにいてもらおうというねらいです。
さらに将来ふるさとで暮らすために、放射線について正しい知識を教える授業も行っています。
日常生活でどこに注意したらいいのか、具体的な方法を教えます。
町はこうした地道な取り組みを続けていくことが、町そのものの存続にもつながると考えています。
笠原さん、地域を再建するうえで、子どもたちが戻ってこないというのはこれは深刻ですよね。
実は被災地の学校では、こうしたケースが相次いでいるんです。
この春、いわき市に再開する予定の双葉町の小中学校では、震災前におよそ550人いた子どもが、8人しか戻らない見通しです。
それだけですか。
岩手や宮城でも震災の影響で被災地から転出する子どもは相次いでいて、統廃合によって15の学校がなくなりました。
今後、地域の復興には子どもたちの力というのは欠かせません。
子どもたちが安心して暮らせる環境を再建することが、地域を復興させるための要ではないかと感じました。
ここまで、被災地の学校の再建についてお伝えしました。
被災地では、人口の流出で、高齢者の比率の増加という課題も生まれています。
残された高齢者にとって、日々の生活で大きな問題になっているのが買い物です。
地域の多くの商店が被害を受けたためです。
こうした中で、重要性を増しているのが、コンビニエンスストアです。
高齢化の進む地域で、そのニーズに対応する新たなビジネスモデルを掲げ、今、売り上げを大きく伸ばしています。
死者・行方不明者が2000人余りに上った、岩手県陸前高田市。
震災後、仕事などを求めて地域を離れる人が増えたため、65歳以上の高齢者が占める割合は34%に達しています。
この町で売り上げを震災前の2倍近くに増やしているローソンの店舗です。
地域の商店がほとんど津波で流され、高齢者にとって、買い物が不便になっていたため、そのニーズに応える店作りを行ってきました。
自宅で料理したいという声が高齢者から多く寄せられたことから、生鮮食品を大幅に増やしました。
調味料の品ぞろえも、同じ規模の店の2倍以上に増やしました。
大人用のおむつなど、日用品も高齢者の暮らしに合わせて見直しています。
このコンビニチェーンが、次に被災地に導入したいと考えているモデル店舗が、広島県にあります。
実に人口の44%が高齢者という神石高原町です。
ここに全国で初めて、自治体とコンビニが連携して作った店舗があります。
このコンビニでは、移動販売でこれまでにない取り組みを始めました。
町の中心から離れた集落を週に2回、回っています。
その際、住民の安否確認も行います。
役場が指定した家を訪ね、様子をきめ細かく報告します。
町では、今後、住民票の交付など、行政の窓口業務を委託することも検討しています。
コンビニチェーンでは、高齢化が進む被災地でも、こうした取り組みが必要になると見ています。
コンビニの競争が激化する中、高齢者のニーズに応えるビジネスモデルで利用者のすそ野を広げていこうとしています。
被災地に、よりスーパーに近い品ぞろえの店舗の出店や、移動販売を行う車の導入は、セブンーイレブンやファミリーマートでも始めています。
高齢化や人口減少といった被災地が抱える課題は、20年から30年先の日本社会全体の課題を先取りしているともいわれています。
被災地のニーズに応えることで、新たなビジネスモデルを確立しようという企業の取り組みが広がっています。
さて、働く人たちの給料は上がるのでしょうか。
春闘はきょう、最大のヤマ場の集中回答日を迎え、大手企業の経営側から労働組合に一斉に回答が示されます。
安倍政権が経済界に対し、繰り返し賃上げを要請する中、行われていることしの春闘。
消費税率の引き上げを来月に控え、基本給を一律に引き上げるベースアップを含め、賃上げの動きがどこまで広がるかが焦点です。
経営側はきょう、どのような回答を示すのでしょうか。
経済部の永野記者です。
永野さん、交渉が事実上、妥結したところも出ていますが、ここまでの状況はどうなっていますか。
リーマンショック以降、賃金の水準を維持するだけでも精いっぱいだった企業ですけれども、ことしは一転しまして、ベースアップに相次いで踏み切っているんです。
これまでの春闘とはまさにその景色が一変したといえると思います。
では、業界ごとに見ていきましょう。
まずは自動車からですね。
春闘の相場作りに大きな影響力を持つトヨタは2700円。
要求額には届かなかったんですけれども、平成14年以降では、最高の水準なんですね。
日産は満額回答でした。
ただ、一部のメーカーでは、まだ決着、交渉が決着していませんで、きょうもベースアップを巡ってぎりぎりの交渉が続けられます。
続いて電機の状況、どうでしょうか?
ご覧の主要な6社が2000円の賃上げを回答する方針を決めました。
これも平成10年以降で最も高い水準になります。
そして流通もベースアップが相次いでいますね。
そうですね。
今回の春闘の特徴といえると思うんですが、円安の影響を受けている製造業だけではなくて、流通業界にもベースアップの動きが広がっています。
永野さん、そもそもベースアップというのは、将来的に企業の負担が増えるわけですから、経営側はこれまでベースアップに慎重な姿勢でしたよね。
これがなぜ、こう相次いでいることになっているんでしょうか。
そうですね。
政府による賃上げの要請が、経営者の背中を押すきっかけになったということだと思います。
私は今回の春闘では、電機業界の取材を担当したんですけれども、経営側は交渉の終盤になるまでベースアップに慎重な姿勢を崩しませんでした。
企業の業績が回復傾向にあるとはいっても、厳しさを増す海外メーカーとの競争を勝ち抜くために、ここでコスト削減の手綱を緩めたくないという経営者の本音があったように思います。
ただ、ことしの春闘は、政府が経済界に賃上げを求めるなど、大きな注目を集めました。
組合側も強気の姿勢に出る中で、各メーカーは経済の好循環に貢献する必要があるとしまして、次第にベースアップ容認へと傾いていったんです。
経営側の一人は、本来賃金というのは、業績や物価などを考慮して決めるんだけれども、ことしの春闘は理屈ではないんだというふうに、取材に対して話していました。
それだけ異例の展開をたどった春闘だったといえると思います。
そうなんですね。
ではことしの春闘が、経済の好循環が実現するきっかけになるんでしょうか?
そこが大事な点だと思うんですけれども、日本経済は来月の消費税率引き上げで、重要な局面にさしかかります。
だからこそ、ことしの春闘は、景気の先行きにも影響を与える可能性があるという点で、大きな意味を持っているといえると思います。
大手企業ではベースアップを実施するところが相次ぐ見通しなんですけれども、ただ日本の労働者のおよそ7割は、中小企業で働く人たちなんですね。
賃上げの動きが今後、交渉が本格化する中小企業にどこまで波及するのか、また労働者の4割、今や4割近くを占めるとされています、非正規労働者の待遇の改善というのも、課題の一つです。
今の賃上げの動きを一過性のものに終わらせないためにも、民間企業の取り組みももちろんなんですけれども、政府の側も、成長戦略を着実に実行するなど、経済を成長軌道に乗せる具体策が求められると思います。
春闘について経済部の永野記者でした。
では次です。
南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空の旅客機は、今も行方は分かっていません。
マレーシア軍は旅客機が民間のレーダーから消えたあとも、一定時間、飛行を続けていた可能性があると見て、きょうも広い範囲で捜索を続けています。
今月8日、マレーシアから中国の北京に向かっていたマレーシア航空のボーイング777型機は、離陸から50分後に、南シナ海の上空で突然消息を絶ち、4日たった今も行方は分かっていません。
捜索に当たっているマレーシア軍では、軍用レーダーの情報などをもとに分析を進めていますが、その結果、旅客機は民間のレーダーから機影が消えたあとも、方角を変えて一定時間、飛行していた可能性があるということです。
このため、各国の捜索部隊にも協力を求め、南シナ海の海域だけでなく、マレー半島を挟んで西側のアンダマン海やマラッカ海峡でも、捜索態勢を強化したということです。
ところで、アメリカのCIA・中央情報局のブレナン長官は11日、ワシントン市内で行った講演で、テロの可能性について聞かれ、次のように述べました。
一方、国際刑事警察機構のノーブル事務総長は、これまでのところ、テロ組織が関わっている可能性は低いという見方を示しました。
マレーシア政府は各国や国際機関から協力を得ながら、引き続き旅客機の捜索と原因の究明を進めるとしています。
こうした中、マレーシア政府からの支援要請を受け、旅客機の捜索に加わるため、日本政府の国際緊急援助隊の先遣隊がきょう未明、羽田空港を出発しました。
先遣隊のメンバーは、外務省や防衛省、それに海上保安庁などの8人で、現地で支援に向けた調整に当たります。
このうち防衛省は、上空から捜索に当たるため、航空自衛隊のC130輸送機の派遣準備を進めていて、きょうにも小野寺防衛大臣が航空自衛隊の輸送機の部隊に派遣命令を出して、現地に派遣することにしています。
また海上保安庁も、航空機を派遣することにしています。
先遣隊のメンバーは日本時間のきょう昼前、マレーシアのクアラルンプールに到着する予定です。
続いてスポーツ。
まずはソチパラリンピックです。
クロスカントリーとバイアスロンの日本代表、こちら、阿部友里香選手です。
東日本大震災で大きな被害を受けた、岩手県山田町の出身です。
震災からちょうど3年の節目に挑んだレースです。
阿部友里香選手は高校3年生。
ここソチで、初めてのパラリンピック出場を果たしました。
競技を始めたのは3年前。
その直後に東日本大震災が起きました。
自宅は津波で全壊。
進学予定だった高校は避難所になりました。
阿部選手は、スキーを続けたいという思いで、山田町の親元を離れ、盛岡市の高校に進学。
アップ、アップ、アップ!
強豪のスキー部で力をつけ、ソチパラリンピックの日本代表に選ばれました。
応援に駆けつけた父親の達也さんです。
ソチに持ってきたのは、地元山田町の応援の声でした。
阿部選手を励ます山田町の人たちの寄せ書きです。
迎えたレース当日。
阿部選手、得意のクロスカントリーのレースです。
雪が湿って、スキーを滑らせるのが難しいコンディション。
離れていても見守っていたふるさと、山田町の人たちからの声援が後押ししました。
阿部選手の頑張りが伝わってきましたし、ふるさとの皆さんの応援が力になったでしょうね。
そうですね。
阿部選手はきょう、クロスカントリー女子スプリントにも出場する予定です。
岩手の阿部選手、頑張ってください。
さあ、次は大リーグの田中将大投手のキャンプですね。
現地で取材している西堀アナウンサー、そして、大リーグ解説の田口壮さんに伝えてもらいます。
西堀さん。
ヤンキースが練習やオープン戦に使うスタジアムの前に来ています。
現在こちら、夕方の6時半を回ったところなんですが、きょうも気持ちのいいお天気でしたね。
きょうは暑かったです。
ちょっとね、額に汗がにじむくらいの天気でしたが、そんな中できょうの田中投手は、バッターを立たせて、実戦に近い形式での練習を行いました。
田中投手、前回のオープン戦の登板からは、中4日を置いたマウンドでした。
マイナーリーグの打者を相手に、4イニング63球を投げました。
結果はホームラン1本を含むヒット性の当たり3本、三振は9つ奪いました。
田口さん、東京のスタジオの阿部です。
きょうの練習は、どんな狙いがあったんでしょうか?
開幕に向けて、とにかく中4日という登板感覚、登板リズムを、まず体に覚え込ませるということと、開幕に向けて、球数をどんどん、実戦形式で増やしていかないといけないんですね。
その2つのねらいがあったと思います。
中でも三振9つ奪ったんですけれども、特に田中投手の決め球、落ちる球のスプリットで、空振りで奪うという三振が何度も見られましたよね。
連続で三振をスプリットで奪っていくという場面も見られました。
田中投手自身も、練習後に、きょうのスプリットは、いい位置から変化させて落とすことが出来ている球が何球もあったと、歯切れよく答えていたんですね。
田口さんは、田中投手のスプリットの調整、どのようにご覧になりました?
非常にきっちりと進んでいると思いますね。
スプリットという球は、こういうふうに挟みまして、ここから抜いて、ボールを抜いて投げていくんですけれども、前回投げたときは、雨上がりで、非常に湿度の高い日でした。
ですから、スプリットというのは、手が湿ってて、ボールも湿ってて、なかなか手から抜けなくて抜けなくて、下にワンバンしていくような。
手からボールが離れにくかった?
感じだったんですよね。
きょうは非常に天気がよく、ちょっと乾燥してますから、きっちりとボールがすっと抜けて、今までフロリダでキャンプをしてきて、ブルペンで投げてるような感覚で、スプリットが投げられていたので、非常にいい感じだったんじゃないかなと思います。
きょうの練習は確信を持って投げられた、いい練習でしたと、田中投手自身もとっても調整がうまくいっているような時間でしたね。
きょうの場合はマイナーの選手が相手でしたから、彼らの反応を見たのではなくて、本当に自分の感覚でよかったっていうことだと思いますね。
じゃあ、次は中4日開けて、現地の16日の登板戦、オープン戦ということになりますが、ポイントを。
次の登板は、恐らく75球ぐらい投げてきます。
となりますと、今度は調整の進んだ相手のレギュラー陣と2打席、3打席、対戦することになります。
となりますと、今までは自分のことだけを考えて投げてたのが、今度、相手を見ないといけない。
1打席目、抑えたら、打たれたら、次の打席はどう対処していくんだということを考えていかないといけないんですね。
そのへんが次、ゲームを見るポイントになってくるかなと思います。
フロリダ州のタンパから中継でお伝えしました。
田口さん、日焼けしてて、いい天気なんでしょうね。
いい色でしたね。
田中投手、決め球のスプリット、手応え感じているようでした。
次のオープン戦での活躍、期待したいですね。
ここまで田中投手のキャンプ情報についてお伝えしました。
次はウクライナ情勢です。
南部のクリミアでロシアへの編入の賛否を問う住民投票が迫る中、地元議会は、投票後、ウクライナから独立を宣言するとした決議を採択しました。
ロシアへの編入を見据えた動きを強め、欧米寄りの暫定政権との対立が一層深まっています。
ウクライナ南部のクリミア自治共和国の議会は、11日、今月16日の住民投票で、ロシアへの編入に賛成する票が過半数となった場合、ウクライナから独立を宣言し、ロシアに編入を求めるとした決議を、賛成多数で採択しました。
これについて、コンスタンチノフ議長は、われわれは共和国として独立を宣言したあとロシアに編入を求める予定だと述べました。
ロシア軍の黒海艦隊が駐留するセバストポリの市議会も、同じ決議を採択し、現地ではロシア寄りの勢力がロシアへの編入を見据えた動きを強めています。
またクリミアの中心都市、シンフェロポリの空港では、11日、ロシアとの間の航空便以外は、すべて運航停止となり、欧米寄りの暫定政権を支持する人たちが来るのを阻止するねらいがあると見られています。
こうした動きに、ウクライナ暫定政権のヤツェニューク首相は11日、議会の審議でクリミア自治共和国の指導者たちは、ロシア軍を後ろ盾に、違法に権力を得た盗賊の一味だと批判し、双方の対立は一層深まっています。
ウクライナ南部のクリミア自治共和国で、ロシア編入の動きが強まる中、日本政府は、ウクライナの主権と領土の一体性を尊重して平和的な解決を目指すよう働きかけを続けています。
岸田外務大臣は、昨夜、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、ウクライナの暫定政権との直接対話などを働きかけました。
岸田外務大臣は、ウクライナ南部のクリミア自治共和国で、ロシアへの編入の動きが強まり、今月16日に編入の賛否を問う住民投票が予定されていることから、ロシアのラブロフ外相と昨夜、およそ1時間にわたって、電話で会談しました。
この中で岸田大臣は、ウクライナの主権と領土の一体性を損なうべきではなく、力を背景とした現状変更は受け入れられない。
住民投票の実施などを懸念しており、事態の平和的収拾を目指すべきだと述べたうえで、ウクライナの暫定政権との直接対話や、クリミア半島などへの国際監視団の受け入れをロシア側に働きかけました。
これに対しラブロフ外相は、ウクライナの暫定政権には正統性が認められないと述べ、暫定政権との直接対話に否定的な考えを示しました。
電話会談のあと、岸田大臣は記者団に対し、次のように述べました。
また、政府の国家安全保障局の谷内局長は、きょうからロシアを訪問するのを前に、アメリカのライス大統領補佐官や、ドイツのホイスゲン首相顧問らと昨夜、電話で相次いで会談し、ウクライナ情勢を巡って、引き続き緊密に意思疎通を図っていくことを確認しました。
次は早期妥結を目指すTPP・環太平洋パートナーシップ協定です。
日米両政府は、難航している農産物の関税の取り扱いで双方が受け入れ可能な妥協案を見いだすため、11日からワシントンで、事務レベルの協議を再開しました。
2国間の協議は日本側からは大江首席交渉官代理が、アメリカ側からは、通商代表部のカトラー次席代表代行が出席し、11日からワシントンで2日間の日程で始まりました。
先月シンガポールで開かれた、TPPの交渉参加国による閣僚会合では、知的財産の保護など、これまで交渉が難航していた分野で進展が見られました。
しかし、コメや牛肉、豚肉など、農産物5項目の関税の取り扱いを巡り、日本とアメリカの意見の隔たりが埋まらなかったことなどから、大筋合意には至らず、日米両政府は事務レベルで協議を続け、交渉の早期妥結を目指す方針を確認しました。
今回の2日間の協議で日米は、難航している農産物の関税の取り扱いを主な議題に協議を続け双方が受け入れられる妥協点を探ることにしています。
ただ、これまでの日米間の交渉について、カトラー次席代表代行は先週行った講演で、日本の交渉姿勢が慎重で、進展は僅かにとどまっているとして、アメリカの農産物の輸出拡大につながる思い切った自由化の提案を求めていく考えを示しており、厳しい協議が続きそうです。
続いて気象情報です。
きょうは暖かくなる所が多いようですが、東京・渋谷、今はどんな様子でしょうか。
渡辺さん。
こちら現在、このようにすっきりと晴れていまして、日ざしがたっぷり降り注ぐようになってきました。
このために先ほど1時間前に比べますと、ずいぶん体感が変わってきました。
どんどんどんどん気温が上がってまして、もう、マフラーも要らないかなというくらいになってきています。
さあ、このあと西日本、東日本では、ますます気温が上がって、3月下旬から4月並みの春本番の陽気になる所が多くなりそうです。
ではまずはきょうの予想最高気温から見ていきましょう。
北陸、関東から九州にかけて、きのうよりぐーんと5度前後高くなる所が多く、15度以上で、福岡、19度まで上がりそうです。
春本番の暖かさですが、花粉症の方は万全の対策をしてお出かけください。
一方、北日本ではきのうと同じぐらいの寒さが続くでしょう。
きょう、広い範囲で気温の上がる原因を天気図で見ていきます。
きょうは日本海から低気圧が進んで、南には高気圧があります。
高気圧から低気圧に向かって暖かい南風が強まって、気温を押し上げるんです。
このため、東日本、西日本では暖かくなりますが、天気はこのあとくずれてきます。
移り変わりを見ていきましょう。
午前中は晴れる所が多いんですが、午後は西日本で雲が広がり、九州、沖縄では雨が降りだします。
そして夜遅くには、近畿や東海、北陸の一部でも、雨が降りだしそうです。
では、きょうの全国の予報です。
青森と北海道も、夜には雪の降る所がありそうです。
秋田や盛岡は日中、雪でしょう。
最後にあす以降の天気です。
けさお伝えしているニュースです。
春闘はきょう、最大のヤマ場の集中回答日を迎え、大手企業の経営側から、労働組合に一斉に回答が示されます。
自動車や電機、それに流通業界などで、基本給を引き上げるベースアップに踏み切る企業が相次ぐ見通しです。
16年前に調査していましたが、改ざんはないとしていました。
補修が必要なレールの放置や、検査データの改ざんが次々と明らかになったJR北海道。
関係者によりますと、16年前の平成10年に労働組合からデータの改ざんが行なわれていると指摘され、社内調査が実施されましたが、現場責任者に聞き取りをしただけで、改ざんはないと結論づけていたことが分かりました。
調査の対象には、一連の問題でデータの改ざんが確認された部署が複数含まれていたということです。
JR北海道は事実関係を認めたうえで、当時としては適切な調査だったと考えているとコメントしています。
では為替と株の値動きです。
2014/03/12(水) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▽震災3年・被災地は 進まぬ学校再建の課題 役割が変わるコンビニ▽春闘きょう集中回答 焦点のベースアップは

詳細情報
番組内容
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】渡辺蘭
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
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