(テーマ音楽)
(江守徹)最初に地球上に存在した巨大大陸は今から1億8,000万年前ごろから分裂し始めたと考えられています。
オーストラリア大陸がつくられそこからさらに孤立したのがタスマニア島です。
氷河が削り出した切り立った地形。
それを覆う原生林には太古の森の面影が残されています。
海に隔てられてここでは原始的な動物が生き残り独自の進化を遂げました。
これはハリモグラ。
長い先をアリの巣穴に差し入れてアリを食べます。
卵を産み母乳で育てるという変わり者です。
こちらはカモ?…いえいえ。
カモのようなクチバシを持つカモノハシです。
ハリモグラと同じように卵を産んで母乳で育てるほ乳類の仲間です。
前足の水かきで泳ぐのが得意ですがツメもあって歩くこともできます。
森に夜が訪れようとしています。
夜行性動物の出番です。
これはヒメウォンバット。
おなかが膨らんでいるのが分かりますか?カンガルーのようにおなかの袋で子供を育てる有袋類です。
おっ子供が顔をのぞかせました。
手も出てきました。
あぁいや〜足かな?なめていますね。
ヒメウォンバットは子供が6か月になるまで袋の中で育てます。
うん?少し恐ろしげなものが現れました。
そう。
その名も悪魔タスマニアデビルです。
この島の有袋類は15種類を数えますが肉食はタスマニアデビルだけ。
世界でもここにしかいません。
「デビル」という恐ろしげな名前がついたのは死んだ動物の肉を食べるからです。
しかし実は動きが鈍くて生きた動物は捕らえられないのです。
やれやれケンカが始まりました。
世界でここにしかいない仲間なんだから仲よくしなきゃだめだよ。
タスマニアの驚異の野生は水の中にもあります。
ここは世界に類を見ない赤い海。
海底には不思議な世界が広がっています。
普通なら水深200mを超える深い海にいる生物がわずか5mの浅瀬に住んでいるのです。
水が赤いのは入り江の周囲に生える草にタンニンという成分が含まれそれが流れ込んでいるためです。
赤い色が太陽の光を遮り浅い海底がさながら深海のように真っ暗になっています。
とても珍しい深海魚もここにいました。
海底を歩くのはホウボウの仲間です。
こうした深海の生き物が浅瀬にいることが分かったのはつい最近のことです。
タスマニアの原生地帯。
そこには私たちがまだ知らない驚くべき野生の世界が広がっているのです。
2014/03/12(水) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「タスマニア原生地帯〜オーストラリア〜」[字]
驚異の野生 ▽複合遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
驚異の野生 ▽複合遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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